自民党の二階俊博幹事長と古屋圭司選対委員長は28日、前日に続き、
衆院選の「一票の格差」是正で定数1減となる県の党関係者と面会した。

この日は6県のうち青森、熊本、鹿児島の3県連幹部から意見聴取し、
各県連とも選挙区から外れる候補の比例代表での優遇を求めた。

全5選挙区に現職を抱える熊本県連は定数1減に伴い、4区の園田博之氏が比例に回ることを念頭に調整している。
75歳の園田氏は内規で定める比例の「73歳定年制」に抵触するため、例外措置を求めた。
県連によると、二階氏は「意向は大事にする」と応じた。

鹿児島県連は、3区が地盤の宮路拓馬氏を比例九州の名簿上位に置くよう求めた。
青森県連は選挙ごとに選挙区と比例候補を入れ替える「コスタリカ方式」の導入を要請した。
古屋氏は各県連との面会後、記者団に「できるだけ早く対応する必要がある」と述べた。

http://www.sankei.com/politics/news/170628/plt1706280054-n1.html