河野洋平元衆院議長は20日、東京都内の日本記者クラブで講演し、臨時国会冒頭での衆院解散について、「安倍首相は(加計かけ学園問題などを)丁寧に説明すると言ってきたのに、一度も丁寧な説明をしないで冒頭で解散する。私には理解できない」と述べ、首相の姿勢を批判した。

 民進党など野党4党は6月、加計学園などを巡る政府の説明を求め、憲法53条に基づいて臨時国会召集を要求した。河野氏は「要求された臨時国会をずっと開かず、ここに来て国会を開いて冒頭に解散する。(首相は)議会制民主主義の本旨を踏まえてほしい」と苦言を呈した。

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