産経 【阿比留瑠比の極言御免】 2017.9.28 01:00
http://www.sankei.com/premium/news/170928/prm1709280008-n1.html

 「しがらみのない政治をつくり上げる」「しがらみのない改革を大胆に行っていかなければならない」

 小池百合子東京都知事は27日、自らが代表を務める国政新党「希望の党」の設立記者会見で「しがらみのない」と8度連呼した。代表就任を表明した25日の記者会見でも何度も「しがらみ」を否定し、それが小池氏の目指す政治の方向性であることは間違いない。

 辞書を引くと、しがらみとは「せきとめるもの、まといつくもの」とある。確かに加計学園の獣医学部新設に対し、既得権益を守りたい業界団体や文部科学省が頑強に抵抗したことをみても、しがらみにがんじがらめでは改革は進まない。

 ただ、それを小池氏があまり強調すると違和感を覚える。しがらみのない政治は、ゆき過ぎると「情のない政治」に堕すのではないか。民進党というしがらみの塊を新党に受け入れて、何がしたいのか。

 有権者の代表である政治家は、誰しも一定の利益団体やある種の政治傾向を持つ支持者らを持つ。そうした立場の異なる政治家同士の切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)や駆け引きと妥協が政治だといえる。だがそれにしても、小池氏は言行不一致ではないか。


参考)
★★★産経新聞社政治部編集委員 阿比留瑠比氏デマ敗訴例★★★
■2017.7.10
産経新聞・阿比留瑠比編集委員に裁判所が名誉毀損で賠償命令 民進党・小西洋之参院議員の訴え認める→確定

■2013.3.22
産経新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、辻元清美衆院議員(52)が同社などに3300万円の損害賠償などを求めた訴訟で、
東京地裁(斎藤清文裁判長)は22日、名誉毀損(きそん)の成立を認めて80万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

★★★株主からも苦情★★★
■2017.7.5
ある女性株主は「産経の阿比留瑠比氏は2011年、民進党・辻元清美衆議院議員への名誉毀損裁判で敗訴した。そして、今年4月には民進党・小西洋之参議院議員への名誉毀損で敗訴が確定した。いずれも全く取材せずに噂話を記事にしたもので、どうしてこのような人物を論説委員にしておくのか」と、産経新聞の捏造体質を痛烈に批判した。
低迷フジテレビ株主総会で暴露された「特異な企業体質」より
https://myjitsu.jp/archives/25590