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代表選に立候補している前原誠司議員が、民進党が批判ばかりと思われている現状を改善するための対案路線を周知徹底する方法として「Twitterで内容を紹介する」と少々不安を感じさせる発言を行っています。

9月1日に民進党の臨時党大会が開催される予定となっているなど新代表選出が迫る中、前原議員は8月31日、Twitterで寄せられた支持者からの意見や質問にひとつひとつ丁寧に答え、自らの考えを説明しています。

そんな中、ある支持者から「与党の足を引っ張るのではなく忌憚のない反対意見を」と、批判と反対ばかりと見られている民進党の現状を変えて欲しいとの声が寄せられると前原議員は「ヒステリックにならないように」「提案型で冷静に」など同様の意見が他にも寄せられていると明かし、「しっかり意識します」と答えていました。

すると別の支持者から「蓮舫代表も最初は似たようなことを言っていたが結局終始批判だけで終わってしまった印象だ」と民進党苦境の大きな原因のひとつである蓮舫代表と同じ轍を踏まないよう求める声。

前原議員はこれに対し、「蓮舫さんは一生懸命に対案を示していました」と庇う姿勢は見せながらも「目立たなかったことは否定できません」と功を奏していなかったことを認め、その上で自身が繰り返さないための工夫として「ツイッターで内容をご紹介するとか」と語っているのです。

前原「蓮舫さんは一生懸命に対案を示していましたが、それが目立たなかったことは否定できません。対案を提出したら、私や党のツイッターで内容をご紹介するとか、情報発信の工夫も必要ですね。激励ありがとうございます。(誠)」

前原議員は8月28日の討論集会で同様の問題を解決する策として広報の強化を訴えていましたが、検索エンジンで民進党の悪口を「下にやる」と同時に好意的な評価が「上に来る」よう対策する、などと語り疑問の声が出たばかり(関連記事参照)。

有権者の間に根付いている「民進党は批判と反対ばかり」「政権の足を引っ張ってばかり」という印象を改善するための方法が検索エンジン対策やTwitterによる告知など表面的な手段以外に聞こえてこない点を少々不安を感じる人も少なくなさそうです。