https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00010003-bfj-pol

「立憲民主党」(枝野幸男代表)のTwitterが急成長している。設立から2日で10万フォロワーを越え、自民党を抜いて政党1位に躍り出た。これに対し、「(立憲民主党は)フォロワーをカネで買っているのではないか」という疑惑が、ネット上で拡散している。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

BuzzFeedが実施している衆院選にまつわる情報の検証企画の第2弾として、この疑惑を調べた。

結論から言うと、この疑惑には根拠がない。
開設直後からの急成長

立憲民主党は、結党会見直後の10月2日にTwitterアカウントを開設した。選挙までに10万人超に増やすのが目標だったという。

すぐに古巣の民進党(約2万4千)を抜き去り、15日午前0時半前には、自民党(約11万2千)を越えて政党1位に。ネットの特性を掴んだその手法が、国内外のメディアに報じられるほど注目された。

まとめサイト「フォロワー買っちゃった?」

この急成長に、いわゆる「まとめサイト」などが疑いの目を向けた。フォロワーを「買ったのではないか」「水増ししたのではないか」などという見方だ。

「アノニマスポスト」は10月4日、こんな見出しの記事を掲載した。

立憲民主党のTwitterフォロワーが2日で10万超えで自民党に迫る勢いも、そのほとんどとが幽霊フォロワーだと判明〜ネットの反応「フォロワー買っちゃった?」「こんな一瞬でバレるような工作して… 必死過ぎるだろ……」


anonymous-post.com
この記事は、別のまとめサイト「ゴゴ通信」の記事「立憲民主党のフォロワー数が10万超えで自民党の11万フォロワーに迫る勢い! ほとんどとフォロワーが活動せず」をまるまる引用したものだ。

引用元の記事には、こう書かれている。

「立憲民主党のフォロワーを見てみたところかなり多くのフォロワーが幽霊アカウントだと言うことが判明。アイコンも初期のままで、「まだツイートしていません」と1つもツイートしていない人もかなり多い。
それどころかTwitterのアカウント名も何の意味もなさない英数字の羅列だったりする人もかなり見られる」
さらにアノニマスポストは、「ゴゴ通信」の引用に「バレバレのフォロワー買いとか、やることが古いな…」「安い業者に頼んだな」などという「ネットユーザー」の反応を加筆している。

計測ツール「BuzzSumo」で調べたところ、このアノニマスポストの記事は、10月6日午後5時現在、計5450近くのシェアを獲得するほど拡散している。

作家の百田尚樹氏が「どこかの業者に頼んでフォロワーをかき集めたのだろう」と引用ツイートしたことなどが、そのきっかけになっている。

”聞くところによると、中国の業者は格安で幽霊フォロワーを集めてくれるらしい。
それはともかく、どこかの業者に頼んでフォロワーをかき集めたのだろうが、そうやって金で票を集めるという姿勢に、立憲民主党の本質が見える。”

同様の内容は、その他のまとめサイトや、「NAVERまとめ」「Togetterまとめ」にも散見された。

フォロワーを販売している業者が存在していることは事実だ。立憲民主党は本当にフォロワーを買ったのか。

以下ソース