昭恵夫人 安倍家の親族会議で「離婚しない!」と叫ぶ
2017.06.30 16:00
https://www.news-postseven.com/archives/20170630_573652.html

「大麻解禁を主張するのはやめた方がいい」。東京・富ヶ谷にある安倍晋三首相(62才)の私邸。鉄筋コンクリート造りのエレベーター付き3階建ての大豪邸の一室に、安倍家の親族が集まり、緊急の家族会議が行われていた。
 安倍首相は沈痛な面持ちで、冒頭のように妻・昭恵さん(55才)に語りかけた。周囲の親族もウンウンとうなずいて夫に同調する。四面楚歌の昭恵さん。それでも頑として首を縦に振らない。そして、ついに彼女は叫んだ──。
 7月2日に投開票が行われる東京都議選は、安倍自民党にとって絶対に負けられない正念場だ。
「森友学園に続いて、加計学園の問題も飛び出して、内閣支持率は50%を切りました。都議選で負ければ、安倍政権は一気に求心力を失いかねません」(政治ジャーナリスト)
 それでも安倍首相は選挙活動にほとんど姿を見せていない。6月23日の公示日も、週末の24・25日も街頭演説に立たなかった。4年前の都議選では計5日間25か所で演説したのに比べても異常事態だ。
「よほど体調が優れないようなんです。お抱えの医師たちも安倍邸に詰めかけ、持病の潰瘍性大腸炎が悪化したのではと囁かれています。さらに頭が痛いのが、昭恵夫人のことです。総理の体調がピンチなのに、自宅から姿を消してしまったようなんです。総理周辺も“こんなときに昭恵さんはどこに行ったのか”と気を揉んでいますよ」(安倍家に近い政界関係者)

 そもそも夫の窮地のきっかけは昭恵さんだ。森友学園の新設小学校で名誉校長を引き受け、学園側に100万円をコッソリ渡した疑惑はうやむやのまま。その後に炎上した加計学園でも系列の保育施設で名誉園長を務めていて、疑惑の中心にちゃっかりと食い込んでいた。永田町では「安倍首相の腹痛の原因は昭恵夫人によるストレス」とは公然の秘密。
 安倍首相が私邸で腹痛に苦しんでいたと思われる23日、昭恵さんは岐阜市の講演会場に姿を見せ、こう発言して周囲を驚かせた。
「(森友学園問題で)批判はしていただいて結構ですが、こちら側が伝えたいと思っていることもきちんと伝えていただきたい」とメディア報道に不満を漏らしたのだ。
 もう安倍首相も官邸も、昭恵さんの言動についてはアンコントロールのお手上げ状態なのだという。そんな中で開かれたのが、冒頭の“緊急家族会議”だと、政治部記者をはじめ関係者の間で情報が流れている。
 6月11日は安倍首相の母・洋子さんの89才の誕生日だった。首相動静によると、安倍首相は午後4時半過ぎに帰宅。洋子さんのほか、私邸には安倍首相の親族たちも集まり、全員の視線が昭恵さんに向けられていた。
 議題に上がったのが、昭恵さんの「大麻解禁論」だ。昭恵さんはかねてから産業用大麻を守る活動に取り組んでおり、プライベートで大麻草畑を視察することもあった。昨年の小池百合子都知事(64才)との対談(『週刊現代』2016年11月12日号)では、
《日本古来の神とつながる精神性を得るためには、日本製の麻を使う必要があると思うんです。「日本を取り戻す」ことは「大麻を取り戻す」ことだと思っています》
 と熱弁をふるい、小池都知事を驚かせた。