東京都の小池百合子知事が地域政党「都民ファーストの会」の代表を退くことについて、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事は3日、都民ファーストが小池氏の高い支持率を背景に都議選で圧勝したことに触れ、「小池さんが代表だから票を入れた人たちから見ると、それは違うということになる」と述べた。府庁で記者団の取材に答えた。

松井氏や橋下徹氏は、維新代表と府知事や大阪市長を兼任してきた。松井氏はそうした状況下でも、維新の議員はそれぞれ議員団として活動しており、「そこの意思決定に自分は参加していない」と強調。

「政党代表で首長でも、二元代表は成り立つという証明を大阪でしている。小池さんが別に辞める必要はなかった」と指摘した。

さらに「(政党代表は)『明日辞めます』で辞められるようなポジションじゃない。終わった瞬間辞めることは(都民ファーストの)全員が了解していたのだろう。素晴らしく計算尽くされたものだ。すごい戦略だなと思う」と皮肉った。

http://www.sankei.com/west/news/170704/wst1707040007-n1.html