2日に投開票された東京都議選で、民進党は伸び悩む結果になった。
都連会長の松原仁衆院議員が2日深夜に会見し、「民進党が安倍政権の政治の私物化、暴走、腐敗を暴いたと自負している。都議選ではそうした実績が票に結びつかなかった」と分析し、「自民党批判票を都民ファーストに持って行かれてしまった」と嘆いた。

民進党都連の150人の議員のうち3分の1が都民ファーストに移ったという。
こうした「離党ドミノ」など党内のごたつきで支持率は低下した。

「都民ファーストに期待する都民も多いようだが、都民ファーストは自民党を批判していない。受け皿になるのは民進党しかない」と強調。
また豊洲市場移転に関しても「環境基準をしっかりチェックできるのは民進党だけ」と訴えた。

民進党を含めて既存政党への不信感は有権者の間に根強くあると述べ、「解党的な出直しをしていかなければならない」と語った。
ただ本当に解党することではなく、「党内で権力闘争などをせずに団結を強める」ことが必要だとした。

かすかな期待感も口にした。
「これまでは民進党というだけでチラシを受け取ってもらえないほどだったが、一か月半前あたりから潮目が変わり、チラシを受け取ってもらえるようになった」。

また選挙前の報道では議席ゼロとの厳しい予想も出ていたといい、「それに反して善戦している」。
議席が取れなかった小平市や武蔵野市でもかなりの僅差だったと説明した。

大敗した自民党について、馬淵澄夫選挙対策委員長は「安倍政権の『1強独裁』を止めてほしいとの声だと受け止めている」と述べ、引き続き森友・加計学園問題を追及していくとした。

THE PAGE 7/3(月) 5:40
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