胎内市の吉田和夫市長(72)は27日、市議会6月定例会本会議の一般質問で
「今期限りをもって引退させていただきたい。若い力にバトンタッチをしたい」と語り、
任期満了に伴う次期市長選(9月10日告示、同17日投開票)に4選出馬しないことを正式に表明した。
後継指名はしないとしている。

吉田氏は引退理由を「一身上の都合」とした上で、3期12年を振り返り「一日一日を大切な任期と思い、
市民の安心、安全を守るべく務めてくることができた。果たせなかったことはあるが、心残りはない」と述べた。

次期市長については「若い力がたくさんいる。動向を見極めたい」と後継指名はしない考えを示し、
「行政運営をしっかりできる方に出ていただき、(市政運営を)継続してやっていただきたい」と話した。
天木義人議員の質問に答えた。

吉田氏は議会後、新潟日報社の取材に「今はどこも悪くないが、70歳を超えて次もとなると体調が心配。
それに4選以降は行政面で悪いところがなくても、長いというだけで市民から批判も出てくる」と語った。

吉田氏は旧中条町の職員、教育長を経て、
2005年の合併後初の胎内市長選に旧中条町長との一騎打ちを制して当選。
09、13年は無投票で再選した。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20170628332228.html