自民党憲法改正推進本部の顧問を務める高村正彦副総裁は28日、
時事通信のインタビューに応じ、憲法改正について、
安倍晋三首相(党総裁)が自民党案の年内国会提出を目指す意向を表明したことを踏まえ、
9月にもたたき台を策定する考えを明らかにした。

推進本部は8月初旬までに、憲法9条に自衛隊の根拠規定を明記することなど4項目の議論を一巡させる。
高村氏は「(議論が2巡目に入る)9月以降は、それぞれの項目で執行役員会のたたき台の
ようなものが出来ている方がいい」と語った。

首相が当初予定を前倒しして、今秋召集が想定される臨時国会に自民党案を提出する意向を示したことに関し、
高村氏は「少しでも(長い時間)衆参憲法審査会で丁寧な議論をしようという意図だ」と説明。

党内議論を加速させるため、推進本部の開催を
「週1回の予定だったのを週2回にする」などの対応策を講じる意向を示した。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800881&;g=pol