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民進党の菅直人元首相が8月23日にブログを更新し、注目を集めている「小池新党」との協力について条件を出した上で「これを守ると明言すれば連携してもいい」と上から目線とも思える形で語っています(画像は菅直人議員のブログより)。

菅元首相は「民進党代表選と小池新党」というタイトルで記事を公開、「民進党代表選でも小池新党との関係が大きな争点になっている」としながらも「小池都知事の考えがはっきりしないために、議論が空回りしている」と指摘。その上でこう述べています。

菅「小池さんが原発ゼロと、憲法について立憲主義の原則を守ると明言すれば、民進党は小池新党と連携してもいいと考えている。」

政党としては政策面での一致は協力関係構築に当たっての大前提であるとは言えるものの、都議選で都民ファーストの会に惨敗を喫した上に、蓮舫代表が辞任に追い込まれるなど解党的危機とも言われる民進党にしては「これを守れば連携してやってもいい」とばかりの随分な上から目線に感じられる菅元首相の発言ですが、現状認識力が不足しているのではないかと思える人物は他にも見られています。

岡田克也前代表で、こちらは8月22日にブログで野党共闘について考えを述べていますが、「野党第一党としての矜持を持って」としてこのように綴っているのです。

岡田「野党第一党として、圧倒的に大きい民進党です。各地域にそれぞれ組織も持ち、実績もあります。そのことを十分に自覚して、右往左往することなく、野党第一党としてのリーダーシップを発揮して、他の野党との関係を形作っていくことが重要だと思います。」

政権を担うことが出来た黄金時代をいまだに引きずっているかのような姿を露呈した2人の「重鎮」の存在は民進党の党勢回復を願う人々にとってどのように受け止められているのでしょうか。