https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171018-00000552-san-oki

自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は18日、沖縄県入りし、沖縄1、4区の
党公認候補者を応援するために那覇市と南風原(はえばる)町でそれぞれ
マイクを握った。

小泉氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げる
「オール沖縄」勢力を念頭に「物事に反対することは簡単だが、形にするのは
簡単ではない」と指摘した。その上で「私たち(自公政権)は一つ一つ形に
していくことを諦めず、ぶれずに真っ直ぐ、その道を進んでいきたい」と述べ、
普天間飛行場の危険性除去や基地負担軽減のために辺野古移設を実現させる
考えを示した。

また「8年前に何があったか思い出してもらいたい。民主党政権は沖縄県の皆さんに
『最低でも県外、目指すは国外』と言ったが、一体何が起きたのか。日米関係が悪化し、
いま自公政権が進めているほど基地負担軽減は実行されなかった」と強調。
「(辺野古移設は)一つ一つ(基地負担軽減の)形として沖縄県の皆さんの手の中に
届けられるのは何かを真摯に考えてきた結果だ」と理解を求めた。

11日に東村高江で米軍ヘリコプターが炎上した事故に触れ、「自公政権に戻って
日米関係は間違いなく良くなっているが、情報提供や連携の在り方を見ていると
私たちがやらなければならないことがまだある」と訴えた。

沖縄1、4区は、自民党候補者と「オール沖縄」勢力の支持候補者が激戦を
繰り広げている。選挙戦終盤で自民党は、両区を含む49選挙区を「重点区」に据え、
知名度の高い幹部クラスを応援弁士として集中投入している。