http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033641000.html

モンゴルの選挙管理委員会は大統領選挙の決選投票を来月9日に行うと発表していましたが、国民的なスポーツの祭典「ナーダム」の直前で投票率が下がる可能性があると最大野党から指摘を受け、投票日を来月7日に早めることを決めました。

26日に行われたモンゴルの大統領選挙は3人の候補者のいずれも得票が過半数に届かなかったため、選挙管理委員会は法律にしたがって上位2人による決選投票を来月9日に行うと発表しました。

ところが得票率がトップだった最大野党の陣営が、来月9日だと相撲や競馬などの腕前を競う「ナーダム」と呼ばれる国民的なスポーツの祭典の直前に当たり投票率が下がる可能性があると指摘し、投票日の変更を求めました。

これを受けて選挙管理委員会は28日、大統領選挙の決選投票を来月7日に早めることを決めました。
決選投票は、閣僚経験者で最大野党・民主党のバトトルガ氏と、国会にあたる国家大会議の議長を務める与党・人民党のエンフボルド氏の間で争われ、政府が進める財政緊縮策や経済の成長戦略などが争点となっています。