菅官房長官は9日夜、松本防災担当大臣と会談し、今回の豪雨災害の被災地では、これから厳しい暑さが予想され、被災者の健康や衛生状態の悪化が懸念されるとして、避難所での冷房設備の設置などの対応を急ぐことを確認しました。

菅官房長官は9日夜、総理大臣官邸で、今回の豪雨災害の被災地を視察した松本防災担当大臣と会談し、現地では流木が川の橋脚に引っかかったり、町じゅうに散乱したりしていると被害状況の報告を受けました。そして、今後、政府として流木の撤去に全力を挙げることを確認しました。

また、松本大臣が「これから夏場が暑くなってくる。クーラーの設置をはじめ、衛生状態や生活環境を維持するための対応も今からしっかりやっていきたい」と述べたのに対し、菅官房長官も同意し、避難所での冷房設備の設置などの対応を急ぐことも確認しました。

会談のあと、松本大臣は記者団に対し、「避難所の環境整備や今後の生活支援など、被災地の方々が一日も早く安心した生活を取り戻せるよう、政府一体となって自治体と連携して対応していきたい」と述べました。

7月9日 22時29分
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