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東京新聞の望月衣塑子記者による官房長官会見での質問。

ジャーナリストとして水準に達しているのかと疑問に思う質問があまりに多い。

週刊誌や他のメディアの情報をもとに質問をしているが、これは素人でも出来る質問。

私もジャーナリストとして数々の記者会見に出席してきたが、こういう記者は必ずいる。レベルが低い。

「こういう話があるが」と聞く場合はあるが、あくまで自分で裏付け取材をした上で、情報源の秘匿が必要であったり最後の一部分だけ詰めきれない時に使う質問の仕方。

この文春オンラインのインタビューでも望月記者は思い込みが多い。しっかり調査報道すべきものを、「きっとそうだ」はジャーナリズムではない。

望月記者は記者経験がそれなりにあるわけだが、これまで記者として何をやってきたのだろうか。今のようなことの繰り返しだったのだろうか。

ジャーナリズム全体がこの程度と思われてしまうとすれば悲しいこと。

ただ、あくまで質問は自由であり、聞かれたほうは真摯に質問に答える必要がある。しかし質問時間は無尽蔵にあるわけでなく、他の記者も質問がある。

だからこそ、質問にもクオリティーが求められる。それがジャーナリストとしての気概ではないだろうか。

『私が菅官房長官に「大きな声」で質問する理由 東京新聞・望月衣塑子記者インタビュー#1』(文春オンライン)