1人区の勝敗カギ=投票率も影響―都議選のポイント
6/30(金) 7:05配信 時事通信
 東京都議選(定数127)の投開票日が7月2日に迫った。

 小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党など知事支持勢力で、過半数の64議席を確保でき
るかどうかが焦点。1人区の勝敗や投票率などがカギを握りそうだ。選挙戦のポイントをまとめた。

 〔1人区〕
 都議選は42選挙区で行われるが、過去を見ると七つの1人区の勝敗が選挙戦全体の傾向を反映しているケースが多い
。2009年の前々回は、当時の民主党の公認候補が5選挙区で当選、都議会第1党に躍り出た。13年の前回は自民が7選挙
区を独占し、第1党に返り咲いた。

 今回は全ての1人区で都民ファーストと自民が対決。「都議会のドン」と呼ばれた実力者で先に引退表明した内田茂
・元自民党都連幹事長と小池知事の代理戦争の構図となった千代田区や、市場移転問題で揺れる築地市場がある中央区
が含まれる。

 〔投票率〕
 投票率の過去最高は1959年の70.13%。過去最低は97年の40.80%。民主党政権が誕生する衆院選の前哨戦となった
前々回は54.49%を記録したが、自民が大勝した前回は過去2番目に低い43.50%だった。投票率が高いと浮動票の獲
得を狙う政党に有利に働き、低いと組織票を持つ政党に有利といわれることから、各党は投票率を注視。小池知事と自
民の対決がクローズアップされる今回は前回を上回ると各党はみている。

 〔女性議員〕
 今回立候補した259人のうち女性は65人。前回の53人を上回り過去最多を更新した。女性都議は25人で、初の女性都
知事が誕生した昨年に続き、女性都議がさらに増えるかどうかも注目だ。 
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