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奥州選挙区選出の県議会議員、渡辺幸貫氏が29日、記者会見を開き、認知症の妻の介護を理由に近く議員を辞職する意向を明らかにしました。
渡辺幸貫氏は奥州市出身の70歳。
平成3年の県議会議員選挙で初当選して以来6回当選し、県議会議長も務めました。
渡辺氏は29日開いた会見で2人暮らしの70歳の妻の認知症が進行していることを明らかにし、「介護に専念するため任期半ばで議員を辞職する」と述べました。
そのうえで、渡辺氏は、「認知症の介護は難しく、早めに寄り添うことが大切だと感じた。議員として県内で、認知症を支える家族の苦しさや1人暮らしで症状が進み弱っていく人がいることをもっと訴えたかったが、認知症の介護をしながら仕事をすることは本当に難しいと思う」と述べました。
渡辺氏は、近く議長に対し「辞職願」を提出する予定で、議会の承認を得たあと、正式に辞職することになります。
この辞職に伴う県議会議員の補欠選挙は行われません。