8日に投開票が行われた東京都議会議員選挙は、小池百合子都知事が率いる都民ファーストの会と、公明党などを加えた“小池勢力“が過半数を確保、自民党は大敗を喫した。AbemaTVの開票特番『みのもんたのよるバズ!』に出演した自民党の平沢勝栄・衆議院議員は「大惨敗だ」とコメント、政局への影響も示唆した。

 さらに平沢議員は「負けた時には必ず理由がある。最悪の時に行われた。自民党にとって色んな悪い材料が全部出尽くした時にボーンと選挙が行われた。都議会議員の候補者は今回かわいそうだった。要するに、後ろからどんどん鉄砲玉が飛んできた中で戦った。気の毒だな、という気がする」と分析。「1週間前でも(選挙結果は)随分違っていたと思う」と述べ、自民党所属の国会議員による数々の不祥事や、それに伴う各種報道が陣営にとって最悪のタイミングだったとの見方を示した。

 元宮崎県知事の東国原英夫氏は「ラストの1週間に豊田さんとか稲田さんとか、オウンゴールが多かった。東京都の自民党候補の演説を聞いたが、そこで『我々が悪いんじゃない。国政が悪いんだ』と言っていた」と指摘。政治ジャーナリストの細川珠生氏は「オウンゴールも確かにそうだが、小池さんの戦略勝ちというのも非常に感じる。話題の人を話題のところに立てる。このことでどうしても取り上げざるを得ない状況の中で、小池さんの、都民ファーストの候補がだいぶメディアにも取り上げられた」と都民ファーストの会の勝因を分析した。自民党惨敗の原因については「やはり国政が影響した」との見方を示した。(AbeamaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

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