――――――
―――

ゆさゆさと、体が揺さぶられているような感じがする。
深く眠りについていたのに、
無理矢理に引き起こされるようなその感覚は少しばかり不快感が募る

――ちゃん。

――――ねぇ―――

引きずり出される意識に絡まった感覚
誰かの声がそれを伝って流れ込んでくる

今はどこにいるのだったか。
何をしているのだったか。

遥「お姉ちゃんっ!」

不鮮明だった声も、意識が覚醒するにつれてはっきりとして、
薄く目を開けて見える寝間着の妹の姿に少しだけ理解が及ぶ。

目覚ましの時間は7時になっている

遥「お姉ちゃん……具合悪いの?」

心配されているようだ


A、自由安価

>>9