麻生副総理兼財務相は1日、東京都世田谷区で行われた都議選の応援演説で、「マスコミの人は言っているだけだ。責任は何も取らない」と述べるなど、独自のメディア批判を展開した。

 麻生氏は「しかも(マスコミ報道の)内容はかなりの部分が間違っている。書かれている本人だからよく分かる。こんなものにお金まで払って読むか」と発言。「結果として新聞は部数が減っている。自分でまいた種じゃないかと、この間、ある新聞社の社長が言った」などと述べた。

 厳しい都議選情勢の中、政府・自民党はマスコミ報道への不満を募らせている。自民党の二階幹事長も6月30日の都議選応援演説で、「私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」と述べていた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170701-OYT1T50095.html