自民党の林芳正元農林水産相は産経新聞のインタビューで、来年の党総裁選に向けて、
自身が所属する宏池会(岸田派)会長の岸田文雄外相の出馬について、岸田氏本人の意向次第としつつも
「互いに切磋琢磨(せっさたくま)するのは悪いことではない」と期待感をにじませた。

また、「謙虚さ、丁寧さ」が宏池会の伝統だとして、安倍晋三首相の「1強」体制を牽制(けんせい)した。

2日の東京都議選の自民党惨敗の敗因として、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題をめぐり政府の対応が後手に回ったことを挙げた。

宏池会は今年創立60周年を迎えました。池田勇人元首相の「所得倍増計画」、大平正芳元首相の「田園都市構想」、
宮沢喜一元首相の「資産倍増論」など、宏池会の先輩方は時代の半歩先を見据え、夢物語ではない実現可能な社会の全体像を示してきた。
われわれも基本的なあるべき社会の姿を示していかなければなりません。

 一方で謙虚さ、丁寧さが大切です。大平元首相がよくおっしゃっていた言葉で「政(まつりごと)は小鮮(しょうせん)を烹(に)るがごとく」という中国の古典がある。
政治を行うにあたっては小魚を煮るがごとくゆっくり崩さないように丁寧にやるという意味で、これが宏池会の「伝統」だったと思っています。

(記事全文は以下ソースで)
http://www.sankei.com/politics/news/170712/plt1707120014-n1.html