安倍首相が破れかぶれで解散・総選挙に打って出るのではないかという臆測が流れ始めている。
永田町で囁かれているのは、8月3日の内閣改造でイメージを刷新し、その勢いで解散に踏み切るというシナリオだ。

 「これ以上、支持率が下落して、総理の退陣論が公然と語られるようになる前にやってしまった方がいい。
党内の安倍降ろしを封じるには、解散権を行使するのが一番なのです。民進党はガタガタだし、野党共闘の準備も進んでいない。
今なら、年内にもできるといわれている『小池新党』の国政進出も間に合いません。政権批判の受け皿がないのだから、
選挙をやっても自民党は負けませんよ。30議席くらいなら、減らしたってかまわない。
逆に、来年になれば追い込まれ型の解散になって惨敗しかねません。」(自民党関係者)

 政権浮揚の材料が内閣改造くらいしかないのは確かだが、安倍首相自身が国民から不信感を抱かれているのが現状だ。
普通に考えれば解散なんて打てる状況ではないのだが、野党の選挙担当者はこう言って警戒する。

 「内閣改造でも支持率が上がらなければ、解散の可能性はむしろ高まるのではないか。
局面を打破するには、もはや解散・総選挙しかないからです。争点は『安倍内閣を信じるかどうか』でも何でもいい。
勝ってしまえば、権力基盤が強化され、また好き放題できる。加計問題も『国民の信を得た』と言ってリセットできますからね」

 疑惑や失態をチャラにするための“ちゃぶ台返し解散”というわけだ。

 (※詳細・全文は引用元へ→ 日刊ゲンダイ 7月23日 )
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210006/1