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東京新聞の女性記者が11月9日午前の菅官房長官会見で「まずですねぇ、事実に基づいて質問して欲しい」と苦言を呈される場面がありました。

菅「まずですねぇ、事実に基づいて質問して欲しいと思います」

これは女性記者が「イバンカ基金」について質問した際、その供出額について「57億円?57億ドル?」と金額まであやふやだった上に、「イバンカさんのイバンカ基金」と発言したことに対し菅官房長官が不快そうに答え「全く質問の趣旨が違う」と一蹴していたというもの。

約15分間の会見の最後で女性記者は5分程の間に4回の質問を連発。2問目の質問が終わった段階で「次の日程御座いますので御協力をお願い致します」とアナウンスが流れましたが質問を続けたため「今手を挙げている方1問でお願いします」と制限され、それ以外にも2度「簡潔にお願いします」と注意を受けながらの質疑応答でした。

まず内閣府が11月8日に公文書管理委員会に対し示した公文書管理に関するガイドライン見直し案について「政府としてのガイドラインに対する決意をお聞きしたい」と求めた女性記者は、菅官房長官から「審議中」としてこれを退けられましたがおおまかなガイドラインは出てきたのだからと譲らず「今後どのような姿勢で公文書の管理に望んでいきたいと思うのか、ここら辺をもう一度」と再度迫ります。

しかし菅官房長官から「審議中だから政府としてのコメントは控えたい」と繰り返されると今度は防衛装備品やイバンカ基金への拠出を持ち出して教育費問題と絡めて政府に批判的な立場から追及を図る方針に切り替え。

防衛装備品の米国からの購入額が急増している一方で選挙公約だった教育の無償化について自民党内から逆行するような発言も出始めている、防衛装備品の購入額が更に増えることによって教育費に充てられる資金が削られていく現状について見解を、と答弁を求めましたが、功を奏さず菅官房長官からは「全く別問題」と退けられてしまいます。

すると最後、4問目の質問でイバンカ基金を持ち出して再び「教育無償化に財源を充てる以上にイバンカ基金や防衛装備品のさらなる拡大が必要だという意見なのか」と尋ねましたが、基金への供出額について「57億…えー、円でしたっけ?えーと57億ドル?57億円。かなりの金額が」と曖昧だったことや「イバンカ基金」という表現を用いていたためか菅官房長官からは「まずですねぇ、事実に基づいて質問して欲しい」と注意され、基金の成り立ちと性格を説明された上で「全く質問の趣旨が違う」と眉をひそめられていました。
女性記者と菅官房長官の発言

記者「あの、別個の問題と申しましても例えばですね、イバンカさんのイバンカ基金という世銀が設立した基金に関しても、57億…えー、円でしたっけ?えーと57億ドル?57億円。かなりの金額が、確か費やされるとお話が出ました。ここを見ましても、本来、やはり充てるべき国内の教育費の無償化に対する予算が、ある意味削られてでも、そういうものに出すというように、やはり見受けられるんですが、この点に関しては、政府としては、えー、無償化に財源を充てる以上に、やっぱりイバンカ基金、そして防衛装備品の更なる拡大ということが必要だというようなご意見なのかどうかお聞かせ下さい」

菅「(不快そうに)まずですねぇ、事実に基づいて質問して欲しいと思います。イバンカ基金なんかありませんよ。もともとはこれ、G7の中で、えー、サミットの中で世銀と各国が立ち上げてる女性起業基金でありますから、それは各国と同じような形で供出するだけですから。全く質問の趣旨が違うというふうに思います」


参考
東京新聞・望月衣塑子「金正恩委員長の要求に応えろ」 佐藤正久「皆さん、この記事を読んでどう思われますか?悪いのは北朝鮮です」 [無断転載禁止]©2ch.net
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1504277662/