豊田真由子衆院議員(42)の元政策秘書の男性が埼玉県警に被害届を出した問題。地元・埼玉4区の支援者らは、豊田氏や離党届が提出された自民党本部の説明が行われないため対応に苦慮している。

 自民党籍のある新座市議によると、市内の支援者から「豊田さんのポスターをはがしたい」と依頼されても、豊田氏または同氏の事務所の確認を取らなくては外せず、4区の支部員や支援者が自らはがすことはできないという。市議は「問題が発覚後、豊田議員がどこにいるかも分からず、地元の支援者で本人と接触したという人の話は聞いていない。党本部も県連からも何のジャッジがない中では、立場を考えて本人がどこかのタイミングで説明や謝罪をするべきではないか」と頭を抱える。

 選挙で支援してきた別の同市議は「問題の中身がよく分かっていないので、関係者ともやたらなことは言わないように確認している。豊田氏は地域のことは本当によくやってくれたが、暴言だけは残念で仕方がない。一番迷惑しているのは地元だ」と憤りを隠さない。

 豊田氏の当選当初から後援会長を務める朝霞地区医師会の前会長で、朝霞市の宮戸クリニックの浅野修院長は「報道後に接触はなく、彼女がどういう体調なのか分からず、今は見守るほかない」と言葉少なだった。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/07/08/04_.html