都議選 ネットでは今後への期待と懸念も
7月3日 15時14分
2日行われた東京都議会議員選挙で、小池知事が率いた都民ファーストの会が圧勝し、自民党が大敗したことを受けて、ソーシャルメディアにはさまざまな意見が投稿されています。
「都民ファーストの会には大胆な政策の実行に期待」、「待機児童対策や保育士の処遇改善、ぜひ超党派で取り組んで頂きたい」などと、今後の取り組みに期待する声が多く寄せられています。

一方、自民党の大敗について、「閣僚や議員の失言などが相次ぎ、国会対応の印象もよくなかった」、「今回の都議選、何が一番の問題って『争点』が無かったことだ。豊洲市場、待機児童、オリンピックなど、どれも争点にならず、自民党の醜聞だけが報じられたので、自民党の引き算の選挙にしかならなかった」などと、稲田防衛大臣の選挙応援での発言や加計学園をめぐる問題などが選挙戦に大きな影響を与えたと指摘する声が多く投稿されていました。

一方で、次のような意見もありました。

「自民党は支持しても都議会自民党の横暴は許せなかった」、「森友学園の問題や稲田防衛大臣が関係したと言われているが違和感がある。自分の中では都議会自民党の幹部の発言などが強力な判断材料だった」と、都議会自民党の影響を指摘する声もありました。

このほか、「都議選の自民党候補で落選した人は年配の人が多く、安倍政権の批判とか関係なく、単純に世代交代に失敗してる」とした意見もありました。

一方、都民ファーストの会が多くの議席を獲得したことについては、「すごい」、「民進党の政権交代を思い出す」といった声が出る一方、「問題はここから都民ファーストの会が知事と議会を監視していけるかどうか。しっかり注視しないと」、「都民ファーストの会は大半が政治未経験者。小池知事は完勝したがもはやここからの都政運営は自民のせいにはできない」などと、小池知事と、知事を支持する勢力が過半数を大きく上回った議会との関係などを懸念する声も投稿されています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170703/k10011040101000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_008