松本純防災担当相は27日、熊本地震の被災地を視察し、
復興に向けて「中長期的に取り組むべき課題は多い」と述べ、政府として被災地支援を続ける姿勢を強調した。
視察先の熊本県南阿蘇村で記者団に述べた。

松本氏の視察は就任直後の昨年8月以来、2回目。
この日は、校舎が損壊した東海大阿蘇キャンパスや、崩落した阿蘇大橋の復旧状況などを見て回った。

阿蘇キャンパスでは、壁にひびの入った校舎や敷地内を横断するアスファルトの亀裂を一つ一つ確認。
「爪痕が大きく、甚大な被害を肌で感じた」と感想を述べた。

阿蘇大橋では、国土交通省の担当者から、土砂の撤去状況や、橋の復旧方針の説明を受けた。

松本氏は28日に熊本市内で開かれる国と被災自治体の意見交換会に出席。
復旧・復興に向け、課題を話し合う予定だ。

http://www.sankei.com/photo/story/news/170627/sty1706270017-n1.html