法務省は28日、「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」新設を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が
来月11日に施行されるのを前に、適切な運用を求める通達を全国の検察に出したと発表した。

取り調べの録音・録画(可視化)の努力を求めた衆院法務委員会の付帯決議を添付し、
これに留意するよう要請した。

通達は今月23日付。
林真琴刑事局長名で、西川克行検事総長と各高検検事長、各地検検事正宛てに送付された。

「共謀罪」法をめぐっては、捜査当局による恣意(しい)的な運用を不安視する声が根強く、
通達には懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800848&;g=soc