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女優・平愛梨(32)の弟で、東京都議選の板橋選挙区(定数5)に都民ファーストの会から出馬した平慶翔氏(29)が当選した。小池新党の風に乗った候補者たちに次々と当選確実が出るなか、“アモーレ弟”こと平氏も早期の当確が出ると予想されていた。

 この日はタレントの小島瑠璃子(23)が、テレビ東京の選挙特番「池上彰のニッポンの大問題〜都議選ライブ〜」の中継リポーターとして現場入りした。当確後の平氏にインタビューする予定だったが、予想に反してなかなか当確の吉報は届かず。車で待機していた小島もさすがに待ちくたびれたのか、スタッフと2人で事務所前の牛丼店で「牛あいがけカレー」を食して待ったが、番組終了までに生の声を届けることはできなかった。

 当確が出たのは、午後11時過ぎ。平氏は「都民ファーストへの期待値の大きさだと思う。ボランティアのみなさんも含め、一人ひとりへの声掛けが勝利につながった」と、当選の喜びを語った。

 しかし、都議になった平氏には今後、大きな戦いが待っている。今回の選挙戦では、次々に自民党にスキャンダルが噴出して大逆風となったが、そのひとつが「週刊文春」が報じた下村博文衆議院議員(63)が加計学園から200万円の“闇献金”を受けていたというものだった。

 下村氏は報道後、会見を開いて疑惑を否定。その上で、下村氏の秘書を3年務めた平氏が内部文書を週刊文春に流出させたとし、さらに平氏が事務所のパソコンを持ち出したこと、事務所の金銭を詐取したことなどを認めた上申書まで公開した。

 この日、平氏は“疑惑”について「都民ファーストの本部と相談して対応していきたい」「しっかり具体的な対応をしていきます」などと、従来の主張を繰り返した。

 しかし、下村氏は法的措置も辞さない構えだけに、都議選もつかの間、平氏の戦いはまだまだ続きそうだ。