豊田議員の素顔、複数の元秘書が明かす『被害録』 「家族を殺し合わせる洗脳現場のようだった」 (1/3ページ)
2017.7.2
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和装振興議員連盟のメンバーとして和服で国会に登院した豊田真由子衆院議員=平成26年1月24日(酒巻俊介撮影) 和装振興議員連盟のメンバーとして和服で国会に登院した豊田真由子衆院議員=平成26年1月24日(酒巻俊介撮影)

自民党の豊田真由子衆院議員の暴言と暴行が報じられた6月22日、事務所の窓はピンク色のカーテンが閉じられていた=新座市東北(宮野佳幸撮影)
 「自分のしたことは必ず返ってくる」。自民党の豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=が、秘書を叱責するときの常套句だそうだ。なるほど、秘書に対する暴言と暴行で自民党離党に追い込まれた御仁の発言だけあって説得力がある。豊田氏の所業に耐えかねたのか、100人超のスタッフが彼女のもとを去った。そうした豊田事務所の“同窓生”に話を聞くと「ピンクモンスター」と呼ばれるその特異性が浮き彫りになってくる。

都議選

 「この、ハゲ〜っ!」「ち〜が〜う〜だ〜ろ〜!」。もはや説明不要の豊田氏の暴言と暴行は、6月22日発売の週刊新潮が報じ、テレビやインターネットを通じて音声とともに日本列島を駆け巡った。

 自民党はその日のうちに豊田氏に離党届を提出させて、早期幕引きを図ったが、党のイメージダウンは大きい。7月2日投開票の東京都議選で、街頭演説をしている自民党幹部にトラックから「このハゲ」というやじが浴びせられたほどだ。

 6月29日発売の週刊新潮最新号でも、豊田氏を乗せて乗用車を運転していた秘書が道を間違った上に口答えをしたとして、豊田氏が「ふざけやがって!!」「豊田真由子様に向かって、お前のやってることは違うと、言うわけ?」と罵倒する場面など、続報が掲載されている。この秘書は豊田氏の傷害罪や脅迫罪などで刑事告発を検討しており、刑事事件に発展すれば、議員辞職は避けられないというのが永田町の見方だ。

 千葉県船橋市で学習塾を経営する家庭に育った豊田氏は、中高一貫女子校の名門・桜蔭中・高から東大法学部を経て厚生労働省のキャリア官僚となった。永田町でいう「ピカピカの履歴書」をひっさげて平成24年衆院選に落下傘候補として挑み、初当選した。東大在学中には民放のクイズ番組に出演したこともあり、上昇志向と自己顕示欲は強かったようだ。国土交通省に勤める夫とは2人の子供がおり、公私ともうらやむばかりのスーパーエリートだ。

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http://www.zakzak.co.jp/smp/soc/news/170702/soc1707020018-s1.html