自民党の小泉進次郎衆院議員が、「加計学園」問題に緊急参戦した−。

民進党が、国家戦略特区を廃止する法案を提出する方針を固めたことを受けてか、
「国家戦略特区つぶしをしてはいけない」と明言した。

一部のメディアや野党が、前川喜平前文科事務次官の主張を垂れ流していることなどを指したのか、
「日本にもフェイクニュースは蔓延(まんえん)している」と言い切った。

進次郎氏は1日、日本記者クラブで記者会見した。
憲法改正や少子化対策など、多くの話題が出たが、注目は、安倍晋三首相の友人が
理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる問題への言及だ。

 「(加計学園の)問題ですけど、正直言って情報入手の隙間がない」と切り出し、次のように続けた。

「国家戦略特区つぶしをしてはいけない。規制改革は、徹底的に反対するところは、反対しますよ。
役所だって、死にものぐるいで反対します。役所間の調整では、にっちもさっちもいかないから、
政治判断を含めて突破口を開けていかなければ日本は動かない。
それを否定して、日本の改革スピードは上がるのか。私は国家戦略特区、賛成だ」

民進党は5月31日、国家戦略特区を廃止する法案を提出する方針を固めた。これを意識しているのは間違いない。
「役所だって、死にものぐるいで反対します」という部分は、省益中心で政権に抵抗する官僚への直言に聞こえる。

さらに、進次郎氏は「この問題を見ていて思うのは、やっぱりフェイクニュースの時代ですね」といい、以下のように語った。
「何が本当で、何が嘘か。一連の報道を見ていても、分からない。
そして自分自身も、書かれる立場として、いかにフェイクかとよく分かる。
トランプ米大統領が『フェイクニュース』という言葉をずいぶん有名にしたが、日本にもフェイクニュースは蔓延している」

進次郎氏だけでなく、これまで守勢に立たされていた安倍首相も1日夜、ニッポン放送の番組収録で反撃した。

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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170604/plt1706041000001-n1.htm