2日投開票の東京都議選で時事通信が行った出口調査によると、「支持する政党はない」と答えた無党派層のうち、小池百合子知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」の公認・推薦候補や、選挙協力している公明党候補に投票した人は61.6%に達した。

 無党派層は全体の4割近くを占める。自民党支持層からも20.1%が都民ファースト候補に票が流れた。

 支持政党は、自民が24.0%、都民ファ13.6%、公明8.0%などと続く。支持政党なしが37.2%と最も多く、この票の流れが選挙結果を大きく左右する。無党派層の投票先は、都民ファが37.1%、都民ファ推薦の無所属候補15.1%、公明9.4%と小池氏勢力に集まったのに対して、自民は9.2%にとどまり、大きく水をあける形となった。

 また自民支持層のうち、自民候補に投票したのは64.9%で、組織を固め切れなかったことがうかがえる。

 年代別の投票先を見ると、すべての年代で都民ファが自民を抑えて最も支持を集めた。

 出口調査は都内10選挙区の20投票所で実施。投票を終えた男性707人、女性576人の計1283人から回答を得た。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170702-00000073-jij-pol