彼方「活殺自在な近江彼方の日々」
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
※注意事項
基本的な言動に制約はありませんが、言動の表現は近江彼方に依存します
安価の対象レスのコンマ分だけ、彼方の返答にタイムラグが生じます
例:18:00:00.10 なら 10秒 ピピピピピッ....と、耳になじんだ目覚ましの音が頭に響く
薄く目を開けると二段ベッドの二段目、その底面の木目が見える
時間はまだ朝の6時
今日は月曜日なので、起きて自分と妹の遥ちゃんの朝食とお弁当の用意をする必要がある
A、起きる
B、起きない
C、自由安価(A、B以外の入力)
>>5 タイムラグ:22秒
彼方「……ん」
耳障りになった目覚ましを止めるために伸ばした分、
体からずれてしまった布団を引き上げて、目をつむる
やらなければならないことはいくつかあるはずだけれど……どうにも、そんなことをする気にならない
やるべきなのに。と、
自分の中でうるさい声はするけれど、それだけ。
遥ちゃんがきっと起こしてくれるだろう。
それまではゆっくり眠っていよう……
彼方「……zzz」
目をつむっていると、すぐに眠りが深くなる
やるべきことがあるなんて誰かの声が、嘘かのようにすんなりと。
彼方「ん……zzz」
目覚ましは止まってしまっている。
遥ちゃんが起こしてくれるまでは、目が覚めることはないだろう ――――――
―――
ゆさゆさと、体が揺さぶられているような感じがする。
深く眠りについていたのに、
無理矢理に引き起こされるようなその感覚は少しばかり不快感が募る
――ちゃん。
――――ねぇ―――
引きずり出される意識に絡まった感覚
誰かの声がそれを伝って流れ込んでくる
今はどこにいるのだったか。
何をしているのだったか。
遥「お姉ちゃんっ!」
不鮮明だった声も、意識が覚醒するにつれてはっきりとして、
薄く目を開けて見える寝間着の妹の姿に少しだけ理解が及ぶ。
目覚ましの時間は7時になっている
遥「お姉ちゃん……具合悪いの?」
心配されているようだ
A、自由安価
>>9 タイムラグ:86秒
彼方「ぅ……」
うまく声が出ない
体もなかなか動かせそうにない
遥ちゃんが何度も体を揺さぶって、今にも泣きそうな顔をしているのが見える
いつもならとっくに起きて、ご飯を作っているのに
なのに、遥ちゃんに起こされようとしてるからだろうか。
遥「お姉ちゃ――」
彼方「うーん……」
彼方「遥ちゃんが抱きしめてくれるなら元気になるよ〜……」
やっと出せた声はそんな言葉で。
体を揺さぶっていた遥ちゃんはその手を止めて唖然とする
遥「な、なに言ってるの?」
遥「咳は……出てないけど、頭痛いとか、ねぇ」
遥「お姉ちゃんっ、今日は学校休んだ方がいいんじゃないかな」
彼方「抱きしめてくれるなら元気に……」
遥「お姉ちゃん……」
遥ちゃんのぎゅっとつむった目元から涙がこぼれる
すぐそばのスペースに膝をついて、潜り込むようにした遥ちゃんの腕が体を抱き上げようとして――
力が足りなかったのか、起こされることなく、ぎゅっと抱きしめられた 彼方「おぉ〜……元気になる〜」
遥「そんなわけないよ……」
遥「……」
遥ちゃんは体を抱きしめながら、
そうっと額に額を当てて、熱を測るようなそぶりを見せる
遥「熱は……なさそうだけど」
離れていく遥ちゃんの顔はまだ、心配してる
今家にはきっとお母さんもいないはず。
私と遥ちゃんの二人だけ
遥ちゃんが学校に行ったら、休むとしても私一人きりになる
遥「お姉ちゃん、学校休もう?」
遥「私も一緒に、休むから……ね?」
A、行く
B、行かない
C、自由安価
>>13 これ遥はガチで心配するわな
アニメのあのシスコンっぷりだと
安価下 タイムラグ:8秒
彼方「遥ちゃんに、ついていくよ〜」
遥「お姉ちゃん……」
遥「……」
遥「じゃぁ、私この家から一歩も出ない」
遥「お姉ちゃんも一歩も出ちゃダメ」
遥ちゃんはすごく不安そうに言って、私の頭を優しく撫でる
小さな手
小さいけれど優しくて暖かい手。
遥「学校には私から電話するから……ね?」
遥「ついていくって言ってくれたんだから」
遥「そうして貰うからね?」
遥ちゃんはそういって、上のベッドから自分のスマホを手に取ると
私が動かないように見張るためか、すぐに下りて目の前で電話をかける
遥「あ……もしもし、すみません。私ライフデザイン学科3年――」
どうやら、今日は学校を休むことになってしまったらしい
今更大丈夫といっても、遥ちゃんは信じてくれないだろう 遥「本当は救急車呼びたいけど……」
遥「ねぇ、本当に大丈夫なんだよね?」
遥「頭とか、体とか……変な感じがするところないんだよね?」
彼方「大丈夫だよ〜」
遥ちゃんはすごく、心配してる
でも、本当に体に問題があるようには思えなかった
動こうと思えば……一応、体は動く
返事だって出来てる
でも、私の1時間の寝坊は遥ちゃんにとっては重大事件
起きてからの遥ちゃんに対しての要求もあり、
相極まってか遥ちゃんの不安は頂点にまで達しているのかもしれない
遥「何か、簡単なものなら……えっと、おかゆとか作ってくるから」
遥ちゃんはスマホでおかゆを調べようとしてる
おかゆくらいなら、遥ちゃんにだって簡単に作れるはず
Aいらない
B,お願い
C、自由安価
>>18 タイムラグ:15秒
遥「えっと……簡単なやつ……卵ってあったっけ……」
遥ちゃんのスマホを操作する手が震えてる
私が体調不良になるなんて、きっとあんまり考えてなくて、
お母さんもいないせいで、自分でどうにかしなきゃって不安なのかもしれない
料理をするのが苦手なのも……あるのかも。
でも、おかゆなんかより……
彼方「彼方ちゃんは、遥ちゃんが欲しいな〜……」
遥「え……っ?」
――ガタンッ
遥ちゃんの手からスマホが滑り落ちて、床に衝突した鈍い音がする
カバーが外れたのか、カシャンッと小さな音も聞こえたような気がしたけど
遥ちゃんはそれどころじゃなさそうな顔だった。
彼方「遥ちゃんが欲しい」
遥「わ、私ならここにいるよっ!?」
遥「ねぇっ……私だよ? 遥だよ?」
落としたスマホなんて見向きもしない
呆然とした顔のまま、私のそばにしゃがんで手を握ってくる
遥「やだよ……やだっ」
遥「わかるよねっ? 私……私のこと、わかるよね?」 遥ちゃんの瞳からこぼれてくる涙が私の手に落ちる
ポタポタ....ポタポタ
何粒も落ちてきて、お祈りするように私の手を握る遥ちゃんの体が震える
私が遥ちゃんが欲しいなんて言ったものだから
遥ちゃんは目の前にいる自分が認知されていないんじゃないかって思っちゃったのかな
そんなことないのに。
遥「私はここにいるから……大丈夫だから……」
彼方「……」
普通におかゆ頼んだ方がいいかな
それとも、遥ちゃんが欲しいってどういう意味か教えるべきかな
A、おかゆを頼む
B、遥ちゃんが欲しい(性的に)
C、遥ちゃんが欲しい(人肌的に)
D、自由安価
>>24 タイムラグ:26秒
彼方「ごめんね遥ちゃん……普通に、おかゆが食べたいかな」
遥「お姉ちゃんっ」
遥ちゃんが欲しい
そんな思いはぬくもり欲しさからだったのかな
すっぱりと消えていったその気分と入れ替わるように食欲を感じる。
遥ちゃんは私から離れるか迷って、
私の目を見て、それからまたぎゅっと……抱きしめてくれる
遥「冗談で……変なこと言わないでね」
遥「最悪、救急車呼ぶことも考えるから……」
遥「何かあったらすぐに呼んでね?」
遥「声が出せそうになかったりしたら、音を立ててくれたらとんでくるから」
遥ちゃんはとても心配そうに言って、離れる
早くも泣きはらしたような目元を無造作に袖で拭うと、着の身着のまま扉の方に向かう
出る直前に私を見て
出てから扉を閉めるまでに、もう一度私のことを見る
……すっごく、心配されてる 学校を休む……ううん
体調的には本当に何にも問題がなさそうだからさぼるって言った方がいいのかな
そのうえ、本来は私がやるべきお料理も今日は遥ちゃんがやってくれるみたい
体調は問題ないからやるって言っても
今の遥ちゃんの様子からして、止められると思う。
1時間の寝坊、起きてからの言動
確かにいつもの近江彼方らしくなかったかもしれない。
彼方「……」
学校に休む連絡は、遥ちゃんがしてくれた
同好会のみんなも、その伝手で知ることができるだろうから
絶対に連絡を入れる必要があるというわけでもないのかな……すべきではあるだろうけど。
A、同好会に休み連絡
B、自由安価
>>31 タイムラグ:3秒
彼方「スマホ……」
同好会に連絡しよう
単体ではなく、グループでみんなに一斉の方がいいかな
それとも、変に心配かけるよりも
誰か一人に連絡を入れて、そこから伝えてもらった方がいいかな?
一人にだけだと……大丈夫の確認も個別に来ちゃうかも……
やっぱり、グループが安泰かな
彼方「あった」
メッセージアプリを開いて、ニジガクみんなが入ってるグループを選ぶ
最後の通知は昨日の練習の集合時間連絡
さて……どうしようかな
下手なこと送ると、遥ちゃんみたいにすっごく心配させるかも
A、体調不良で休むと連絡
B、体調は問題ないけど、寝坊したから休むと連絡
C、さぼると連絡
D、自由安価
>>35 タイムラグ:33秒
彼方「下手に、心配かけないようにしないと」
遥ちゃんと違って、みんなは目の前で確認できるわけじゃない
だから、変に体調が悪いことを伝えちゃうと
お見舞いとか、どうとか
いろいろと面倒をかけることになるかもしれない
彼方「ん〜……」
>遥ちゃんとイチャイチャするから休む
じゃぁこれでいっか。と、気づけば迷わず打ち込んでいた。
体調不良を書かず、
かといってさぼるっていう言葉も使うわけにはいかなくて
……いや
彼方「なん、だろ……」
よくわからないけど、これが一番だと思えた。
打ち込んで、送信して
既読が一人ついて、二人目がつく >璃奈:彼方さん?
>侑:えっ? どういうことですか?
既読の二人は璃奈ちゃんと侑ちゃんだったみたい。
状況を読み込めてないような二人のメッセージが飛んできた後、
また、もう一つ璃奈ちゃんから「冗談?」とメッセージが飛んでくる
>璃奈:冗談?
既読:4
>歩夢:体調が悪いんですか?
>璃奈:冗談だと思う
>侑:でも風邪ひいてるから変なこと書いちゃったとか
既読:7
>愛:遥ちゃんとイチャイチャって、どうしたの? 予測変換?
増えていく既読
だんだんとみんなの目に止まっていく私の書きこんだメッセージ
でも――誰も信じてない
A、問題ある? と書き込む
B、とにかくそういうことだから。と、書き込む
C、連絡したから、あとは既読無視
D、体調不良。と訂正
E、自由安価
>>39 タイムラグ:49秒
誰も信じてない
みんな冗談だと思ってる
私が遥ちゃん大好きなのはみんな知ってることのはずなのに
――なんだか、イライラする
>彼方:とにかくそういうことだから
既読:10
>エマ:彼方ちゃん?
募る苛立ちを晴らすように素早く打ち込んで送信
あっという間にみんなが集まって、全員分の既読がつく
エマちゃんに疑問符が浮かぶ
>果林:なに? どうしたのよ一体
>璃奈:解らないけど、何か変
>かすみ:彼方先輩、大丈夫ですか?
>しずく:お母様もいらっしゃるのですか? もし人手が足りなければ午前はそちらに伺うというのも……
>歩夢:さすがに学校休んでまでは逆に迷惑になっちゃうんじゃないかな
>愛:いやそういう問題じゃないんじゃない? >侑:えっと、うん。わかりました
>璃奈:少しおかしいけど……
>歩夢:おかしいはちょっと、酷いんじゃないかな……
>エマ:誰か彼方ちゃんの家に近い人とか
>エマ:あ、ごめんね。送っちゃった
>愛:エマのメッセージは削除できるんじゃない?
>璃奈:すぐに既読ついたから無理
>エマ:?
>エマ:あ、ごめんね。削除?
私が返すのをやめても、次々にみんなのメッセージが入る
ぐだついているし、
もはや私のことなんて気にしていないような感じ
彼方「……邪魔、しないで」
遥ちゃんとイチャイチャするって言ったのに
お見舞いとかどうとか、すっごく邪魔でしかない
――イライラ、する
A、大丈夫だから邪魔しないで。と書き込む
B、遥ちゃんがいるから平気。と書き込む
C、お願いだから邪魔しないで。と書き込む
D、自由安価
>>45 過疎スレだったら一時間黙ってたりするから遥ちゃんが発狂したりすると思う タイムラグはそのまま向こうでのタイムラグっぽい
長いほど心配されたりするようだ タイムラグ:55秒
遥ちゃんとイチャイチャするって言ったのだから
遥ちゃんが一緒にいることくらいわかっているはずで
私が遥ちゃんのこと大好きなこともわかってるんだから
邪魔になるようなことはしないようにって考えるのが当たり前なはずなのに
>しずく:伺ってもいいですか?
>かすみ:少し我慢して貰えれば看病に行きます
――うるさい
邪魔しないで――
彼方「イライラする……っ」
>彼方:遥ちゃんがいるから平気
>彼方:遥ちゃんとイチャイチャするって言ったよね?
>彼方:そういうことだから
>彼方:解るよね?
みんなの既読があっという間についていくのも気にせずに、
一方的に書き込む
これでもわかってくれないなら……
>果林:そう。わかったわ。でも、放課後にはお見舞いに行かせてくれるわよね?
>侑:みんなでとかはしないので……駄目ですか?
――しつこい
A、断る
B、既読無視
C、邪魔だって言ってるんだよ?
D、自由安価
>>50 タイムラグ:40秒
>璃奈:彼方さん?
――もういい
我慢できなくなって、スマホをベッドの端に放り投げる
あれだけ言ったのに
わかっているはずなのに
それなのに私と遥ちゃんの邪魔をしようなんて煩わしい
彼方「遥ちゃんのところにいこっと」
同好会のみんななんて知らない
分かってくれないなら、ただのお邪魔虫
私のために、慣れない料理をしてくれてる優しい遥ちゃん
――遥ちゃんが欲しい。は、伝わらなかったけど
彼方「……体調は問題ないから、怒られないよね〜?」
枕もとで臥せっているスマホが何度か通知を受けて震える
でももう、私には関係ない
勝手に言っててくれていいし、来たらカギを開けない
彼方「遥ちゃ〜ん」
今は――遥ちゃんが欲しい 遥「お姉ちゃんっ?」
遥「えっ、なんで」
台所の方から、慌てて駆け寄ってくる遥ちゃん
寝間着にエプロン、下ろしたままの髪
いつもと全然違う遥ちゃんは不安そうな顔をしてる
遥「ちゃんと調べて動画見て作ってるから大丈夫だよ?」
遥「できたら起こすし、持っていくから……」
遥「お姉ちゃんは寝てて良いのに」
彼方「ん……」
遥ちゃんの寝起きの匂い
昨日の夜に入ったお風呂、清潔なボディソープと
ほんのり甘いトリートメント
遥「お姉ちゃん?」
――遥ちゃんが欲しい
A、抱擁
B、接吻
C、胸に触れる
D、自由安価
>>55 タイムラグ:31秒
遥「お姉ちゃん?」
彼方「遥ちゃん〜」
抱くこともできる距離感の中
視界の外側からゆっくりと伸ばした手は、遥ちゃんのお尻に触れる
ナデナデ
遥「――ひゃぁっ!?」
目の前での悲鳴はちょっぴり耳に痛かったけれど
びくんっと跳ねた遥ちゃんはとっても可愛くて
遥「お、お姉ちゃん……?」
困惑してる遥ちゃんはちょっぴり顔を赤くしながらも
私から距離を取ろうとはしていない
このまま触っても平気かな?
でも、心配そうな顔してる……怖がられては、ないと思うけど
遥「どう、したの?」
遥「ほんと……今日、なんだかおかしいよ?」
遥「横になってた方がいいよ」
A、お尻を撫でる
B、抱擁
C、接吻
D、自由安価
>>59 タイムラグ:47秒
遥「……」
遥「また……そうやってぼうっとして」
遥ちゃんが私の体に触れる
凄く心配している瞳
でも、それ以上に目を引くのは私の案じる言葉を紡ぐ唇
彼方「遥ちゃん……」
――欲しい
彼方「遥ちゃん……っ」
――遥ちゃんの、唇
遥「お姉ちゃん?」
意思とか、意識とか、
とにかく、私自身がどう思っているかなんて関係なく体は動いた。
私に触れてきていた遥ちゃんの手を掴んで、
腰のあたりを強く抱き寄せて
遥「おね――」
彼方「欲しい」
遥「んっ……んんっ!」
遥ちゃんの唇を奪う。
強く押し付けて、貪るように
驚きに戸惑っているからなのか、
私のことを呼ぼうとしたのを遮る形になったからなのか
半開きになって阻むことのない唇と、その奥までもを……私は丹念に味わう
遥「んっ……っ……んんっ……」
びくびくと遥ちゃんの体が震える
掴んだ手は動こうとするけど、振り払うほどの力はなくて
もう一方の手は、私の肩に触れるだけだった 遥「んっ……んぅ……」
長い、長いキス
外から聞こえてくる人工的な音が遠ざかっていく
遥ちゃんの唇を押しつぶして、本来なら触れることもないような触れ合いをする
隠れ潜んでいた遥ちゃんの舌と自分の舌を手を繋ぐように絡ませて――
遥「んっ……っ……っはぁ……」
ゆっくり……離れる。
長くつながっていたせいか、私たちの間を細く頼りない糸が伸びて、消える
普段の遥ちゃんからは絶対に聞くことがないようなつややかな吐息が目の前から聞こえてくるのが
私のことを誘っているかのようで、ドキドキしてくる
遥「おね……お姉、ちゃん……」
遥「なんで……どうして……?」
遥ちゃんは瞳いっぱいに涙をためて、とても、悲しそうな顔をする
遥「どうしちゃったの……?」
A、嫌なの?
B、遥ちゃんが欲しい
C、もう一度キス
D、自由安価
>>64 タイムラグ:58秒
彼方「遥ちゃん……」
どうしちゃったのって……何が。
ただ、私は遥ちゃんが欲しいだけ
私の名前を呼ぶ唇が、
私の身を案じる言葉をはじき出すその舌が
愛おしくて、愛したくてそれができそうだったから……しただけ。
最初に――欲しいって言ったのに。
遥ちゃんは嫌だったのかな
私のことなんていらないのかな
でも……突き放されたりはしなかった
――そうだ。もう一回
もう一回、してみれば――
遥「っ……」
彼方「……え?」
遥ちゃんの手が私の体を押し離す
キスをしたいのに、
それを拒む遥ちゃんの心の距離が、許してくれない 遥「や……やだ……」
彼方「やだって……」
遥「お姉ちゃん変だよっ!」
遥「どうしちゃったの!?」
遥ちゃんは泣き叫ぶ
激しく動く体に涙が弾けて、怒鳴って響く声
かと思えば――体の動きが静まって
遥「おかしいよ……」
遥「朝起きなかったり、抱きしめたら元気になるって言ったり」
遥「急にこんな……」
遥「どうしちゃったの?」
遥「お願いお姉ちゃん……元に戻ってよっ」
――元に戻るって、なに?
私は、私なはずなのに。
A、元に戻るって何?
B、私のこと嫌いなんだ……
C、無理矢理キス
D、自由安価
>>69 タイムラグ:73秒
彼方「わ、た……」
どうしよう
なんて答えたらいいんだろう
元に戻るって何?
私は私なはずなのに……でも、遥ちゃんが違うっていうなら
じゃぁ、私は……
遥「っ……またっ」
遥「またぼうっとしてる!」
遥ちゃんが叫ぶ
私の体を掴んで、激しく揺さぶる
がくんがくんっと頭が前後左右に振れ動く
遥「お姉ちゃんっ!」
彼方「ん……すやぴ〜……」
遥「はぐらかさないでよっ!」
遥「やだよ……怖いよ……」
遥「救急車……救急車呼ぶからねっ!」 大慌てな遥ちゃんは、ポケットの中からスマホを取り出す
本気で救急車を呼ぶつもりかもしれない
そうしたら、私は遥ちゃんから引き離されちゃう
今みたいに二人きりになることもできない
――でも
私はおかしいのかな
近江彼方になりきれていなかった?
――あれ?
私は私なのに、
でも、遥ちゃんが……私が大好きで私を大好きなはずの遥ちゃんがおかしいって
でも……変?
彼方「頭……痛い……」
A、何もしない
B、遥を突き飛ばして止める
C、救急車はいらないと叫ぶ
D、自由安価
>>73 タイムラグ:18秒
私の考えがまとまるまでの十数秒間
遥ちゃんが電話をかけるのは十分な時間だった
遥「も、もしもし、えっと、救急車を――」
体も声も震えてしまっている遥ちゃん
瞬きする間も目元から涙が零れ落ちていく
彼方「遥ちゃん……」
そんな遥ちゃんのことを後ろから抱きしめる
強く、優しく……震えを止めるように
遥「あっ……」
『もしもし? もしもし?』
遥「救急車を……」
彼方「遥ちゃん」
遥「こ、近江……えっと」
戸惑う遥ちゃん
でも、救急車を呼ぶ気のようだ
A、大丈夫です。と、スマホを奪う
B、無理矢理キスをする
C、そのまま抱きしめる
D、自由安価
>>76 タイムラグ:96秒
彼方「遥ちゃ……」
遥「はい。はい……お願いします」
遥ちゃんを止めることはできなかった
遥ちゃんは結局住所を伝えて、本当に救急車を呼んだ
遅れて動いた体で遥ちゃんのことを抱きしめる
キスはしない
無駄に力を入れたりもしない。
普段、スキンシップで近江彼方がやっているときのように、
優しく、ただの姉妹らしく
遥「……救急車、呼んだからね」
彼方「私は……」
遥「大丈夫だよ。検査して……それで……きっと、きっと大丈夫だから……」
遥ちゃんは嗚咽を漏らす
私のことを思ってくれているのか
抱きしめる私の腕を抱くようにしながら……すごく、悲しそうに泣く
遥「早ければ10分もせずに来てくれるって話だから……」
彼方「……」
A、逃げる
B、受け入れる
C、自由安価
>>79 タイムラグ:17秒
彼方「……分かった」
遥「お姉ちゃん」
遥「……」
遥「お姉ちゃんのことは、好きだよ」
遥ちゃんは静かに言う
優しくて、でも、悲しい気持ちも交じっているような
そんな……小さな切ない声
遥「でも……今日のお姉ちゃんは違う」
遥「様子がおかしくて……まるでお姉ちゃんじゃないみたい」
彼方「……そっか」
遥「そんなはず、ないのにね」
遥「……お姉ちゃんは、お姉ちゃんなのにね」
遥「ごめんね……」
遥ちゃんはとても悲しそうに体を震わせる
時々、抱きしめる腕にはぽつぽつと、雫が落ちてくるのを感じて。
私はただただ、遥ちゃんのことを抱きしめて――救急車が来るのを待った 近江遥に近江彼方ではないと判断され、受け入れたため終了します
■result
※近江遥に近江彼方ではないと判断されました
※高咲侑、宮下愛、優木せつ菜、上原歩夢に疑われていました
※中須かすみ、桜坂しずく、天王寺璃奈に疑われていました
※エマヴェルデ、朝香果林に疑われていました
※同好会は近江彼方が犯罪に巻き込まれている可能性を考慮していました WARN:01ログが見つかりませんでした
WARN:01が強制終了した可能性があります
A、近江彼方を終了する
B、近江彼方を実行する
>>84-86 ※:再実施を受け付けました。
本日はここまでとなります
再開は明日となります タイムラグ相当小さくキープしないと何やっても心配されてしまいそうではある ※READ ME
※これはチュートリアル後に表示されます。
このスレは、近江彼方の人生を略奪する安価システムによって構築されています。
そのため、選択から行使までにタイムラグが生じます。
タイムラグは、相手の猜疑心が強ければ強いほど不安を抱かせることになります。
言動次第では相手に不信感を抱かせることになりますが、解消することも可能です。
相手の行動次第では、タイムラグによって近江彼方の行動が間に合わない可能性があります。
言動に制約はなく、強制的に近江彼方の言動として反映が可能です。
不信感を抱かせなければ、近江彼方として許される範疇で相手に手を出すことに問題はありません。
なお、
1、猜疑心が高まった相手の疑いを受け入れた場合
2、強制的にロールバック(逮捕・入院等)が行われた場合
3、何者かに近江彼方が殺害された場合
などの場合に終了となります。 正式な終了条件は【同好会9人+近江遥の10名の内1名に近江彼方であることを認めさせる】こと。
なお、これは近江彼方本人が作り出した実績によって定められた初期値により、期日は1週間となります。
また、1週間の間10人に存在を疑われずに終えても正式終了となります。 1日目に遥ちゃんにプロポーズして2日目に同好会メンバーに公認して貰えば残りはハネムーンでえっちしてればクリアだね START:近江彼方を再実行します
※:DATA01が見つかりませんでした
END:近江彼方_START
START:近江彼方を再起動します
※:DATA00を読込
※:開始日時は月曜の朝からになります
※:各キャラクタの設定値を初期化
WARN:DATAの一部が破損しています
※:DATA00初期化
WARN:DATA01が不足しています
※:DATA01を削除
START:DATA00を再読込
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
END:DATA00_RELOAD
※:各キャラクタのデータ確認
※:あなたは、近江彼方です。
END:近江彼方_REBOOT
※近江彼方を起動しました。 ピピピピピッ....と、耳になじんだ目覚ましの音が頭に響く
薄く目を開けると二段ベッドの二段目、その底面の木目が見える
彼方「うぅ……」
酷く頭が痛く、体が重い
いつもはすぐに止められる目覚ましを止めることさえ……うまくできない
熱を出したか風邪を引いたか寝違えたのか。
どうにか出てくる声は呻き声のようで
這いずるように動かした手でどうにかこうにか、目覚ましのアラートを止める
時間はまだ朝の6時
今日は月曜日なので、起きて自分と妹の遥ちゃんの朝食とお弁当の用意をする必要がある
けれど、なぜだろう。
それをしなければならないとわかっているのに――やる気が起きない。
A、自由安価
>>102 タイムラグ:25秒
彼方「ん……」
もぞもぞと布団の中で少しだけ体を動かす。
いつもしていること――いや、やらなければいけないこと
自分のためでもあるけれど
やっぱり、一番は遥ちゃんのためにやること。
彼方「……やらなきゃ」
ふっと……体の重みが消える
頭の中にのしかかるように感じられた痛みも失せて
すっかり、目が覚めた。
まるで金縛りにあっていたかのようだ
彼方「ご飯と……お弁当」
キシッ....と、ベッドを軋ませながら二段ベッドの一段目から出る
上の段ではまだ、遥ちゃんが寝息を立てている
彼方「……よかった」
いつもより目覚ましを止めるのが遅かったはず。
遥ちゃんを起こしてないかとちょっぴり気になったけれど、どうやら杞憂だったらしい ――――――
―――
カチャカチャカチャ....
トポポポ....
ジューッ....
顔を洗ったりして軽く準備を済ませてから
朝食とお弁当の準備
朝から揚げ物はちょっぴり重いので、
お昼用に少量のから揚げ……という名目で夕飯用に漬けていた鶏肉の味見。
お弁当を食べるときには衣がふやけてしまっているだろうから、
カリカリのから揚げは控えて、柔らかい上げ鳥のような仕上がりで。
彼方「〜♪」
今朝の不快感は、きっと一過性の何かだろう。
今は不思議なほどに体が軽い。
――ガチャッ
彼方「ん?」
遥「おはよ〜……」
彼方「おはよ〜遥ちゃん」 遥ちゃんも起きてきた。
顔も洗って、軽い準備も済ませてある
もしあのまま、気怠さに押し込まれるままに起きていなかったら
今頃遥ちゃんをびっくりさせていたかもしれない。
いつも起きてる私がまだ寝ていて、何にもしていなかったんだから。
勉強に、スクールアイドル
そしてアルバイトと、家のこと
いろんなことをしているせいで、過労になったのではと少し前にかなりの心配をかけてしまったから
変に体調不良なんて姿を見せたら遥ちゃんは泣いちゃうかも。
最悪、制止も聞かずに救急車を呼んだりしそうな気さえする
遥「わっ、今日はから揚げ?」
彼方「こっちはお昼の方だよ〜」
遥「じゃぁ、お夕飯はから揚げかな〜?」
彼方「そうだねぇ」
遥「……お姉ちゃん、冷凍食品使った方が良いのに」
彼方「え〜やだ〜」
遥「もうっ」
遥ちゃん曰く、味は落ちるけどお姉ちゃんの負担が軽減される。とのことで。
冷凍食品を勧めてくるけど、私はやっぱり手作りがいい。
カチャッ
彼方「もうすぐできるからね〜」
お料理もひと段落
A、自由安価
>>107 タイムラグ:0秒
とてとてと、歩いて冷蔵庫を開ける遥ちゃん
後姿もかわいくて、
振り返って揺れる横にはねた束ね髪がしっぽみたいでさらに可愛い
彼方「……」
いつもかわいい遥ちゃん
今日もかわいく決めていて
さすが東雲学院の1年生センターって感じかな。
――私の大好きな遥ちゃん
カチャッと、火を止めて
彼方「遥ちゃん」
遥「ひゃわっ!」
後ろからぎゅっと遥ちゃんを抱きしめる
遥「お、お姉ちゃん?」
彼方「えへへ〜ちょっとだけ〜」
遥「も〜……」
遥「……」
遥「冷蔵庫閉めさせて」
彼方「彼方ちゃんが閉めるから大丈夫」 冷蔵庫の扉には、こつんっと頭をぶつけて閉める
扉に延びかけていた可愛い手を後ろから掴んで、抱きしめる
私よりもまだ、小さい遥ちゃん
もしかしたらいつかは大きくなっちゃうかもしれない遥ちゃん
ぎゅっとすると……最初みたいな驚きはなかった。
遥「……どうしたの?」
彼方「ん〜?」
遥「朝からなんて、ちょっと珍しいなって」
遥「帰ってきてからなら……よくあるけど」
遥「今日はバイトだっけ? 帰り遅くなるの?」
彼方「バイトはないよ〜」
A、自由安価
>>110 タイムラグ:53秒
遥「お姉ちゃん?」
彼方「ん〜……」
彼方「えへへ〜」
遥ちゃんの体を抱きとめる腕の一つから力を抜いて
そうっと、遥ちゃんの頭の上に、手のひらを持ってくる
朝起きてから、跳ねないようにセットされた遥ちゃんの髪が崩れないように優しく
遥「っ……っ……」
ぽんぽんと撫でるというよりたたくような、
でもどちらかといえば撫でているとも言えるような
そんな手つきで、遥ちゃんに頭に触れる
彼方「かわいい」
遥「も〜な〜に〜?」
不思議そうな遥ちゃん
でも嫌がるとか困ってるとか
そんな様子は全くなくて
むしろ抱きしめられる一方だった状態から、私の方に体を委ねるようにしてくれる 遥「お姉ちゃんもかわいいよ?」
彼方「え〜ほんと〜?」
遥「うん」
遥ちゃんは私の胸元に頭をすり合わせるように寄せて
遥「……お姉ちゃん、おいしそうなにおいがする」
彼方「さっきまでお料理してたからね〜」
遥「……食べちゃおっかな〜?」
遥ちゃんの腰に回っている私の腕に、遥ちゃんの手が触れる
ただでさえ近い距離感が、
遥ちゃんの受け入れる姿勢によってより密着感が増す
遥ちゃんだっていい匂いがする
柔らかくて、温かくて
――私だって、食べたくなっちゃう
いや、落ち着こう。
学校に行かなくちゃいけないのに、これ以上時間を無駄にしちゃいけない
A、自由安価
>>113 タイムラグ:22秒
彼方「……遥ちゃん成分、補給っと」
遥ちゃんの頭をもう二、三度ぽんぽんっと撫でてから、
後ろの方に撫で下ろす
下りた腕に力を込めて、ぎゅっと……
遥「何か、悩みごとでもあった?」
彼方「ないよ〜」
静かに力を抜いて、遥ちゃんの体を開放する
腕の中に残るぬくもりが冷めていく
それが少しだけ寂しさを感じさせる
彼方「月曜日だからかな〜」
遥ちゃんから離れて、お料理の続き
続きと言っても、あとは盛り付けて終わりだけど。
遥「月曜日だからかぁ……」
遥「ん〜……じゃぁ」
遥「お姉ちゃん」
彼方「ん〜?」
遥「今週も、頑張ろうねっ」
そう言って、遥ちゃんは私に抱き着いてくる
遥ちゃんからのぎゅっと力強い抱擁
勢いがあった分、ふわふわした匂いが肺にたたきつけられるような感じがした
彼方「……うん」
もう一度だけ、遥ちゃんをぎゅっとする
――かわいい私の、遥ちゃん ※近江家の朝を終了
※DATA00のログを取得
※DATA01を作成
※DATA01を保存
※続行します ――――
――
――お昼休み。
普段通りの虹ヶ咲学園
空に浮かぶ雲は数えきれないほどあるけれど、埋め尽くすほどかといえばそうでもなく。
天気良いよね。と、言おうと思えばいえるくらいの日当たり。
とはいえ、体育を除けば授業中の天気のよさなんて学生には割とどうでもいい話で
カーテンが締まっているのに、直接ぶつかってくる日光が目障りだなぁ。なんて
窓際の席になった生徒がぼやく程度だと思う。
それも、お昼休みになれば今日は外で食べようとか、外で○○しようとか。
いろいろと賑わいの種になったりもする
彼方「ふむ……」
近江彼方は基本、そんな天気のいい日は決まって外に出ている。
日当たりがよく、しかし、それなりに陰ってもいて暖かくも心地のいいベストな空間があるからだ
そこでお昼を済ませ、そこで横になったり。
せっかくのお昼休みをクラスメイト達と過ごすのは天気の良くない日くらいだったりする。
同じライフデザイン学科に同じくスクールアイドル同好会に所属している朝香果林はいるが、
彼女は専攻している学科が違うこともあって、クラスが別になってしまっている。
A、自動制御
B、自由安価
>>119 タイムラグ:23秒
彼方「……はふぅ」
天気が良いのに、教室にいるなんて珍しいね。なんて声をかけてきたクラスメイト数人が集まって
気づけば長いテーブル上に机が連なっていた
適当に会話に参加しつつ、食事を終える
疲れてるの? と気遣ってくれるクラスメイトには笑みを返しつつも、
今朝感じたような倦怠感に苛まれてうまく返事をすることができない
彼方「ん……」
おなか一杯になるほどのお弁当の量ではなかった。
午後には授業があるし、部活だってある。
場合によってはアルバイトだってあるから、眠くならない調整をしているはずだった。
いつもだって熟睡に陥るというよりも仮眠をする程度だったのに
今日に限っては、なぜだか……深い眠りに落ちてしまいそうな危うさがあった。
彼方「……っ」
いつもの心地いい場所に向かうのすら億劫で、
そのまま机に突っ伏すようにして――彼方は目を瞑った ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
コンマ二桁目が奇数で訪問あり
コンマ一桁目が
2 果林
3 エマ
4 菜々
の時に、表示されているキャラクタの訪問があります
コンマが対象外であれば、時間経過で終了します
>>123 判定:04 なし
――――
――
お昼休みは、あっという間に過ぎていく。
机に突っ伏したまま、死んだように動かない彼方をクラスメイトは心配していたが、
昼休み終了の鐘が鳴れば起きるだろうと考えて、そばで見守るだけだった。
万が一誰かの訪問があれば起こすことも考えていたが、
幸い、誰の来客もなく彼方の眠りを妨げるものは何一つなかった。
そうして――昼休み終了の鐘が学校中で響く。
授業が始まるまではまだもう数分残されているものの
その授業のための準備時間であって、休んでいていい時間ではない。
彼方「ん……」
それでもまだ突っ伏している彼方の隣の席にいるクラスメイトが、
その肩に触れて、軽く揺さぶる
――起きて、もうお昼休み終わったよ。
授業始まっちゃうよ――
出来る限り優しく、でも起きてくれるようにと声をかけて、
彼方の前の席にいるクラスメイトは、彼方の机の開いたスペースを、握りこぶしで軽くノックする
コンコンッ....コンコンッっと、彼方の頭に響く
A、自由安価
>>125 タイムラグ:40秒
昼休みと授業の間の数分間
彼方がそんな時間ということは、遥も同じく休憩終わりの数分間をどうかしている頃だ
体育だとか移動教室だとか
午後一番の授業がそういうものでなければ、遥は教室で暇を持て余しているか
真面目に予習復習しているか
友達と会話しているか、それともお手洗いに……というところだろうか。
彼方「……」
顔を上げて、ポケットからスマホを取り出す
あ、起きた。と、周りの女の子たちがほっと一息つくのも気にせず、
スマホのスリープを解除して、メッセージアプリを起動する
同好会のみんなで登録しているグループには、数件の未読が見えたけれど、ひとまず無視
彼方「……遥ちゃん」
――遥ちゃんに会いたい
>遥ちゃんに会いたい
そうメッセージを送る 一度思ってしまうと、
ふつふつと心の内側から欲求が湧き上がってくる
今朝抱きしめた感触、ぬくもり、匂い
抱きしめられた感触、ぬくもり、優しさ
すっかり記憶の中へと消え失せてしまった肌恋しさに
ほんの少しだけ涙ぐんでしまう
これは、あれだ。
一種の――ホームシックめいた感覚というものだろうか。
彼方「遥ちゃん……」
既読はまだついていない。
遥ちゃんは今学校だから、すぐに見れなくても何も不思議ではないのに
それが逆に、二人の間の距離感を感じさせて、彼方は寂寥感を覚える
周囲の子が、彼方が涙ぐんでいることに気づいてざわつく
何かあったのか、と心配そうに聞いてくる隣の子に、彼方は見向きもしないでスマホとにらみ合う
授業開始まで、あと1、2分
まだ既読はつかない
A、自由安価
>>128 大丈夫だよ、心配しないで。と隣の子に言って、スマホはもう気にしない タイムラグ:85秒
二度目の鐘が鳴って、学校中が静まり返っていく。
廊下に響く数人の足音
一つ、一つ
その音が止まっていくたびにどこかの教室の扉があけられる音がする
彼方「……」
結局私のメッセージに既読はつかなかった。
遥ちゃんからのメッセージが来た時に通知が鳴るようになっているかを確認してから、
スマホをポケットにしまう
彼方「大丈夫……心配しないで」
彼方を見守る周囲のクラスメイトに、穏やかに言ってほほ笑む。
情緒不安定というのだろうか。
ついさっきまで遥ちゃんに会いたくて仕方がなかったのに
今はもう、なぜか、そうでもない。
時間的に仕方がないって諦めたのか、それとも、なんか……変なのか。
彼方「……大丈夫」
足音の一つが教室に近づいてくる。
授業の準備をしよう ※虹ヶ咲学園の昼を終了
※DATA01のログを取得
※DATA01を保存
※続行します ――――――
―――
午後の授業も乗り越えて、放課後
なんどか通知で震えたスマホを取り出すと、
スリープ中の画面には遥ちゃんからのメッセージが届いたことを知らせる通知が表示されていた。
>遥:ごめんね? 気づくの遅くなっちゃって
>遥:もしかして体調悪い?
>遥:同好会の練習には参加する?
>遥:もしあれなら、侑さんに頼んで見学させてもらうこともできるかもしれないけど
>遥:でも、体調悪いなら休んで欲しいな
私のメッセージの後に、遥ちゃんのメッセージが並んで……
>遥:HR終わったかな? どうする?
>遥:もしあれなら、今日は練習お休みして一緒に家に帰る?
また新しく、遥ちゃんからのメッセージが飛んできた
A,自由安価
>>132 ひとまず遥ちゃん以外の人からもメッセージが来ていないか確認する タイムラグ:51秒
彼方「……」
遥ちゃんのメッセージに一通り目を通してから
一度閉じて、ほかのみんなからの通知g来ていないかどうかを確認する
昼休み終了後に確認したときに同好会グループには連絡が来ていたけれど
個別の連絡は、どうやら来ていないようだ
彼方「……なんだろ」
>せつ菜:すみません。生徒会の業務があるため、本日の練習には遅れると思います。最悪、欠席の場合もあります
>しずく:私も、演劇部の方で集まりがあるため、本日は欠席とさせてください。すみません。
>かすみ:しず子も〜? スクールアイドルと演劇部どっちが大事なの〜!?
>しずく:両方です
>愛:二人いないのかー
>侑:りょうかーい!
どうやら、しずくちゃんとせつ菜ちゃんの二人が今日の練習には参加できないらしい
せつ菜ちゃんに関しては遅れてでも来る気みたいだけど この流れなら……私も休むって言っても問題ないかな?
ううん、休みたいわけじゃないけど
でも……なんだろ。
5限目までは遥ちゃんに会いたくて仕方がなかったし
でも今はそうでもなくて
遥ちゃんのことを考えちゃうとこんな風になるなら
今日は練習に打ち込んだ方がいいような気がしなくもない
彼方「……」
遥ちゃんも練習あるだろうから遥ちゃんに会うなら
遥ちゃんに連絡が先の気がするけど……遥ちゃんを選んだら
遥ちゃんに心配かけちゃうかな? 甘えすぎて
A,自由安価
>>135 タイムラグ:45秒
彼方「……とりあえず、休もうかな」
遥ちゃんのことを抜きにしても、
今朝からだるかったり、お昼はなぜか熟睡してしまったり
体調不良を疑われるような状況にあるのは間違いない
HRが終わった後、クラスのみんなから今日の練習のことを聞かれたり、
帰るなら一緒に帰ろうって誘われたりもした
今は万全だけど
練習中に唐突に意識を失ったりする可能性を考えると
ここはおとなしく、休んでおくべきだと思う。
>彼方:悪いけど、彼方ちゃんも今日はお休みさせて〜
>彼方:大したことはないけど、ちょっと体調が悪いみたいなんだ
既読:9
>璃奈:体調不良? 大丈夫?
>エマ:家まで送っていくよ〜?
>歩夢:大したことないんですか?
メッセージを送って早々
みんなからの体調を気遣う連絡が殺到する この時間に家に帰れば、
遥ちゃんがいなければ私が一人きりになっちゃうってみんな思ってるからか
今日の練習は中止して、私に付き添うっていう提案まで出てきてる
でも、大人数じゃ迷惑だって意見もあって、
お見舞いで簡単な食事を用意できる人が行くべきじゃないかって意見もある。
>侑:エマさんと歩夢が適任かな?
>歩夢:彼方さんが迷惑じゃなければですけど
>せつ菜:生徒会がなければ、私が代表して伺いたいのですが――
>璃奈:生徒会優先すべき
>果林:そうね。生徒会は大事よ。エマと歩夢の二人なら何の問題もないわ
歩夢ちゃんとエマちゃんの二人なら確かに安心かな?
でも……遥ちゃんはどうしよう
A、自由安価
>>138 タイムラグ:82秒
彼方「……遥ちゃんは、心配かけたくないな」
ならみんなはいいのかって話になっちゃうけど
みんなには体調不良だって伝えちゃったし、
遥ちゃんにはそれを伝えたわけじゃないし……それに
遥ちゃんは私のために大好きなスクールアイドルの活動の一つを諦めようとしてる
1年生のセンターとしてとっても大事なことなのに。
彼方「……ありがとね」
みんなのグループからいったん離席
遥ちゃんとふたりっきりのグループに戻って、お断り
>彼方:遥ちゃん、ありがとう大丈夫だよ
既読
>遥:本当? 無理してないよね?
>彼方:うん、大丈夫
>遥:今日はできる限り早く帰るから
遥ちゃんはそう書き込んでから、かわいらしいスタンプを送ってくる
本当は休んででも、私に付き添いたいんだろうなって、思う。
私じゃなくて遥ちゃんが体調不良だったら間違いなくそうする
今度は同好会みんなの方に戻って
>彼方:エマちゃん、歩夢ちゃんありがとう
>彼方:申し訳ないけど、お願いしていいかな? 歩夢ちゃんとエマちゃんの二人は、
私の連絡をすぐに見て、二つ返事で承諾してくれた。
>エマ:彼方ちゃんのおうち、一度行ってみたかったんだ〜
>歩夢:家に材料とかってあったりしますか? なければ、彼方さんはエマさんにお任せして
>歩夢:私は材料を買いに行こうと思うんですけど……
歩夢ちゃんは帰りに寄っていくんじゃなく
自分一人で行こうって考えてるみたい
私の体調を考慮して、無駄に寄り道させずに家に帰そうとしてくれてるんだろう
でも、お料理のための食材なら家には十分ある
――歩夢ちゃん、優しいなぁ
>彼方:家には十分あるともうよ〜。ありがとね〜
>かすみ:今日練習どうします?
>侑:残ったみんなは基礎練習して、各自の次のライブに向けての確認とかしよっか
>果林:エマと歩夢なら大丈夫だと思うけれど、彼方のことお願いね
>彼方:果林ちゃんお母さんみたいなこと言ってる〜
>果林:クラスは違うけど、同級生で同じ同好会のメンバーだもの。
>エマ:そうだ。今どこにいるの?
>果林:えっと、図書室が通路の先にあるけど
>エマ:あ、ごめん。
>エマ:彼方ちゃんのいる場所
>歩夢:下駄箱のところで待ち合わせでどうですか?
>かすみ:図書室……あ、果林先輩動かないでくださいね
>果林:え、図書室に行こうと――あら?
>かすみ:果林せんぱーい!!!
>侑:私も行くね
>璃奈:私も行く
だんだんと賑やかになっていくメッセージ
歩夢ちゃんの提案を承諾して、足早に生徒玄関口へと向かった >かすみ:東にはいないです!
>侑:あれぇ!?
>果林:今、東にいるんだけど
>愛:愛さん登場!
>愛:カリン捕まえたー!
>璃奈:さすが愛さん
>かすみ:え、どこですか?
>愛:西棟
>かすみ:東……?
>璃奈:棟 ⇒ 東
賑やかなグループの流れを見守っていると
少し離れたところから声が飛んできた
歩夢「彼方さーん」
エマ「大丈夫〜?」
少し駆け足気味に私のところにきてくれた二人
私を心配して、急いでくれたのかな
A、自由安価
>>144 タイムラグ:63秒
エマ「彼方ちゃん?」
彼方「あ、うん……ありがとね〜」
少し、ぼうっとしちゃった
意識が飛んじゃったかのような感じ
お昼が終わった後にも、似たようなことがあったっけ……
彼方「体調が悪いって言っても、すっごく悪いとかじゃないんだけどねぇ」
歩夢「……」
彼方「あ、歩夢ちゃん?」
じぃっと見つめてくる歩夢ちゃん
数秒間私の顔を覗き続けた歩夢ちゃんは不意に離れて、困った顔をする
歩夢「侑ちゃんなら、こうするとある程度体調が分かったりするんですけど……」
彼方「え〜? どうどう?」
歩夢「……寝不足、とか」
彼方「おお〜そうだねぇ」
歩夢「なんて……」
いつもそんな感じですよね。と、歩夢ちゃんは笑ってごまかす
私とエマちゃんは3年生、歩夢ちゃんだけ2年生
でも歩夢ちゃんは大丈夫そう……かな?
彼方「二人とも、今日はありがとね〜」
エマ「いいよ〜」
歩夢「私も大丈夫です。彼方さんのためですし」 ―――――
―――
何事もなく家に帰ってきて、二人を案内する
手狭な玄関口を進んでリビングへ
歩夢「遥ちゃんは今日は普通に練習なんですね」
彼方「うん。彼方ちゃんのこと気にして休むって言ってくれたんだけど……」
歩夢「遥ちゃんも彼方さんも本当に仲良いですね」
彼方「えへへ〜」
遥ちゃんとの仲を褒められるのは嬉しい
以前、喧嘩をしちゃったこともあるけど
今はそれのおかげで今まで以上に距離が近づいた感じさえする
エマ「彼方ちゃんたちを見てると、わたしもみんなに会いたくなっちゃうな〜」
歩夢「エマさんもご兄弟がいるんですよね?」
エマ「うんっ」
エマ「私を入れて8人兄弟なんだ〜」
彼方「すごいよねぇ」
歩夢「兄弟かぁ……」
望むようにつぶやく歩夢ちゃん
私の視線に気づいてはっとしてほほを染めるのがちょっと可愛らしかった
歩夢「か、彼方さんは休んでいて大丈夫ですよっ」
歩夢「何か簡単なもの、おつくりしますから」
A、自由安価
>>148 ありがとねぇ、冷蔵庫のものはなんでも使っていいから タイムラグ:39秒
彼方「そうだなぁ……卵焼きが食べたいなぁ」
歩夢「卵焼きですか?」
エマ「確かに栄養はあると思うけど……」
エマ「卵がゆとかにした方がいいんじゃないかなぁ?」
彼方「大丈夫だよ〜」
風邪を引いてるとかでもないし
お夕飯は正直、普通にしても問題ないかなって思ってる
それを素直に話すと、
エマちゃんと歩夢ちゃんは少し心配そうにしたけど、
私の顔色に問題は感じなかったからか、頷いてくれた
おかゆにしても、遥ちゃんの分は別に作ればいいといえばいいんだけどね。
歩夢「じゃ、じゃぁ……卵焼きは私が頑張ります」
彼方「ありがと〜」
エマ「他のは、わたしが……」
エマ「そうだ、彼方ちゃん」
エマ「作る予定だった……使う予定だった食材とかあるの〜?」 エマちゃんには使う予定だった食材と作る予定だったものを話して、
歩夢ちゃんには卵焼きを作ってもらう
と言っても、一気に全部作るのは難しいから、少しずつ
いつもは私が立っている場所
最近になって遥ちゃんもたつようになったけれど、
二人並んでる姿を見るのは、今日が初めて。
歩夢ちゃんとエマちゃんっていう取り合わせもちょっと珍しい
彼方「……」
エマちゃんもそうだけど
歩夢ちゃんもキッチンに立つ姿が似合うような感じがする
後姿もかわいいし、
エプロンをつけると……すっごく新妻さんみたい
でも二人がやってくれちゃうと
私が手持ち無沙汰になっちゃうなぁ……
A、自由安価
>>152 タイムラグ:63秒
彼方「……」
ぼうっと、二人の料理する姿を見つめる
それぞれ作業を分担して、てきぱきと進めていく後ろ姿は頼もしい
虹ヶ咲学園で合宿をやったときにも見かけた光景ではあるけれど
家の中っていう狭い空間での協力作業は仲のいい母娘みたいな感じ
それを見ているだけの私は――
ちょっぴり考えて。
彼方「……何だか、夫婦みたいだねぇ」
エマ「え〜?」
歩夢「夫婦ですか?」
作業をいったん中断して振り返る二人
私を見た二人はそのまま互いに顔を見合わせる
歩夢「夫婦ですか……」
歩夢「……」
エマ「歩夢ちゃん?」 歩夢ちゃんは急に黙り込んだかと思うと、
エマちゃんに身を寄せて、何かを耳打ちする
エマ「あははっ」
歩夢「どうですか?」
エマ「面白そうかも〜」
エマちゃんと歩夢ちゃん
二人でいるのはあんまり見かけないような気がしたけれど
でも、とっても仲がいいみたい。
何か、私に聞こえないような話をして、笑いあって。
歩夢「……夫婦みたい。ですか?」
彼方「へ?」
エマ「どっちがお嫁さん〜?」
彼方「えっ?」
歩夢「状況的に彼方さんが旦那さんですよね?」
歩夢「……私とエマさん、どっちがお嫁さんですか?」
彼方「えぇっと……」
A、自由安価
>>156 タイムラグ:16秒
どっちがお嫁さんなのかな。
歩夢ちゃんか、エマちゃんか
顔だけじゃなくて、私の方に体を向けてくれている二人を見て……逡巡
彼方「エマちゃんかなぁ」
エマ「Yuppi!」
歩夢「エマさんにはかなわないかぁ……」
歩夢ちゃんは私を見て、エマちゃんを見て
自分を見下ろすようなすぐ差を見せると、笑みを浮かべる
歩夢「私的には彼方さんが一番お嫁さんに思えます……いい奥さんになりそうっていうか」
歩夢「もちろんっ、エマさんも素敵な奥さんになるって思いますけど」
歩夢「なんて言えばいいのか……」
歩夢「雰囲気が、主婦って感じがするというか……」
彼方「うん〜?」
それは見た目以上に更けているって言いたいのかな〜なんて
意地悪なことを思う
エマ「彼方ちゃん、わたしが奥さんなら歩夢ちゃんは?」
彼方「ん〜」
歩夢ちゃんは、普通なら娘とか……かな?
A、自由安価
>>161 タイムラグ:33秒
彼方「歩夢ちゃんは、遥ちゃんのお姉ちゃんで〜」
彼方「そして私の妹かな〜」
歩夢「い、妹ですか?」
歩夢「娘って言われるかと思ってたのに……」
妹はすでに遥ちゃんがいるから、
妹にされるって選択肢は歩夢ちゃんにはなかったみたい。
戸惑いつつもちょっぴり嬉しそうな歩夢ちゃんは
私をじぃっと見て「妹」と呟く
歩夢「彼方さんの妹になったら……幸せそうですね」
歩夢ちゃんもなかなか嬉しいことを言ってくれる
これが遥ちゃんだったら、すぐに駆け寄ってギューッとしていたと思う。
それで、遥ちゃんの姉ちゃんで幸せだよ〜って……
エマ「わたしと彼方ちゃんが夫婦で、歩夢ちゃんと遥ちゃんが妹か〜」
エマ「歩夢ちゃんと遥ちゃんは私の義妹ってことだよね〜?」 歩夢「えぇっと、そう……ですね」
エマ「じゃぁ……エマお姉ちゃんだよ〜」
歩夢「えぇっ!?」
歩夢「むっ……無理ですっ」
歩夢「そんなっ……」
真っ赤になって恥じらう歩夢ちゃん
近くにいたエマちゃんから後退りして距離をとる
遥ちゃんは私をお姉ちゃんって呼んでるけど
もう一人お姉ちゃんがいたら、彼方お姉ちゃんとかになってたのかな?
歩夢ちゃんだったら、歩夢お姉ちゃん
私は変わらず遥ちゃん、歩夢ちゃん
エマ「エマお姉ちゃん、だめかな〜?」
歩夢「え、えっと……」
エマさんって呼ぶことはできるけど
エマお姉ちゃんっていうのは難しそう
エマちゃんって呼んでたら……エマお姉ちゃんって呼ぶこともできたのかな?
じゃぁ……エマ姉さんなら呼べるのかな?
A、自由安価
>>165 まさかここでエマぽむを見られるとは…!
続きが楽しみ すでに遥ちゃんがいたとしても妹なんてなんぼあってもいいですからね タイムラグ:58秒
歩夢「うぅ……え、えっと……」
困ってる歩夢ちゃんは、かわいい
エマちゃんも意地悪というより、
お姉ちゃんって呼んで欲しいって純粋な気持ちで近づいて行ってるから
歩夢ちゃんも強く断れないんだろうなぁ……
彼方「……」
私がエマちゃんをお姉さんとして呼ぶならどうだろ?
エマお姉ちゃん?
う〜ん……呼んだことないからちょっと難しい
エマお姉ちゃん?
お姉ちゃん?
姉さん?
う〜ん……
彼方「……エマ姉」
エマ「えっ?」
彼方「エマ姉〜ごはんまだ〜?」
エマ「彼方ちゃんが妹になっちゃった!」 びっくりして目をぱちくりさせるエマちゃん
エマちゃんをお姉ちゃんって呼ぶか躊躇ってた歩夢ちゃんも驚いてる
エマ「彼方ちゃん、わたし達夫婦じゃなかったけ〜?」
彼方「そうだけど、呼んでみようかな〜って」
エマ「じゃぁ、わたしも彼方お姉ちゃんって呼んじゃう〜」
彼方「二人ともお姉ちゃんになっちゃうよ〜」
歩夢「えっ、えっ……あ……」
歩夢「……」
歩夢「……かっ」
歩夢「彼方お姉ちゃんっ、エマお姉ちゃんっ」
彼方「わっ」
エマ「!」
勢い十分
照れくささが勝った歩夢ちゃんのお姉ちゃん呼び
びっくりしちゃった私たちの反応が遅くて、
静まり返った部屋で、歩夢ちゃんの顔が真っ赤に染まった音がしたような気がした
歩夢「す、すみません……」
A、自由安価
>>174 タイムラグ:69秒
歩夢ちゃんは勢いで言っちゃったから
静まった空気に耐えられなくて私とエマちゃんを交互に見て、
一歩、二歩、後退りする
私のおうちは部室ほど広くもないから……すぐに壁にぶつかっちゃうけど。
彼方「……」
エマ「……」
エマちゃんと顔を見合わせて、アイコンタクト
私がお姉ちゃんで、エマちゃんもお姉ちゃんで。
歩夢ちゃんがたった一人のかわいい妹。
なんて――遥ちゃんが聞いたら嫉妬してくれたりして。
エマ「なぁに〜? 歩夢ちゃん」
彼方「どうしたのかな〜?」
歩夢「うっ……」
エマ「お姉ちゃんだよ〜」
彼方「お姉ちゃんだよ〜?」
歩夢「そ、そう呼んだだけですっ」 彼方「恥ずかしがらなくていいよ〜」
歩夢「で、でもっ」
エマ「ここにはわたしと彼方ちゃんしかいないからね〜」
歩夢「え、エマさんまでっ」
エマ「えへへ〜」
エマ「歩夢ちゃんにお姉ちゃんって呼んでもらえてうれしくて〜」
歩夢「わわっ」
エマちゃんは歩夢ちゃんをぎゅっと抱きしめる
エマ「歩夢ちゃんは私のもう一人の妹だよ〜」
なでなでと、撫でるエマちゃんと撫でられる歩夢ちゃん
恥ずかしがりながらも、エマちゃんを振りほどけない歩夢ちゃんはぽっと顔を赤くしていて
彼方「エマちゃん彼方ちゃんも〜」
歩夢「彼方さんっ!?」
そんな二人に駆け寄って、私も歩夢ちゃんを堪能する。
私の可愛い遥ちゃんとは、やっぱり違うけど。
でも、歩夢ちゃんは歩夢ちゃんで、妹だったらよかったのになぁ。なんて。
彼方「歩夢ちゃ〜ん」
歩夢「うっ……うぅ〜」
むぎゅっとして、なでりなでり。 可愛い歩夢ちゃんを堪能した後、普通に料理を再開した二人。
少ししてから、大急ぎで帰ってきた遥ちゃん。
歩夢ちゃんとエマちゃんがいることに驚いてたけど、
私に何かあったわけじゃないってわかって、一安心
遥「じゃぁ、お姉ちゃん部活休んだんだ」
彼方「うん。ちょっと寝不足かな〜って感じだったから〜」
歩夢「ちゃんと寝ないとだめですよ?」
エマ「寝る前にココアとか飲むとよく眠れるって聞いたよ〜」
実際は、ちゃんと寝ることはできてる
でも、なんでか今日は不調な感じ
お昼なんて熟睡しちゃったし
遥「お夕飯まで作っていただいて……ありがとうございます」
歩夢「ううん、良いよ」
歩夢「彼方さんにはお世話になってるから」
エマ「彼方ちゃんの手料理には負けちゃうと思うけど〜」 彼方「そんなことないよ〜」
彼方「エマちゃんが作ったのも、すっごくおいしいよ〜」
彼方「もちろん、歩夢ちゃんが作ってくれた卵焼きも」
遥「えっ、これ歩夢さんが作ったんですか?」
遥「おいしいですっ」
歩夢「あははっ……あ、ありがと」
遥ちゃんの笑顔に、歩夢ちゃんは照れた笑いを浮かべる
遥ちゃんが美味しいって言うってことは、
歩夢ちゃんやエマちゃんが美味しいって言ってくれる私のお料理とおんなじくらい美味しいってことだもんね
私のお料理を食べ慣れてる遥ちゃんの言葉だから、間違いない
エマ「ほんと〜」
エマ「歩夢ちゃんもお料理上手だよね〜」
歩夢「え、エマさんだって上手ですよ」
遥「この中で下手なの私だけ……」
彼方「大丈夫だよ〜」
遥ちゃんだって、今は時々お料理挑戦中
私が教えながらやってるから、変なことに……とか、おかしなアレンジとか
そういうのしないから、大丈夫。 少し早めのお夕飯も終えて、一息。
外は明るいといえば明るいけど、暗い
もう夜って言えるような時間
エマ「そろそろ、帰った方がいいかな」
歩夢「あ、そうですね」
歩夢「ほんとはお夕飯作るだけで終わるはずだったんですけど……」
遥ちゃんと私で是非にと、お夕飯に誘って
……というか、作ってくれたのは二人だから
遥「何から何まで、すみません」
エマ「いいよ〜」
エマ「一度彼方ちゃんのおうちに行ってみたかったの〜」
エマ「それに」
ちらっと歩夢ちゃんを見るエマちゃん
その視線に気づいた歩夢ちゃんははっとして、ほほを赤くして、顔を背ける
お姉ちゃんって呼んだりしたこと、思い出したのかな
エマ「楽しかったから〜」
歩夢「も〜エマさんっ!」
エマ「えへへ〜」
A、自由安価
>>182 タイムラグ:79秒
エマ「じゃぁ、わたし達――」
彼方「あ、待って〜」
今日は月曜日
明日は火曜日だから、たぶんきっと、難しいというか無理かもしれないけど。
彼方「二人とも、今日泊まっていこうよ〜」
歩夢「今日ですか?」
エマ「ん〜……」
エマ「わたしは寮だから少し早めに登校したら途中で寄り道して準備もできるけど……」
歩夢「私は、家に帰れない。です……」
歩夢「……侑ちゃんなら、私の部屋に入って荷物持ってきてくれそうではありますけど」
歩夢「さすがにそんなこと頼めないし……」
今日はお泊り予定じゃなかった二人
もちろん、準備なんてしてるわけもなくて。
彼方「あははっ、無理だよねぇ〜」 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>187コンマ一桁目が 1,3,5 で エマ泊まり
>>188 コンマ一桁目が 2,6,0 で 歩夢泊まり 判定: エマなし 歩夢泊まり
エマ「う〜ん……私は外泊許可とかがあるから、難しいかなぁ」
歩夢「あ、エマさん寮だから……」
エマ「残念だけど、無理だね〜」
エマちゃんは寮住み
外泊許可ももちろんだけど、門限とかもあるはず。
許可なく遅くなったら、怒られちゃったりもするだろうし……
そのせいで今後のエマちゃんの生活に制限がかかったら可哀想だ
彼方「そっかぁ……」
彼方「そうだよねぇ」
エマ「ごめんね〜」
エマ「今度は、許可とって必ず泊まるから〜」
なでなでしてくれるエマちゃん
今日は月曜日だし、難しいのは分かってたけど……ちょっぴり残念
歩夢「……」
歩夢「あ……」
歩夢「じゃ、じゃぁ……わ、私は、お世話にならせてください」
彼方「えっ?」 歩夢「今から親に連絡してみます」
歩夢「それで問題がなかったらですけど」
歩夢「いったん家に帰って準備をしてからもう一度、ここに来るっていうのでどうですか?」
控えめに手を上げるようなそぶりを見せながら言う歩夢ちゃん。
エマちゃんみたいに許可を貰ってからって話だけど
学校側に許可を取るよりは、ずっと簡単に許可がとれるんじゃないかって思う。
……私が寂しがったから、かな?
彼方「いいの〜?」
歩夢「は、はいっ」
彼方「ありがと〜っ」
むぎゅっと抱擁
今日だけは私の可愛い妹に追加された歩夢ちゃんは
困った反応ではあったけど、嫌がったりはしていなくて。 歩夢「じゃぁ、電話してみますね」
彼方「うんっ」
エマ「いいな〜」
うらやましそうなエマちゃんの隣で電話する歩夢ちゃん。
友達の家ではなく、先輩のおうちっていうのが、歩夢ちゃんらしくて
歩夢「あ、彼方さ……彼方先輩。お母さんが」
彼方「あ、は〜いっ」
一応、責任を負うことになるから、お電話を受ける
本当は親がいるべきではあるけれど、今はいないし帰りは遅いはずだから……私が受ける
結局――お許しを貰えた ※虹ヶ咲学園の夕方を終了
※DATA01のログを取得
※DATA01を保存
※続行します ――――――
―――
彼方「歩夢ちゃんお帰り〜」
歩夢「あ、た、ただいま……です」
歩夢「改めて、今日はお世話になります」
エマちゃんと一緒に一回帰っていった歩夢ちゃん
家に帰って準備をしてきた手荷物はちょっぴり多め
この行き来のためだけに私服に着替えてきた歩夢ちゃんはとってもおしゃれで可愛らしい
さっきはお嫁さんとか、妹とか
そういうお話をしていたけど
お嫁さんにする前はこんな歩夢ちゃんとデートしたりすることになるのかなって思うと
ちょっぴりドキドキする
遥「お姉ちゃんが急に誘ったのに……ありがとうございます」
歩夢「ううん。私ももうちょっといたいなって思ってたから……」
遥「でも、歩夢さん……どこで寝るの?」
彼方「う〜ん」
遥「お姉ちゃん、私と一緒に寝る?」
私が遥ちゃんと二段目で寝る……それもありかも〜
A、自由安価
>>194 >>197
乙!
かなはる添い寝いいね
普段は一緒に寝ること実はそんなにないのかな タイムラグ:20秒
彼方「そうだねぇ。彼方ちゃんと遥ちゃんが一緒に寝て〜」
彼方「歩夢ちゃんには私のベッドを使ってもらうのがいいかなぁ」
歩夢「私一人で彼方さんのベッド使うんですか?」
彼方「ベッドサイズ的にそれがいいかなぁって」
二人寝るならどうにかなるベッドだけど三人寝るのは難しい
歩夢ちゃんと一緒に寝てもいいけど、
遥ちゃんが一緒に寝てくれるって言うし。
歩夢ちゃんには広々……なのかはちょっとわからないけど
出来る限り幅広く使ってもらいたいから
歩夢「エマさんがいたらどうしてたんですか?」
彼方「マットレス下ろして〜」
彼方「縦にこう〜……並べて、4人並んで寝る」
歩夢「……なるほど」
マットレス二枚並べれば、
エマちゃんでもどうにか入りきるくらいの幅になる
歩夢「……そうしないんですか?」 遥「……そうしたいんですか?」
歩夢「へっ!?」
歩夢「あ……えっと」
不思議そうな遥ちゃんと、戸惑う歩夢ちゃん
歩夢ちゃんはちらっと私を見たと思えば、すぐに目をそらしちゃって
いじいじしてる手元が、かわいい
同じ部屋だし、
一段上にいるけど……顔を見ることはできない。
せっかく泊まりに来たのに、そんな風に離れちゃうのが寂しかったりするのかな?
遥「お姉ちゃん、どうする?」
遥「私は別にいいよ?」
歩夢「え、そ、そんな無理に言うつもりはなくて……」
歩夢「私だけ一人で使うのも悪いかなって思ったというか」
歩夢「四人寝られるなら、三人ならもう少し楽に寝られると思って……」
A、自由安価
>>201 タイムラグ:47秒
彼方「へぇ〜……」
歩夢「か、彼方さんっ」
歩夢ちゃんの反応があまりもかわいいから、ついつい、ニヤニヤと。
そんな私に気づいた歩夢ちゃんもまた、かわいくて。
お姉ちゃんって呼んでくれないの〜? なんて意地悪も言ってみたくなっちゃったりして。
歩夢「べ、別に大丈夫ですっ」
歩夢「彼方さんたちにだけ狭い思いさせるのも悪いかなって思っただけですからっ」
歩夢「ベッドお借りしますっ!」
彼方「あっ」
遥「お姉ちゃんが意地悪するから」
彼方「あはは……」
彼方「ごめんね〜歩夢ちゃんっ」
ぎゅーっと、後ろから抱きしめる
歩夢「わぁっ!?」
彼方「よしよ〜し」
優しく頭をなでりなでり。
これ以上意地悪するのも悪いから、予定通り歩夢ちゃんには私のベッドをお貸ししよう ―――――
―――
彼方「歩夢ちゃん、シャンプーとか大丈夫だった〜?」
歩夢「あ、はいっ。全然問題なさそうです」
シャンプーやトリートメントとか。
人によっては合わなくてキシキシになっちゃったりするけど……
どうやら歩夢ちゃんは問題なかったみたい。
よかったよかった。
彼方「狭くなかった?」
歩夢「むしろちょうどよかったです」
歩夢ちゃんのおうちよりもきっと狭いお風呂
でも、歩夢ちゃんは満足げ
歩夢「……スンスン」
彼方「? 箪笥の匂いする?」
歩夢「へっ、あ、その……」
歩夢「彼方さんの匂いがします」
貸し出した私のパジャマの匂いを嗅いで
フイッと顔を背ける歩夢ちゃん
彼方「彼方ちゃんじゃなくて、近江家のだよ〜」
今日の歩夢ちゃんは近江家の香り
これで歩夢ちゃんも、ようやく近江歩夢になりました〜。
遥「お姉ちゃん、もう寝る〜?」
彼方「ん〜」
A、自由安価
>>204 遥ちゃんと歩夢ちゃんにお互いのことどう思ってるか聞く タイムラグ:53秒
彼方「ねぇねぇ」
彼方「遥ちゃん、歩夢ちゃん」
歩夢「はい?」
彼方「会うのは初めてじゃないけど」
彼方「こうして一緒になるのって初めてだし〜」
彼方「どう? 互いに……仲良くなれそうかな〜?」
遥「う〜ん……」
出来るってはっきり言わずに、真剣に考える遥ちゃん
歩夢ちゃんはそんな遥ちゃんの視線を受けて、苦笑い
歩夢「そういえば、来年には虹ヶ咲と東雲の中継になっていた彼方さんもいなくなっちゃうんですよね」
遥「一応、侑さんと連絡できるようにはしてるけど……」
彼方「侑ちゃんとだけ仲良ければいいわけじゃないんだよ〜?」
遥「うんっ、わかってる」
遥「私、歩夢さんのことも好きですよ」
歩夢「ほんと……?」
遥「本当ですっ」 遥「別に、嫌いになるような何かがあるわけでもありませんし」
遥「お姉ちゃんもよくしてもらっているみたいですし……」
遥「物腰柔らかなところが……ちょっと、お姉ちゃんに似ているような感じもして」
歩夢「そ、そうかなぁ?」
歩夢「……」
歩夢ちゃんは私を一瞥して、ちょっぴり黙る。
考え込むように眉をひそめたかと思えば、
照れくさそうにほほを染めて、きゅっと体を縮こませる
歩夢「私も……遥ちゃんのこと、好き。かな」
歩夢「彼方さんのことすっごく大事に思ってるところとか」
歩夢「努力を怠らないところとか」
歩夢「なにより……かわいいし」
遥「えへへっ」
歩夢ちゃんの可愛いを喜ぶ遥ちゃんもとっても可愛い
遥「歩夢さんも可愛いですよっ?」
歩夢「へぇっ!?」
遥「ふふっ、そうやって赤くなっちゃうところとか」
歩夢「もぉっ!」
ちょっと膨らんだ歩夢ちゃんの頬っぺた
可愛い笑い声を漏らす遥ちゃん、照れ隠しにあわあわしてる歩夢ちゃん
歩夢ちゃんは今日限りの妹だけど
二人の妹がとっても可愛くにぎわってる光景は、お姉ちゃんには刺激が強い。かも〜
彼方「そっかそっか〜」 歩夢「なに笑ってるんですか彼方さんっ!」
彼方「え〜?」
歩夢「私たちだけ狡いですっ」
歩夢「彼方さんはどうなんですか?」
彼方「私〜?」
もちろん、遥ちゃんは大好き
じゃぁ歩夢ちゃんはどうだろう?
可愛い妹だって思うけど、でもそれは今回限り
妹っていう存在じゃなかったらどうなのかな?
……私は。
遥「私はもちろん、お姉ちゃんのこと大好きだよ?」
歩夢ちゃんのときと違って、はっきり言う遥ちゃん
笑顔もとっても素敵な感じ。
A、自由安価
>>208 タイムラグ:59秒
彼方「もちろん!! 大好きだよ〜!」
彼方「遥ちゃんも」
彼方「歩夢ちゃんも」
彼方「二人とも大好きだよ〜!」
二人を一緒にむぎゅっとする。
遥ちゃんと歩夢ちゃん……可愛い妹二人
ちょっと欲張りというか、贅沢かなって思うくらいの二人を独り占め
歩夢「わ、わわっ……か、彼方さん……」
遥「も〜お姉ちゃんってば〜」
遥「苦しいよ〜」
歩夢「……」
歩夢「……ふふっ」
嬉しそうな遥ちゃんに、
耳元で聞こえる歩夢ちゃんの細やかな笑い声。
体中に感じる温かさと、柔らかさ
歩夢「……でも、悪くないですっ」
歩夢ちゃんも――嬉しそうだった ――――
――
彼方「じゃぁ、おやすみ〜」
歩夢「あ、はい。おやすみなさい」
歩夢ちゃんに私のベッドを委ねて、遥ちゃんの待つ上のベッドへ
一緒に寝たことは何度もあるけど、
その時はいっつも、私のところに遥ちゃんが来る感じだった
耐荷重量は超えていないから、急にベッドが崩れたりすることはないと思うけど、
でも、普段と違うっていうのがどきどき。
遥「お姉ちゃん、こっちこっち」
彼方「は〜い」
いつも私がしてるように、横になって手招きする遥ちゃん
髪を下ろしてる遥ちゃんも、やっぱりかわいい
彼方「大丈夫? 狭くない?」
遥「うんっ、大丈夫だよ〜」
彼方「……暑くない?」
遥「大丈夫だよ〜」
遥ちゃんの甘い匂いと、柔らかさと、優しい温もり
普通にぎゅっとするのとは違う密着感というか、包まれてる感じがする
……普通に、寝ようかな
A、自由安価
>>211 @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 姉妹丼のご飯になっちゃった タイムラグ:52秒
彼方「……遥ちゃん」
遥「なぁに?」
柔らかくて、優しい温もりがあって、いい匂いがして、かわいい遥ちゃん
これがもしも食べ物だったなら
私でもついついつまみ食いしたくなっちゃうんだろうなって、思っちゃったり。
彼方「……」
そうっと……そうっと。
遥ちゃんの柔らかい体に触れてみる
遥「っ! ……ん」
ビクンっとした遥ちゃん
ぱちくりしてるおめめもかわいい
遥「ぉ……お姉ちゃん……」
遥「歩夢さんがいるんだよ……?」
すぐ下のベッドで寝てる……のかな?
そこで横になってる歩夢ちゃんには、下手なことしたら気づかれちゃうかもしれないけど……
A、自由安価
>>215 タイムラグ:43秒
下手したら歩夢ちゃんに知られちゃうかもしれない状況
でもそれはつまり、遥ちゃんはあんまり声を出せないってことで
もしかしたら歩夢ちゃんに知られて、みんなに知られて、
大変なことになっちゃうかもしれないっていう緊張感があって。
でも――だから。
彼方「……どきどきしちゃう」
遥「ぇ――っ!」
もう一度、遥ちゃんに触れる
強い拒絶はなくて、ぐっと堪えてるのがまた一段とかわいい
遥「っ……め……ってば……」
彼方「ふふっ……」
ドキドキする。
遥ちゃんの柔らかい匂い、温かい匂い、籠る声
かわいくて、かわいくて……かわいくて。
――気持ちが止められなくなりそう
A、自由安価
>>217 タイムラグ:4秒
彼方「う……」
遥ちゃんかわいい
可愛くて、柔らかくて、いい匂いで、ドキドキしちゃう。
そのまま本当に食べちゃいたくなってくる
遥「っ……」
歩夢ちゃんに知られないように
ぐっと口元を抑えて我慢しようとしてるのがまた……そそって――
彼方「っ……ご、ごめ」
彼方「ごめん……」
ドキドキと激しい胸の奥
運動後の高鳴ったからだを無理矢理押さえつけているかのような痛みを感じる
遥ちゃんをこのまま食べちゃいたい……襲っちゃいたい
そう思う心と、駄目だって思う心。
耐えなきゃ。
――我慢、しなきゃ
彼方「ごめんね」
遥「お姉ちゃん……」 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>220 コンマ一桁目が 1,4,9 で 遥行動 判定:5 なし
遥「……や、めて、ね?」
彼方「うん……ごめんね」
遥「いいよ……」
遥ちゃんは困ったように笑うくらいで、許してくれる
遥「歩夢さんに知られちゃったら、大変だよ」
彼方「……いなかったら、いいの?」
遥「……何言ってるの」
遥「もぅ……」
遥ちゃんは笑って、まあるくてかわいい目で見つめてくる
ちょっぴりほほが赤く見える
遥「冗談、やめてよ……」
彼方「……」
困った顔の遥ちゃん
嫌がってるようには見えないけど……でも。
駄目、なのかな
A、自由安価
>>222 タイムラグ:22秒
彼方「……遥ちゃん」
遥「ん……また?」
彼方「また〜……」
遥ちゃんの体をぎゅっとする
朝もしてたことだから、遥ちゃんは戸惑うけど許してくれて
変なことしなければ良いよ〜なんて……言ってくれる
遥「でも、ちょっと暑いかも」
二人だとそんなに余裕もないベッド
まだ温かい季節
そして布団の中でぎゅっとしていると、やっぱり熱い
でも……私は離せなかった
――放したくなかった
彼方「好き」
遥「ふぇっ!?」
彼方「……好きだよ」
遥「お、お姉ちゃ……」
抱いてる分ぐっと近づいた距離
私の口元に微かに触れる遥ちゃんの耳元に、何度もささやく 静かな部屋の中
囁き声でも歩夢ちゃんが耳を澄ませていたら聞こえちゃうかもしれない
でも「好き」って言葉くらいなら聞かれても問題なんてない
歩夢ちゃんだけじゃなく、
同好会のみんなは、私が遥ちゃんを大好きだって知ってるから
だから……何度だって。
彼方「……すき」
遥「……も〜」
彼方「やだ……」
私たちの体の間に手を入れた遥ちゃんは、ググっと押し返そうとしてくる
二段目だから、突き飛ばして落としちゃうことを心配してるのかな
全然力が入ってない、私が引いてくれることを期待してる力。
彼方「好きなの……」
遥「っ……」
彼方「すきっ」
遥「〜〜〜っ」
さっきは変な触り方をしたからかな……遥ちゃん、顔が真っ赤
これ以上言われたら爆発しちゃう……みたいな感じがかわいい
A、自由安価
>>225 タイムラグ:70秒
遥「お、お姉ちゃんってば……」
彼方「好きだよ……」
遥「っ……わ、わかったからっ……」
彼方「愛してる」
遥「っ」
ささやくたびに、ビクンって跳ねるような反応を見せる遥ちゃんがかわいい
心なした、私の体にぶつかる吐息も熱を帯びているような感じで
遥ちゃんの額には……汗が浮かぶ
遥「わ、たしも……」
遥「私も、好きだから……もう……ね?」
遥ちゃんは自分が答えるまで続くって思ったからなのか
ついに、応えてくれる
でも、私の体の内側から湧き上がってくる思いはそれじゃ蓋することはできない
彼方「すき……」
彼方「好きだよ……」
彼方「……愛してるよ」
彼方「遥ちゃん……大好き……」
言っても言っても全然物足りない
このまま一晩中言い続けられそうなくらいに、止まらない
A、自由安価
>>227 タイムラグ:97秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
12〜21 遥「……やめて」
45〜54 歩夢ちゃん乱入
78〜87 押し離される
ぞろ目:歩夢「私も混ぜてください」 彼方「……遥ちゃん」
優しく名前を呼ぶ。
暑さのせいか、潤った瞳で見つめ返してくる遥ちゃんは、もう、かわいくて
私は我慢が出来なかった。
歩夢ちゃんが下にいるとか、
遥ちゃんが受け入れてくれるとは限らないとか
そんなことは、頭からすっぽり抜け落ちていた。
彼方「好き」
遥「っ……んっ……」
そうっと……キスをする。
愛をささやき続けた唇が渇かないうちに遥ちゃんの唇に触れさせて、離れる
数秒にも満たない、接触
遥「お姉ちゃ……」
彼方「んっ……」
遥ちゃんが私のことを呼ぼうとしてもそれを上塗りするようにキスをする
ぴくんっ……びくんっ……
キスをして、離れて、キスをして
そのたびに感じる遥ちゃんの愛らしさを増すばかりの震えと、
吐き出される熱っぽい吐息が、また私の心を掻き立てる 遥「っは……は……んっ……」
彼方「んっ……」
キスをする。
何度も、何度も。
だんだんとえっちな色香を感じさせる遥ちゃんの吐息さえも飲み込むように。
遥「っは……ぁっ……んっ……」
潤いが満ちると、
唇を重ねて、すり合わせ、離れるたびにピチュッ....なんて、水遊びの音がする
可愛い遥ちゃんはもう、えっちな遥ちゃんになっていて。
真っ赤な顔、涙のたまった瞳、艶やかな唇
どれをとっても気を高めてくれて……ぎゅっとする体の柔らかさ、汗ばんだ肌
パジャマと布団に蒸れた匂いに、余計にドキドキさせられる
遥「おねえ……ちゃ……っんっ!」
遥ちゃんを抱きながら、
そぅっと動かした手で……可愛さのない、えっちなお尻を撫でてあげる
遥ちゃんにその気がなくても、
もうすっかり、誘惑することを覚えたおしりに、お仕置き
――むぎゅっと。
遥「っ! っ……ふーっ……ふっ……んっ!」
びくんっとして
手で押さえた口からこぼれる荒っぽい呼吸音
声を一生懸命我慢しているのがまた一段と――私をおかしくさせる
A、続行
B、自由安価
>>237 タイムラグ:7秒
彼方「っは……」
キスを始めてからどれくらい時間が経ったのか
何度、遥ちゃんの呼吸を止めさせて、キスをしたのか。
おぼろげになってしまったけれど……でも、私の中に充満している思いだけは鮮明だった。
彼方「……遥ちゃん……ダメ、かな……?」
私自身もすっかり熱を帯びてしまった声
吐息にもどこかえっちなものが混ざってしまうのを感じながら、遥ちゃんに問いかける
真下に歩夢ちゃんがいるのは分かってる
でも、だけど……我慢がもう、できない
好きで、好きで、大好きで
遥ちゃんの全てから感じる、美味しそうな感覚に逆らえない
遥「お姉……ちゃん……っ」
唇だけでなく、口の周りも艶やかになっている遥ちゃんの口が動く ※近江彼方以外の行動判定_実行
23〜32 遥「……だ、だめ」
45〜54 遥「……ん」
56〜65 歩夢「あの……何してるんですか?」
67〜76 遥「……いいよ」
89〜98 遥「き、キス……だけなら」
ぞろ目:歩夢「私も混ぜてください」
それ以外は遥ちゃんだんまり 判定:拒否
遥「……だ、だめ」
彼方「え……」
遥「だめ、だよ……っ」
遥ちゃんは拒絶して、私の体を押しのけようとする腕に力を込めていく
でも、突き飛ばすことはできない
ベッドの幅が突き飛ばすだけの隙を与えてくれないから。
遥「も、だめ……」
遥「お姉ちゃん……っ」
やめてって……遥ちゃんの目が訴えてくる
やめるべきだって思う
やめてあげたいって思う
――でも、それ以上に決壊してしまった心のダムから流れ出ていく遥ちゃんへの好意が、私の胸を打つ
A、自由安価
>>245 >>245 彼方の行動外のため判定
※近江彼方以外の行動判定_実行
コンマ偶数なら 通知
コンマ奇数なら 通知なし
ただし、奇数ぞろ目 なら通知あり
>>247 彼方「は――」
遥ちゃんを呼ぼうとしたその瞬間に、
それを遮るかのように、傍らに置いてあったスマホが震える
彼方「……なに?」
無視をしようかとも思ったけれど、
通知の震えでスリープの真っ黒画面から移り変わって……通知が表示された画面を見て
思わず、息が止まった。
画面には、歩夢ちゃんの名前があって。
>歩夢:あの……
何か言いたそうな、呟き。
歩夢ちゃんが今、自分の家にいるとかなら何か相談事かなって思うけど
でも今、歩夢ちゃんはこの下にいて……
遥「……だから、言ったのに……」
遥ちゃんのもうどうしようもないって呟きが聞こえた。
A、自由安価
>>249 遥ちゃん……ごめんね
歩夢ちゃんにも謝るから……彼方ちゃんのこと見捨てないで タイムラグ:45秒
彼方「ぁ……」
歩夢ちゃんは、気づいてる。
私と遥ちゃんが何か、怪しいことしてるって……
歩夢ちゃんは直接見たわけではないから、
遥ちゃんが一方的にされてるなんて思っていないはず。
彼方「は、遥ちゃんごめんね?」
彼方「歩夢ちゃんにも……歩夢ちゃんにもちゃんと謝るから……」
すーっと……血の気が引いていくのを感じる
さっきまでとは正反対にも感じるドキドキとした痛み
彼方「だから……」
ぽろぽろと……涙が零れ落ちる
彼方「彼方ちゃんのこと……見捨てないで……」
遥「お姉ちゃん……」
涙が止まらない
あふれ出るほどの思いが、全部……もう二度と受け止めてもらえなくなっちゃうんじゃないかって恐怖が、
その有り余る思いを、涙に変えちゃうから ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>252 コンマ一桁
1,3,8 遥「……分かった」
ぞろ目: キス
それ以外は顔を背けられる 判定:なし
遥「……」
彼方「ぁ……」
遥ちゃんはふいっと顔を背ける
私のことを拒んだみたいに……ううん。拒んだんだ。
私を押しのけようとする力は強くなったりしないけど
でも、弱くもならない。
遥ちゃん、嫌がってたようには見えなかった
でも、困ってはいて、歩夢ちゃんのことを気にしてて
なのに……気持ちが我慢できなくて、無理矢理触れ合おうとしちゃってた。
彼方「ぅ……」
涙が止まらない
悪いのは私だってわかってる
でも、遥ちゃんに嫌われたら、彼方ちゃんは生きていけない
なのに、なのにどうして……やめられなかったのかな。
彼方「うぅ……」
彼方ちゃんが好きなくらい、遥ちゃんも好きだって思ってたのに。
そんなこと、なかったのかな……
A、近江彼方を諦める
B、自由安価
>>259 タイムラグ:9秒
彼方「ぐすっ……」
遥ちゃんは私をぐっと押して隙間を作ると
そのままくるんっと回って、私に背中を向ける
もうキスはしないでって言われてるようで……また一段と胸が痛んだけど
でも、自業自得だから……
今更自覚したって、どうしようもないけど。
彼方「……」
とにかく、今はすぐ下にいる歩夢ちゃんからの連絡に応える
今すぐに面と向かって釈明する勇気もなければ気分でもないし、
歩夢ちゃんだって今から話そうって言われたところで……困っちゃうだろうから。
>彼方:歩夢ちゃん明日話そう?
歩夢ちゃんからの短い一言にそう返すと
真下からスマホのバイブが聞こえて。
>歩夢:はい
凄く短い、承諾の言葉だけが返ってきた。 ※近江家の夜を終了
※DATA01のログを取得
※DATA01を保存
※続行します ――――――
―――
火曜日
私は結局、近づくのも離れるのも露骨で違和感があったため、
遥ちゃんとおんなじベッドの上で眠った
寝ることなんてできないって思っていたのに、
寝た方がいいって考えに押し込まれるようにしながら、遥ちゃんとは背中を向けあうような形で、眠った
遥ちゃんと向かい合って寝ること
仰向けになって並んで寝ること
そういうのは今までに何度もあったけれど
距離を感じる、背中合わせっていうのは一度もなかった。
それが……辛くて。
彼方「……はぁ」
ため息を堪えらずに二段目から降りて、一段目を見る
カーテンは開いていて、もう、歩夢ちゃんの姿はなかった。
荷物はベッドわきに置いてあるから、
ただリビングの方に出て行っただけかな。
遥ちゃんはまだ寝てるけど……体に触るのは気が引ける
だって、また……気持ちが止まらなくなっちゃったら大変だから リビングに出ていくと、歩夢ちゃんは昨日も座っていた椅子に座っていて、
突っ伏すようにしていたけれど
私が出てきたことに気づいて、はっと顔を上げた
歩夢「あ……えっと……」
歩夢「……おはよう、ございます」
気まずそうな歩夢ちゃん。
自分の家じゃないからっていうのももちろんあるとは思うけど
初めてのお泊りをできたと思ったら、
自分の眠ってるベッドの上で、えっちな声が聞こえたんだから……
そうだよね。変な感じになっちゃうよね
彼方「……おはよう」
歩夢「えっと……あの」
歩夢「その、なんていえばいいか……」
歩夢「……」
昨日は妹だってかわいがった歩夢ちゃん。
けれど、実妹である遥ちゃんとのあんな物音を聞いちゃったら、
私が歩夢ちゃんを妹だって言った意味が大きく変わってきちゃう……
だからきっと、歩夢ちゃんは私が怖いんだ
そういう意味で――妹だって言ったのかもしれないって。
A、自由安価
>>264 タイムラグ:60秒
歩夢「……すみません」
彼方「え……」
頭の中が真っ白になっていた私に、歩夢ちゃんがそう言って、頭を下げた
いつの間にか椅子には座っていなくて、
目の前には頭を下げている歩夢ちゃんがいる。
彼方「ぁ……」
なんて言ったらいいんだろう
遥ちゃんのこともちゃんと言わないといけないし、
せっかくお泊りに来てくれたのに、こんな気分にさせちゃったことも謝らないといけないし……
そんな風に迷って、悩んでいたからなのか
ほんの少しの間、私の意識は飛んだように消えていたらしい。
私から……ううん、私だけが謝るべきなのに、
歩夢ちゃんに頭を下げさせてしまった
歩夢「……私がお泊りするなんて、言ったから」
彼方「違っ……」
歩夢「社交辞令なんて真に受けて……それで……遥ちゃんとの間を邪魔なんてしちゃって……」
彼方「違うからっ……違う……歩夢ちゃんは何にも悪くなくて……」
歩夢「メッセージだって送るつもりなかったんですっ」 歩夢「寝付けなかったし……静かだったし……」
歩夢「それで……二人の音が聞こえてきちゃって……」
歩夢「私のこと忘れられてるのかなって思ったりしてはいましたけど……でも」
歩夢「何かしてる最中に邪魔をするのも悪いかなって、閉じようと思って」
歩夢「なのに、手が滑って……送っちゃって」
歩夢ちゃんは私が口を挟む隙を与えないくらいに、
とぎれとぎれに、けれど絶え間なく話し続けて……一瞬上げた頭をもう一度下げる
歩夢「ごめんなさいっ」
彼方「あ、歩夢ちゃんは何も悪くないのに……」
彼方「悪いのは私なんだよ?」
彼方「遥ちゃんも私も、歩夢ちゃんのことわかってた」
彼方「遥ちゃんは歩夢ちゃんがいるから駄目だって言ってた」
彼方「なのに……なのに私……我慢できなくてあんなこと……」
彼方「ごめん……ごめんね……」
そんな資格がないってわかってる
解ってるのに、涙がこぼれていく
彼方「ごめんなさい……嫌な思い、させちゃって……」 歩夢ちゃんは何も悪くない
遥ちゃんだって、何一つ悪いことをしていない。
全部私が悪い。
私が、気持ちを抑えられなくなっちゃっていただけ
大切な妹に……血のつながった、かわいい妹に
好きで好きで好きで……愛おしくて堪らないって気持ちがあふれ出してきちゃって
――最低だよね
彼方「気持ち悪いって言われても仕方がない」
彼方「歩夢ちゃんに絶交されても仕方がないし」
彼方「同好会から消えてって言われても仕方がない」
彼方「遥ちゃんにだってそう……」
嫌われて当然。
追い出されて当然。
二度と……口を聞いて貰えなくなったって仕方がない。
彼方「ごめんなさい」
許して欲しいから……じゃない。
悪いことをした自覚があるから、歩夢ちゃんに頭を下げる
A、歩夢の反応を待つ
B、自由安価
>>268 ※近江彼方以外の行動判定_実行
>>270 コンマ
奇数:優しい歩夢
偶数:意地悪な歩夢
ぞろ目:操作可能な歩夢 ※近江彼方以外の行動判定_実行
>>272
01〜10 歩夢「彼方さんは、これから私のものになってください」
12〜21 歩夢「遥ちゃんを抵抗できないようにしてください」
23〜32 歩夢「口止め料……払えますよね?」
34〜43 歩夢「遥ちゃんの目の前で、私にえっちなことしてください」
45〜54 歩夢「みんなに知られたくなければ……分かりますよね?」
56〜65 歩夢「えっちな変態さんなのに……普通に頭下げるだけでいいと思いますか?」
67〜76 歩夢「……遥ちゃんにしたかったこと、自分にやって見せてください」
78〜87 歩夢「これからずっと、私の言うことに従ってください」
89〜98 歩夢「じゃぁ、今度は遥ちゃんの下で、私と同じことしてください」
ぞろ目:操作権取得 判定:70
謝る立場の私から、歩夢ちゃんに何か催促とかするわけにもいかず、
頭を下げて歩夢ちゃんの反応を待っていると
歩夢ちゃんは「彼方さん」と私を呼んで。
歩夢「……遥ちゃんにしたかったこと、自分にやって見せてください」
そんなことを、言ってきた。
彼方「へ……?」
歩夢「自分って私じゃないですよ? 彼方さんが彼方さん自身にです」
彼方「え、それって……」
歩夢「悪いことしたって思うなら、そのくらいしてくれますよね?」
遥ちゃんにしようとしたえっちなこと
それを、自分にやる……しかも、歩夢ちゃんに見せる形で。
そんなの……羞恥心がどうとかって、話じゃないのに。
歩夢「私がいるってわかってるのに、遥ちゃんに出来たんですから……できないとは、言わないですよね?」
A、自由安価
>>275 タイムラグ:25秒
彼方「……」
歩夢ちゃんをじぃっと見つめる
歩夢ちゃんが何を考えてるのか……本当は何を望んでるのか
それを知ろうと歩夢ちゃんを見つめてみるけれど
歩夢ちゃんは昨日みたいに恥じらうようなそぶりも見せない
歩夢「何かを挟んでじゃないとできないとかですか?」
歩夢「私を妹だ。なんて言ったその日のうちに」
歩夢「本当の妹さんの遥ちゃんとえっちなことしてる音……聞かせてきてたのに?」
彼方「うっ……」
歩夢ちゃんは不機嫌そうに責め立ててくる
それはそう、だよね。
泊まっていかないの? なんて言ったその日にあんなこと。
せっかく、喜んでくれてたのに
その直前までは楽しそうにしてたのに
なのに……その気分を台無しにしちゃったんだから
歩夢「聞かせるのはいいけど、見せられないっていうのは……どうかと思います」
彼方「っ……」
歩夢「そんな羞恥心あるなら、初めから私がいないときにしてくれたらよかったのに……」
歩夢ちゃんはボソッと呟きながら目をそらして
歩夢「遥ちゃんが起きてくるとか知らないです……なんなら、遥ちゃんのいるベッドの下で見せてくれてもいいんですよ?」
A、自由安価
>>277 タイムラグ:66秒
彼方「……ぅぅ」
聞かせるつもりなんて本当はなかった
悪いことだってわかっていたのに、どうして求められなかった
頭がおかしくなった……そう、思えるくらいにどうにもできなかった。
でも……そんなの、歩夢ちゃんたちからしたらただの言い逃れ。
彼方「ごめんなさい……」
歩夢「……」
歩夢ちゃんの視線が突き刺さる
ごめんなさいっていう割に、歩夢ちゃんからの言うことを聞こうともしない
自分から破廉恥なことして
それを歩夢ちゃんの耳に入れておきながら……歩夢ちゃんからそれを見せてって言われたらできない
歩夢ちゃんからしたら、意味不明だよね……
歩夢「……できないんですか?」
彼方「っ……」
歩夢ちゃんの声が、冷たい
A、自由安価
>>279 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>282 コンマ一桁目が 1,4,9 で 遥ちゃん起床 判定:なし タイムラグ:91秒
彼方「ぁ……う……」
歩夢ちゃんの刺すような視線と冷たい声
昨日みたいな優しい関係にはもう、二度と戻れないんじゃないかっていう空気
でも、そうさせたのは私自身。
どうしてこんなことになるようなことをしちゃったんだろう。なんて
今更思ってたってどうしようもない。
ほんとうに、どうしようもないよね……遥ちゃん
彼方「でき…ます……」
歩夢「……泣かないで貰いたいんですけど」
彼方「っ……」
歩夢「だって、彼方さんが自分からして聞かせたことじゃないですか」
歩夢「彼方さんと遥ちゃんの、そういうことしてる音を聞かせてたくせに」
歩夢「目の前で見せてほしいって言ったら泣いちゃうのは、変ですよ」
歩夢「……私も鬼じゃないので、お手洗い行きませんか?」
歩夢「そこで、見せてください」
彼方「……」
歩夢ちゃんに腕を掴まれて、私は素直に従う
それしか、なかった 私の家のお手洗いは、別に広くない。
足を伸ばせるほどあるかっていうとそんなわけなくて、
二人で入ったら、一人が便座に座っていてもすごく圧迫感を感じるほどのもの
そんな中で、するなんて……
彼方「こ、こんな場所じゃ……」
歩夢「なら、部屋でやりますか?」
彼方「うぅ……」
部屋だと遥ちゃんがいる。
あんなことしておいて今更だって歩夢ちゃんは思うかもしれないけど、
今はあのあふれ出るほどの思いはなくて……単純に大好きな妹ってくらいしかない。
それでも、嫌われてしまったっていう事実が深く突き刺さってるようで、苦しい。
お風呂場は、洗面所が脱衣所にあるから
その奥で二人で何かやってるのは……モザイク的に見えちゃうし。
歩夢「……私は良いですよ?」
歩夢「別に、彼方さんにえっちな事させてるのをじっと見てる姿を、遥ちゃんに見られても」
彼方「……っ」
私は遥ちゃんに、どんなことしたかったのかな……
A、キス
B、胸に触れる
C、おしりを触る
D、触っちゃダメなところに触れる
E、自由安価
>>286 タイムラグ:64秒
彼方「っ……」
したくない。
こんなこと……本当はやりたくないのに。
昨日の、自分の理性も利かないような狂った行為のせいで
こんな、歩夢ちゃんに対して、恥をさらすこと……
彼方「ゆ……」
彼方「侑ちゃんは良いの?」
歩夢「えっ……」
彼方「わ、私にこんなことさせて……」
彼方「こんな姿を見て……」
彼方「普通……す、好きな人……とするようなことだよ……」
歩夢「それを、聞かされたのは私ですけど……」
彼方「うっ」
歩夢ちゃんの冷たい視線
私を先輩とも友達だと思っていないような、責める声
確かに……悪いのは私だけど ※近江彼方以外の行動判定_実行
>>289
01〜50 歩夢「よくないですよ。でも、それとこれとは別です」
51〜75 歩夢「侑ちゃんのことは大好きですけど、それは昨日も言った姉妹みたいなものです」
76〜00 歩夢「……侑ちゃんに気持ちをぶつけるわけにはいかないので、黙ってはけ口になってください」 判定:85
歩夢「……侑ちゃんに気持ちをぶつけるわけにはいかないので、黙ってはけ口になってください」
彼方「え……ま、待って」
彼方「歩夢ちゃん、私のこと……」
好きとかじゃないの?
――なんて
仮に好きだったとしても、嫌いになりそうなことをしておきながら思ってしまった私
でも歩夢ちゃんは全然そんなことがなさそうな表情で。
歩夢「彼方さんは好きでしたよ」
歩夢「優しいですし、温かいですし……可愛くて」
歩夢「……こんなえっちな人だったとは思わなかったから」
彼方「……」
歩夢ちゃんは失望したとでもいうみたいに私を見て、顔をしかめる
私のことなんて、別にもう好きじゃないんだ
ただ……侑ちゃんへのそういった気持ちが爆発しちゃわないために、私を利用しようとしてるだけなんだ
歩夢「でも、逆にちょうどいいです」
歩夢「彼方さんが遥ちゃんにやっちゃったみたいなこと、侑ちゃんにしちゃったら同じ結果になったかもしれない」
歩夢「そうならないように、私が気持ちを吐き出すための何かが必要だったから」
歩夢「自分で慰めるだけなんて……限界があるじゃないですか」
歩夢「だから……彼方さんがやらかすような変態さんでむしろ良かった」
歩夢「……安心して、やり場のない欲求をぶつけられます」 彼方「あ、歩夢ちゃん……」
歩夢「だから、ほら……早くしてください」
歩夢「出来るって言ったじゃないですか」
歩夢「私に彼方さんのえっちな姿を見せてください」
歩夢「実の妹に性的なことをする変態なんて」
歩夢「……同好会のみんなにも、バイト先の人にも、学校のみんなにも」
歩夢「知られたら困るんじゃないですか?」
彼方「お、脅す……の?」
歩夢「いえ……エマさんにも、お泊りどうだったか教えてねって笑顔で言われたので……」
彼方「や、やめてっ!」
歩夢「……彼方さん、そんなこと言えるのかな?」
彼方「っ……」
A、近江彼方を諦める
B、自由安価
>>293 見たくもあるけどここからのリカバリーは無理な気もする
最後のあがきで絶対に拒否で タイムラグ:91秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>295 コンマ一桁目が 0,6,9 で 遥「……誰か入ってる?」 彼方「や、やだ……」
歩夢「彼方さん?」
彼方「だ、だってそんな……私……」
彼方「好きでもない人にこんな……」
歩夢「それを聞かされたんだよ?」
歩夢「その寸前までは楽しい気分だったのに、ぶち壊しにされて……」
彼方「それは、ごめんなさいって」
許されると思ってはなかった
でも、だけど
こんな、ただ欲望のはけ口にされるだけの人生になるなんて、嫌だ。
歩夢ちゃんはもう、私を先輩としてみてない
ただの変態だって思ってるかもしれない。
だけど、私は私だから……
彼方「……こんなこと、できない」
歩夢「じゃぁ……みんなに教えていいの?」
A、自由安価
>>297 遥まで傷付けると考えれば歩夢が踏み止まる可能性もありそう タイムラグ:49秒
彼方「……言ってみたら?」
歩夢「言っても信じないって思ってますか?」
歩夢ちゃんは苛立ちを見せる
私を良いようにできると思ってたのに
ここまで来て……反抗してきたんだから、当然だよね……
でも、嫌だ。
昨日みたいに、体の内側から燃え上がるような不快感が湧き上がってきてる
歩夢ちゃんの言いなりになりたくない
こんなことしたくないって
彼方「っ」
――頭が、痛い
歩夢「赤の他人に聞かせるくらい、露出狂めいた変態なのに……」
彼方「違うっ……っ……」
――ズキズキする。
A、自由安価
>>301 対立路線か
どのみち不審に思われるのは避けられんな
なあなあにできればゆうぽむくっつけてワンチャンか ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>305 コンマ一桁目が 1,3,5、8 で 歩夢「……昨日の、録音してるんですけど」 1日目めっちゃ平和だったのにギスギスになってしまったな これもし録音されてたら>>263あたりからの見方変わってたのか 彼方「そ、そしたら……」
彼方「私は歩夢ちゃんに脅されたことを言いふらすから」
彼方「卑猥なことしろって……」
歩夢「私には遥ちゃんって証人がいるんですよ?」
歩夢「たとえ遥ちゃんが、彼方さんとそんなことしたって口で語ってくれなくても」
歩夢「……二度と、昨日までの二人には戻れない。ですよね?」
彼方「っ……」
遥ちゃんは私に背中を向けた
嫌がって、顔を背けて……
もう、口をきいてくれなくなるかもしれない状況にある。
歩夢ちゃんが言うことを、その通りです。なんて遥ちゃんが言わないとしても、
私と遥ちゃんがぎこちなくなっていたら、ごまかせない。
歩夢「……」
歩夢「卑猥な声を他人に聞かせて喜ぶ変態姉妹だって、言い換えた方がいいですか?」
彼方「は、遥ちゃんは違う!」
歩夢「でも、私は聞いたし……二人はそのせいでぎこちないですよね?」
歩夢「普段の彼方さんなら、自分のことなんて二の次で遥ちゃん護ると思いますけど」
歩夢「……もしかして、拒絶されたからそんな気分にもなれないんですか?」
A、自由安価
>>308 ここからかなぽむ展開になる可能性がまだあると信じてる >>312 コンマ
スマホは手元に……
奇数:ある
偶数:ない 判定:なし
彼方「遥ちゃんは、ほんとに……」
歩夢「変態さんの被害者かもしれないです」
歩夢「でも……ほかの人は知らないですよ?」
歩夢「泊まった人に卑猥な声聞かせて喜ぶ姉妹……吐き気がしませんか?」
彼方「うぅ……」
遥ちゃんは違う
本当に、ただ、気が狂った私の被害者なだけ
なのに、歩夢ちゃんはその遥ちゃんをさらに追い詰めることさえ考えてる
確かに私が歩夢ちゃんの言いなりになればそれで済む話……だけど。
嫌だ。
こんなの、無理だよ……
侑ちゃん。
侑ちゃんに連絡できれば……でも、今はスマホ、部屋に置いてきちゃってる
歩夢「……変態のくせに」
A、近江彼方を諦める
B、自由安価
>>314 歩夢ちゃんの言う通りにするから…だから遥ちゃんには手を出さないで… タイムラグ:0秒
もうダメ
もう……歩夢ちゃんのいは逆らえない
だって、逆らったら遥ちゃんまで巻き込まれちゃう
私だけじゃなくて
遥ちゃんまで、いわれもない変態のレッテルを張られることになっちゃう
スクールアイドルを頑張って、
東雲学院のセンターにまでなって……それが、全部。
彼方「ごめんなさい……」
彼方「歩夢ちゃんの言う通りにするから……」
彼方「だから遥ちゃんには手を出さないで……」
歩夢「……」
歩夢「……初めから、それでよかったと思いませんか?」
歩夢「わざわざ、無駄に時間……」
歩夢「もしかして、遥ちゃんが起きてくるの待ってるんですか?」
歩夢「今度は遥ちゃんに声、聞かせたいとか?」
彼方「ち、違う……っ!」
歩夢「……彼方さんってほんと、変態だね」
彼方「っ……」 昨日、私が遥ちゃんにそうしていたように
歩夢ちゃんは私の耳元で、私が変態だってささやく
わざと……先輩だって思ってもいないような、言葉遣いで。
そんなことないのに
違うのに……歩夢ちゃんの言葉に反論しても、歩夢ちゃんは信じてくれない
歩夢「じゃぁ、見せてくれるよね?」
彼方「う……」
歩夢「脱ぐも脱がないも自由だけど」
歩夢「変に時間かけると、本当に遥ちゃんが起きてくると思うよ?」
歩夢「ほら……変態さん」
歩夢「早くしないと」
歩夢「……お姉ちゃん? って、そこのドアをたたくかもしれないよ?」
彼方「……やめて」
歩夢「ふふっ、彼方さんが変態さんなのがいけないんだよ?」
A、もう近江彼方を辞める
B、まだ近江彼方を続ける
>>317-319 判定:続行(過半数)
※近江彼方以外の行動判定_実行
>>320 コンマ
01〜10、45〜54、89〜98 遥「お姉ちゃん?」
ぞろ目:母親 歩夢ちゃんとえっちなことをするでもなく、
ただ、自分一人で行うえっちなことを歩夢ちゃんに見てもらう
それを意識してしまうだけで……胸が痛いほどに高鳴る
罪悪感と、後悔
強い羞恥心と……歩夢ちゃんへの恐怖心
歩夢ちゃんはおとなしい子だと思ってた
優しい子だと思ってた
なのに……こんなことを要求して、欲求のはけ口にするとまで言ってきてて。
――侑ちゃんは、虎の尾だったんだ
彼方「っ……」
歩夢「我慢せずに声を出して良いよ?」
歩夢「それで遥ちゃんが来ても……もう、関係ないことだよね?」
歩夢「だって、遥ちゃんには聞かせたことある声だから……」
歩夢「もし、気づかれたら」
歩夢「――遥ちゃんのせいで欲求不満になっちゃったんだ」
歩夢「って、言えばいいと思う」
彼方「そんなことっ」
歩夢「ほら……手、止まってるよ?」
歩夢ちゃんはそういって、私の手を下腹部に引きずり下ろしていく
A、キスがしたい
B、自由安価
>>322 タイムラグ:68秒
彼方「……」
彼方「……あ、歩夢ちゃん……」
歩夢「どうしたの?」
彼方「そ、その……」
彼方「えっと……すするための……何かが欲しいっていうか」
彼方「やって。って、言われても、気分が……」
遥ちゃんに対してそうだったように
気分が乗る……欲情してたり興奮してたりしないと
出来ることもできない。
ただ催促され続けたって……うまくいかない
歩夢「餌が欲しいってことかな」
彼方「え、餌じゃなくて……お、おかず……みたいな」
歩夢「餌だよね? 変態わんこ」
彼方「っ……」
歩夢「う〜ん……」 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>325 コンマ一桁
1、5 歩夢「私の胸に触っていいよ」
3、9 歩夢「私の……えっちな所見せてあげる」
7 歩夢「じゃぁ、これでもどうぞ」
ぞろ目 ちょっぴり特殊な感じ 判定:3
歩夢「しょうがないなぁ」
歩夢「私の……えっちな所見せてあげる」
彼方「え……」
歩夢「おかず、必要なんだよね?」
歩夢「変態わんこには、ご主人様が協力してあげなきゃいけないよね……」
歩夢「……駄目な変態さんで困っちゃうなぁ」
歩夢ちゃんは私を酷く罵りながら、
寝間着のボタンをはずして肌着を晒すと、今度はズボンを下げて、下着を見せる
歩夢「変なことされても困るから、私に触らせたくはないし」
歩夢「ほら、よ〜く見て」
彼方「……」
歩夢ちゃんは、晒した下着のふちに指をかけて
そうっと、そぅっと……ゆっくり下げていく
隠れていた、歩夢ちゃんの女の子の部分が、はっきり見える
歩夢ちゃんは視線を導くように、指先でその部分に触れて。
歩夢「はい、私の……えっちなところ」
歩夢「変態さんが大好きな義理の妹のえっちな……入り口」
歩夢「ここを見ながら……そうだ。ここに卑猥なことする妄想をしながら、していいよ?」 歩夢ちゃんはもう、完全に私を馬鹿にしてる
先輩とかどうとかじゃなくて、
本当にもう、ただの変態だって認識
でも、そう思われることをしちゃった
そういわれても仕方がないことをしちゃった
それに反抗できない、自分がすっごくみじめで……
歩夢「……私のここを見ながら、好きな妄想して、卑猥なことしていいよ?」
歩夢「見られてるだけじゃ駄目なんて、欲張りな変態さんだね」
彼方「……」
歩夢ちゃんのえっちなところ
昨日は、遥ちゃんのその部分を見てもないし触ってもいない。
見ながら、好きな妄想して……
歩夢ちゃんじゃなくて、遥ちゃんって考えながらなら……
A、する
B、自由安価
>>330 タイムラグ:87秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>333 コンマ一桁目が 1,3,8 で 遥に聞かれる
またはぞろ目で聞かれる 判定:なし
彼方「……」
歩夢ちゃんの誘導に従って、触れた自分の恥ずかしいところ
昨日は遥ちゃんと交わりたくて、すごく高ぶっていた女の子の部分も
歩夢ちゃんからの無理矢理な要求のせいか、あんまり感じられない
でも……歩夢ちゃんの女の子の部分を見つめて、
頭の中にその姿を思い描いて、記録して……
きゅっと目を瞑ると、ドキドキしてくる
彼方「っ……」
自分の寝間着の上から、少しだけさする
彼方「っんっ……」
自分でやってるけど、自分じゃなくて
そう……今、この狭い部屋の中で聞こえる、もう一つの呼吸
その主の手で、触れられているのだと意識していく
彼方「っは……っ……」
歩夢ちゃん……
私の……変態になっちゃった私の……変態なわんこの……ご主人様……
彼方「っぁっ……はっ……っ……ぁゅむ……ちゃ……」
湯部で、すじになる部分をゆくうり、摩る
寝間着と下着の布越しでも伝わるくらいの力加減で……優しく、強く
ちょっぴり押し込むような、感覚で。 彼方「んっ……っぁ……」
中指の先……つま先の部分で削るような感じ
それを縦に繰り返しながら、時々、指のお腹の部分で丸を描く
だんだんと、指に込める力を強くして
布越しに少しだけ感じる程度の圧迫感を、はっきりとさせる
彼方「んっ……っ……」
歩夢ちゃんの指
私を変態としか思っていないご主人様の……少しだけ乱暴に扱う指
押し込もうとして、掠め取ろうとして
そして……弄ぼうとしている指使い
彼方「はっ……ぁっ……あゆ……ちゃ……」
下着の内側で、割れ目が小さく押し開かれては閉じる
ぐっぐっ……ぐっ……と、
ぐにゅ……ぐにゅ……ぐにゅ……と、
解され、熱を帯びて、欲情していく私の体
強い視線を感じて……それがまた、私には刺激になって
彼方「っあっ……あっ……んっ……」
彼方「っふ……っ……」
彼方「っぁ……あっ……歩夢ちゃん……っ」 歩夢ちゃんの名前を呼ぶたびに、
刺さる視線が強くなって……私の頭の中の歩夢ちゃんの顔が険しく、責め立てるようなものに変わっていく
――変態
彼方「っ……ぁっ!」
――変態さん
彼方「んっ……あ、ゆむ……ちゃ……っ……」
――変態のくせに、呼ばないで
彼方「っぁっ……!」
呼ぶたびに、責め立てられるたび
指の力加減を変化させて、
怒ったように押し込んだり、振り払うように……弾いたり
ドキドキが強くなって……息が荒くなる
体の内側から、じわじわ広がっていく熱
彼方「っぁ……」
――変態わんこ
彼方「ぁゅ……んんっ!」
ぐぐっと……指を中に差し入れるかのように押し込むと
下着に巻き込まれた敏感な部分が削られる強い刺激に、私は思わず体を跳ねさせる
歩夢「痛っ……」
反射的に上がった足先で歩夢ちゃんの足を蹴ってしまった
彼方「はっ……はっ……ぁ……」
着慣れた寝間着のズボン
そのまたの部分には、水染みが……少しずつ出来上がる ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>338コンマ一桁目
1,3,5 歩夢「気持ち悪い」
2,4,6 歩夢「ちゃんとズボン脱いで見せてください」
7,8,9 歩夢「人の名前、呼ばないで」
0 歩夢「全然、足りないですよ」
ぞろ目 特殊な感じ 判定:9
歩夢「人の名前、呼ばないで」
彼方「え……」
歩夢「妄想してもいいとは言ったけど……そんな、変態行為しながら私の名前呼ばないで欲しいかな」
彼方「だ、だって……」
歩夢「しかも、強要してる私の名前」
歩夢「自分で脅されてるとかなんだ言って……変態行為に使うだけじゃなく、ちゃんと、感じてるなんて」
歩夢「……変態」
彼方「っ……」
歩夢ちゃんのさげすんだ視線
冷めきった責める声
さっきまで、怖くて嫌だったそれが……今は、なぜだかドキドキして。
歩夢「罵倒されて感じるとか……恥ずかしくないの?」
歩夢「反抗しようとしてたのも、もっと強く責めてほしかったからなのかな?」
歩夢「ねぇ、変態さん」
――おねだり、してみてよ
歩夢ちゃんは、耳元で囁く
A、自由安価
>>340 タイムラグ:8秒
彼方「はるかちゃん……」
遥ちゃんのことが大好きなのに
遥ちゃんにあんなことをするくらい……その気持ちがあふれてやまなかったのに
なのに……今は、歩夢ちゃんで、えっちなことして
しかも、こんな、脅されるような感じなのに
それで、気持ちよくなって……
彼方「うぅ……」
涙がこぼれる
もう、自分が、理解できなくなっていく
自分が自分じゃないみたいに、支離滅裂
遥ちゃんを大事に思っていたのに、あんなことして
歩夢ちゃんがいるのに、止められなくて
こんな状況なのに……感じて
歩夢「……おねだりしないの?」
A、近江彼方を辞める
B、自由安価
>>342 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>344 コンマ 一桁
1,3 成功(疲労ー2) 判定:失敗
失敗処理⇒騒音発生
>>346 コンマ 01〜60 遥が来る 判定:51
彼方「っ!」
歩夢「!」
歩夢ちゃんの脱ぎかけの下着
それが目に入って……奪おうとスキを突いた――つもりだった
けれど、狭い個室では歩夢ちゃんを転ばせて足を上に引っ張り上げることはできない
それどころか、まだズボンを脱いでいない歩夢ちゃんから抵抗を受けずに奪うことは不可能で。
歩夢「なっ」
歩夢ちゃんの足を掴んだ瞬間――
彼方「ぅ゛えっ」
後頭部に肘を食らって、
極めつけに――歩夢ちゃんの膝が私の額を蹴り上げる
その反動で歩夢ちゃんは後ろのドアに背中を強打して、鈍い音が家に響き渡る
ハンドル部分にわき腹をぶつけたのか
歩夢「この変態ッ!」
彼方「――っあ!」
痛そうに抑える歩夢ちゃんは涙を浮かべながら私を睨んで私の頬を叩く
それだけ騒がしくなれば、当然……
遥『……なに?』
ドアの外から聞こえてくる足音と、声
聞き間違えるはずもなく、遥ちゃんだった 遥『お姉ちゃん?』
遥『……歩夢さん?』
遥ちゃんの足音はだんだんとこの扉の前にまで近づいてきて
ぴたりと、止まる
――コンコンッ
遥『お姉ちゃん?』
遥『歩夢さん?』
遥ちゃんの心配そうな声
そうだよね……あんな、大きな音立てたら
遥ちゃん、私のことも心配してくれてるのかな……
でも、どうしたら……
A、歩夢に任せる
B、自由安価
>>351 ※近江彼方以外の行動判定_実行
>>354
01〜10 歩夢「ごめんね、躓いちゃって」
12〜21 歩夢「大丈夫だよっ」
23〜32 歩夢「や、やめて彼方さん!」
34〜43 歩夢「遥ちゃん助けて!」
45〜54 歩夢「あははっ、ごめんびっくりさせちゃったかな」
56〜65 歩夢「起こしちゃった?」
67〜76 歩夢「彼方さんに連れ込まれちゃったの……」
89〜98 歩夢「……ほら、変態さん。自分のえっちな声聞かせてあげないの?」
それ以外 沈黙
ぞろ目:ちょっぴり特殊 判定:72
彼方「……」
私から何かを言って、
そのあとに歩夢ちゃんに何かを言われたら、こんな場所に二人でいるってばれちゃう
だから、何も言えなかったのに。
歩夢ちゃんはちらっと私を見て……笑う。
彼方「ぁ……」
今まで、何度も見せてくれた笑顔
歩夢ちゃんの、可愛らしいほほ笑み
大丈夫だよって……そう、言ってくれているような――
歩夢「彼方さんに連れ込まれちゃったの……」
彼方「!?」
遥『えっ!?』
歩夢「か、彼方さんに二人きりになりたいって……手を引かれて……」
ガチャガチャと、
歩夢ちゃんは慌ただしく、ドアノブをいじったかと思えば、
どうにか探り当てたかのように、カギを開ける
歩夢「っ!」
そうして勢いよく飛び出して、開くと思って離れていただろう遥ちゃんに飛び込む
歩夢「うっ……うぅ……遥ちゃん……遥ちゃんっ!」
遥「あ、歩夢さん……?」 ズボンがずり落ち、下着がお尻の下のあたりにまで下がっている歩夢ちゃん
乱暴される寸前のようなその姿を見た遥ちゃんの瞳がゆっくり、見開かれて……
ゆっくりと、静かに
遥ちゃんは頭を動かして、私の方を見る
抵抗されたのを示すように赤いだろう、ヒリヒリと痛む額
それを除けば、歩夢ちゃんと比べて何事もない私の姿。
遥「おねえ……ちゃん……」
彼方「ち、ちが……違う……違うよ……っ」
歩夢「昨日のことで話があるって!」
遥「!」
彼方「っ」
歩夢「そう……言われて……」
歩夢「洗面所の方に行くのかと思ったら、急に……トイレに引っ張り込まれて」
歩夢「遥ちゃんに出来なかったら、欲求不満なんだって」
歩夢「歩夢ちゃんに邪魔されたせいだから責任取ってって……」
彼方「な、なん……ちがっ……違う……違うのにっ」 遥「お姉ちゃん……ほんとう、なの?」
彼方「違う……違うよっ」
遥「でも……歩夢さんはこんな姿で、お姉ちゃんは……」
遥ちゃんの視線が少し上がる
私の額を見てると感じるその目が細められて、
苛立ちを噛みつぶそうとしているような……見たことない顔を見せた
歩夢「ぬ、脱がされそうになって……抵抗して……」
遥「歩夢さん……」
ドアノブの部分に強打したわき腹
薄い痣になっているそれを歩夢ちゃんはわざと見せて、遥ちゃんの信頼を得ようとする
遥「……っ」
彼方「は、遥ちゃん……」 ※近江彼方以外の行動判定_実行
>>363 コンマ ぞろ目 遥はそれでも彼方を愛している。
それ以外は アウト 判定:失敗
遥「……信じてたのに」
彼方「あ……」
遥ちゃんはポロポロと、涙をこぼす。
悲しさと、怒りと、辛さと、苦しさと
様々な感情がごちゃごちゃになっているような遥ちゃんの表情
下がっている腕は震えている
遥「辛そうに謝ってたから」
遥「歩夢さんにちゃんと謝るって言ってたから」
遥「今日は、もう、普段通りにしようって思ってたのに……っ」
遥「最低だよッ!」
彼方「違う……違うのに……っ」
遥「信じられない」
遥「もう信じられないよ……っ!」
遥ちゃんの、本気の怒りが私に向けられる。
歩夢ちゃんとは比較にならないほど苦しくて痛い、視線
彼方「ぁ……あぁ……っ」
違う……歩夢ちゃんの嘘なのに
歩夢ちゃんに連れ込まれて、歩夢ちゃんに命令されて
歩夢ちゃん自身がズボンを下げて、下着を下げて……それなのに。
遥「もう……二度と……っ」
遥「二度と……!」
遥「最低……最低だよっ!」
遥ちゃんは力任せに、トイレのドアを閉めた もうちょっと歩夢ちゃんにえっちなイジメを続けて欲しかったな 扉の奥で、遥ちゃんと歩夢ちゃんが会話をしている
私に向けてくれていた優しい声が、歩夢ちゃんに向いている
私を慕ってくれていた温かい心が、遥ちゃんに向いている
私はすべて失った。
私自身の、理解できない衝動と
歩夢ちゃんの……底の見えない悪意によって。
彼方「ぁ……あぁ……あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
彼方「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!」
私じゃない
私じゃないのに
遥ちゃんとも、歩夢ちゃんとも
こんな、酷いことになるわけがなかったのに
叫ばずにはいられなかった
このまま死んでしまいたい
叫び声に吐き出されるままに魂が抜け落ちてしまえばいいのに
そう、呪いながら。
――私を助けてくれる人は、いなかった。 近江彼方の精神が正常値から大きく外れたため、強制終了します
■result
※経過日数は1日です
※近江遥に決別されました
※上原歩夢に利用されました
※DATA01を保存します
tips:近江遥は時と場合によっては押せば行けます
大好きなお姉ちゃんに押し倒されて戸惑いながらもだんだん抵抗できなくなっていく遥ちゃんみたい START:近江彼方を再実行します
※:DATA01が見つかりました
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:上原歩夢のキャラクタデータが破損しています
※:上原歩夢のキャラクタデータを消去
※:上原歩夢のキャラクタデータの消去失敗
※:上原歩夢のキャラクタデータをアップデート
※:上原歩夢のキャラクタデータをver00にアップデートしました。
※:上原歩夢のキャラクタデータを消去
※:上原歩夢のキャラクタデータを消去しました
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:各キャラクタデータ再読込
END:近江彼方_START マジでこのスレ面白い
何とかいいエンディングを迎えたくなる
tips:近江遥は時(コンマ)と場合(自由安価)によっては押せば行けます
一日二日くらいひたすらすきすきしてたらトロトロになって押しても引いても行けるように WARN:01ログが見つかりました。
A、近江彼方を終了する
B、DATA01をコンティニュー
C、近江彼方を実行する
>>378-381 Sな歩夢をもっと見ていたかったけど残念…
しかし普通の安価SSだと荒唐無稽な行動しても上手くいっちゃったりするけどこのスレは本当にじっくり攻める必要がある感じでとても面白い 安易にエロ展開にしようとすると即ゲームオーバーって感じいいね 判定:B
DATA01を読込。
A、1日目朝開始時点
B、1日目昼開始時点
C、1日目夕開始時点
D、1日目夜開始時点
E、2日目朝開始時点
>>386-389 判定:D:1日目夜開始時点
※:DATA01から各キャラデータをリロードします
※:近江遥、上原歩夢を配置
※:上原歩夢のデータに破損の兆候が見られます(修復済み) DATA01からtipsを抽出
tips:上原歩夢は高咲侑をキーカードとしています
tips:上原歩夢のデータ損傷を損壊させることで、√@の開放が可能です
tips:上原歩夢のデータ損傷を損壊させることで、√Aの開放が可能です
tips:近江遥は時と場合によっては押せば行けます ――――――
―――
彼方「歩夢ちゃんお帰り〜」
歩夢「あ、た、ただいま……です」
歩夢「改めて、今日はお世話になります」
エマちゃんと一緒に一回帰っていった歩夢ちゃん
家に帰って準備をしてきた手荷物はちょっぴり多め
この行き来のためだけに私服に着替えてきた歩夢ちゃんはとってもおしゃれで可愛らしい
さっきはお嫁さんとか、妹とか
そういうお話をしていたけど
お嫁さんにする前はこんな歩夢ちゃんとデートしたりすることになるのかなって思うと
ちょっぴりドキドキする
遥「お姉ちゃんが急に誘ったのに……ありがとうございます」
歩夢「ううん。私ももうちょっといたいなって思ってたから……」
遥「でも、歩夢さん……どこで寝るの?」
彼方「う〜ん」
遥「お姉ちゃん、私と一緒に寝る?」
私が遥ちゃんと二段目で寝る……それも――
彼方「っ!」
遥「お姉ちゃん?」
何かおぞましい何かを感じて、思わず身震いする 歩夢「彼方さん、大丈夫ですか?」
遥「……風邪ひいた?」
心配そうな遥ちゃんと歩夢ちゃん
遥ちゃんは私の背中をさすりながら、そうっと……小さな手のひらを私の額に当てる
遥ちゃんの手は、優しい暖かさがあった。
遥「大丈夫……そうだけど」
彼方「あはは……なんだろうねぇ〜」
虫の知らせっていうのかな
何か、言葉にならないけど……でも、危険を感じた
背筋が凍るような感覚
叫びだしたくなるような恐怖と、絶望
――頬を、汗が伝う
歩夢「あの、もしあれなら3人で寝るとか……どうですか?」
遥「あ、歩夢さんに狭い思いさせるのはちょっと」
歩夢「?」
A、自由安価
>>395 歩夢ちゃんには彼方ちゃんのベッドを使ってもらって、彼方ちゃんはお母さんの部屋で寝る タイムラグ:46秒
彼方「……彼方ちゃん、今日はお母さんの部屋で寝ようかな〜」
遥「えぇっ!?」
歩夢「わ、私はどうしたら」
彼方「歩夢ちゃんには私のベッドを貸してあげるよ〜」
歩夢「えっと……」
遥「……」
歩夢ちゃんと遥ちゃんは互いに顔を見合わせて
そして、二人して私を見る
遥「それは、おかしくないかな」
歩夢「遥ちゃんとは、その……確かに何度かかかわってるから気まずいとかはありませんけど……」
遥「歩夢さん、お姉ちゃんのお客さんだよね?」
彼方「あ、あはは……」 私の決定は、二人とも不満そう
歩夢ちゃんは遥ちゃんを、遥ちゃんは歩夢ちゃんを
互いに嫌いあってるとかではなさそうだけど……でも、
歩夢ちゃんと一番関係があって、
歩夢ちゃんをお泊りに誘ったはずの私だけが別室なんて、そんなの、間違ってるよね
歩夢「やっぱり、3人で寝ませんか?」
遥「うんっ、それがいいと思う」
彼方「で、でも……」
何か悪いことが起こりそうな気がする
遥ちゃんとか……歩夢ちゃんとか……
私、何か駄目なことをしてしまいそうな気がしてならない
遥「お姉ちゃん、一緒に寝ようよ」
歩夢「……」
歩夢「か……」
歩夢ちゃんは少し、躊躇って……意を決したように私を見る
歩夢「彼方お姉ちゃんっ!」
遥「彼方お姉ちゃん!?」
A、3人で寝る
B、どうしても1人で寝る
C、自由安価
>>399 そんなに彼方ちゃんと一緒に寝たいなら二人で勝負して勝った方と寝る タイムラグ:8秒
彼方「そんなに彼方ちゃんと寝たいなら〜」
彼方「二人が勝負して、勝った方と寝ようかなぁ〜」
遥「何言ってるのお姉ちゃん……」
遥「歩夢さんはお客様だから、お姉ちゃんと別々っていうのはおかしいよって話だよ?」
歩夢「え、えっと……」
遥「お姉ちゃんが風邪引いてたりして、移すといけないからっていうならわかるけどそうでもないよね?」
遥「もう……さっきから変だよ?」
困惑する歩夢ちゃん
私の頭が狂ったのかとでもいうくらいに心配する遥ちゃん
もう一度私の額に手を伸ばす遥ちゃんは、それでもやっぱり、首をかしげて
遥「……何か、やましいことあるの?」 彼方「えっ?」
遥「何か、隠してる?」
彼方「は、遥ちゃん?」
ずいずいと近づいてきた遥ちゃん
私が後ろに下がっても迫ってきて、だんだんと歩夢ちゃんとの距離が広がっていく
ごつんっ……と、かかとが壁にぶつかる
遥「……」
遥ちゃんはちらっと歩夢ちゃんを見ると、
私へと振り返ってぐいっと口を寄せてくる
遥「……まさか、歩夢さんと一緒が恥ずかしいとかじゃ、ないよね?」
囁いて離れる遥ちゃん。
ちょっぴりむっとしているような感じがすっごくかわいい……じゃ、なくて。
――もしかして、私が歩夢ちゃんに気があるって、思ってる?
A、自由安価
>>407 タイムラグ:81秒
遥「……むぅ」
彼方「あっ……」
ちょっぴり、答えに時間にかかっちゃったみたい。
遥ちゃんはムスッっとして、
その怖くなさ……その可愛さに思わず笑っちゃうと、
遥ちゃんの頬が少し赤みがかる。
彼方「あはははっ」
彼方「えっと……い、一緒に寝よっか」
遥「ごまかした……」
歩夢ちゃんと一緒が恥ずかしいとか、そういうのじゃない
そんなんじゃない。
この背筋を凍てつかせるような何かが、恋なはずがない。
でも、それを避けて遥ちゃんに誤解されるのも、なんか嫌だ。
彼方「ごまかしてないよ〜」
遥「もぅっ」
歩夢「一緒に寝るんですか?」
遥「あ、はいっ」
遥「そうなりました」
遥「お姉ちゃんっ、マット下ろすの手伝って」
彼方「遥ちゃん上にあがってね、彼方ちゃんが受け取るから」 遥ちゃんと一緒に、遥ちゃんが使ってる布団とかを下におろす
私の分も自分のところから引っ張り出して、三人で並んで寝られるように横に並べる
エマちゃんがいたとしても、十分入れそうな横幅。
縦の長さは……そんなに余分はないかもしれないけど、でも、私たちだけなら十分な大きさ
遥「お姉ちゃん、真ん中ね」
彼方「えっ?」
歩夢「遥ちゃんは?」
遥「お姉ちゃんが真ん中ならどっちでも……」
遥「歩夢さんはお姉ちゃんが逃げないように協力お願いします」
彼方「逃げないよ〜」
遥「ほんとうかなぁ」
彼方「わわっ」
遥ちゃんにぎゅっと捕まえられて、布団の上に引っ張り倒される
彼方「は、遥ちゃん?」
遥「さっきは逃げようとしたよね?」
彼方「してないよ〜」
歩夢「わ、私が別室の方がよかったかな……」
A、自由安価
>>410 大丈夫、彼方ちゃんが歩夢ちゃんのこと遥ちゃんから守ってあげるから
一緒に寝ようね タイムラグ:89秒
私にぎゅっとしがみついて離そうとしない遥ちゃん
立ち尽くしている歩夢ちゃん
遥ちゃんの温もりと、柔らかさと、甘い匂い
このまま包まれているだけでも幸せになれちゃうだろうけど……でも。
わいてくる悪戯心には抗えない
――ちょっとなら、平気だよね。
彼方「歩夢ちゃんがいてくれないと、彼方ちゃん襲われちゃうよ〜」
遥「お姉ちゃん!?」
彼方「みて〜こんなぎゅぅって、されちゃって〜」
遥「こ、これくらい普通だよっ」
彼方「え〜?」
遥「も〜っ!」
可愛い反応を見せてくれる遥ちゃん
でも、私を捕まえる力は緩まないままなのが、さらにかわいい ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>414 コンマ一桁目
1,3,5 で 歩夢「ど、どうかな……」
2,6,0 で 歩夢「私がいても襲われるとは、思わないんですか?」
ぞろ目:ちょっぴり特殊 判定:なし
歩夢「え、えぇっと……」
歩夢「普通だと思う……かな」
遥「ほらっ」
彼方「わぁっ」
ギューッとする遥ちゃんの体に引っ張られて、ごろんと一回転
すぐ目の前には遥ちゃんの顔があって、
歩夢ちゃんの賛同を得られた分の自慢げな感じが……やっぱりかわいい
遥「このくらい普通だもん」
遥「襲うとか襲われるとかじゃないよ〜」
彼方「はいはい」
可愛い遥ちゃんをなでりなでり
困り顔の歩夢ちゃんも、小さく笑って、私を挟んで遥ちゃんの向かいになる右側に腰を下ろす
歩夢「本当に仲がいいですよね。彼方さんと遥ちゃん」
さっきまでの不安な気持ちも、今はない。
何だったのかは、わからないけど。
A、自由安価
>>416 そうだね〜……さあさあ、歩夢ちゃんもこっちにおいで〜?と腕を引っ張る タイムラグ:17秒
彼方「さーて、そろそろねよっか〜」
遥「も〜お姉ちゃんだけ楽しんで〜っ」
彼方「えへへ〜」
遥ちゃんはなんやかんや私を放してくれて
乱れたパジャマと布団をいったん綺麗にしてから、部屋を暗くする
左側に遥ちゃん、右側に歩夢ちゃん
そして真ん中に私
なんだか贅沢な気分になってきそうな取り合わせ。
彼方「おやすみ〜」
遥「おやすみ……あっ」
遥「待って、彼方お姉ちゃんって何?」
歩夢「えっ」
彼方「すやぴ……」
遥「お姉ちゃんってばっ」
歩夢「あ、あれは……エマさんがエマお姉ちゃんって呼んでってなった話の延長で……」
歩夢「特に他意はないよ……?」
遥「あ、えっと。別に怒ってるわけじゃないので大丈夫ですけど」
遥「お姉ちゃん、誰でも妹にしようとするので気を付けた方がいいですよ」
遥ちゃん……ありもいないことを〜
エマちゃんは妹にしなかったし、
お嫁さんはどっち? で選ばなかった理由として妹にしただけであって、
誰でも妹にしようとしたりなんて……
A、自由安価
>>419 タイムラグ:24秒
彼方「すやぁ……」
遥「もぅ……」
遥ちゃんのため息交じりな雰囲気から逃げるように、寝返りを打ってみる
遥ちゃんの抱き着きもないから、すんなりと顔は歩夢ちゃんの方へ
まだ起きてるって……ばれてるかな?
遥「……まだ起きてるくせに」
歩夢「そうなの?」
遥「寝つきは良いですけど、さすがにここまで早くはないはずです」
歩夢「そうなんだ……」
歩夢ちゃんの声が少しだけ近づいたような感じがする
目を閉じてるからわからないけど、何だろう
歩夢ちゃんが顔を近づけてるのかな……
髪が布団の上に流れたみたいな微かな音がして、
私と遥ちゃんが使うトリートメントの匂いに交じって、歩夢ちゃんっぽい匂いがする
彼方「……」
今なら、歩夢ちゃんをぎゅっていけるかな? ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>422 コンマ一桁目
1,3,9 で 失敗
2,6,0 で 成功
4,7 で 歩夢から来る
5,9 で 遥に捕まる
ぞろ目:両方に抱かれる 判定:11
彼方「ふ――むぎゅっ」
歩夢ちゃんに抱き着いたつもりなのに、むしろ抱き着かれた感触に声がつぶれる
遥ちゃんとはまた違った、柔らかさ
花のような甘い匂い
それが歩夢ちゃんだと確信するのは、背中側に感じるのがまさしく遥ちゃんのものだから。
歩夢「……本当に寝てなかった」
遥「だから言ったじゃないですか」
遥ちゃんに抱き着かれ、歩夢ちゃんに抱きしめられて
私の動きは完全に、封じ込められる
彼方「……あ、歩夢ちゃん?」
もぞもぞと動いて顔を上げると、歩夢ちゃんの顔が見える
ちょっぴり困ってるけど、
どちらかといえば、嬉しそうな顔
歩夢「彼方さんが来るかな……って思ったら本当に来たので」
彼方「えと」
遥「あ、離さなくていいですよ」
彼方「遥ちゃん……?」
遥「歩夢さんに悪戯しようとしたよね?」 彼方「え、えーっと……」
抱き着こうとはしたけど、悪戯なんてしようとしてない
抱き着くのが悪戯なら……いたずらだけど。
後ろから聞こえてくる遥ちゃんの声
ぎゅっとする力も別に強くないし、いつも通り
怒ってるとかじゃなくて、お姉ちゃんがそういうことすらなら私たちも。みたいな……感じ
でも、2対1
歩夢「彼方さんも柔らかいですよね。体はまだ固い部分もありますけど……」
歩夢「こうしてみると、すごく……手になじむというか、体になじむというか」
遥「抱いて寝たくなるんですよね」
歩夢「うん……そんな感じかな」
歩夢ちゃんは穏やかな声で言いながら、私の体をぎゅっとする
遥ちゃんもぎゅぅっとして……すりすり。
ほおずりでもしてるかのような感覚が腰のあたりから伝わってくる
A、自由安価(行動制限:行動は判定実行)
>>426 ※行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
※遥は物理的に不可能なので歩夢判定
※歩夢成功時のみ、遥を判定
>>429 コンマ一桁目
1,4,9 成功
それ以外失敗
ぞろ目:ちょっぴり特殊 判定:失敗
彼方「うぅっ」
歩夢ちゃんのお尻をたっちして驚かせようと思ったのに
全然歩夢ちゃんのお尻に手が回せない……
遥ちゃんが後ろから抱き着いてきてて、私の両手が巻き込まれちゃってるせいだ
遥「……お姉ちゃん、何かしようとしたでしょ」
彼方「し、してないよ〜?」
遥「……そっか」
歩夢「あくびすると、見た人だったかな……眠気がうつるっていうけど」
歩夢「彼方さん抱いてると、眠くなってくる……」
歩夢ちゃんはそういいながらずりずりと動いて、私の顔の前に自分の顔が来るように調整する
まじまじと見つめてくる歩夢ちゃん
私は眠くなるっていうよりも、ちょっぴり恥ずかしくなってくる
歩夢「彼方さん、あったかい」
彼方「彼方ちゃんは抱き枕じゃないんだけどな〜」
遥「お姉ちゃんは抱き枕みたいに、寝てても邪魔にならないってことだよ」
遥ちゃんも少し動いて、
腰のあたりにぶつかってた吐息が、肩のあたりに近づく ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>432 コンマ一桁目
0,7 遥「ごめんね。お姉ちゃん」
ぞろ目:だいぶ特殊 判定:なし
遥「……じゃぁ、このまま寝よっか」
彼方「は、遥ちゃ〜ん?」
遥「お姉ちゃんがいけないんだよ?」
遥「歩夢さんに抱き着こうとするから」
耳元で囁かれる遥ちゃんの悪戯心が籠った声
かわいいけど、でも、なんというか……ドキドキさせられるその声のせいで
今は見えない遥ちゃんの顔が見たくなる
そんな心が籠っている自覚のないいつもの表情なのか
自覚してる、意地悪な小悪魔めいた表情なのか
それとも……何か裏があって、ドキドキしちゃってる顔なのか。
でも歩夢ちゃんと遥ちゃん二人にサンドイッチされて、振り返ることもままならない。
歩夢「……ん」
トロンとした歩夢ちゃんの瞳
今にも閉じ切っちゃいそうな瞼は右往左往。
もう諦めて……このまま寝るしかないかな
A、自由安価
>>434 タイムラグ:85秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>437 コンマ一桁目 他は彼方の行動実行
1,3,7 遥「歩夢さん、寝ちゃったね」
0,2,9 遥「...スンスン」
ぞろ目:少し特殊 判定:なし
彼方「……」
歩夢ちゃんはもうおねむ。
腕にもそんなに力が入ってなくて、簡単に振りほどけちゃいそう
というよりも、寝返り打てば自然に離れていきそうな感じがする
でも、遥ちゃんは違う。
離さないよ〜みたいな意志があって……しっかり私のことをホールド中
さっきまでの態度が、遥ちゃんをすねさせちゃったのかな。
一緒に寝ようって言ってくれたのに、別の部屋に行くって言ったり
なら勝負して勝った方……なんて言ってみちゃったり。
彼方「……遥ちゃん」
遥「ん〜?」
彼方「そろそろ、彼方ちゃんの腕を自由にしてくれないかなぁ……」
遥「……」
遥「歩夢さんに悪戯しそうだからだめ」
またちょっと、ぎゅっとする力が強くなる
苦しくなるほどじゃないから、平気ではあるけど。
遥「……このままじゃダメなの?」
A、自由安価
>>450 だってこのままじゃ遥ちゃんを抱きしめられないんだもん タイムラグ:67秒
遥ちゃんのわがまま……かわいい。
ずっと抱いていたいみたいな、遥ちゃんの愛らしい要求
かなえてあげたい気持ちもあるけど
でも……こう、一方的というか、遥ちゃんの顔も見られないのは少し残念
彼方「……う〜ん」
彼方「それも、いいけど」
遥「けど?」
彼方「向かい合って、ぎゅってして欲しくないの〜?」
遥「……」
遥「ん……」
遥「………」
遥ちゃんの小さな声
少し力が緩んだかと思えば、また……ぎゅっとしてくる。 遥ちゃんは何も言わなかったけれど、
しばらくぎゅっとした後に、ゆっくりと力を抜いてくれる
もっとぎゅっとしていたい
そんな運息が遥ちゃんの方から伝わってくる
私が動くと、歩夢ちゃんの腕は簡単に離れていく
歩夢「ん……」
彼方「……」
歩夢ちゃんは起きたわけじゃないようで、一安心
このまま寝返りを打てば、遥ちゃんの方に向くことができる
彼方「……?」
背中の部分をくいっくいっと引かれる感覚
遥ちゃんのかわいい、催促
歩夢ちゃんがすぐそこにいるのに……
一緒に寝るのは、久しぶりだからかな?
A、自由安価
>>445 タイムラグ:61秒
歩夢ちゃんを起こさないように気を付けながら、ゆっくりと振り返る
背中の部分を掴んでた小さな要求もその動きに合わせて離れていく
目の前に歩夢ちゃんな状態から、目の前に遥ちゃんな状態に切り替わる
歩夢ちゃんよりも背の低い遥ちゃんだけど
横になってれば身長差なんてそんなに関係ない
彼方「……おいで〜」
遥ちゃんの小さくも大きな体をぎゅっとする
歩夢ちゃんとは全然違う、抱擁感
慣れ親しんだ、遥ちゃんの優しい匂い
ずっと抱きついてるからか、熱の上がった体からこぼれる吐息は温かい
彼方「……」
遥「……」
じぃ……っと。
遥ちゃんの瞳を見つめてみる
遥「……なに?」
彼方「ん〜?」
遥ちゃんの頬は、ちょっぴり赤い
A、自由安価
>>449 タイムラグ:16秒
彼方「……」
遥ちゃんは私の顔の位置にまで位置をずらしてる
ほんの数センチ分の距離でしかないけど、
それだけずれていれば、私の腰よりも少し高い位置に遥ちゃんの可愛いお尻が来る
歩夢ちゃんに対しては失敗しちゃったけど
今の状態なら、遥ちゃんにはうまくいくんじゃないかって……企む。
そうっと手を動かして――
遥「!」
お尻の、膨らみ
揉むでも撫でるでもなく、その部分で手を止めてみると
遥ちゃんはびくっっとする
遥「……お姉ちゃん?」
わざと? それとも、たまたま?
そんなことを問いたげな遥ちゃんの視線
わざと……って言ったら怒られちゃうかな?
A、自由安価
>>451 タイムラグ:73秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>453 コンマ一桁目
1,3,5 で 遥「だめ」
2,6,0 で 遥「……今日、変だよ?」
ぞろ目:ちょっぴり特殊 判定:2
お尻に触れていた手を放そうとしたところで遥ちゃんの頭が動く
私の胸元に向かっていた視線がまっすぐ、私を見つめてくる
遥「……今日、変だよ?」
彼方「そう、かな」
遥「うん」
朝から遥ちゃんをぎゅってしたり、
急に、遥ちゃんに会いたいだなんて連絡をしたり、
そんな風にしておきながら一緒に寝るのは避けようとしたりして……
いざこうなったら、お尻に触ったり。
私自身……思い返してみると確かに変だと思う
遥「なにかあったの?」
彼方「なにかって」
遥「……わからないけど、そんな風になっちゃうこと」
例えばバイトを首になって危ういとか
例えば特待生取り消しになったとか
例えば……お母さんが私のお見合いを用意したとか
遥ちゃんはそんなたとえ話をして……私のパジャマをきゅっと握る
遥「お姉ちゃん、いなくなっちゃうとか?」
A、自由安価
>>455 彼方ちゃんは遥ちゃんに嫌って言われてもむ絶対離れてあげないから タイムラグ:87秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>457 コンマ一桁目
1,6 で 遥「やだよ……?」
4,9 で ぎゅっ
ぞろ目:けっこう特別
それ以外なら彼方の行動実行 判定:4
遥「……なんで、何も言わないの」
彼方「え……」
何も言わなかったつもりはなかった。
ちゃんと答えようとして、
言葉だってしっかり頭の中にあったはずなのに
――自分が自分じゃないみたいに、意識下になかった。
遥ちゃんは私の体をぎゅっと抱きしめる
黙ってるつもりなんてなかったのに
結果的にはそうなっちゃったからか、遥ちゃんは絶対に放したくないって言うように、抱き着いてくる
もっと近づきたい
もっと全体に感じたい
そんな遥ちゃんの思いを感じる
遥「私の……お姉ちゃんでいてほしいのに……」
私が遥ちゃんの前からいなくなっちゃうって、思ってるのかな。 大丈夫……大丈夫だよ……。
なぜだか、すぐに答えてあげられなかったけど。
それは、遥ちゃんに隠してることがあるとか、
今の、遥ちゃんの不安な気持ちが図星なわけでもなくて。
――言わせて。
今度こそ、変に空白が生まれないように祈って、つばを飲み込む
彼方「……彼方ちゃんは、遥ちゃんに嫌って言われても絶対離れてあげないから」
遥「え……」
彼方「ごめんね。すぐに、言えなくて」
遥ちゃんは不安になって、泣きそうな眼をしてる
私に何かがあって、遥ちゃんのそばにいられなくなるから、その埋め合わせをしたがった。
遥ちゃんはたぶん、それが一番可能性があるって考えたんだと思う。
もし、遥ちゃんがそうなってたら、私だって嫌だ
A、攻める
B、自由安価
>>460 彼方ちゃん、遥ちゃんのことが大好きだから……ずっと一緒にいたい……好き、好きなの……大好き タイムラグ:86秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>463 コンマ一桁目
1,4,9 で 歩夢「……彼方さん?」
ぞろ目: 歩夢ちゃん空気を読む 1分以上間があるわけだしね。読んでるだけだと意識しないけど >>468
せやで作中時間や
だからタイムラグがあると別キャラに阻まれたりするんや 攻めすぎるとまた前回みたいになるからなるべく慎重に行きたいな 判定:4
歩夢「……彼方さん?」
彼方「!?」
後ろから、かけられる声。
ついさっきまでは目の前にいて、今は背中に温もりを与えてくれていた歩夢ちゃんの声だ
その存在を忘れていたはずがないのに
――まるで、意識の外にあったかのように、驚いてしまう
彼方「ぁ、歩夢……ちゃん?」
歩夢「……ん」
もぞもぞと後ろで動く音がする。
布団が少しだけずれて、歩夢ちゃんの微かな声ともとれる息が上にあがっていく
遥ちゃんの視線が右に、左に……下に
泳ぎ回って、上に向く
遥「起こし……ちゃいましたか?」
歩夢「えっと……彼方さんの髪が、くすぐったくて」
彼方「へっ? あ、ご、ごめんね」
歩夢「あ、いえ……その……なにか、お話の邪魔をしちゃったみたいで」 遥ちゃんに向かっていた体を少し倒して、やや仰向けな体勢になる。
歩夢ちゃんの寝ぼけ眼をこする姿はなんだか愛らしい子供みたい
普段、後輩としてはしっかりしている面が見える歩夢ちゃんのそれは、割増しに可愛い
彼方「……」
仰向けな私の視界の端にも、広がった私自身の髪が見える
遥ちゃんに引き倒されて、歩夢ちゃんに抱き着こうとして、抱き着くどころか抱き着かれたりして……
散々なことになっちゃっていたみたい。
そのせいで歩夢ちゃんをくすぐっちゃっていたのかな。
それとも、本当は関係なかったのかな……
遥「別に、大した話はしてなかったので大丈夫ですよ」
遥ちゃんはいつものような笑顔を浮かべると、
私に回していたその手を使って、距離を作る
遥「お姉ちゃんも、もう寝よう? ね?」
これは素直にうなずいた方がいいかもしれない……
A、寝る
B、自由安価
>>474 タイムラグ:1秒
彼方「そうだねぇ……」
一度体を起こして、
歩夢ちゃんにまで被害が及んだらしい長い髪を整えてから、もう一度横になる
遥ちゃんにも歩夢ちゃんにも傾かない、仰向け体勢
二人も同じように横になったようで、すっきり収まった感じがする。
彼方「歩夢ちゃん……寝られる?」
歩夢「あ、はい……大丈夫です」
歩夢ちゃんはそういって、小さなあくびを一回。
ちらっと眼を向けると、もう目を瞑ってる
遥ちゃんも……目は瞑っているみたいだけど。
遥「……」
さっきまでのことが嘘のように静かで
でも、遥ちゃんに掴まれたパジャマの感触ははっきりと残ってて
あの目も、声も、夢のように薄れることもない。 言いたいこと全部は言えなかったけど、少しは言えたから
きっともう、遥ちゃんの不安は取り除けたはずだけど……なんて、ひと呼吸
そのまま目を瞑る
明日も早いから。
――ぎゅっ
彼方「?」
仰向けな私に向かって左側にいる遥ちゃん
その間にある私の右手を、誰かの――ううん、遥ちゃんの手が握る
彼方「……」
不安が無くなっても、不安になったことは変わらない
だから、かな?
さっきまでみたいに話せなくても……一緒にいたいって気持ちを伝えたがってる
私の妹
優しくて柔らかくて温かくてかわいい……私の遥ちゃん。
――彼方ちゃん、遥ちゃんのことが大好きだよ
……ずっと一緒にいたい……
好き、好きだよ……大好き――
言いたくても言えなかったその言葉が少しでも伝わったらいいなって……遥ちゃんの手を握り返した ※近江家の夜を終了
※DATA01のログを取得
※DATA01に同じデータが存在します
※DATA02を作成
※DATA02を保存
※続行します ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>479 コンマ一桁目
4,9 で 歩夢がいない
0,7 で 遥がいない
奇数ぞろ目:ちょっぴり特殊
偶数ぞろ目:かなり特殊 判定:なし
彼方「ん……」
ゆっくり、意識が覚醒していく。
いつも私の意識の手を引いてくれる機械的な導きの音もない朝
遥ちゃんから握ってきてくれた手は、
最初よりはほとんど力も入ってないけれど、朝になってもつながったままみたい
彼方「……」
寝た時は仰向けだったのに、起きてみれば遥ちゃんと向かい合う形
手を繋いでいたのが、原因かな?
歩夢「zzz」
背中側からも歩夢ちゃんの細やかな寝息が聞こえるから
まだ二人ともお休み中
傍らに出張中の目覚ましもまだお休みモードで、30分くらい早起きだって気付く
彼方「……」
――どうしよう?
A、自由安価
>>481 タイムラグ:58秒
彼方「……」
かわいい妹の遥ちゃん。
私の後輩で、昨日はいつもよりもかわいいところを見せてくれた歩夢ちゃん
眠っていると、一際愛らしさを感じさせる
そうっと……遥ちゃんが起きないように手を放す
遥「ん……」
小さな声を漏らす遥ちゃんはもぞもぞと動いて、
頭を枕に擦り付けるようにして、また寝息を立て始める
彼方「……」
今は独占できる遥ちゃんの無防備なかわいさ
いつかはほかの誰かにも見せるようになるのかなって思うと……ちょっと寂しい。
そんな遥ちゃんの頭を、軽く撫でる
遥「んぅ……」
――かわいい ゆっくりと、静かに動いて
二人から布団をはぎ取っちゃわないように、気を付けながら体を起こして布団から出る
私がいた分、距離の開いてる遥ちゃんと歩夢ちゃん
でも、マットレスの裂け目がないからか
大きなサイズのマットレスで仲良く寝ているようにも見える
本当の妹の遥ちゃんと、義理の妹の、歩夢ちゃん
……なんて。
歩夢ちゃんにお兄さんでもいて、私がその人とお付き合いでもしたら、
歩夢ちゃんがそうなることはあるけど
でも、歩夢ちゃんにはいないし……だから、そう
私のお母さんと歩夢ちゃんのお父さんが……的な
うん、だから……絶対にない。
彼方「……んふふ」
だから、お泊りに来たときとか。
そういうときだけ、ちょっぴり楽しむ
歩夢「...zzz」
歩夢ちゃんの頭も、撫でてみる
妹が二人いたらこんな感じなのかなって……ちょっと思った ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>485 コンマ一桁目
1,5 で 歩夢起床
0,8 で 遥起床
ぞろ目:両方起床 判定:1
歩夢「ん……んぅ……」
歩夢ちゃんの頭から手を放すと、
歩夢ちゃんは小さく声を漏らして、薄く目を開ける
ゆっくりと、一回瞬きして
そのあとすぐに、今度は大きく目を開く
それでも暫くどこか遠くを見ているかのようにぼーっとした歩夢ちゃんは、
はっとしたように私を見る。
歩夢「……彼方さん?」
彼方「あ……起こしちゃった?」
歩夢「いえ……」
歩夢「……ん」
歩夢「……おはよう、ございます」
彼方「おはよ〜」
ゆったりとした動きで体を起こす歩夢ちゃん
まだ眠そうな目を閉じそうになったりしながら、私に対面するような感じに、座る
歩夢「……もう時間ですか?」
彼方「ううん、全然時間あるよ〜」
歩夢「朝ごはん、なら……お手伝いさせてください」
A、自由安価
>>487 タイムラグ:40秒
彼方「そうだねぇ」
歩夢ちゃんのお料理は上手だ。
遥ちゃんもエマちゃんもほめていたけどお世辞とかじゃなくて、本当に上手だった。
せつ菜ちゃんみたいな感じだったら、
私一人ならともかく遥ちゃんもいるから、目を離せないし手伝わせるのははばかられるけど
歩夢ちゃんなら何も問題ない。
彼方「じゃぁ、卵焼き作ってもらおうかなぁ」
歩夢「昨日の夜食べたじゃないですか」
彼方「そうだけど〜」
歩夢「栄養バランス的に、いいんですか?」
彼方「美味しいものは一日二日連続したって大丈夫大丈夫」
歩夢「ふふっ」
歩夢「栄養学……赤点とってません?」
彼方「まさか〜」
歩夢ちゃんの冗談を笑って払う
歩夢ちゃんだって、本気で私の成績疑ってるわけじゃないだろうし。
歩夢「良いですよっ、私の渾身の卵焼き……昨日よりもおいしく作ってみせます」
意気込む歩夢ちゃん、その隣でまだ眠ってる遥ちゃん
やっぱり、遥ちゃんは末妹だなぁ……なんて、思った ――――――
―――
カチャカチャ....
チッチッチッ....ボゥ...
歩夢「彼方さんって、朝食はいつもごはんなんですか?」
彼方「時々パンの時もあるけど」
彼方「基本的にはご飯かなぁ……ほら、お弁当作るでしょ〜?」
歩夢「あぁ……そうですよね」
お弁当は絶対じゃない
特に、私のところは学食があるからあれだけど、遥ちゃんのところは購買だったりコンビニだったりになっちゃう。
だから、いつもお弁当を作る
購買で適当なパンだったり、コンビニだったり
遥ちゃんには、そういう思いはして欲しくないから
彼方「歩夢ちゃんは違うの?」
歩夢「似たような感じですけど……私は基本、購買ですね」 彼方「そっかぁ……」
歩夢ちゃんもお料理上手なんだから……なんて思うけど
思えば、私みたいに自分で作るのが当然ってわけじゃないし
購買でちょっぴり安く済ませて、お小遣いってするような子だっているだろうし
歩夢「……少し、遥ちゃんがうらやましいです」
彼方「え〜?」
歩夢「冗談じゃないですよ?」
歩夢ちゃんは笑って、手を止める
歩夢「だって……いえ、その」
歩夢「お母さんがお料理作ってくれてはいますけど」
歩夢「でも、なんて言ったらいいのかな……えぇと」
歩夢ちゃんは悩ましそうに、言葉を探す。
小さく口を開いたと思ったら、閉じて
卵を混ぜている器の中に入ってるお箸が、かちっと音を立てた
歩夢「お母さんとはまた違った、愛情みたいなものが感じられるので」
歩夢「……なんて、ごめんなさい」
変なこと言っちゃったって、照れくさそうに笑う歩夢ちゃん。
ごまかすようにまた手を動かしていく
A、自由安価
>>491 たまにでいいなら歩夢ちゃんのお弁当も作ろうか?と言ってみる タイムラグ:71秒
彼方「……」
歩夢ちゃんは、お弁当が羨ましいって言ったわけじゃない。
歩夢ちゃんの朝事情、昼事情、夜事情
侑ちゃんは良く知ってるかもしれないけど、私はそんなに知らない。
少し前に、みんなで食べようってなったときは、
歩夢ちゃんもお弁当を持ってきてた気がするけど……でも、普段は違うみたいだし。
彼方「……」
言っていいのか、少しドキドキする。
彼方「……たまにでいいなら、歩夢ちゃんのお弁当も作ろうか?」
歩夢「……」
歩夢「……ぇ、えっ?」
一瞬、反応がなかった歩夢ちゃん
すぐにはっと顔を上げて、私に見せる驚きの表情。
目をぱちくりとさせながら、動きかけた手が止まった
歩夢「あ、い、いえっ……そんな」
歩夢「ご迷惑……かけることになるので……」 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>494 コンマ一桁目
0,3,7 で 歩夢「つ、作りあう……なら……」
ぞろ目:ちょっと特殊 判定:なし
彼方「………」
私の隣で調理を続ける歩夢ちゃんは、
私の視線に気づいてちらっと横目に見てくるけれど、顔を上げてはくれない。
カシャカシャカシャ....
ポタポタッ...
ジュ〜....
歩夢「……」
スッ
ザァァァァァァァ.....
卵をフライパンに流しいれて……火は中火ではなく、弱火にするみたい。
遥ちゃんがやってる姿と比べると、安心感というか安定感というか。
なんかもう、任せてオッケーな感じがする。
彼方「ん〜……」
歩夢ちゃんは私の負担が重くなるって思ったからお弁当を断ったのかな
それとも、急にお弁当を作ってあげるなんて……変だって思われたかな?
――昨日のアレ、歩夢ちゃん本当は全部わかってるとか?
A、自由安価
>>496 タイムラグ:4秒
普段は遥ちゃんが使っているエプロンを身に着けている歩夢ちゃん。
横に並んでいると、そのエプロンの結び目を浮き上がらせるほどに形のいいお尻が見える。
彼方「……」
昨日の夜にも、唐突に湧き出てきた感情
昨日は失敗に終わったけれど
今なら、難なく触ることができるだろうなって気づいてしまって……
凄く、ドキドキして、触れたい衝動に駆られる
歩夢ちゃんは今、料理中なのに
フライパンを扱ってて、悪戯なんてしちゃいけないのに
なのに――我慢ができない
彼方「……っ」
そうっと、手を伸ばす。
歩夢ちゃんは当然、手元に集中してて気づかない
――さわっ
歩夢「っ!?」
びくっと、歩夢ちゃんの体が小さく跳ねた ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>500 コンマ一桁目
0,3,7 セーフ
1,4,8,9 フライパンを落とす
2,5,6 火傷
ぞろ目奇数:セーフ
ぞろ目偶数:大惨事 判定:0
歩夢「やっ……」
ガチャンッ....
歩夢ちゃんはとっさにフライパンから手を放して、
一瞬落ちかけたフライパンは卵の重みの分、傾きから戻って……どうにかコンロの上に落ち着く
それでも、菜箸は床に転がる
歩夢「な……何考えてるんですか!?」
彼方「っ……」
歩夢「火を扱ってるときに……」
歩夢ちゃんは強い怒りをあらわにして、声を荒げる
私だって、同じことされたら本気で怒る……
なのに、私……
歩夢「彼方さんがこんなことするなんて……っ!」
わかんない。わかんないよ……
しちゃいけないことだって、頭ではわかってるのに
自分jが自分じゃないみたいに、言うことを聞いてくれない時がある。
でも、そんなの……歩夢ちゃんに言ったって、ただの言い訳にしかならない
A、近江彼方を終了する
B、自由安価
>>502 タイムラグ:95秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>505 コンマ
01〜65:遥が起きてくる
コンマ一桁
0,2,4,9 歩夢「……彼方さんじゃないみたい」
1,3,7,8 歩夢「すみません、帰ります」
5,6 歩夢「昨日の夜も……遥ちゃんにそういうことしてたんですか?」
ぞろ目:彼方行動実行 性欲全開勢vs真面目に攻略したい勢による安価の奪い合いが起きてますねぇ
安価なら下 判定: 遥起床 8
歩夢「っ……すみません、帰ります」
彼方「ぁっ……」
歩夢ちゃんは涙を浮かべながら、ぐっと奥歯をかみしめた表情で私の横をすり抜けていく
あんなことするべきじゃなかった。
したくなかった――いや、したくて仕方がなかった
解らない、わからない……っ
手を掴んででも止めて、誠心誠意謝るべきなのに、
なぜだか――それができない
遥「おは――」
歩夢「っ」
出てきた遥ちゃんの隣から駆け込んで、
瞬く間に荷物をもって歩夢ちゃんは家を飛び出していく
呆然とする遥ちゃんは玄関と私を交互に見て
遥「え、えっ? あ、歩夢さん!?」
歩夢ちゃんを止めに動くけど――その寸前に、玄関のドアが閉まる
彼方「……」
やりたくないことばかりして……やりたいことができない。
私は……なんなんだろう?
――わからない 遥「……」
遥「……っ」
遥ちゃんは何があったかわからないからか、
歩夢ちゃんを追おうとした足を一度止めて……私を見る。
遥「お姉ちゃん……何したの?」
彼方「えっと……」
遥「昨日みたいなこと……歩夢さんにしようとしたの?」
心配と、焦りと、不安。
そして、もしもそうなら――っていう、怒りのような感情
遥ちゃんはそれらが入り混じった複雑な表情をしていた。
遥「お姉ちゃん、何があったの?」
答えなきゃ。
答えなきゃ……答えなきゃ。
私が全部悪いんだから……ちゃんと……
A、近江彼方を終了
B、自由安価
>>511 タイムラグ:97秒
遥「っ……もういい!」
彼方「あっ……」
遥「私、歩夢さん追いかけてみるから……」
遥ちゃんはそういって、着の身着のまま、家を飛び出していく
自分が寝間着だってことよりも、
泣きながら出て行った歩夢ちゃんを気遣って……
なのに、私……
彼方「……私」
何かが焦げていく異臭を感じて振り返ると、
歩夢ちゃんの作ろうとしていた卵焼きがぐちゃぐちゃになって、焦げ付いていた。
慌てて火を止めたけれど、もう遅い。
彼方「また……」
また、何も言えなかった
何もできなかった。
ついさっきまでは焦げていなかったはずの卵焼きが焦げちゃうくらい……ずっと、無意識だった?
彼方「なんで……私……どうなって……」
したくないことをしてしまう
したら危ないとわかっていても我慢できない
それでいて、絶対にしないといけないって時に……意識が飛んだような状態になる
――こわい
怖いのに、ここまでひどく失態を犯してからじゃ、こんなこと、相談できない 彼方「ごめ……ごめん……ごめんね……っ」
彼方「歩夢ちゃん……っ」
遥ちゃんじゃなくて私が追いかけるべきだった。
でも、それができなかった。
それよりもずっと早く、こうして……ううん、もっとしっかりと謝るべきだった。
でもできなかった。
病気みたいな状態に阻まれて……でも、そんなのみんなには言い訳になるだけ。
彼方「うぅ……うぅぅ……っ」
涙がこぼれる。
そんな資格なんてないくせに。って、心が苛立つ
心と体がばらばらで
頭と体もばらばらで
もう――私が私だとは思えない
A、近江彼方を終了
B、自由安価
>>517 歩夢逃走後:タイムラグ97+32=129
※近江彼方の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>519 コンマ一桁
1,3,7、9 遥には追いつく
0,5,8 両方追いつけない
2,6 両方追いつく
4: 悪い結果
ぞろ目奇数:最悪の結果
ぞろ目偶数:両方追いつく 判定:7
走るのに邪魔なエプロンだけをはずして、そのまま急いで家を飛び出す
慣れた狭い道幅を全力疾走
一階で待ちぼうけるエレベーターの表示を一瞥して、階段に向かう
足裏と膝への強い衝撃にはを食いしばりながら、
飛ばし飛ばしで階段を下りて、二人を追いかける
彼方「っ…はっ……はっ……」
エレベータホールにはいない。
玄関口を出た先にもいない
あたりを見渡してみて、
とにかく駅の方に行くだろうと考えて路地を曲がろうとしたところで、遥ちゃんと出くわした
彼方「はっ……はっ……はぁ……はっ……」
遥「……追いつけなかった」
彼方「は、るか……ちゃ……」
遥「いったん戻ろう?」
遥「……やみくもに探すより、電話してみた方がいいよ」 性欲全開猿もんじゃはこの結果を重く受け止めろよ、ちゃんと雰囲気作りしてからヤれ でもこれ結果自体はゲームの趣旨に反して無いだろ
料理中に触るのは常識的にNGだがタイムラグの運が無さすぎる 安価スレで舵の取り合いで争いになることはよくあるからね
趣旨に反していないのは確かにそう
まあそれが面白いかどうかはまた別の話だけど お尻触らせるのはいいと思うけど彼方ちゃんに触って欲しいのは遥ちゃんなんだよなぁ セクハラといえばお尻タッチ
イタズラにも使える万能 追いついた
キャラ崩壊を防げる素晴らしい安価スレだと思ったが性欲に忠実なやつばかりじゃ水の泡かあ
この板じゃ仕方ないけどぜひ彼方ちゃんらしいかわいさを見せてほしい そこまでネチネチしてないと思うけどな
少なくとも今このスレで多数に求められてるのは尻を触る事ではなく、ちゃんと彼方ちゃんを動かす事だと言うことだぞ
分かったかお尻触り虫のもんじゃと茸 ――――――
―――
ガチャッ....
遥「……鍵、かけていかなかったんだ」
彼方「う、うん……急いでて」
遥「あ、うん。それは分かってるから……責めてるとかじゃないんだけど」
遥ちゃんの声は少し冷たい。
歩夢ちゃんのこと、すぐには動けなかったこと、すぐに答えてあげられなかったこと
いろいろと考えれば、当然かもしれない。
でも、今もまだ
どうして歩夢ちゃんのお尻を触りたくなったのか
それを我慢できなかったのか
すぐに遥ちゃんや歩夢ちゃんに答えられなかったのか
一番肝心な部分は……曖昧なことしか言えない。
遥「……電話した方がいいよ?」
彼方「ごめんね……」
A、自由安価
>>534 ※近江彼方の行動判定_実行
>>536 コンマ
奇数:つながらない
偶数:つながる 判定:68
彼方「……」
すぐに部屋に戻って、スマホを手に取る。
私だって気付かれて無視されたり、
そもそも着信拒否されてしまってないか心配だけど、でも、だからって電話しないのは違う。
彼方「……お願い」
電話できない可能性もあったけれど、
運よく、頭と体が思った通りに動いてくれた
彼方「歩夢ちゃん……」
スマホに表示される歩夢ちゃんの文字
コール音が1回、2回、3回
1秒、10秒……駄目かなって……思ったところで、音が途切れる
歩夢『……もしもし』
彼方「あ、歩夢ちゃんっ」
出てくれた
応えてくれた
それだけで……少し、泣きそうになる。
あんな危ないことしちゃったのに、
急に変なことして怖かったはずなのに
まだ、私のことを見限ってないのかもしれないって、少し、安心してしまう なんかこれお尻触ったの彼方ちゃんじゃなくてかすみんだったらこんな事になってなさそうだと思ってしまった 彼方「追いかけた、んだけど……」
歩夢『すみません……私も何が何だかわからないまま、飛び出しちゃって……』
歩夢『彼方さんならこんなことしないって……思ったら、なんだか、急に……怖くなっちゃって』
彼方「……っ」
歩夢ちゃんの声は、まだ少し震えてるような感じがする
泣いていたから、それもあるかもしれないけど、
でも、たぶん……私のことが怖い。のかな……
私も、私が分からない
私は私なはずなのに、そうじゃないみたいな……
でも、そんなこと言ったって……
歩夢『変、ですよね』
歩夢『彼方さんは彼方さんなはずなのに……』
A、自由安価
>>541 料理には真剣な彼方さんが料理中にあんなことするなんて、とても信じられなくて。彼方さんどうしちゃったんだろうって >>541 歩夢側の不正コードなので判定
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>543 コンマ一桁目
1,3,7 実行
0,4,9 エラー発生
それ以外:処理中断 世界の意思に疑問を持ったらエラーが発生してしまった 判定:0 エラー
彼方「痛っ……」
口を開こうとした瞬間に、とてつもない痛みを感じてスマホを落とす
落としちゃったせいで、向こうには酷い音が伝わっちゃったはずなのに、
歩夢ちゃんは『彼方さん!』って、すっごく心配そうに声をかけてくれる
彼方「う……」
――料理には真剣な彼方さんが料理中にあんなことするなんて
とても信じられなくて
彼方さんどうしちゃったんだろうって――
歩夢ちゃんの声
スマホからじゃなくて、頭の中に、そんな……歩夢ちゃんの不思議そうな声が響く
彼方「わ、私……」
私が思っていることを、歩夢ちゃんの声で再生しちゃってるだけなのか、
歩夢ちゃんの心の声を聴くことができてしまっているのか
それとも、本当に頭がおかしくなっちゃったのか。
1番目が可能性があるけれど……でも、もしかしたら本当に気でも狂ったんじゃないかって、思ってしまう
彼方「っ……ぁ……」
ズキズキと、激しい痛みに声が出せない 私も私が分からない。
歩夢ちゃんなのか私なのか……頭に響いた疑問
料理に真剣なのはもちろんで、
調理中に邪魔をされたら危ないのは危険なのはわかってるから、
あんなことするべきじゃないってちゃんと、頭にあった。
なのに……我慢できなかった。
しかもそれがおしりを触るためだなんて、異常も異常で
私自身が、私を信じられない
彼方「うぅ……」
歩夢『彼方さん?』
歩夢『あの……大丈夫ですか?』
歩夢『……っ』
歩夢『また、変なこと……とか……』
私の様子がおかしいのは電話越しでも伝わっているみたいで
歩夢ちゃんは不安そうに、問いかけてくる
A、自由安価
>>550 安易に彼方ちゃん以外の行動を指定するべきじゃなかったね。もうしわけない 安価スレとして自由に出来るけど自由過ぎると彼方がヤバい子になっちゃうんやな
彼方ちゃんの意識乗っ取って強制操作とかちょっと興奮する 他の安価スレと違って安価内容が場にそぐわない異常なものだときちんと異常者扱いされるのなんかわからんけど好きだわ タイムラグ:10秒
彼方「彼方ちゃんもう壊れちゃったかも……」
歩夢『え……』
彼方「なんだか、変なんだ〜」
急に変なことしたくなったり、言いたくなったり、
意識が飛んでしまって、すぐに答えたりもできなくなったりして……
歩夢『……』
歩夢『彼方さんがおかしいのは……そう、ですけど……』
歩夢ちゃんの声が途切れる。
昨日のこと、今日のこと、その時の私のことを考えてるのかな……
歩夢『……料理中に、あれは、ないです……』
彼方「う、うん……ごめんなさい」
彼方「急に、触りたくなっちゃって……」
彼方「駄目だってわかってるのに、どうにも我慢できなくて……」
彼方「……触っちゃって」
彼方「まるで、私が私じゃないみたいに、言うことを聞かない時があって」
歩夢『……彼方さんらしく、ないですね』
歩夢ちゃんの声は、まだ私との距離を感じる
開いちゃった距離、割くように出来上がってしまった溝
もう、元には戻せないような……そんな気がしてくる
A、近江彼方を終了
B、自由安価
>>556 タイムラグ:6秒
彼方「ごめんね」
歩夢『……いえ』
歩夢『私も……その……』
歩夢『少し大げさだったかな……って』
歩夢ちゃんがそういうと、小さな呼吸が聞こえる
歩夢『大けがするかもしれない、ことですけど』
歩夢『何もなかったから……危ないじゃないですかって、それでよかったはずなのに』
歩夢ちゃんは自分の反応が大げさだったんじゃないかって、申し訳なさそうに言う
悪いのは私
びっくりさせて、最悪大やけどする可能性もあったことして
何もなかったからいいけど……もし、歩夢ちゃんに火傷なんかさせてたら、私……
歩夢『遥ちゃんにも迷惑かけちゃって』
彼方「ううん……仕方がないよ」
危険性をわかってるのに、変なことして
すぐに反応しないで黙っていたりなんかしたら……おかしくなったのかもって怖くなるのも仕方がない
逃げるのだって……もっと変なことしてくるかもって思ったら、普通だ
A、自由安価
>>558 本当にごめんね…もう無理かもしれないけど、これからも…仲良くしてくれると、嬉しいな タイムラグ:2秒
彼方「本当に……ごめんね」
彼方「もう無理かもしれないけど……これからも」
彼方「仲良く……してくれると、嬉しいな……っ」
ポロポロと、涙がこぼれる
自分のしたことが悪いってわかってる
でも、私はしたかったけどしたくなかったことだったから。
私じゃない誰かが私を操っているって言ったら、本当に頭がおかしいというか
言い訳じみていて最低だけれど、私にとっては……そんな、理不尽の結果で。
だから、泣いてしまう。
これで、歩夢ちゃんとも、遥ちゃんとも
今まで通りで居られなくなっちゃうって思ったら……辛くて
歩夢『……』
歩夢『彼方さん……』
歩夢ちゃんは私のことを呟いて
歩夢『今は、さっきみたいな変なこと考えたりはしていないんですよね?』 彼方「え、あ……う、うん……」
歩夢ちゃんや遥ちゃんが目の前にいないからかもしれない。
今目の前にいたら、
また、変なことをしでかしていたかもしれない。
そう思うと、自分のことが怖くなってくる
スクールアイドルとして舞台に立っているときにやってしまったら?
バイト中にやってしまったら?
歩夢ちゃんや遥ちゃんのような身近な人じゃなく、
赤の他人にやってしまうとしたら?
彼方「……っ」
――怖い
歩夢『……』
歩夢『……侑ちゃん、たちだったら』
歩夢『私も、たぶん……ここまで反応しないというか』
歩夢『ちょっと叱って終わってたと思うので……』
歩夢『彼方さんが本当に大丈夫なら私は、もう……気にしません……』
歩夢『だって、変ですよね……彼方さんが彼方さんじゃないように思えたなんて……』
歩夢ちゃんの声は、まだ少し私を怖がってるように聞こえる
スマホに表示された相手は近江彼方のはずで、声だってちゃんと近江彼方のはずで
だから、歩夢ちゃんは相手が近江彼方だってわかっているはずなのに……
――私は。
A、自由安価
>>561 私は近江彼方だと自分に言い聞かせ怖いという感情に打ち勝つ タイムラグ:76秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>564 コンマ一桁目
0,4,9 で 歩夢『どうして、黙っちゃうんですか?』
1,5,8 で 歩夢『昨日の遥ちゃんとのやり取りも、同じですか?』
他:彼方行動実行 私は近江彼方だ…誰がなんと言おうと近江彼方なんだ… 判定:4
歩夢『どうして、黙っちゃうんですか?』
彼方「え、あっ……」
黙ってた?
また……私、何にも……
スマホの画面に表示される経過時間
私の体感よりも、明らかに長く経っていて……
彼方「わ、私っ!」
歩夢『彼方さん、なんだか、本当に彼方さんじゃないみたいですね』
彼方「そんなこと……」
ない、のかな……私は、私なのかな。
本当に、近江彼方なのかな……
置きっぱなしの鏡を見る
そこに写ってるのは、間違いなく、近江彼方なのに……自信がない
彼方「彼方ちゃんは……」
歩夢『すみません……変なこと……』 彼方「……っ」
私は、私
近江彼方で間違いないはずなのに……不安になる
怖くて、仕方がない
時々、自分が思い通りに動けなくなっちゃうから
変な事したり、意識が飛んでいたり。
今だって、また、とんでたんだと思う。
彼方「歩夢ちゃん……」
助けてって言って、どうするんだろう
どうにかなる? なるわけないよ
だって、これは、私自身の問題だよ……歩夢ちゃんにはどうもできない
歩夢『……すみません。そろそろ……』
歩夢ちゃんが電話を切っちゃう。
もう……いいのかな……もっと、ちゃんと……でも、だって
どうせ、私……言いたいことも言えない……
A、近江彼方を終了
B、自由安価
>>569 彼方ちゃんが彼方ちゃんじゃなくなりそうで怖い…怖いよ…お願い、見捨てないで…と涙を零しながら縋る タイムラグ:21秒
彼方「彼方ちゃんが……」
歩夢『?』
彼方「彼方ちゃんが、彼方ちゃんじゃなくなりそうで怖い……」
歩夢『彼方さん?』
彼方「怖いよ……怖いっ」
彼方「お願い……見捨てないで……」
歩夢『……』
動機が激しくなって、少しだけ息切れしてしまう。
胸が苦しくて、頭が痛くて、涙が止まらなくて……
歩夢ちゃんから絶交を言い渡されたわけでもないのに……懇願するように求めてしまう
それくらい、今の自分が自分ではないようで怖かった ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>572 コンマ一桁目
1,3,5 で 歩夢『今日、学校休めますか?』
0,4,8 で 歩夢『……そういうことにするのは、狡いと思います』
他: 歩夢『とりあえず、学校で話しませんか?』 自分が自分じゃないようなんだ、だから変な行動したけど許してねとか
現実には絶対信用してもらえない言い訳になるからな 判定:4
歩夢『……そういうことにするのは、狡いと思います』
彼方「え……」
歩夢『だって、おかしい。じゃないですか』
歩夢『そんなの……悪戯のつもりだった。とか、私なら大丈夫だと思ったとか』
歩夢『少し、軽い気持ちでやっちゃったって言うなら……分からないですけど、わかります』
歩夢『それで……ごめんなさいって、言ってくれるなら……』
電話だから、わからない
でも……歩夢ちゃんはすごく怒っているように聞こえる
歩夢『私が、彼方さんじゃないみたいだって言ったからって……』
彼方「違っ……」
歩夢『すみません……』
ぶつっっと……途切れる
通話は十数分近くつながっていたみたいで、画面にはその表示だけが残った
彼方「あ、歩夢ちゃん……」 おぉ…すまない、まさか怒らせるとは
人間エアプだった 彼方「私……」
歩夢ちゃんを怒らせた?
ううん、もっとひどい……失望させちゃったかもしれない。
彼方「っ……」
自分の気が狂ったかもしれないことを言ったって
そんなの、ただの言い訳にしかならないってわかってたのに
また……余計なことやっちゃった……
彼方「ごめんね……」
ただただ、謝ればよかったんだ
したくなかった
そんなつもりがなかった
それなのに体が勝手にしてしまったこと
それを謝るなんて、理不尽かもしれないけど……でも、私がしたことには変わらないから
誠心誠意、謝るべきだったのに……
それで、終わらせるべきだったのに
彼方「……うぅ」
A、近江彼方を終了
B、自由安価
>>580 一人でも全てを受け入れてくれる人がいればどうにでもなりそう 上原歩夢との関係悪化に伴い、終了を選択しました。
■result
※上原歩夢との関係が悪化しました
※近江遥との関係が悪化しました
※上原歩夢は近江彼方に不信感を抱きました
WARN:エラーが発生しております この時間軸の彼方ちゃんを安価で操れるのはここまでだけどこの彼方ちゃん自身の人生はこの関係性のままこれからも続いていくと考えると安易にお尻タッチさせたやつらの罪の重さ凄いな… WARN:不正コードの挿入が確認されております。
彼方「歩夢ちゃん……」
彼方「っ……学校で、また……」
学校に行けば、歩夢ちゃんに会える
避けられちゃう可能性もあるけど、
もう取り返しがつかないかもしれないけど
でも……私がしちゃったことは、ちゃんと謝りたい
彼方「ぅ……」
ズキズキと頭が痛む
さっきまでよりもずっと、熱くて、痛くて、息苦しくなってくる
彼方「ぁ……れ……」
――がくんっと、膝が折れる
彼方「ぁ゛……」
手をつくこともできずに倒れこんで、鼻を強打する
鼻が痛い……熱い……血が出てる感じがする
でも、動けない
手も、足も、声も出せない
彼方「……」
学校に行って、それで、歩夢ちゃんにちゃんと謝って……
遥ちゃんにだってちゃんと話をして……
やるべきことがあるのに
なのに――全然、体が言うことを聞いてくれない
彼方「……」
意識が遠のいていく
視界の端で、部屋のドアが開いたような気がしたけれど
もう――私にはどうにもできなかった このあと彼方ちゃんが死んだって遥ちゃんから連絡が来て歩夢のメンタルが死ぬんだよね これで動かなくなった彼方ちゃんが残るなら、自分が自分でなくなるっていうのにも信憑性が出てこの世界の歩夢ちゃんも許してくれるやん!
良かったね彼方ちゃん(絶望 お前ら酷いことばっかりしやがって許さんぞ
もうイケメン高収入の俺が彼方ちゃんと結婚するわ WARN:エラーにより、正常終了に失敗しました
■result
※強制終了により、近江彼方が死亡しました
※近江遥が死亡に気づきました
※近江彼方は病死として処理されます
※上原歩夢に後悔を抱かせました おいおいおい
安易にお尻触らせたやつ誰だよこんなん許せねぇよ せめて遥が歩夢を恨むようなことになってないといいけど START:近江彼方を実行します
※:DATA01が見つかりました
※:DATA02が見つかりました
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:近江彼方のキャラクタデータが破損しています
※:近江彼方のキャラクタデータを消去
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:各キャラクタデータ再読込
END:近江彼方_START
tips:時と場合によっては、大惨事に発展します
tips:近江彼方以外に対する指示実行は不正コードです
>>97
この1週間は物語の中の1週間?現実の話なら明日で終わりだけど WARN:DATA01が見つかりました
WARN:DATA02が見つかりました
A、DATA01をコンティニュー(1日目朝・昼・夕・夜、2日目朝 開始時点)
B、DATA02をコンティニュー(2回目の2日目朝開始時点)
C、近江彼方を終了する
D、近江彼方を実行する
>>599-601 先取:B 追加票:B
=判定:B
2回目の朝開始時点>>478からの再実行 少し中断
>>597
作中時間です
ですが、現実側で約1週間【作中1日】、作中1日経過現時点【600レス】
のため、次にゲームオーバーになっても終了する可能性はあります。 複数人並行して攻略しようとしなければもっとリカバリ効くんじゃね 大惨事で草
歩夢に対する安価のせいで起きたエラーで死んだんだな 次で終わる可能性もあるのか…もし残念な結果だったらまたいつか再プレイさせて欲しい ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>611 コンマ一桁目
0,5 で 歩夢がいない
2,9 で 遥がいない
奇数ぞろ目:ちょっぴり特殊
偶数ぞろ目:かなり特殊 判定:なし
彼方「っ……!」
ズキッっとした強烈な頭の痛みに、急激に意識が覚醒していく
まるで、無理矢理意識を引きずり出されたかのような、
嫌悪感と不快感のせいか、吐き気さえ感じる
彼方「ぅっ……うぁっ」
彼方「痛っ……あ゛っ……」
ズキズキとしたものではなく、
ズキンッ……ズキンッ……と、一つ一つが鈍器で殴られているかのような強い痛みで
どうしようもなく、もがいてしまう
彼方「っ……ぅ……ぁ……あぁっ……」
痛くて涙が出てくる
すぐ横に歩夢ちゃんと遥ちゃんがいるのに
助けを求めたくても求めるための声も出せそうになくて……二人に手を伸ばす余裕もない
彼方「なっ……ぁっ……」
昨日は、普通に寝たはずなのに
変に夜更かしもせず、みんなで一緒に寝たはずなのに
風邪を引くような格好でもなかったのに
彼方「ぁっ……ぅ……」
痛みが引くまで……5分近くかかった 彼方「はっ……は……はぁ……」
ついさっきまでは、
あまりの痛みに足をじたばたさせることもできず
ただ、頭を押さえて体を揺らすくらいが限度だったのに、
今はもう、きれいさっぱり痛みが消えている
汗ばんだ体と、激しい動悸、乱れた呼吸
それがなければ、夢を見ていたんじゃないかって思うくらい
彼方「……悪夢。かな」
悪夢を見て飛び起きたみたいな私の状態
遥ちゃんや歩夢ちゃんが見たら心配させちゃうかな……
彼方「っ……」
ぐっしょりな体が……ちょっぴり気持ち悪い
幸い、目覚ましはまだ起動していないからシャワーを浴びたって時間は余る
遥「ん……zzz」
歩夢「zzzz……」
彼方「ふふっ」
眠ってる二人を見ると……落ち着く。
A、自由安価
>>614 起こさないよう、静かに二人を撫でてからシャワーを浴びに行く タイムラグ:16秒
彼方「……」
――起こさなくてよかった
可愛らしい二人の寝顔を見つめながら、そんなことを思う。
実の妹で、最愛の遥ちゃん
妹ではないけれど、泊まりに来てくれた後輩の歩夢ちゃん。
二人とも無防備な寝顔を見せてくれていて
意識してたらきっと見せてはくれないものだから、とても貴重な瞬間。
出来たら写真にだって納めちゃいたいくらい。
彼方「……ん」
思えば、遥ちゃんも普段は上のベッドだから、
寝顔を見る機会は意外と少ないんだよね。
いつぶり……だったかな
――好きだよ
そうっと、遥ちゃんの頭をなでる 遥「んぅ……」
小さくうめく遥ちゃん。
そのこぼれた声も、かわいい
そう思うのは、やっぱり遥ちゃんだからかな……なんてね〜。
彼方「……」
昨日の、すごく情熱的というか
我慢ならないほどに熱烈な思いも今は鳴りを潜めていて
遥ちゃんを起こしちゃうような何かをしでかしちゃう不安はない
歩夢「zzz...」
もう一方ですやすやな歩夢ちゃん。
昨日は義理の妹だよ〜なんて話して、
照れくさそうに笑いながらも、まんざらでもなさそうだった
――遥ちゃんとのこと、どこまで気づいてるのかな
それだけ、不安ではあるけど。
彼方「……ん」
ぐっすり眠ってるってことは、
そばで寝ても平気だって、信頼してくれてるってことだよね?
なら、裏切らないように気をつけなきゃ
なんて思いながら……ついつい、可愛らしい歩夢ちゃんの頭を撫でてしまう ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>619 コンマ一桁目
4,9 で 歩夢起床
1,7 で 遥起床
ぞろ目:両方起床 判定:1
遥「ん……」
遥「……ん……」
彼方「ぁ」
歩夢ちゃんの頭から手を離しても寝息が途絶えないことに一安心したのもつかの間、
すぐ後ろ……歩夢ちゃんとは反対側で寝ていた遥ちゃんが囁くような声を漏らしたのが聞こえて、振り返る
完全に起きたわけではないけれど、
薄く目を開いた遥ちゃんはもう一度目を閉じて、開いて……
夜に私と握りあっていたはずの手を布団の中から引っ張り出す
遥「……」
目はまっすぐ見ているようで見ていない感じで
意識はあるけど、まだ夢心地
ぼーっとしているのが見てわかる遥ちゃんはかわいくて、ずっと見ていたいくらい
遥「ん……」
もぞもぞと、遥ちゃんの手が動く 布団の中に潜った遥ちゃんの手は、
私の体の方に進んできて……つんつんっと、私の足に触れる
体を起こしたからずれちゃっているけれど、昨日の夜は手があった位置
手を握りたいのかなって思っていると……遥ちゃんの瞳がだんだんといつものようになっていって
足をつついていた手が止まると、遥ちゃんは顔を上げて私を見た
遥「……」
遥「……えへへ」
自分の行動に気づいて、瞬時に赤くなる遥ちゃん
眠気も吹き飛んだとばかりに見開かれる瞳は、ぐいっと引き上げられた布団に隠れちゃう
遥「お……おは、よう……」
彼方「おはよ〜」
かわいいなぁ。
遥ちゃんは、やっぱりかわいい
汗ばんでじっとりしていなかったら、抱きしめたいくらい。
A、自由安価
>>623 タイムラグ:52秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>625 コンマ一桁目
0,9 で 遥「……手、いつまでつないでたのかな」
1,6 で 遥「お姉ちゃん、汗凄いよ?」
ぞろ目:ちょっと特殊 判定:特殊
遥「……これから、ご飯作るの?」
遥「まだ……早い、けど」
ちらっと時間を確認した遥ちゃんは、
ゆったりとした動きで体を起こすと、私の方に体を向ける
遥「もうちょっと……」
遥「……?」
遥「お姉ちゃんどうしたの? なんか、すごいけど」
彼方「あはは……」
何か言いかけたのに、
遥ちゃんは私が汗びっしょりだって気付いて、心配そうに私の額に手を当てる
遥「熱……じゃないよね?」
彼方「うん……ちょっと」
酷い頭痛に見舞われちゃって。
なんていうと、遥ちゃんが猛烈に心配しちゃうだろうから
彼方「悪い夢見ちゃったかな〜」
遥「……抱きしめすぎて苦しかったとか?」
彼方「ん〜なんだろうねぇ」
彼方「でも、汗かいちゃったくらいで何にもないよ〜」
遥「風邪ひいちゃうかもしれないのに……」 遥「……ん」
遥ちゃんは私越しに歩夢ちゃんのことを確認すると、
まだ布団の中に隠れていた足も引っ張り出して、ゆっくり立ち上がる
遥「歩夢さんも寝てるし……」
遥「とりあえずあっち行こうよ。シャワーも浴びないとだよね?」
彼方「そうだねぇ」
歩夢ちゃんはまだすやすや中
起こしちゃ悪いって気遣う遥ちゃんに頷いて、一緒に部屋を出る
もともと、すぐに出てってシャワー浴びるつもりだったし。
彼方「遥ちゃんは、もう少し寝ていてもいいんだよ?」
遥「……う〜ん」
遥「もう、目は覚めちゃったし」
遥ちゃんはそう言って笑う。
すっかり眠気が飛んだ遥ちゃんの、いつも通りな表情。
でも、ちょっぴり照れてる雰囲気を感じるのは、昨日の夜のせいかな…… 遥「……ねぇ、お姉ちゃん」
彼方「ん〜?」
遥「……」
私を呼んで
でも、遥ちゃんはすぐに続けることなく、
私の顔を一目見たと思ったら、ふいっと顔を背ける
遥「あの……さ……」
か
遥「……ねぇ、お姉ちゃん」
彼方「ん〜?」
遥「……」
私を呼んで
でも、遥ちゃんはすぐに続けることなく、
私の顔を一目見たと思ったら、ふいっと顔を背ける
遥「私……嫌って……言わないよ」
彼方「それって……」
昨日、私が嫌って言っても離れないって……言ったから
遥「言わない、から」
A、自由安価
>>635 タイムラグ:98秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>637 コンマ一桁目
0,5,9 で 遥「……ごめんねっ、急に」
1 で ぎゅっ
ぞろ目:特殊
他:彼方行動 判定:なし
ちらりと私を見る遥ちゃん
ちょっぴりもじもじしているようにも見える
遥ちゃんに嫌って言われても、絶対に離れてあげないって私は言った。
遥ちゃんのこれは、それに対する答え。
あそこで歩夢ちゃんが起きなかったら、昨日歩夢ちゃんが泊まっていなかったら、
こうやって話が続いていたのかな……
彼方「……ん」
遥「……っ」
優しく、抱きしめる
昨日もずっと、抱いていたかった。
ちゃんと、声をかけてあげたかった。
でも、歩夢ちゃんがいて、歩夢ちゃんを起こしちゃって
――だから……だから。なのかな
とりあえず、抱きしめる
言葉よりもずっと、正直な気持ちが伝わると思って。 遥「……」
遥「ん……」
遥ちゃんは私に抱かれるのを拒むことなく受け入れてくれて、
体にもそんなに、力が入っていないように感じる
私よりも、ほんの少しだけ背が低い
その分の差が、首筋に遥ちゃんの吐息を感じさせ――
――ちゅっ
彼方「っあっ!?」
遥「……」
息を感じると思ったら、押し付けられた柔らかくも力強い感触
弾けるような音を迸らせて離れていくそれに、思わず変な声が出てしまう。
油断していたし、そんなことされると思っていなかったし……
なにより、汗をかいてるって言うのが一番の理由かもしれない。
遥「……いいよ」
彼方「え……?」
遥「一緒に、シャワー浴びよ?」
彼方「は、遥ちゃん?」
遥「……そのために、濡れたまま抱きしめたんだよね?」
頬を赤らめながら、遥ちゃんはにっこりと笑う。
なんて言ったらいいのかわからないけど、でも……普段の遥ちゃんとはちょっと違う笑顔
A、自由安価
>>640 いや、でもこの流れならイケるんじゃないか…?
一緒にシャワー浴びよ?とかもう遥ちゃんもその気だろ でも今回は遥ちゃんからキスしてきて誘って来てるから脈アリなのでは? タイムラグ:61秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>648 コンマ一桁目
0,7 で 遥「……胸が、もう少し小さかったらよかったのにね」
1,4 で ちゅっ
2,9 で 遥「私も、お姉ちゃんが嫌って言っても離れないよ」
6 :遥「私も、お姉ちゃんが嫌って言っても離れないよ」※特殊
他:彼方行動 判定:4
――ちゅっ
彼方「っ!」
遥「……また、そうやって答えないんだ」
遥ちゃんはそういいながら、
ちょうどいい位置にあるとでも言うように私の首筋にキスをする
遥「別に……いいけど」
――ちゅっ
彼方「んっ……っ……」
遥「お姉ちゃん、昨日の夜は私の体触りたがってたよね……」
遥「歩夢さんにも……触ろうとしてたけど」
遥「……」
――ちぅぅぅぅぅ.....
彼方「っっ!」
唇を押し付けるんじゃなくて
唇で吸い上げるようにして……ちゅぷっと音を立てながら離れる
遥「痕、つけていい?」
彼方「えっ……」
遥「……何も言わなかったら、つけちゃうかも」
A、自由安価
>>651 タイムラグ:69秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>654 コンマ一桁目
1,9 で 遥「……時間切れだね」
3,5 で 遥「お姉ちゃん、あくまで……私から来てほしいんだね」
0,8 で 遥「なーんて。キスマークなんて、簡単につけられないよ」
2,4 で 遥「……もぅっ。お姉ちゃんのえっち」
ぞろ目:特殊
他:彼方行動 遥「……時間切れだね」
彼方「ぇっ、あっ……」
また、反応が遅れちゃったらしい。
ぐっと詰め寄ってきて……耳元で囁いてくる
彼方「ちが……」
――ちゅっ
彼方「んっ……」
遥ちゃんの唇はさっきよりも潤っていて
耳に届く音はさっきよりも大きく、首筋に残る感覚は強くなる
遥「言ったよ?」
遥「何も言わなかったらって……」
遥ちゃんの吐息が首にかかる
呼吸によるものじゃなく……わざと吹きかけているような
そんな、意地悪なものを感じる感触
彼方「遥ちゃ……」
遥「だめっ」
ぁむっ……と、遥ちゃんが唇で首筋に食いつく
ぬるくてやわい……不思議な感触に、どうしてもぞくぞくとしてしまう。
そんな私なんて構わずに、遥ちゃんは――
――ちぅぅぅぅぅぅ..... ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>659 コンマ一桁目
奇数:成功
偶数:失敗 判定:失敗
遥「ん〜……」
――ちゅぷっ
彼方「んっ」
遥「っはぁ……」
遥ちゃんは唇を離して、呼吸を乱す。
自分の唇に触れると、ちょっぴり辛そうな顔を見せる
目はさっきまでキスしていた私の首筋を見ていた
遥「……難しいね」
彼方「し、失敗……?」
遥「うん……キスマークはつかなかったみたい」
遥「だから、大人は口紅を使うのかな……」
遥「簡単に、つけられるから」
遥ちゃんはどこか大人びた雰囲気を醸し出しているように感じる
なんて言ったらいいんだろう……ちょっぴり、性的というか。 遥「……なんだろ」
遥「駄目ってわかってるんだけど……」
遥「ドキドキする」
遥ちゃんはそう言いながら、詰めてくる
抱き合ってて、もう近づくだけの隙間もない分、私の足は後ろに下がる
それで下がった分だけ、遥ちゃんがまた近づいて。
彼方「……は、遥ちゃん」
歩夢ちゃんがまだすぐそこの部屋で寝てるのに
なのに……遥ちゃんはすっごく、かわいい
ううん、かわいいというよりも、もう、艶やかな感じで私を見上げてくる
彼方「……」
いい、のかな。
姉妹なのに
女の子同士なのに
――先に、進みたい
遥ちゃんと、恋人……みたいな……
A、自由安価
>>662 今はやっぱりダメ!
今日の夜は二人きりになれるはずだから タイムラグ:95秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>665 コンマ一桁目
0,7 で ガチャッ
1,4 で 遥「……好き」
2,9 で 遥「一回、だけ」
ぞろ目:とても特殊
他:彼方行動 判定:4
遥「……好き」
彼方「遥ちゃん……」
遥ちゃんが迫ってくる
体でも、心でも。
物理的な圧迫感に後退ってしまうと、背中が壁にぶつかる
逃げ場――ではないけど、
これ以上はもう下がれない私に遥ちゃんは体を預けて
遥「お姉ちゃんが、好き……」
彼方「それは……」
遥「……普通じゃないっ」
首筋にキスマークをつけようとしてきた時点で
遥ちゃんのそれが、ありふれた姉妹の好意じゃないことは分かる
遥「……普通じゃない好きなの……」
遥「……ごめんねっ」
遥「でも……だって……お姉ちゃんが……あんなことしてくるから……っ」
申し訳なさそうに、辛そうに、遥ちゃんは私の胸に縋りつく
普通なら、勇気を振り絞った愛の告白も
してはならない関係だからか……苦しそうだった
――私は
A、拒否
B、自由安価
>>667 歩夢が気の毒になってきた
泊めてないときにイチャつきなさい タイムラグ:73秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>671 コンマ一桁目
0,7 で 遥「……そうだよね。無理、だよね」
1,4 で 遥「いいよ。何も言わないで」
2,9 で 遥「ごめんね……こんなこと言っちゃって」
3,6 で 遥「……なりたい」
5,8 で 歩夢「……」
ぞろ目 すっごく特殊 ランジュとの仲スレでは異常なくらいゾロ目が出まくるのに
こういう安価SSでは全然ゾロ目出ないんだよなあ
物欲センサーか 判定:4
遥「いいよ。何も言わないで」
気付いた時には、遥ちゃんは笑っていて……
後ろめたそうに私から目をそらしながら、そう言った。
遥「だって……困るもんね……」
また……またっ
また私……なんにも……
遥「女の子同士とかじゃなくて、もう……だって、姉妹、だもん」
遥「一つ屋根の下で……ううん、同じ部屋で寝てさえいる妹が」
遥「姉妹としてじゃなく、好きなんて言ってきたら……怖い、よね……」
私があんなことしちゃったから
それで、遥ちゃんに決意させちゃったのかもしれない
遥「……もう、しないから……距離、置くから」
遥「お姉ちゃんも……もう、私をどきどきさせないで」
遥「……お願い」
遥ちゃんは私から離れようと、私に預けていた体を引き上げていく
遥ちゃんが離れて行っちゃう……そうするべきだってわかってる
ここで遥ちゃんを手放さないってことは、大きな問題を抱えることになるって、わかってる……
でも、私は――
A、近江遥を手放す
B、自由安価
>>674 関係ないときは良いコンマが出るのもお約束なのよね… タイムラグ:74秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>678 コンマ一桁目
1,9 で 遥「えへへ……ごめんねっ」
4,8 で 歩夢「えっと……」
0,7 で 遥が離れていく
ぞろ目:特殊
他:彼方行動 タイムラグ:9秒
遥「えへへ……ごめんねっ」
彼方「ごめんねって……」
遥ちゃんは私から離れようとして……でも、離れない。
動きを止めて、俯く
声が……震えてる
遥「っ……」
ぽろぽろと、遥ちゃんの涙が落ちていくのが見える
私のことを好きって言ってくれた
姉妹としてじゃなくて、好きって
普通ならならないその好きは、きっと、
普通の好きなんかよりもずっと強く、深く、広く、大きくて――辛い
遥「離れるから……っ」
ここで離れたら……このまま何もせずに離れることが出来たら
私が遥ちゃんを受け入れなかったってことになっちゃう
そうなったら、もう、本当に遥ちゃんとの溝が出来ちゃう
A、抱き寄せてキスする
B、自由安価
>>681 タイムラグ:96秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>684 コンマ一桁目
0,3,9 で 遥が離れる
1,4,8 で 歩夢が出てくる
他:彼方行動 判定:3
気付けば、遥ちゃんは私から距離をとっていた。
また、私は呆然としちゃってたのかな。
遥ちゃんのこと、抱きしめてあげたかったのに……止めたかったのに
なのに――遥ちゃんはもう、私の目の前にはいない。
遥「……」
さっきまで顔が見えていたのに、今は、背中が見えるだけ。
彼方「っ……」
私も好きだよって言いたい
抱きしめてあげたい
行かなくていいんだよって離れなくていいんだよって……
なのに、体が動いてくれない
まるでそれがダメだって言ってるかのように
理性が止めようとしてるみたいに、頭も体も止まっちゃってる
――ダメって、ことなのかな 私の可愛い妹
大切で、大好きで、大事な遥ちゃん
私のことを姉妹として以上に好きだって言ってくれた遥ちゃんは
でももう、きっと、このまま疎遠になっていく
私のことを好きすぎるから
それがおかしいってわかってるから
私が受け入れてくれないって思ってるから
その思いがすれ違い続けることになるって思ってるから
彼方「……」
でも、それでいい……んだよね?
だって、私の理性が止めてるんだから。
遥ちゃん自身が間違ってるって振り払おうとして
私の心以外が離れていこうとする遥ちゃんが正しいって考えてる
――だから
A、このままでいい
B、自由安価
>>689 タイムラグ:19秒
やだ……いやだ……
こんなの……そんなの……
――うごけ
遥ちゃんが行っちゃう
ずっとずっと遠くに行っちゃう
今まで通りすぐそばにいてくれても
もう二度と今まで通りのような表情は見せてくれない
今までのような触れ合いも、会話も、何もできなくなっちゃう
彼方「っ」
――動け
彼方「ぁ……」
私だって遥ちゃんが好きなのに
大好きだから、昨日あんなことをしちゃって
それが原因で遥ちゃんが気持ちを伝えたくなっちゃったのに
彼方「やだ……だめ……」
――動けっ!
彼方「っ……」
彼方「遥ちゃんっ!」
止めさせない
邪魔させない
遥ちゃんを失いたくない
遥「――えっ?」
気が付けば目の前だった。
離れたはずの遥ちゃんは目の前で、そして――勢いよく押し倒す 遥「ぉ……お姉、ちゃん?」
彼方「ごめんね……」
彼方「ほんとは、抱き着くつもりだったんだけど……」
抱き着くというよりも、タックルみたいな感じになっちゃった
幸い、遥ちゃんにけがはなさそうだけど、
でも、勢いで押し倒しちゃって……
遥「う、ううん……それは……いいけど……」
遥「……よく、ない。かな」
遥「はな、れてよ……」
ほんの数分目を離しただけなのに、
すっかり、泣きはらしたような顔になっちゃってる遥ちゃん
今も、涙は止まってなくて
まるで、私に襲われてるみたい……なんて、思っちゃうくらい
A、姉妹でも、私と恋人関係になってくれる?
B、自由安価
>>692 タイムラグ:90秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>694 コンマ一桁
1,3,5 で 歩夢
2,7,9 で 遥「……いいの? 私、諦められなくなっちゃうよ?」
ぞろ目:特殊
他:彼方行動 10分以上空いてるし選択肢もあったんだから安価取れば良かったのに このタイミングならお尻撫でても良さげだけどねぇ
行動で示した方がわかりやすい気もする
ちょっと軽いし言葉も合わせて行った方が効果あるかも知れないけど グイグイ行きすぎて失敗してきたから今度は慎重になり過ぎてるのか 判定:7
遥「……いいの? 私、諦められなくなっちゃうよ?」
彼方「え……」
また……また、私
無意識だった……のかな……
ここでしっかりしなきゃ、駄目なのに……
遥「私、妹だよ? 女の子だよ?」
遥「……普通に女の子と恋するよりもずっと……駄目なことなんだよ?」
遥ちゃんは泣きながら言う
拒絶して欲しそうに、手放して欲しそうに
なによりも……辛そうに。
遥「だめ、だよ……」
遥「なのに……っ……」
彼方「遥ちゃん……」
遥ちゃんはぎゅっと……抱きしめてくる
駄目って言ってるのに、動きはそれに逆らって。
遥「やだ……っ、やだよ……っ」
その言葉までもが、翻った 遥「……お姉ちゃんと一緒がいい」
遥「お姉ちゃんが他の人と幸せになっちゃうなんて喜べない」
遥「お祝いの言葉なんて言えないし祝福もできない」
遥「お姉ちゃんの気持ちが他の人に向いて行っちゃうのが嫌だ」
遥「いつも私がいた場所にほかの人がいるのを見るのが辛い」
遥「いつか、私を置いてその人とどこかに行っちゃうのなんて想像するだけで胸が痛くなる……」
遥「でも……」
遥「間違ってるから……駄目なことだから……」
遥「……それでも、やだ……っ」
遥「諦めようって、思ったのに……っ」
彼方「……っ」
遥ちゃんは、諦めたがってる
でも、諦めたくないとも思ってる……私は……私は?
――ここまで、した私は?
A、いいよ。諦めなくて
B、自由安価
>>705 タイムラグ:65秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>707 コンマ一桁目
1,3,5、7 で 歩夢
ぞろ目:特殊 判定:なし
彼方「……いいよ。諦めなくて」
嗚咽をこぼす遥ちゃんの抱き寄せる力に身をゆだねるように顔を近づけて、優しく耳元で囁く。
遥ちゃんは今どんな顔をしてるのかな……
困ってるかな、喜んでるかな、それとも、戸惑ってるかな……
でも、いいんだよ。悲しくて泣いていなければ。
彼方「大丈夫」
遥「お姉……ちゃん……」
駄目なことだってわかってるし、
お母さんや友達にだって堂々と教えられる恋人じゃない
――だから?
知ったことじゃない。
好きなものは好き、愛してるものは愛してる
そんな気持ちに蓋をしたって簡単に押しのけられちゃう。
頑張って、頑張って、この気持ちを押し付けようとしたって……痛くて苦しくて辛いだけ。
――両想いなら、気にしなくたっていい
彼方「姉妹でも、私と恋人関係になってくれる?」
言いたかったことを、ようやく口にすることができた。 遥「……うん」
遥「うんっ」
遥「……なりたい」
凄く大きな問題があって、
誰にも言えないようなことで
誰かに知られたら終わっちゃうようなこと
それでも私は良いと思った
ううん……それでもしたいと思った。
遥ちゃんも、おんなじ……かな
――これで、遥ちゃんは。
彼方「……遥ちゃん」
遥「……ん」
遥「……あ、だ、だめだよ」
遥「お姉ちゃんとなら……嫌じゃないけど」
遥「でも、歩夢さんがいるから……」
遥「ね……?」
遥「もう、離れよう?」
A、離れる
B、自由安価
>>710 タイムラグ:84秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>712 コンマ一桁目
0,4,9 で 歩夢
1,5 で 遥「……仕方がないなぁ」 遥「だーめ」
彼方「あっ」
また意識が飛んじゃっていたみたいで、
私から見れば、遥ちゃんは急に私の体を押しのけようとすっごく力を込めてくる
きっと、何度も声かけたりしてくれてたんだろうなって思うと……申し訳なくなる
だって、ここで下手なことして歩夢ちゃんに見つかっちゃったら
大変なことになっちゃうもんね
彼方「ごめんごめん」
彼方「今離れるね〜」
遥「……秘密、だからね」
彼方「わかってるよ〜」
遥ちゃんが大好きだってみんな知ってるから
たぶん、付き合ってます。なんていわない限りは何にも問題ないけどね
日頃の行い……は、違うかな。
積み重ねだね。 彼方「遥ちゃん、シャワー浴びてきちゃっていいよ」
遥「私はお姉ちゃんに濡らされたくらいだからあとでいいよ」
遥「お姉ちゃん先の方がいいと思う」
遥「ご飯、作らないといけないし」
遥「ね?」
彼方「そうだねぇ……」
彼方「じゃぁ、先に入ってくるね〜」
いってらしゃ〜いって見送ってくれる遥ちゃん
泣きはらしてるけど、でも、今はもう笑顔
彼方「遥ちゃんも途中まで一緒に来ないとだめだよ」
彼方「顔、洗わなきゃ」
遥「あ……あははっ」
遥「そう、だねっ」
護り通さなければいけない、秘密と恋
大切にしなきゃいけないのは……ずっと変わらない。 ※近江家の朝を終了
※DATA02のログを取得
※DATA02を保存
※続行します ――――――
―――
お昼
お昼休みになって、震えたスマホを取り出す。
画面には遥ちゃんからの連絡がきたことを知らせる通知が表示されていた
>遥:できるだけ早く、帰るね
>遥:今日はだれも泊めちゃだめだよ
彼方「……ふふっ」
遥ちゃんの思いが分かりやすい、短い文章
昨日は歩夢ちゃんとエマちゃんを連れ込んでたし、
歩夢ちゃんを妹扱いしたりもしてたし、
挙句の果てには家に泊めておいて……あんなこと。
朝起きた歩夢ちゃんは特に何も言って来なかったけど。
彼方「……」
――もう、遥ちゃんとは恋人だ
A、自由安価
>>717 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>719 コンマ分の貯水量(最大00=100)
コンマ一桁 遭遇判定
0,9 で 果林
2,6 で エマ 判定:42
彼方「ん……」
至急……ってほどじゃないけど
ちょっぴり気になるくらいなおトイレサイン
お昼休み中は大丈夫でも、授業中に行きたくなったりするかもしれないから……行っておこうかな
終わる直前は、距離的に少し厳しいし。
――なんて、教室を出る
お手洗いまでは少し距離があるこの学校
同じ階にあるのはあるけど、広いせいでその分遠いのがちょっと難点だったり。
エマ「彼方ちゃん?」
彼方「ん〜? エマちゃんだぁ……どうしたの?」
エマ「この時間に校内にいるって珍しいなって思って」
エマ「普段、この時間は外にいるよね?」
彼方「うん」
エマ「あ、これから行くところだった?」
エマ「それなら、一緒にお外行きたいな」
行くのはおトイレの予定だけど……
A、自由安価
>>721 タイムラグ:77秒
貯水量42+7 = 49
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>725 コンマ一桁目
1,3 で エマ「具合悪いの?」
6,9 で エマ「……何かあったの?」
他:コンマ一桁分貯水量+ 判定:3
エマ「具合悪いの?」
彼方「へっ?」
彼方「あっ……」
また、また私……意識が飛んじゃってた?
エマ「だんまりしちゃってたから、すごい考えてるのかなって思って」
エマ「また今度にしよう? って言ったのに、彼方ちゃん全然……反応してくれなくなっちゃって」
彼方「えっと……」
また意識が飛んじゃってたんだ。
ついさっきまで話してたのに、
急にうんともすんとも言わなくなっちゃったら、驚くし心配するよね。
彼方「ごめん……」
私にも何が何だかわからない
昨日から、時々こうやって意識が飛んで、
何にも言えないし考えられないし動けない……ううん、
そんな状態だって自分で自覚することさえできない
エマちゃんたちに言われて初めて、そうなんだって気付ける。
――怖い もし本当に病気だったらどうしよう
意識の消失……でいいのかな?
それって、やっぱり頭の病気?
脳関係だったら……腫瘍とか……
最低でも入院とか手術とかだよね?
スクールアイドルはもちろん、バイトも学校も難しくなっちゃうし
後遺症が残ったりして
それどころか最悪、早くに死んじゃうことだってある
彼方「……っ」
エマ「大丈夫?」
どうしよう、昨日からおかしいって言った方がいいのかな
それとも黙っておいた方が……
大丈夫って言って……外行った方がいいかな
いつもみたいに横になりたいだけって言えば……ごまかせるよね?
A、ごまかす
B、自由安価
>>728 タイムラグ:70秒
貯水量49+10 = 59
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>731 コンマ一桁目
0,4,9 で エマ「……駄目。やっぱり保健室行こう?」
2,5,7 で エマに強制連行される
1,3,6 で エマ「何かあるなら、教えて彼方ちゃん……」
8: エマ「彼方ちゃんっ!」 判定:1
エマ「なにかあるなら、教えて彼方ちゃん……」
彼方「え、あ、あれ……」
彼方「あぁ……」
エマちゃんは今にも泣きそうになってる
私の両肩をいつの間にかつかんで……揺さぶって
凄く心配そうな顔をしてる
私には、肩を掴まれた記憶がない
揺さぶられた記憶も、エマちゃんが泣きそうになり始めた記憶もない
――また意識が飛んだ
明らかに、私はおかしい。
どれくらいの時間、そうなってるんだろう。
エマちゃんの向こうにいた女の子がいない
私の寸前までの記憶にはいない子が、いる。
エマちゃんの心配具合からして、ほんの数秒なんてものじゃない
十数秒……一分とかもありえる
ごまかせない……かも。
A、トイレに行きたくて
B、自由安価
>>733 タイムラグ:94秒
貯水量59+4 = 63
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>735 コンマ一桁目
1,3,5,8 で 強制連行
0,6,9 で エマ「……保健室連れていくから」
2,7 で エマ「今日は学校休んだ方がいいよ」
4: エマ「あ……彼方ちゃんっ!」 ※特殊 判定:9
エマ「……保健室連れていくから」
彼方「え、あっ……」
ぐいっと手を引っ張られて、よろける
そんな私のことを支えながらも、
断ることは許さないって言うように、私の手を引いて……エマちゃんは歩く
彼方「え、エマちゃん……?」
エマ「さっきから何回もだよ?」
エマ「長い時間、何にも反応しなくなってるの……」
エマ「彼方ちゃん、わかってる?」
彼方「……」
また私、ぼーっとしちゃったんだ
エマちゃん、今度ばかりは怒ってる
心配から来る怒りだとはわかっていても……少し、怖い
エマ「嫌って言っても、保健室に連れていくからね」
エマ「先生いるかわからないけど……」
エマ「とにかく、ベッド貸して貰おう?」 ※行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>738 コンマ
奇数:先生がいる
偶数:先生がいない
コンマ一桁×2 貯水+
ぞろ目なら(1桁+2桁)×2 判定:90 貯水量63+(10×2)=83
エマちゃんの心配と怒りを断れるわけもなくて
手を引かれるがままに、私は保健室に行くことになった……けど。
エマ「あ、先生いないね……」
彼方「う、うん……そ、そうみたい……だねぇ」
無理矢理引っ張られて
自分のペースで歩けなかったせいもあるとは思う
でもそれ以上にお手洗いよりも遠い保健室に行くことになったせいで
私の貯水量は、けっこう危ないところまで来てる
エマ「ほら……具合悪そうな顔してる」
彼方「これは、その……」
エマ「とりあえずベッド借りちゃおう?」
彼方「わっ……」
引っ張られて、あわや大惨事一歩手前。
無理矢理ベッドに座らされて、身震いしてしまう
彼方「うぅ……」
まずい……まずい……これは、まずいよっ
A、自由安価
>>741 タイムラグ:11秒
貯水量:83+1=84
彼方「も……もう無理っ!」
エマ「えっ、待ってっ!」
彼方「っ!」
急いでトイレに向かおうと、ベッドから立ち上がって駆けだそうとした瞬間、
エマちゃんに手を掴まれて、足が止まってしまう
エマ「駄目だよっ、先生ならわたしが呼んでくるから」
エマ「彼方ちゃんはおとなしくしてなきゃダメ」
彼方「で、でもっ」
無理というか、やばいというか、大変なことになるというか
とにかくもう、限界っ
A、トイレに行きたいの!!
B、自由安価
>>744 タイムラグ:50秒
貯水量:84+10=93
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>747 コンマ一桁目
0,9 で 先生が戻ってくる
2,5 で 無理矢理座らされる
0,7 で 抱き上げられる
4 :アウト
ぞろ目:アウト
それ以外:彼方行動 0ふたつあるのは両方なのかな
間違いなら抱き上げられる方がいいは >>748
ミスですが、二桁目が9なので、戻ってくる方にします 判定:0
――ガラッ
エマ「!」
「……あら。どうしたの?」
エマ「先生、彼方ちゃ……近江さんが体調悪いみたいで」
「ほんとう? 熱は?」
エマ「えっと……それが逃げようとしてて……」
彼方「ち、ちが……」
違うそうじゃない
今にでも、決壊しちゃいそうなのに
ここからトイレにたどり着けるかさえ、もう、わからないくらいなのに
「そう……」
先生が近づいてくる
エマちゃんの力は強くて振りほどけないし……
私、また、意識失ってたような気がするし……
「ほんと、なんだか汗がすごいわね」
無理、もう無理っだめっ……漏れる……っ!
A、トイレ行きたいの!!!
B、自由安価
>>752 タイムラグ:23秒
貯水量:93+3=96
彼方「トイレ行きたいの!!!」
エマ「えっ」
彼方「うぅ……」
彼方「エマちゃんが止めるから……っ」
エマ「ご、ごめんねっ……そんな……」
エマ「具合、悪そうだったから……」
もう無理、もうダメ
今から一歩でも動けば漏れちゃいそうって状況
ぐっとスカートの上から抑えてもそれで十分に抑え込めるわけもない
彼方「うぅぅぅ……」
「あー……えぇっと」
「歩ける?」
彼方「っ……」
「ば、バケツ……持ってきてあげるから!」
エマ「えっ……」
言い残して走っていく先生
バケツにするなんて、私的には漏らすのと大差ない…… 貯水量:96 ※行動不可
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>755 コンマ一桁目
4,6,9 で エマ「わ、わたしが抱っこして連れていくからっ」
2,5,7 で エマ「ご、ごめんね……どうしよう、わたし、手で受け止めたらいい?」
1,3,8 で エマ「と、とりあえず、脱いだ方がいいよっ」
0: エマ「わたしが受け止めるから脱いで!」 ※錯乱 判定:8
貯水量:96 行動不可
エマ「と、とりあえず、脱いだ方がいいよっ」
彼方「こ、ここで……?」
エマ「だって、動けないならそうするしか……」
エマ「スカートとか汚れちゃうから……」
エマちゃんはすごく申し訳なさそうに言う
全部が全部エマちゃんが悪いわけじゃない
むしろ、昨日から起こってる謎の意識消失が全部悪い。
彼方「うぁ……っ」
力を込めた手をどかそうとしたとたんに、明らかにヤバい感覚が昇ってくる
ううん、下りてくる
エマ「彼方ちゃん?」
もう、たぶん無理……
せめて、エマちゃんには出て行って貰った方がいい……
A、エマちゃんには出て行って貰う
B、自由安価
>>757 タイムラグ:95秒
貯水量96+5 = 101 = アウト
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>760 コンマ一桁目
2,5 で エマちゃんの目の前で漏れる
1,6 で エマちゃんだっこ
0,3 で バケツが間に合う
7,9 で エマちゃんの悲劇
4,8 で エマ「あ、だめっ……!」 ※錯乱
ぞろ目:かなり特殊 エマちゃんだっこも捨て難かったが、特殊も気になるな
おむつにしよう! 遥ちゃんにおむつ変えてもらってほしい
遥ちゃんにおむつバレてイジめられる彼方ちゃんもみたい 実際意識がちょくちょく飛ぶ彼方ちゃんにおむつは必要なのでは…? 判定:33
―――エマに切り替え――――
エマ「彼方ちゃん?」
彼方「……」
エマ「彼方ちゃん……また」
彼方ちゃんは下腹部を手で抑え込んだ姿勢のまま、何にも反応が無くなった
さっきは小刻みに震えたり、小さな声を漏らしたり、絶え間なく何かをしていたのに
まるで、彼方ちゃんの時間だけが止まっちゃったかのように、動かない
エマ「……なんで」
彼方ちゃんはおトイレに行きたいって、叫んだ
我慢や辛そうな表情はそのせいだったかもしれない
でも、私が一番気になってるこの状態は……なんなんだろう?
――そんなこと考えてる場合じゃない
エマ「……」
彼方ちゃんが動かないなら
動けなくなっちゃってるなら、私がお手伝いするしかない
今からおトイレに連れ出すのはきっと無理
だから先生がバケツを持ってきてくれたらすぐにできるようにしてあげた方がいい
エマ「あとで……謝らなきゃ」
彼方ちゃんは揺さぶっても声をかけても反応しない
謝るのはあとで彼方ちゃんが元に戻ってからでいい……今は、下着を脱がしてあげよう 彼方ちゃんの精いっぱいの力が込められてるはずの腕は、簡単に除けられる
まるで固定されてない、人形みたいに。
そんな状態でもスカートを完全に脱がせるのは難しいから、
スカートは裾を引っ張り上げて、スカートのふちに織り込むように入れて止める
エマ「……これでも無反応なんて」
酷いことをしてるんじゃないか
彼方ちゃんが泣いちゃうんじゃないか
彼方ちゃんが怖い思いをするんじゃないか
そう思う反面、何にもせずに嫌な思いをさせることだけはしたくなくて、下着のふちに指をかける
エマ「ごめんねっ」
言わずにはいられなくて……謝る
少しずつ下着を引っ張って、下に下ろしていく
彼方ちゃんは動かない
驚きも戸惑いも恥じらいもしない
本当に……どうしちゃったんだろう
エマ「……膝のあたりにまでずらせばいいかな」
そう、思った時だった。
――ポタッ
エマ「えっ?」
――ポタポタッ
エマ「あっ」
――プシッ
避けることなんて、できなかった エマ「っ!」
まるで壊れちゃったみたいに、
彼方ちゃんの、その部分から勢いよく噴き出してくるお水
鼻をつく、独特の刺激のあるにおい
それが、頭にかかって……顔にかかって、
制服にかかって……腕も手も足も……わたし自身がそれのための場所みたいに、汚されていく
エマ「っ……ぅ……」
小さく開いていた唇の隙間から今まで口にしたことないくらい酸っぱくて、生温いものが入り込む。
舌をしびれさせるような、変な味
彼方ちゃんは普段、甘い感じがするけど……これは、甘くない
――もう、どうしようもない
エマ「うぅっ」
今更下がったりしたってどうしようもないから
だから、あえて彼方ちゃんのその部分に手を伸ばして、全部、わたしの方に来るように道を作る
両手の人差し指で少しだけ開いてあげて……彼方ちゃんの下着まで汚れないようにする
――もう、汚れちゃってるかな
あふれ出てくるような勢いが穏やかになって、
どんどん、少なく、水滴のようになっていって……出始めのように、ぽたぽたって感じになったころに
ようやく、彼方ちゃんの体がびくんっって、反応した。
―――エマとの接続を終了―――― 彼方「ぇ……えっ?」
ぽたぽたと、水の滴るエマちゃん
それがただの水じゃないって知らせるような、刺激臭
さっきまで圧迫感のあった下腹部はすっきりしていて……すーすーする。
エマ「……」
彼方「あ……え、うそ……」
私が何をしたのか、理解する
――エマちゃんに出しちゃったんだ
彼方「わ、私……ごめ……っ」
何もできなかった
また、意識なくしちゃって……それで……
漏らしちゃったんだ
ううん、漏らすだけならいい
エマちゃんのこと、汚しちゃった
水バケツなんてきれいなものじゃない
泥水なんて優しいものじゃない
私の……汚いの……
A、自由安価
>>776 タイムラグ:27秒
彼方「……ぁ」
いけないことなんて話じゃない。
最低なことをしちゃったのに……なのに
――ドキドキする
エマちゃんが私のそれで、汚れてることなのか
私のはしたない姿をエマちゃんに見られちゃったことなのか
その両方なのか
わけがわからないけれど……どきどきして、体の奥が熱くなる
――最低なことなのに
彼方「っ……」
なんで。
なんで……なんで……?
意識がなくなったり……こんな酷いことでドキドキするの?
おかしいよ……変だよ……
気持ち悪い……こわい……こわいよ……っ かなエマはかなエマで見てみたいが
遥ちゃんと恋人になった以上は浮気になっちゃうな
面白そうだけど エマ「だ、だいじょうぶ……だから……」
彼方「ぇ……」
エマ「泣かないで?」
エマちゃんは私に振れようとした手を引っ込めて、
でも、精いっぱいに笑って見せてくれる
汚いので汚されたのに
エマちゃんは怒ってもいいのに
なのに、私が……そんな権利もないはずなのに泣いてるからって……
エマ「ん……げほっ……けほっ……」
エマ「えへへ……すっぱいっていうより……しょっぱい感じなんだね〜……」
彼方「あ、あぁ……」
エマちゃんが優しければ優しいほど
私のドキドキが、酷く申し訳なくて……逃げ出したくなってくる
A、自由安価
>>785 タイムラグ:23秒
彼方「ごめんなさい……」
エマ「彼方ちゃん……」
彼方「ごめんなさいっ……ごめん……っ」
彼方「ごめんね……っ」
彼方「うぅっ……ごめんっ……」
エマ「良いよ……いいから……っ」
汚いのをエマちゃんに引っ掛けちゃったこと
こんなことにエマちゃんを巻き込んじゃったこと
そんなエマちゃんの姿に興奮しちゃってること
何もかもが申し訳なくて、
私は止められない涙をこぼしながら、何度も謝る
最低だよ……気持ち悪いよ……
意識がなくなるなんて言い訳に出来ない
だって……それがなくても、
最低なことされたエマちゃんの姿に興奮しちゃったんだから……
自分で自分が、許せないよ……
A、自由安価
>>787 しかもゾロ目指定がない時にゾロ目が出るという
勿体無さすぎる… タイムラグ:99秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>791 コンマ一桁目
0,9 で 先生戻り
2,5 で エマ「とりあえず、彼方ちゃんの方どうにかしたほうがいいよ」
3,6 で エマ「……ごめんね。わたしが無理させちゃったからだよね」
4,7 で エマ「彼方ちゃんは悪くないよ。わたしが……悪いんだよ」
ぞろ目 :追加判定 判定:なし
エマ「……彼方ちゃん!」
彼方「っ!」
エマちゃんの大きな声に、体がびくんってなる。
エマちゃんの手には、タオルがあって。
また意識がなくなってたのがよくわかる
どれくらい、意識がなかったんだろう……先生は、まだ……
エマ「先生、戻ってきた後にまた出て行ったよ」
彼方「え……」
エマ「わたし、さすがに出られないから……着替えとか用意してきてくれるみたい」
エマ「シャワールームも特別に許可貰ってくれるって言ってた」
彼方「そっか……」
エマ「先生、わたし達の様子見て察して、気まずそうだったから」
エマ「彼方ちゃんが……また、その……」
エマ「無反応になっちゃってたことは、気づいてなかったと思う」
彼方「………」
だんだんと、私の汚いのが渇いてきて
匂いが余計にひどくなってくる
エマちゃんの優しい匂いが、私の汚らしいにおいに変わっていっているのに……
――どきどきしてる
そんな自分が、酷く不快だった
A、自由安価
>>793 タイムラグ:94秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>795 コンマ一桁目
0,4 で エマ「……何が起きてるのか、教えて」
2,7 で エマに体を拭かれる
1,6 で 先生お戻り
3,9 で エマにだっこ
5,8 で エマ「今日は帰って病院行った方がいいと思うよ」
ぞろ目:追加判定 判定:5
エマ「今日は帰って病院行った方がいいと思うよ」
彼方「え?」
エマ「……ごめんね? 勝手に体拭いちゃって」
私の体にはエマちゃんの持つタオルの感触があって、
また意識を失ってたんだって……気づく
エマちゃん自身ももう濡れていない
意識を失ってる間に、エマちゃんはタオルで私のことを綺麗にしようとしてくれたらしい。
彼方「……ごめんね」
エマ「ううん。良いよ……いいから」
エマ「彼方ちゃん、検査した方がいい」
彼方「……っ」
エマちゃんの声は優しいけど、いつものおっとりしたような感じじゃない。 エマ「本当に、変だよ……」
エマ「ただ意識を失ってるって感じじゃないの」
エマ「なんていうか……魂が抜けちゃってるって言うか」
エマ「……声をかけても、体を揺さぶっても、タオルでたたいても、何の反応もなかった」
エマ「なのに、倒れたりしないし、呼吸だって……すっごい浅くなってた」
彼方「……そう、なんだ」
意識がないから私には何もわからないけど
でも、エマちゃんが言うならそうなんだと思う
わたしには何が起こってるのかどれだけ時間がたってるのか
何にもわからない
エマ「今ね? 1分半だよ」
エマ「彼方ちゃん、何度も……それくらいの時間反応が無くなるの」
エマ「ただの病気って、簡単な話じゃないと思うから」
エマ「……わたしと一緒に、病院に行こう?」
A、病院に行く ※終了が近くなります
B、自由安価
>>800 ごめんね、まだ…もうちょっとだけ、様子を見させてくれないかな? 皆に、心配かけたく無いから… タイムラグ:14秒
彼方「エマちゃん……ごめんね」
彼方「まだ……もう少しだけ、もう少しだけでいいから」
彼方「様子を見させてくれないかな? 皆に、心配かけたく無いから……」
エマ「なに、言ってるの……?」
エマ「様子見なんて十分だよっ」
エマ「何度も意識なくしちゃってるんだよ?」
エマ「今倒れてないだけで、今後いつ倒れちゃうかもわからないんだよ?」
彼方「っ……」
エマちゃんの言ってることは間違ってない
むしろ、私自身もおかしなこと言ってるって……思う
でも、断らなきゃいけないって気持ちがなぜだか強い
病院に行くべきで、検査すべきで、
場合によっては入院とかだってしなくちゃいけないんだって……分かってるのに。
――それはダメ
それが上回っちゃう エマ「病院に行かなきゃダメ」
彼方「でもっ」
エマ「みんなには秘密にしておくから……わたしと彼方ちゃんだけの秘密」
エマ「それで、我慢して」
彼方「……」
エマちゃんは私を絶対に病院に連れて行こうとしてる
それはそうだと思う。
だって、話を聞いただけの私でも、そんな人を見たら病院に連れて行かなきゃって思う
彼方「エマちゃん」
エマ「だめっ」
エマ「……絶対、病院に連れて行くからね」
――それは、ダメだ
彼方「っ」
ずきりと頭が痛む
A、自由安価
>>803 タイムラグ:0秒
彼方「遥ちゃんに連絡してもいい?」
エマ「あ、うん……」
エマ「そうだね」
エマ「遥ちゃんにはちゃんと伝えた方がいいと思う」
彼方「ありがと」
遥ちゃんは、なんていうかな
私がこんな……大変な状態なんて知ったら
でも思えば遥ちゃんも気づいてはいるんだよね
ただ、私が答えに詰まって黙ってるって思ってただけで。
遥ちゃんに時は、確か……答えに困るようなときばっかりだったから
……あれ?
エマ「ベッドの上だよ」
彼方「ぁ……ありがと」
すぐそこのベッドに放られたように落ちてるスマホを手に取る
A、電話
B、メッセージアプリ
C、自由安価
>>805 タイムラグ:41秒
エマちゃんは私が遥ちゃんに連絡するのを待ってくれているみたい。
でも、病院に行くよりも先にシャワーと着替え。
まずは先生が戻ってきてくれないことには、行動できない
彼方「……」
メッセージアプリでも、電話でもなく、
契約してる通信会社のメールを開く。
この画面も、久しぶりに見る
遥ちゃんにはなんて連絡しよう。
できる限り心配しない内容にしたい……けど
でも、病院に行くとかなったら、
間違いなく部活……ううん、学校を早退してでも、来ちゃうよね
――どうしよう。
A、自由安価
>>807 私は元気なのにエマちゃんに病院に行けと言われちゃう
穏便に説得できる言い訳を考えてくれないかな遥ちゃん お尻に続いて今回はおしっこがゲームオーバーの要因になってしまうのか…? タイムラグ:48秒
彼方「ん〜……」
遥ちゃんにはなんて連絡しようかな
――病院になんて行きたくない。
でも、私にはうまい言い訳なんて思いつかない
というより、何言ってもダメって言われちゃいそう
遥ちゃんにも協力してもらう必要がある……かな?
あれ……でも、病院に行った方が……
――行きたくない
彼方「……」
―――――――――――――――――――――――――――――――
To:遥ちゃん
Sub:お願い
本文:
私は元気なのにエマちゃんに病院に行けと言われちゃうんだ……
穏便に説得できる言い訳を考えてくれないかな
―――――――――――――――――――――――――――――――
手早く文章を打ち込む。
エマちゃんは私がどんな連絡をしようとしてるか、覗こうとはしてこない。
――送信。 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>813 コンマ一桁目
0,4 で 返事がない
2,7,9 で エマさんが言うなら、行くべきだよ
1,3,6 で え……どういうこと?
8 で ……気になるけど。わかった。私と一緒に放課後に行くって言えばいいと思うよ
ぞろ目: 電話が来る 判定:設定ミス(5がない)のため、特例措置
A、返事がない
B、エマさんが言うなら、行くべきだよ
C、え……どういうこと?
D、……気になるけど。わかった。私と一緒に放課後に行くって言えばいいと思うよ
>>815 返事が返ってくる
私に合わせて、キャリアメールでの返信。
今まで数えるくらいしか使ったことがない覚えのあるキャリアメールの通知は
遥ちゃんからってなると、すごく新鮮
―――――――――――――――――――――――――――――――
From:遥ちゃん
To:お姉ちゃん❤
Re:お願い
本文:
なんで、メール?
……気になるけど。わかった。
私と一緒に放課後に行くって言えばいいと思うよ
学校まで迎えに行くからね。勝手に帰っちゃだめだよ
―――――――――――――――――――――――――――――――
彼方「ふふっ」
エマ「どうしたの?」
彼方「あ、ううん」
――病院行かなくて済みそうなのが嬉しくて
彼方「っ……」
違う。違う……目に浮かぶ遥ちゃんが可愛らしかったからだよ
そう考えて、思って、首を振る 彼方「遥ちゃんに連絡したら、放課後に一緒に行こうって」
エマ「そっか……それなら……」
エマちゃんは少し考えて、
でも、無理についていくとは言わなかった。
エマちゃん以上に、私のことを心配してくれる遥ちゃんが一緒に行くって言うなら
大丈夫って、思ってくれたのかもしれない
――ごめんね
エマちゃんの優しさに、申し訳なさがわいてくる
でも、それよりもずっと大きな喜びが心の中にある
エマ「でも……う〜ん……」
エマ「授業休んで保健室にいるのも心配させちゃうよね……」
エマ「でも、体調が悪かったら、すぐに保健室に戻った方がいいよ」
彼方「うん……」 エマちゃんは心配そうな笑顔を見せる
凄く優しい笑顔なのに、私の汚いにおいを漂わせているのが……どきどきする
エマ「……どうしたの?」
彼方「え、あっ……えへへ」
エマちゃんにどきどきしちゃう
私の恥ずかしい姿を見られた相手だから?
犬がそうするように、エマちゃんに私のマーキングのにおいが染みついているから?
そんなことをされても、私を気遣ってくれる姿に、嗜虐心が湧いたから?
――わからない。でも、異常なことだってことだけは解る
だけど、このどきどきは抑えられない。
遥ちゃんが私の恋人なのに
なのに……どうして、エマちゃんにこんなドキドキしちゃうの……?
遥ちゃんにも同じことをしたら……シチュエーションのせいだって、安心できる……?
彼方「っ」
駄目……だめだよそんなこと……っ
遥ちゃんにまでこんな汚いことしたくない……許してくれるとも限らないのに
こんな気持ち悪い欲求、気味悪がられて、見捨てられちゃうかもしれないのに
A、自由安価
>>821 タイムラグ:13秒
彼方「……」
それにしても、どうしよう
最初にお手洗いに行こうって思ったときは、まだ全然余裕があるときだった
なのに、何度も意識を失っているうちに、だんだんと貯水量が増して
最終的には気づいた時にはもう、遅くて。
――エマちゃんのことを汚しちゃってた。
彼方「……っ」
それを考えただけでドキドキしちゃう
意識を失ってしまった申し訳なさより
意識を失って汚れていくエマちゃんを見られなかったことを悔やんでしまう
そんな、人でなしな自分を振り払うように首を振る
エマ「彼方ちゃん?」
彼方「あはは……えっと……おトイレどうしようかなって」
エマ「あぁ……でも、わたしが余計なことしなければ大丈夫だったんじゃないかな」
彼方「……意識失ったら、また漏らしちゃうかもしれないから」
エマ「そ、そうだよね……」 こまめにトイレに行く
でも、私が最初に行こうとしたときよりも行きたくない状態で行ったって
出せるものなんて何もないと思う。
けど、だからと言って今日と同じくらいため込んでたら、
私はきっと、またいつかおもらししちゃう
――どきどきする
彼方「っ」
エマちゃんだけじゃなくて、みんながいる廊下でおもらししたら?
教室で授業中におもらししたら?
練習中、同好会のみんなの前でおもらししたら?
ライブ中に、ファンの前でおもらししたら――
――体がぞくぞくとして、身震いする
彼方「……」
頭がおかしい、気が狂ってるそう思うのに。
でも、体はそれを求めているかのようにドキドキして、心は悦んでる
エマ「……」
エマ「彼方ちゃんが、大丈夫ならだけど……」
エマ「おむつ……とか」
彼方「お、おむつ……」
A、自由安価
>>824 タイムラグ:10秒
彼方「は、恥ずかしいけど……仕方がない、よね……」
彼方「だって、無意識におもらししちゃうんだから」
彼方「そのための予防は……仕方がないよ」
――どきどきする。
恥ずかしいからなのか
恥ずかしいことをできる悦びなのか
平然としてるエマちゃんから香る汚らしいにおいっていう不衛生さなのか
分からないけど――
エマ「……治ると、いいね」
彼方「うん……」
彼方「ほんと、治ってくれるといいなぁ」
この気持ち悪い、性的嗜好も
大事な時に動けなくなるこの謎の意識消失も。
全部なくなって、元に戻って欲しい エマ「……今回のことは、気にしなくていいからね」
彼方「ごめんね」
エマ「良いよ〜」
エマ「途中からは、自分からそれを受けに行っちゃったし……」
彼方「えっ……」
――どきっとした。
照れくさそうに、でも、困ったように眉を歪ませながら笑うエマちゃん
自分から、私の汚いのを受けに行ったって……
私の気持ち悪い性的な嗜好を受け入れてくれたってこと?
そう思って――ドキドキして、下腹部のあたりが熱くなるのを感じた。
エマ「彼方ちゃんの下着、汚れないようにって思ったんだけど……」
エマ「結局、少し汚れちゃって、ごめんね」
彼方「う、ううん……スカートは守ってくれたから……」 どきどきしてるのが、長くて、痛い。
遥ちゃんのことが好きで、愛していて、恋人にまでなったのに、
同じくらいの気持ちがエマちゃんに向けられちゃってるのを感じる
――エマちゃんが臭くなってるのが、またその気持ちを増長させるのかな
気持ち悪い、最低、不快、不愉快
でも……どきどきして、心地よくて、うずいてしまう。
彼方「ごめんね」
エマ「も〜いいよ〜……」
エマ「仕方がないよ」
彼方「……うん」
エマちゃんは知らない
私が、エマちゃんを汚したことにドキドキしてること
恥ずかしい思いをして、汚らしいことをして
そんなことにドキドキしてること
私の歪んでしまった性的嗜好を――エマちゃんは知らない。
戻ってきた先生におむつを頼んだけれど、
さすがに学校におむつの備えなんてなくて、すぐに履くことはできないらしい。
ひとまず、昼休みが終わって廊下に人気が無くなったのを見計らって、
エマちゃんと一緒にシャワールームへと早歩きした。 ※虹ヶ咲学園の昼を終了
※DATA02のログを取得
※DATA02を保存
※続行します ――――――
―――
放課後、私用があると同好会を休んだ私は、
遥ちゃんが来るまでは一緒にいると言ってくれたエマちゃんに見送られる形で、ニジガクを後にした。
途中、薬局で私のサイズに合うおむつを買ったときは、
遥ちゃんに呆然とされたというか、本当に病院行った方がいいんじゃないかなって言われたけど。
でも、私が首を振ると心配そうにしながらも、
家に帰ることを許してくれた
遥「……詳しく、話聞かせてくれるよね?」
遥「おむつまで買って……何があったの?」
彼方「えっと……」
どうしよう
どこまで話したらいいのかな……
嘘ついても、遥ちゃんには見抜かれちゃいそうな気がする
なにより、秘密の恋人だから……下手なことはしたくないな……
A、自由安価
>>830 タイムラグ:5秒
――話そう。全部
彼方「……」
彼方「あの、ね……笑わないで聞いて欲しいなって」
遥「真剣なことなら、絶対に笑わないよ」
遥ちゃんはそういって、私をまっすぐ見つめてくる
優しく笑うとか、柔らかく笑うとか、いつもの笑顔は鳴りを潜めて真剣な表情
遥ちゃんは本当に聞いてくれようとしてくれてる
だからかな……胸の中の不安が、少し薄れた気がする
彼方「私……時々意識なくなっちゃうみたい」
遥「……もしかして、昨日から時々、何も反応しなくなるのって」
彼方「うん、まさにそれ」
遥ちゃんの疑問に頷いて答える
それと、そのせいでエマちゃんの前でおもらししちゃったこと
おもらししたことが恥ずかしくて、エマちゃんを汚しちゃったことが申し訳なくて
なのに、そのことに興奮しちゃっているってことも
私の酷い話を、遥ちゃんに話した 彼方「だから、おむつが必要なんだって思ったんだ〜」
遥「……っ」
彼方「だって、前触れなく意識がなくなっちゃうんだもん……」
彼方「自衛のしようがないからね……」
でも私は、そんな自分の酷い境遇に興奮してる
みんなの前で恥ずかしいことをしてる自分に、ドキドキして、気持ちよさを見出してる
そんな自分が気持ち悪いって思うのに、
なぜだか、それでいいって、思ってしまう
そんな不安定さも……遥ちゃんに話して――
遥「……笑わないで」
彼方「え?」
遥「そんなこと話しながら、笑わないで……」
彼方「……ごめん」
でも、こんなの笑うしかない
遥ちゃんに笑わないでって言っておきながら、あれだけど。
でも、こんなの笑い話とでも思わなきゃ話していられない
遥「っ……」
遥ちゃんは、ふっと……俯いて。
自分の両手を、ぎゅっと握りあう ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>834 コンマ一桁目
0,8 で 遥「……良いよ。私を汚しても」
2,5,7 で 遥「病院行こう?」
1,6 で 遥「なんで、そうなっちゃったんだろうね」
3,9 で 遥「そんなの、普通の生活できないよっ!」
4: 彼方ちゃんおもらし
ぞろ目:かなり特殊 判定:3
遥「そんなの、普通の生活できないよっ!」
彼方「……うん」
遥「ただおもらししちゃうってだけなら、おむつでいいよ」
遥「でも、意識がなくなっちゃうなんて……何があるかわからない」
遥ちゃんは我慢しても声が跳ねあがっちゃうのか、
何度も、自分の手を握っては、私を見る瞳を涙で揺らす
だって、明らかに病気だもんね。
それも、かなり重度の……
少なくとも、寝不足なんて話ではないことだけは明らかだから。
遥「……病院は、行きたくないの?」
彼方「うん……」
遥「死んじゃうかもしれないのに?」 それは解ってる
解ってるけど……なぜだか行きたくない
行ったらだめだって気持ちになって、逃げだしてしまいたくなる
それも、遥ちゃんに話す。
心がおかしい、頭もおかしい、体もおかしい
私自身が、狂ってる。
すべてがかみ合ってないように、いびつな音を立てている気さえしてくる
でも私自身にはどうしようもないってことも。
嘘みたいな話。
状況によっては、単なる言い訳にしかならない話。
でも、今の遥ちゃんならきっと、信じてくれるから。
彼方「……ごめんね、どうしても病院に行きたくない」
遥「……」
遥「病院行かないなら、別れるって言っても?」
A、それは……いやだ ※終了が近づきます
B、自由安価
>>837 遥ちゃんに見捨てられちゃったらそれこそ死んじゃうよ タイムラグ:88秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>840 コンマ一桁目
0,4 で ぎゅっ
5,7,6 で ちゅっ
1,3,8 で 遥「やっぱり、病院に行こう」
2,9 で 遥「……私がお姉ちゃんの代わりにお仕事する」
ぞろ目:かなり特殊 コンマもだがそれ以上にタイムラグシステムの難易度めちゃくちゃ高いな 判定:1
遥「やっぱり、病院に行こう」
彼方「え……ぁ」
遥「また意識、無くなってたよ……」
彼方「……そっか」
遥ちゃんは不安そうに、怖いものを見ちゃったかのように怯えた表情で
私の体をぎゅっと抱きしめる
遥「一緒に行こう?」
遥「ね? お願い……いくらお姉ちゃんのお願いでも、放ってなんて置けないよ……」
遥ちゃんは、もう病院に連れていくつもりだ
病院に……行きたくないのに。
――遥ちゃんは、私のこと嫌いなのかな
彼方「っ」
違う……それは、違うのに。
A、病院行くくらいなら、遥ちゃんと別れる
B、おとなしく従う ※終了が近づきます
C、自由安価
>>844 こうなった以上終わらせるほうがマシか
でもラグがある中で>>97のクリア達成難しいな タイムラグ:25秒
彼方「……分かった」
彼方「良いよ。病院に行く」
遥「……ありがと」
彼方「ううん、良いよ」
むしろお礼は私が言うべきだよ
だって、行きたくなくて仕方がなかった気持ちが、
遥ちゃんのおかげで抑え込まれた感じがするから。
遥ちゃんがそこまで言うならいいよって……思えたから。
――でも、これもきっと、私の変な状態の一つなんだろうなぁ
私は私自身なのかな。
自信がないや。
だって、自分の考えたとおりにならないし、
自分がすべきだって思うことに心が反発しちゃうし
遥「……病院、怖いの?」 実際問題、行動起こすたびに平均49.5秒フリーズするとかかなり危険な状態だし周囲もそりゃ心配する
難易度は相当高そう 気付けば、私を下から見上げていた遥ちゃん。
不安そうな顔はそのままに、
どこか仕方がないなぁって、ちょっぴり大人ぶっているかのような遥ちゃん
……可愛いなぁ
やっぱり、遥ちゃんのことが好きだなぁ
――でも、それも私の本心じゃないのかも。
彼方「……っ」
遥「お姉ちゃん……」
遥ちゃんはぎゅっと抱きしめる力を強める
胸と胸がぶつかって、押しつぶれて
その大きさが仇となって、距離が開く
私は私が怖い
変なことを思って、変なことをして、変な考えをもって、変な状態になって
変なことばかりな私が怖い。
だから――なぜだか恐れてしまう病院も、怖い
A、病院が怖い
B、自分が自分じゃないみたいで怖い
C、自由安価
>>850 タイムラグ:3秒
彼方「……遥ちゃん」
抱きしめてくれる遥ちゃんの体を、私はそのままぎゅっと抱きしめる
遥ちゃんはその力を拒んだりすることなく体を預けてきてくれる
優しい匂いのする遥ちゃん。
可愛い笑顔を見せてくれる遥ちゃん。
柔らかくて心地いい抱き心地の遥ちゃん。
私が大好きな――秘密の恋人
遥「お姉ちゃん……」
遥ちゃんの瞳から、一筋の涙が伝い落ちる
大変な病気が発覚するかもしれない
二度と、今までのようにはできなくなるかもしれない
遥ちゃんを残して、先に死んでしまうかもしれない
遥ちゃんはきっと、そんな嫌な想像をして――泣いちゃったんだろうな
遥ちゃんの腕に、少しだけ力がこもる
離れたくない、離したくない。
朝、それを想い、諦めようとして……でも、私が繋ぎ止めてしまった願い。 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>854 コンマ一桁目
4,9 で 遥「……キス、しよ」
2,7 で 遥「何があっても、私はお姉ちゃんを好きでいるからね」
1,6 で 遥「お姉ちゃんが今まで頑張ってくれた分、これからは私が頑張るからね」
0,5 で 遥「悔しいなぁ……お姉ちゃんの子供が生みたいのに、作れないや」
3,8 で 遥「たとえ、お姉ちゃんの全てが変わっちゃっても。お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだからね」
ぞろ目:遥「……何かが変わっても、また、今のお姉ちゃんに戻れるおまじないをしよう」 判定:2
遥「何があっても、私はお姉ちゃんを好きでいるからね」
彼方「……うん」
私に何があっても、遥ちゃんは私を好きでいてくれる
その思いの強さが、とっても、嬉しかった。
けど、怖い。
それを裏切るような自分になっちゃうんじゃないかって
全部、書き換えられちゃうんじゃないかって
私の今の思いも、考えも、何もかもを。
遥ちゃんが好きだって、果てしなく強く感じるこの気持ちでさえも、
別の誰かのものに歪まされちゃうんじゃないかって
そうなったときの、遥ちゃんの様子を考えるだけで胸が苦しくなる
どうか
どうかそんなことにはなりませんように――そう祈って、私は遥ちゃんと一緒に病院へと向かうことにした
※:403 Forbidden
――――――近江彼方との接続が切れました――――――― 近江遥に病院へと連れていかれたため、終了となります。
■result
※近江遥と恋人になりました
※エマヴェルデに特殊状態を付与しました
※近江彼方は特殊な性的嗜好を植え付けられました START:近江彼方を実行します
※:DATA01が見つかりました
※:DATA02が見つかりました
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:近江彼方のキャラクタデータが破損しています
※:近江彼方のキャラクタデータを消去
※:近江遥のキャラクタデータが破損しています
※:近江遥のキャラクタデータを消去
※:エマヴェルデのキャラクタデータが破損しています
※:エマヴェルデのキャラクタデータを消去
※:各キャラクタの設定値を初期状態に
※:各キャラクタデータ再読込
END:近江彼方_START
tips:恋人は近江彼方を認め、定着させてくれる確率が高いです
tips:バレなければ二股以上も可能です
tips:キャラ状態(恋人・特殊嗜好等)は、クリアすることで引継ぎが可能です
恋人は認めてくれやすいということは
>>851の意見は合ってるということだな WARN:DATA01が見つかりました
WARN:DATA02が見つかりました
A、DATA01をコンティニュー(1日目朝・昼・夕・夜、2日目朝 開始時点)
B、DATA02をコンティニュー(2回目の2日目朝・昼・夕開始時点)
C、近江彼方を終了する
D、近江彼方を実行する(はじめから)
>>864-867 B昼といいたいが
学校で過ごすなら遥以外を恋人にしたほうが味方的に心強い気がするからA昼で 本来はこの後時間選択ですが、一緒に指定でも問題はないので続行します
判定:B・昼
1回目の二日目昼開始時点>>716からの再実行 特殊性癖彼方ちゃんは惜しいが、夕方からだとほぼ詰んでるしなぁ 詰んでんのか?クリアかゲームオーバーかどっちか選べるスチル埋め用のセーブデータだろどう見ても 次またおしっこになったらまたゲームオーバーになりそう ――――――
―――
お昼
――ガタンッ!!
彼方「っあ゛!」
何が起きたもわからない混乱の中、額を強打した激痛だけが私の身に起きたことを物語る。
「近江さん今のヤバそう」とか「カナちゃん調子悪いのかな」とか「かわいい」とか……騒然としだした教室
すぐ目の前にいるクラスメイトが、私の額に手を当てた
「やったねー……大丈夫?」
彼方「うぅ……」
「あははっ痛いの痛いの、とんでけ〜」
私の頭を撫でてくれる隣の席のクラスメイトは
私が四限終了間際にうつらうつらとし始めてたと教えてくれた。
正直、舟をこいだ覚えはないけど……そういわれたらそうだとしか言えない。
少なくとも、ノートに描かれた波線は、嘘をつかない
――転覆したかぁ
軽く息を吐いて、ポケットからスマホを取り出す。
不鮮明な記憶だけど、
スマホが震えた衝撃にやられたような気がしたからだ 画面には遥ちゃんからの連絡がきたことを知らせる通知が表示されていて
すぐに通知をタップして、メッセージを表示させる
>遥:できるだけ早く、帰るね
>遥:今日はだれも泊めちゃだめだよ
彼方「……ふふっ」
遥ちゃんの気持ちが伝わってくる、可愛らしい文章
周りに覗かれても変に思われない対策……かな。
絵文字のようなものはなくて。
その文章の後に、「お願い...」と、懇願する動物をゆるキャラ化したスタンプが続いていた。
――正直、これでバレちゃうよね。
歩夢ちゃんを泊めたうえで、あんなことしでかしておいて
今更隠すも何もあるの? なんて、思っちゃうけど。
朝、歩夢ちゃんは何も言って来なかったけど……どこまで気づいてるかな。
彼方「……」
「カナちゃん、お昼食べるなら一緒にどう?」
A、自由安価
>>876 ちょっと用事があって……って言って離れて遥ちゃんにえっちな自撮り撮って送る タイムラグ:70秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>878 コンマ一桁目
0,4,9 で 「おーい。カナちゃーん?」
2,5,7 で 「近江さん、おねむかな〜?」
ぞろ目 追加判定
他:彼方行動 判定:なし
「お〜い?」
彼方「あっ……」
彼方「ごめんねぇ……ちょっと考えごとしてた」
意識が……飛んじゃってたかな。
昨日からそうだけど、本格的にちょっと、まずい、かな?
でも、みんなに心配かけたくないし。
彼方「用事があってね〜」
――遥ちゃんにえっちな写真、送りたい
理由は解らない、でもなぜだかそう思った。
恋人になったから? ううん、だからってそんなこと思うはずがない
でも、なんでだろう……そうしたいって、気持ちでいっぱいになってる
――やめた方がいい
遥ちゃんに嫌われちゃう
遥ちゃんに怒られちゃう
遥ちゃんに変に思われちゃう
そう、頭では考えてるのに
ううん、やりたい――
止められない
彼方「ちょっと行ってくるね〜」
私は心と体が乖離したまま……教室を出て行く 彼方「……」
どうしよう……
私、どこに行きたいんだろう
どこに行って、遥ちゃんに対して変なことしようとしてるんだろう
遥ちゃんとせっかく付き合えたのに
やだな……でも
――私の、えっちな姿を遥ちゃんに見てほしい
家で、歩夢ちゃんの眠るそばで、
あんなことをしてた私の……本性……
遥ちゃんに、見てほしい
――やだ
見てほしい――
彼方「っ……」
どきどきしてしまう。
なんでかわからないけど、嫌な気持ちよりもずっと
遥ちゃんに対して私の赤裸々な姿を見てほしいって気持ち
遥ちゃんに対してそんなみっともない姿を見せたいって気持ち
そんな、卑猥な情欲が溢れてやまない
――お手洗いが一番かな?
A、お手洗いに行く
B、自由安価
>>881 タイムラグ:6秒
ちょっと離れた場所→遭遇判定
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>883 コンマ一桁目
0 で エマ
5 で 果林
6 で 侑
ぞろ目 操作権取得 判定:なし
難なく、教室からは多少離れたお手洗いにたどり着く。
広い校舎の中でも奥の方
移動教室の途中で立ち寄るような場所で、
移動後は遠く、普通の教室からも遠いお手洗い
秘め事を行うにはちょうどいい場所。
彼方「……」
どきどきする。
踏み込んでしまったら、私は取り返しのつかないことをしちゃう
――しちゃえ
彼方「……遥ちゃん」
どきどきが痛い
でも、その痛みがむしろ心地よさを産み落としているかのように
私の下腹部が疼いてる。
最愛の妹……恋人になってくれた妹
そんな子に自分の醜態をさらすことに、興奮してるなんて……最低なのに。
私は、そこに踏み込んでしまった。 思った通り、お手洗いの中の個室はすべて空室だった。
校舎内に響く声はあるけれど、ここまで届くのはかすれて消えてしまうほどの細やかな音。
逆に、このお手洗いから出て行く音も
みんながいるところにまでは、届かない
もちろん、声が出るようなことをするなら、音姫を使えばいいだけ。
彼方「んっ……」
どきどきが頂点に達して、
衣服の奥、素肌に触れる布地の感触だけで……体がぴくんって反応してしまう。
それだけ、私の体も心も高ぶってる
理性は……なぜだか機能していない
もうダメ。
もう止められない
私は今から……遥ちゃんに対して、恥ずべき行為をしてしまう
――ううん。そうしたい
彼方「私……そんな、えっちなお姉ちゃんだったんだ……」
恋人になったから、今まで抑えられたことが抑えられなくなっちゃったのかもしれない。
それが顕著になったのは、昨日から。
私はもともとそういう子だったんじゃないかって……思えてくる
――遥ちゃんに、どんな自撮りを送ろう?
A、自由安価
>>887 便座に座ってちょっと脚開いて見えるようにおしっこしてるところをお顔も写るように撮る おぅ……すごいな
そこまでいくなら写真じゃなくて動画あげたらいいんじゃ…… タイムラグ:26秒
彼方「っ……」
一番奥の個室に入って、鍵を閉める
ずっと一人きりだったけれど、
周囲を壁に囲まれた、やや完成されたプライベートスペースになったとたんに、
口の中いっぱいに、つばが湧く
緊張してるし、期待もしてる
自分の頭の中に出来上がってる自撮りの構図
そのあまりにもみっともない姿を遥ちゃんが見てどう思うか
その結果が待ち遠しくて、堪らない
彼方「えへへ……」
嫌だ。なんて感情は完全に封殺されてしまって、
私の頭の中には醜態を晒すことしかない。
便座の蓋を上にあげて、手で力一杯に便座に体重をかけてみる
ミシッ……と、かすかな音はするけれど
下手に体重をかけすぎなければ、この便座が壊れることはないと思う。
彼方「待っててね、遥ちゃん」
スカートの中に手を入れて、下着のふちに指をかける
ぐいっと下に下げていくと今まで隠されてきた場所に空気が触れて、ひんやりと感じる
彼方「んっ……っ……ぁっ」
下着の、割れ目に当たっていた部分にはうっすらとシミが出来ていた。
まだ真新しい、薄い糸が引いていたような形跡もある
彼方「……私、こんなえっちだったなんて、知らなかった」
――あぁ、ドキドキする 下着が汚れないよう気を付けて、
シミが出来ちゃってる部分を上にする
そのままペーパーホルダーの上のところに落ちないように置いておく
中途半端に脱いじゃうと、足についたりほかの部分についちゃいそうだから、仕方がない。
――どくんっ、どくんっ
胸の内側に隠れた私の悦びは今か今かと言わんばかりに心臓から飛び出ようとしている。
扉の方に体を向けてから……深く息を吐く
彼方「……よし」
いつものように便座に座って
スマホを上に掲げて、一枚写真を撮ってみる
彼方「……もう少し、奥かな」
座りを深くして、後ろの部分に背中が当たるか否かってくらいにしてみる
便器の頭の方、その緩やかな楕円の流れに従って足を開いて、
そのままもう一度写真を撮ってみる
彼方「……もう少し」
まだ、私のえっちな所は陰っていて見えにくい
もっと、しっかりと遥ちゃんに見てほしい
隅々まで……見えるようにしたい もう少し奥に座ることは難しい
なら――腰を上げればいいんじゃないかな。
そう判断して、背中を後ろに預けるようにする
わずかに腰を浮かせて、
お尻の中央部分から、お尻の後ろ部分、背中側の方を便座に乗せる
汚いのが出る部分を上方に向けて……
左手の人差し指と中指で割れ目を開いて、もう一枚写真を撮ってみる
彼方「……いい感じ」
やや斜め上方からの自撮り。
私の顔と、えっちな割れ目がしっかりと写ってる卑猥な写真。
誰かに見られたら、世の中に出回ってしまったら
高校中退では済まないようなえっちな写真
でも――それも悪くないって思う自分がいる
街を歩くたびに " あの子じゃないか " なんて向けられる視線
そこかしこで声をかけられ " ヤらせてくれるだろ? " なんて脅されたりもする
ありえないことだとわかっていても、その万が一の状況を空想して……下腹部が熱を帯びる
――けど、もうひと味
彼方「……んんっ」
左手でおへその少し下の部分を撫でる
貯水量はまだ不十分……でも、少しマッサージして、温めてあげれば出やすくなる
彼方「っふ……ふっ……ぁっ」
押して、撫でて、押して……指のお腹部分で撫でるように押し揉む
割れ目の部分にまでちょっぴり影響が出て、くちゅ……ちゅ……と、細やかな音が聞こえる だんだんと気持ちよくなってきて違うものが出てきてしまいそうになるけど、我慢
ぐっとこらえる私の体の中に熱が溜まっていく
彼方「はっ……はっ……ぁっ……っんっ」
人がいないから、
多少の声なら聞こえてしまったりしないから
だから、平気で……ううん、我慢もできない声を漏らす。
――もう少し
彼方「っ……ぁっ……っ」
割れ目の部分が艶々として……えっちな匂いが広がり始める
――もうちょっと
私自身のえっちな匂い、えっちな声
誰かに聞かれたら大変なことになるものをあたりに満たしていきながら、
熱が下腹部から外の方に下っていくのを感じて、左手の動きを止めて割れ目の部分を広げる
横に広げるというよりも、少し上に引っ張り上げるような感じでより見えやすく
今から出てくるもので虹でも作ろうとしているみたいなアーチを描くようにと。
彼方「っぁっ……はっ……濡れ……ちゃってるや……」
これは送った後に一回くらいはしないとだめかな。なんて思いながら出てくるのを待つ ――ポタッ
彼方「来た……」
――ポタタッ
一滴、二滴……そうして一気に出てくる流れ。
やや黄みがかった私の汚い水
それが上向きに噴き出ていくのを一目見てすぐ、
構えておいたスマホに向かって目線を上げ、連射で写真を撮る
――カシャカシャカシャ
私のあられもない姿が一気に私のスマホの中に入り込む音
それに交じって " ショワァァァァァァァ.... " という音と " ピチャピチャピチャ.... " と便器の中に落ちていく音が聞こえる
わずかに跳ねた汚ない水が私の左手の指や、太もものところ
便座の前の部分に降りかかって、汚していく
その刺激臭も、なぜだか、くせになりそうだった。
出し終えるまで何度も撮影ボタンを押して、十数秒
ティッシュで左手を綺麗にしてから、撮影した画像を確認する
彼方「ぁっ……」
左手で自分の恥部を広げて汚い水を出しながら
顔を上気させて、上目遣いにスマホを見つめている私
薄い黄色の水が跳ねていろんなところを汚しているのが、
私の卑しさを表しているようで……また気持ちを高ぶらせる
彼方「これを……遥ちゃんに送っちゃうんだ……」
どきどきする、涙がこぼれる
でも……私はこれを送ることしか考えていない
写真だけ送ればいいのかな……それとも、一文添えるべきかな
A、写真だけ送る
B、自由安価
>>898 へんたいで最低なお姉ちゃんでごめんね
遥ちゃん、大好き タイムラグ:96秒 影響対象:なし
彼方「……っ」
彼方「あれ……また、かな」
お手洗いの個室で、足を広げて露出させたまま意識を失ってる変態な私。
誰かに見られたら絶対に大変なことになっちゃうけれど
でも、やっぱり、見られたいと思う私はいる
彼方「……遥ちゃん」
――えっちなお姉ちゃんは嫌いかな……?
そんな一文を付け加えて、
遥ちゃんにメッセージアプリで写真を送ってみる
きっと驚くよね……でも、見てほしい
私のえっちな姿
私の本当の姿……私の本当の心
さげすむような眼で見下されるのも――悪くないって、思っちゃう。
私、もうどうしようもないな…… ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>901 コンマ一桁目
0,9 で 既読のみ
2,5,8 で 電話
1,3,6 で 何してるの!?
4,7 で 今すぐ消して! 判定:8
私が送った写真と文章にはすぐに既読がついて、
そのメッセージアプリを使った無料通話の呼び出しがかかる
――ヴィーッヴィーッ
相手は遥ちゃん
私が急にこんなものを送ってきたから、すっごくびっくりしたのかな
なんて言ってくるんだろう
怒るかな、心配かな、悲しむかな……それとも。
私をもっとどきどきさせてくれるのかな
彼方「ぁれ……」
ただ期待してるだけなのに、涙がこぼれる。
どうしてだろう……どうして、こんな悲しいんだろう。
私がしたくてしてることなのに。
――ヴィーッヴィーッ
彼方「あっ、どうしよう……」
A、出る
B、出ない
C、自由安価
>>903 タイムラグ:1秒
――ヴィーッ...ピッ
彼方「も――」
遥『お姉ちゃんッ!』
彼方「っ……」
遥『どういうつもりなの!?』
遥『あんな……』
遥『あんなおかしな写真送りつけてきて……』
遥『誰かの悪戯かと思ったら間違いなくお姉ちゃんだし……』
遥『なんでこんなことしたの……?』
遥ちゃんはすっごく怒ってる
今まで聞いたこともないくらいの、怒鳴り声
遥『こんなのえっちなお姉ちゃんって話じゃない』
遥『ただの変態だよッ!』 彼方「変態……」
遥ちゃんの声で変態だって言われると、
怒鳴っているというのも相極まって……続々としてしまう。
確かに、私は変態だ
だって……妹に卑猥な写真送りつけたんだもん
ただの卑猥な写真じゃない。
顔を赤らめて、自分の手で秘部を広げて汚いことしてる写真
――変態以外の何物でもない
遥『誰かにやれって言われたの?』
遥『ねぇ……いじめられてるの?』
彼方「え……」
私の気が狂った可能性よりも、
私が誰かにそうさせられているんじゃないかって遥ちゃんは希望を持っているみたい
――でもごめんね。私の意志なんだ
A、自由安価
>>906 変態でごめんね…
こんなお姉ちゃん嫌いになったよね……ごめんなさい タイムラグ:73秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>908 コンマ一桁目
0,4,9 で 遥『迎えに行くから、早退して』
2,5,7 で 遥『お願い……変なことしないで』
1,6 で 遥『何があったの……?』
3,8 で 遥『……気持ち悪いよ』
ぞろ目:特殊1 ※影響なし 判定:8
遥『……気持ち悪いよ』
彼方「え……」
遥『誰かに言われてるとかじゃなくて』
遥『もし、お姉ちゃんが自分でやってるなら』
遥『気持ち悪い』
遥『……こんな顔して、トイレしてる時の自撮りなんて』
遥『……いくらお姉ちゃんでも、無理』
遥ちゃんの拒絶
辛いのに、苦しいのに
それよりも、ゾクゾクとしてしまう
遥ちゃんのさげすむような声が気持ちいい
なのに……涙が出てくる
どうしよう……私……
このままじゃ遥ちゃんに見捨てられちゃいそう。
――なのに、やめられそうにない
A、自由安価
>>913 ごめんなさい
もう二度とやらないから嫌いにならないで かなはるちゃんごめんね
そしてありがとう彼方ちゃん タイムラグ:21秒
彼方「ごめんなさい……」
彼方「もう二度とやらないから嫌いにならないで」
彼方「お願い……」
遥『……っ』
遥ちゃんに嫌われてもいいから気持ちよくなりたい
そんな理解不能な欲求が急激に薄れて行って……罪悪感に苛まれる
もうだめ……意味が解らない
なんでこんなことしようとしたのかも、
なんで止められなかったのかも
――頭がおかしくなりそう
遥『お姉ちゃん……』
遥ちゃんはすごく心配そうな声で、私のこと呟く
遥ちゃんからしてみれば、
きっと……すごく情緒不安定な気持ち悪いお姉ちゃんだよね せっかく恋人になれたのに
なのに、気持ち悪い欲求に駆られて、
遥ちゃんに対して、最低なことをしちゃった
取り消しなんてできない。
ごめんなさいって言ったって
遥ちゃんがその言葉を信じてくれるとは限らない
彼方「っ……」
ポロポロと涙がこぼれ、溢れて……止まらなくなった。
私の汚れた体から感じる刺激臭に、今はもう嫌悪感しかない。
さっきまでは気持ちよかったのに
今は不快で仕方がない。
誰かに操られているみたいに……
私が私じゃなくなって、おかしくなってる
そう思いたい……でも全部、私がしちゃってることなんだ
彼方「……ごめんね」
遥『っ……お姉ちゃん』
遥ちゃんは、絞り出したような声で呟く ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>920 コンマ一桁目
0,9 で 遥『ごめんね……無理……』
2,5,7 で 遥『本当に、しないんだよね?』
1,4 で 遥『病院行った方がいいよ……狂ってる』
3,6,8 で 遥『ほかの人には、してないよね?』 判定:4
遥『病院行った方がいいよ……狂ってる』
彼方「は、遥ちゃん……」
遥ちゃんの冷たい声
蔑むというよりも、失望されたかのような声
明らかに情緒不安定な私
いくらお姉ちゃんでも、さすがに気味が悪いし簡単には信じられないよね……
当の本人の私でさえ怖いし、気味が悪いし、信じられないんだから。
遥『迎えに行くから……早退して病院に行こう?』
遥『だって……お姉ちゃん、何かおかしいもん……』
遥『思えば、告白だって……グスッ』
遥ちゃんの方から、嗚咽が聞こえる
告白だって私の気が触れた結果だって、思ってるのかもしれない
――否定が、できない。
A、近江彼方を諦める
B、自由安価
>>923 タイムラグ:25秒
彼方「うるさいなぁ……」
遥『え?』
――だめっ
やめて……お願い……やだっ、いやだ……っ
なんでっ、なんでっ
遥ちゃんの声が、不快に感じる――
今まで好きだったはずの声が煩わしく感じられて
頭の中に遥ちゃんの悲しむ姿が浮かんだだけで、苛立ってしまう
彼方「うるさいって言ったんだよ〜?」
遥『お、お姉ちゃん?』
彼方「気が狂ってるって、何?」
彼方「病院行った方がいいとか……お姉ちゃんに対して失礼だって思わないのかなぁ〜?」
こんなこと言いたくないのに
そんなこと思ってないのに……遥ちゃんに対して、酷いことを言っちゃう 遥『だって!』
彼方「うるさい!」
遥『ぁっ……』
彼方「いい加減にしてよ……うるさい怒鳴らないで、イライラする」
遥ちゃんに対して湧き上がる不快感
怒り任せに怒鳴って、遥ちゃんの勢いを止める
もともと、私の気が狂った行為から始まったことで
遥ちゃんが行っていることは何にも間違っていない
病院行くべきなのは明らかなのに
遥ちゃんにそれを指摘されていること自体が不愉快で仕方がない
電話を通して耳に入る声にイライラしてしまう
彼方「彼方ちゃんの何が不満なの?」
彼方「えっちな事の何がダメなの?」
彼方「遥ちゃんのことで、彼方ちゃんがどれだけ我慢してるか……」
彼方「そのストレス解消に、変態なことするくらい許してよ……っ」
遥『っ……』 ※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>927 コンマ一桁目
0,4,6,9 で 遥『だれ……誰なの……? お姉ちゃんを返して!』
2,5,7 で 遥『……ごめんなさい』
1,3,8 で 遥『もういい……もういいよ!』
ぞろ目:手のひら返し 判定:8
遥『もういい……もういいよ!』
彼方「だからっ!」
遥『知らないっ!』
――ブツッ
一方的だった。
遥ちゃんの方から怒鳴ってきて、電話を切られる
通話終了の音はすぐに消えて画面が元に戻る
彼方「私のこと好きなら少しくらい認めてくれたって……っ!」
まるで、自分から見限ったとでもいうみたいに電話を切った遥ちゃんに対して怒りが収まらない
私が悪いの?
恋人に自分のこと見てほしいって思うくらい普通だよね?
それが、遥ちゃんのせいでたまったストレスの解消の一つだったんだから
むしろ、迷惑かけてごめんねって、認めるべきだよね?
――本当に?
彼方「っ……」
彼方「あれ……」
彼方「なんで……っ」
涙が止まらない
辛い、苦しい、痛い……イライラして、今すぐに消したいのに、
頭の中に遥ちゃんのことばかりが浮かんでくる よくある喧嘩に見えるけど原因は……
それにこの二人喧嘩なんてほぼしたことなさそう 彼方「ぁ……あぁ……」
私、遥ちゃんが大好きだったのに
ううん……今だって大好きなはずなのに
――なのに。
それ以上にイライラする
不快で、目障りで、耳障りで……憎らしささえ感じる
彼方「ぅあ゛……ぁっ……」
――頭が割れそうに痛い。
遥ちゃんに対しての全く異なる思いがぶつかり合ってるから……なのかな。
悲しい、苦しい、辛い、痛い、気持ち悪い……
彼方「ぁあ……やだ……やだよぉ……」
彼方「遥ちゃん……っ、遥ちゃん……っ!」
嫌いになっちゃう。
大嫌いになっちゃう。
大切な気持ちが全部……塗り替えられていっちゃう
彼方「好き……好きっ……すきっ……すき……好きっ好きっ」
――ズキンッと、頭に衝撃が走る
彼方「好き……遥ちゃん……好きっ……」
遥ちゃんのことを必死に頭に思い浮かべる
何度も好きだって言って、私の中を壊して回る何かに抗おうとしてみる
彼方「ぁ゛っ……ぅ゛……は、るかちゃ……」
そのたびに、頭の痛みが強くなって
まるで、私と遥ちゃんの優しくて暖かい思い出が叩き壊されているかのような衝撃に、喘ぐ
彼方「私、遥ちゃんのこと……」 彼方「……」
彼方「ぁ……」
彼方「……」
彼方「私……なんで、あんな子のために頑張ってるの……」
彼方「……」
彼方「なんで……私ばっかり……」
彼方「……やだ」
彼方「もう……」
彼方「いいや……」
A、近江彼方を終了する
B、自由安価
>>935 ほんとに嫌い?とりあえず帰るまで遥ちゃんの事は考えないで過ごす 判定で遥が電話を切らなければまだ続いてそうではあるな…まぁクソ安価が原因だが
安価なら下 タイムラグ:17秒
彼方「……」
彼方「……エマちゃん」
急に、エマちゃんに会いたくなってきた
エマちゃんのことが好きになりたい……大好きになりたい
どこからともなく湧いて出たその思いに縋るように息を吐く
心にぽっかりと穴が開いてしまったみたいに感じる。
何だろう……でも、
あの子のことを考えると、イライラしちゃう。
頭の中に響くあの子の声が、不愉快で仕方がない
彼方「……」
飛び散った汚い水、びちゃびちゃな足、まだ濡れたままの下腹部
トイレットペーパーで丁寧に拭って、
ペーパーホルダーの上に置いてあった下着を履く
彼方「時間……は……」
もう、お昼休みも終わりそうな時間
ちょっと離れてるここから教室に戻るのを考えると……難しいかな
早く戻らないと授業に遅れちゃうかも
A、戻る
B、自由安価
>>939 タイムラグ:35秒
――さぼっちゃえ。
授業なんかよりもエマちゃんの方が優先。
自分でもわけがわからないけど
とにかく、そうしたい
何だろう――もう、私が私じゃないみたい。
気持ち悪いなぁ……
とりあえず手を洗って、廊下に出る
そろそろ授業が始まりそうというのもあって、
移動教室の慌ただしい足音があちらこちらから聞こえてくる
私には関係ないけど……
エマちゃんは国際交流学科だったかな〜?
ここからだと、教室に一頃には授業が始まっちゃってるかも。
……呼び出せたりするかな?
A、自由安価
>>941 終了が選択されたため、終了いたします。
■result
※近江遥に近江彼方ではないと判断されました
※近江遥に不適切な画像を送付しました
※近江彼方は近江遥との関係を断絶しました タイムラグ:99秒
※近江彼方以外の行動判定_実行
※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分
※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分
>>945 コンマ一桁目
奇数:なし
偶数:あり 判定:なし
――――――
―――
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
彼方「……」
………。
……………。
彼方「……はっ!?」 彼方「ぁ……あれ?」
気付けば、始業のチャイムが鳴ってる
辺りを見渡してみると、別棟の方に近い、お手洗い前
どうしてここにいるのか、記憶になくて
そもそも、今日は何曜日なのかも、わからない
彼方「私……え、あれっ……?」
今は火曜日、しかも午後の授業開始の時間
記憶がない
彼方「彼方ちゃん……どうしちゃったんだろ……」
日曜日の夜、遥ちゃんにお休みって言って寝たはずなのに
なんで、火曜日?
彼方「え……夢? でも……」
彼方「いひゃっ!」
古典的にぐいっとほっぺをつねってみたけれど
彼方ちゃんの夢のような現実が変わったりはしなかった。
彼方「明晰夢……?」
彼方「……えぇ〜?」
わけが、わからないよ…… 彼方「……メッセージ確認してみようかな」
今日……じゃないや
昨日からの彼方ちゃんがどんな状態だったのか、もし様子が変だったりしたら連絡してるだろうし
こういう時、
おんなじクラスに同好会の子がいると聞きやすいんだけどなぁ……
果林ちゃんはライフデザイン学科だけど、専攻が違うからクラスが違うんだよねぇ
彼方「はぁ……」
特待生として授業をさぼるわけにはいかないのに……
なんで、私こんなところにいたんだろう? トイレがぎりぎりだったとか? でも、もっと近いところにあったはずだけど……
なんて思いながら、遥ちゃんへのメッセージを開いて――
彼方「授業サボ――……」
――ガシャンッ
思わず、スマホを落としてしまう。
彼方「な……え……な……」
遥ちゃんとの最後のやり取りは通話……問題はその前
えっちなお姉ちゃんは嫌いかな……? なんていう最低な一言を添えて、
彼方ちゃんを動かしていた誰かは、あまりにも酷い、醜悪な写真を遥ちゃんに送信していた 彼方「や……ぁ……」
彼方「なんで……なんでっ!?」
彼方ちゃんにはそんな記憶がみじんもないのに、物証は鮮明にそこに残ってる
ここに来た彼方ちゃんが、自分で、こんな写真を撮った。
彼方「遥ちゃん……っ」
そのあと返信もなくすぐに遥ちゃんから電話が来てる
彼方ちゃんにその記憶はないから、この写真を送った誰かが、代わりに受けたんだ
彼方「お願い……お願いっ」
どんな話をしたのか
何を言われ、何を言ったのか
それが分からなくて……怖くて……縋りつくように遥ちゃんへと電話をかける。
でも、遥ちゃんだって授業中
当然といえば当然のように、電話に出てくれることはなくて。
彼方「なんで、誰が……私……っ!」
彼方「うっ……ぁっ……ぁ゛え゛……」
――約二日間
彼方ちゃんはこんな、酷いことをする誰かに体を好き勝手に扱われてた。
また、彼方ちゃんの意識が奪われて、
この写真のようにめちゃくちゃなことをされてしまうかもしれない
それがあまりにも恐ろしくて、夢だと思いたくて、気味が悪くて、気持ちが悪くて……吐いてしまう
彼方「やだ……やだっ……助けて……っ」
彼方「遥ちゃん……遥ちゃん……っ!」
震える体ではスマホをうまく扱うこともできず、メッセージも送れない
授業が終わって、別学年の子がここに来るまで……私は何にも、出来なかった。 START:近江彼方を再起動します
※:DATA02が見つかりました
※:近江彼方のキャラクタデータを消去
※:近江彼方のキャラクタデータをver00にロールバックしました。
※:他、各キャラクタデータは現状を維持します
END:近江彼方_START では、予定通りここで終了させていただきます
10日間、ご協力ありがとうございました
■result
1周目:歩夢暴走・遥決別END
2周目:彼方死亡END ※エラー
3周目:"あなた"消去END
4週目:彼方記憶消去END
コンテニュー:3回(初回チュートリアルを含まず)
恋人 :近江遥(1回)
経過日数 :1.5日(最大:2日目夕方、最終:2日目昼) はえー終わるのか乙
まぁほぼ茸が安価取ってて過疎ってたししゃーねーわな
タイムラグシステムが運ゲー過ぎたわ調整もっと頑張れよな 乙、二分の一ぐらいの確率で安価取った効果がなくなっちゃうのやっぱ辛かったな
次回もあると信じてバージョンアップ期待してる 最後のほう感情の振れ幅凄かったな
性欲もそうだったのかもしれないけど
なんにせよ乙です>>951 ここで終わりか乙
ラ板の安価SSによくある外野の性欲丸出しエロ安価をシリアスな世界観に持ってきたらこうなるというのがよくわかる良い例だった
描写は素晴らしかったしシステムも面白かったからまたこういう感じで書いてくれるの楽しみにしてる おつすごくよかった
ちょっと難しいけどこれくらいの方がやりがい?あるし 最初は良かったけど尻がしつこいのとおしっこの特殊性癖とかおむつとか気持ち悪すぎ
ラ板はキチガイしかいないのがよくわかった
乙です >>1のSS好きだからまた書いてほしい
ただこのタイムラグシステムは難易度高すぎるので、次やる時はコンマ÷2で判定してほしい
これなら最長50秒間だから
お願いします システムは面白いし文章も上手いけどまあハードモードだよね レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。