彼方「活殺自在な近江彼方の日々」
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※注意事項 基本的な言動に制約はありませんが、言動の表現は近江彼方に依存します 安価の対象レスのコンマ分だけ、彼方の返答にタイムラグが生じます 例:18:00:00.10 なら 10秒 遥「お姉ちゃんっ?」 遥「えっ、なんで」 台所の方から、慌てて駆け寄ってくる遥ちゃん 寝間着にエプロン、下ろしたままの髪 いつもと全然違う遥ちゃんは不安そうな顔をしてる 遥「ちゃんと調べて動画見て作ってるから大丈夫だよ?」 遥「できたら起こすし、持っていくから……」 遥「お姉ちゃんは寝てて良いのに」 彼方「ん……」 遥ちゃんの寝起きの匂い 昨日の夜に入ったお風呂、清潔なボディソープと ほんのり甘いトリートメント 遥「お姉ちゃん?」 ――遥ちゃんが欲しい A、抱擁 B、接吻 C、胸に触れる D、自由安価 >>55 タイムラグ:31秒 遥「お姉ちゃん?」 彼方「遥ちゃん〜」 抱くこともできる距離感の中 視界の外側からゆっくりと伸ばした手は、遥ちゃんのお尻に触れる ナデナデ 遥「――ひゃぁっ!?」 目の前での悲鳴はちょっぴり耳に痛かったけれど びくんっと跳ねた遥ちゃんはとっても可愛くて 遥「お、お姉ちゃん……?」 困惑してる遥ちゃんはちょっぴり顔を赤くしながらも 私から距離を取ろうとはしていない このまま触っても平気かな? でも、心配そうな顔してる……怖がられては、ないと思うけど 遥「どう、したの?」 遥「ほんと……今日、なんだかおかしいよ?」 遥「横になってた方がいいよ」 A、お尻を撫でる B、抱擁 C、接吻 D、自由安価 >>59 タイムラグ:47秒 遥「……」 遥「また……そうやってぼうっとして」 遥ちゃんが私の体に触れる 凄く心配している瞳 でも、それ以上に目を引くのは私の案じる言葉を紡ぐ唇 彼方「遥ちゃん……」 ――欲しい 彼方「遥ちゃん……っ」 ――遥ちゃんの、唇 遥「お姉ちゃん?」 意思とか、意識とか、 とにかく、私自身がどう思っているかなんて関係なく体は動いた。 私に触れてきていた遥ちゃんの手を掴んで、 腰のあたりを強く抱き寄せて 遥「おね――」 彼方「欲しい」 遥「んっ……んんっ!」 遥ちゃんの唇を奪う。 強く押し付けて、貪るように 驚きに戸惑っているからなのか、 私のことを呼ぼうとしたのを遮る形になったからなのか 半開きになって阻むことのない唇と、その奥までもを……私は丹念に味わう 遥「んっ……っ……んんっ……」 びくびくと遥ちゃんの体が震える 掴んだ手は動こうとするけど、振り払うほどの力はなくて もう一方の手は、私の肩に触れるだけだった 遥「んっ……んぅ……」 長い、長いキス 外から聞こえてくる人工的な音が遠ざかっていく 遥ちゃんの唇を押しつぶして、本来なら触れることもないような触れ合いをする 隠れ潜んでいた遥ちゃんの舌と自分の舌を手を繋ぐように絡ませて―― 遥「んっ……っ……っはぁ……」 ゆっくり……離れる。 長くつながっていたせいか、私たちの間を細く頼りない糸が伸びて、消える 普段の遥ちゃんからは絶対に聞くことがないようなつややかな吐息が目の前から聞こえてくるのが 私のことを誘っているかのようで、ドキドキしてくる 遥「おね……お姉、ちゃん……」 遥「なんで……どうして……?」 遥ちゃんは瞳いっぱいに涙をためて、とても、悲しそうな顔をする 遥「どうしちゃったの……?」 A、嫌なの? B、遥ちゃんが欲しい C、もう一度キス D、自由安価 >>64 タイムラグ:58秒 彼方「遥ちゃん……」 どうしちゃったのって……何が。 ただ、私は遥ちゃんが欲しいだけ 私の名前を呼ぶ唇が、 私の身を案じる言葉をはじき出すその舌が 愛おしくて、愛したくてそれができそうだったから……しただけ。 最初に――欲しいって言ったのに。 遥ちゃんは嫌だったのかな 私のことなんていらないのかな でも……突き放されたりはしなかった ――そうだ。もう一回 もう一回、してみれば―― 遥「っ……」 彼方「……え?」 遥ちゃんの手が私の体を押し離す キスをしたいのに、 それを拒む遥ちゃんの心の距離が、許してくれない 遥「や……やだ……」 彼方「やだって……」 遥「お姉ちゃん変だよっ!」 遥「どうしちゃったの!?」 遥ちゃんは泣き叫ぶ 激しく動く体に涙が弾けて、怒鳴って響く声 かと思えば――体の動きが静まって 遥「おかしいよ……」 遥「朝起きなかったり、抱きしめたら元気になるって言ったり」 遥「急にこんな……」 遥「どうしちゃったの?」 遥「お願いお姉ちゃん……元に戻ってよっ」 ――元に戻るって、なに? 私は、私なはずなのに。 A、元に戻るって何? B、私のこと嫌いなんだ…… C、無理矢理キス D、自由安価 >>69 タイムラグ:73秒 彼方「わ、た……」 どうしよう なんて答えたらいいんだろう 元に戻るって何? 私は私なはずなのに……でも、遥ちゃんが違うっていうなら じゃぁ、私は…… 遥「っ……またっ」 遥「またぼうっとしてる!」 遥ちゃんが叫ぶ 私の体を掴んで、激しく揺さぶる がくんがくんっと頭が前後左右に振れ動く 遥「お姉ちゃんっ!」 彼方「ん……すやぴ〜……」 遥「はぐらかさないでよっ!」 遥「やだよ……怖いよ……」 遥「救急車……救急車呼ぶからねっ!」 大慌てな遥ちゃんは、ポケットの中からスマホを取り出す 本気で救急車を呼ぶつもりかもしれない そうしたら、私は遥ちゃんから引き離されちゃう 今みたいに二人きりになることもできない ――でも 私はおかしいのかな 近江彼方になりきれていなかった? ――あれ? 私は私なのに、 でも、遥ちゃんが……私が大好きで私を大好きなはずの遥ちゃんがおかしいって でも……変? 彼方「頭……痛い……」 A、何もしない B、遥を突き飛ばして止める C、救急車はいらないと叫ぶ D、自由安価 >>73 タイムラグ:18秒 私の考えがまとまるまでの十数秒間 遥ちゃんが電話をかけるのは十分な時間だった 遥「も、もしもし、えっと、救急車を――」 体も声も震えてしまっている遥ちゃん 瞬きする間も目元から涙が零れ落ちていく 彼方「遥ちゃん……」 そんな遥ちゃんのことを後ろから抱きしめる 強く、優しく……震えを止めるように 遥「あっ……」 『もしもし? もしもし?』 遥「救急車を……」 彼方「遥ちゃん」 遥「こ、近江……えっと」 戸惑う遥ちゃん でも、救急車を呼ぶ気のようだ A、大丈夫です。と、スマホを奪う B、無理矢理キスをする C、そのまま抱きしめる D、自由安価 >>76 タイムラグ:96秒 彼方「遥ちゃ……」 遥「はい。はい……お願いします」 遥ちゃんを止めることはできなかった 遥ちゃんは結局住所を伝えて、本当に救急車を呼んだ 遅れて動いた体で遥ちゃんのことを抱きしめる キスはしない 無駄に力を入れたりもしない。 普段、スキンシップで近江彼方がやっているときのように、 優しく、ただの姉妹らしく 遥「……救急車、呼んだからね」 彼方「私は……」 遥「大丈夫だよ。検査して……それで……きっと、きっと大丈夫だから……」 遥ちゃんは嗚咽を漏らす 私のことを思ってくれているのか 抱きしめる私の腕を抱くようにしながら……すごく、悲しそうに泣く 遥「早ければ10分もせずに来てくれるって話だから……」 彼方「……」 A、逃げる B、受け入れる C、自由安価 >>79 タイムラグ:17秒 彼方「……分かった」 遥「お姉ちゃん」 遥「……」 遥「お姉ちゃんのことは、好きだよ」 遥ちゃんは静かに言う 優しくて、でも、悲しい気持ちも交じっているような そんな……小さな切ない声 遥「でも……今日のお姉ちゃんは違う」 遥「様子がおかしくて……まるでお姉ちゃんじゃないみたい」 彼方「……そっか」 遥「そんなはず、ないのにね」 遥「……お姉ちゃんは、お姉ちゃんなのにね」 遥「ごめんね……」 遥ちゃんはとても悲しそうに体を震わせる 時々、抱きしめる腕にはぽつぽつと、雫が落ちてくるのを感じて。 私はただただ、遥ちゃんのことを抱きしめて――救急車が来るのを待った 近江遥に近江彼方ではないと判断され、受け入れたため終了します ■result ※近江遥に近江彼方ではないと判断されました ※高咲侑、宮下愛、優木せつ菜、上原歩夢に疑われていました ※中須かすみ、桜坂しずく、天王寺璃奈に疑われていました ※エマヴェルデ、朝香果林に疑われていました ※同好会は近江彼方が犯罪に巻き込まれている可能性を考慮していました WARN:01ログが見つかりませんでした WARN:01が強制終了した可能性があります A、近江彼方を終了する B、近江彼方を実行する >>84-86 ※:再実施を受け付けました。 本日はここまでとなります 再開は明日となります タイムラグ相当小さくキープしないと何やっても心配されてしまいそうではある ※READ ME ※これはチュートリアル後に表示されます。 このスレは、近江彼方の人生を略奪する安価システムによって構築されています。 そのため、選択から行使までにタイムラグが生じます。 タイムラグは、相手の猜疑心が強ければ強いほど不安を抱かせることになります。 言動次第では相手に不信感を抱かせることになりますが、解消することも可能です。 相手の行動次第では、タイムラグによって近江彼方の行動が間に合わない可能性があります。 言動に制約はなく、強制的に近江彼方の言動として反映が可能です。 不信感を抱かせなければ、近江彼方として許される範疇で相手に手を出すことに問題はありません。 なお、 1、猜疑心が高まった相手の疑いを受け入れた場合 2、強制的にロールバック(逮捕・入院等)が行われた場合 3、何者かに近江彼方が殺害された場合 などの場合に終了となります。 正式な終了条件は【同好会9人+近江遥の10名の内1名に近江彼方であることを認めさせる】こと。 なお、これは近江彼方本人が作り出した実績によって定められた初期値により、期日は1週間となります。 また、1週間の間10人に存在を疑われずに終えても正式終了となります。 1日目に遥ちゃんにプロポーズして2日目に同好会メンバーに公認して貰えば残りはハネムーンでえっちしてればクリアだね START:近江彼方を再実行します ※:DATA01が見つかりませんでした END:近江彼方_START START:近江彼方を再起動します ※:DATA00を読込 ※:開始日時は月曜の朝からになります ※:各キャラクタの設定値を初期化 WARN:DATAの一部が破損しています ※:DATA00初期化 WARN:DATA01が不足しています ※:DATA01を削除 START:DATA00を再読込 ※:各キャラクタの設定値を初期状態に END:DATA00_RELOAD ※:各キャラクタのデータ確認 ※:あなたは、近江彼方です。 END:近江彼方_REBOOT ※近江彼方を起動しました。 ピピピピピッ....と、耳になじんだ目覚ましの音が頭に響く 薄く目を開けると二段ベッドの二段目、その底面の木目が見える 彼方「うぅ……」 酷く頭が痛く、体が重い いつもはすぐに止められる目覚ましを止めることさえ……うまくできない 熱を出したか風邪を引いたか寝違えたのか。 どうにか出てくる声は呻き声のようで 這いずるように動かした手でどうにかこうにか、目覚ましのアラートを止める 時間はまだ朝の6時 今日は月曜日なので、起きて自分と妹の遥ちゃんの朝食とお弁当の用意をする必要がある けれど、なぜだろう。 それをしなければならないとわかっているのに――やる気が起きない。 A、自由安価 >>102 タイムラグ:25秒 彼方「ん……」 もぞもぞと布団の中で少しだけ体を動かす。 いつもしていること――いや、やらなければいけないこと 自分のためでもあるけれど やっぱり、一番は遥ちゃんのためにやること。 彼方「……やらなきゃ」 ふっと……体の重みが消える 頭の中にのしかかるように感じられた痛みも失せて すっかり、目が覚めた。 まるで金縛りにあっていたかのようだ 彼方「ご飯と……お弁当」 キシッ....と、ベッドを軋ませながら二段ベッドの一段目から出る 上の段ではまだ、遥ちゃんが寝息を立てている 彼方「……よかった」 いつもより目覚ましを止めるのが遅かったはず。 遥ちゃんを起こしてないかとちょっぴり気になったけれど、どうやら杞憂だったらしい ―――――― ――― カチャカチャカチャ.... トポポポ.... ジューッ.... 顔を洗ったりして軽く準備を済ませてから 朝食とお弁当の準備 朝から揚げ物はちょっぴり重いので、 お昼用に少量のから揚げ……という名目で夕飯用に漬けていた鶏肉の味見。 お弁当を食べるときには衣がふやけてしまっているだろうから、 カリカリのから揚げは控えて、柔らかい上げ鳥のような仕上がりで。 彼方「〜♪」 今朝の不快感は、きっと一過性の何かだろう。 今は不思議なほどに体が軽い。 ――ガチャッ 彼方「ん?」 遥「おはよ〜……」 彼方「おはよ〜遥ちゃん」 遥ちゃんも起きてきた。 顔も洗って、軽い準備も済ませてある もしあのまま、気怠さに押し込まれるままに起きていなかったら 今頃遥ちゃんをびっくりさせていたかもしれない。 いつも起きてる私がまだ寝ていて、何にもしていなかったんだから。 勉強に、スクールアイドル そしてアルバイトと、家のこと いろんなことをしているせいで、過労になったのではと少し前にかなりの心配をかけてしまったから 変に体調不良なんて姿を見せたら遥ちゃんは泣いちゃうかも。 最悪、制止も聞かずに救急車を呼んだりしそうな気さえする 遥「わっ、今日はから揚げ?」 彼方「こっちはお昼の方だよ〜」 遥「じゃぁ、お夕飯はから揚げかな〜?」 彼方「そうだねぇ」 遥「……お姉ちゃん、冷凍食品使った方が良いのに」 彼方「え〜やだ〜」 遥「もうっ」 遥ちゃん曰く、味は落ちるけどお姉ちゃんの負担が軽減される。とのことで。 冷凍食品を勧めてくるけど、私はやっぱり手作りがいい。 カチャッ 彼方「もうすぐできるからね〜」 お料理もひと段落 A、自由安価 >>107 タイムラグ:0秒 とてとてと、歩いて冷蔵庫を開ける遥ちゃん 後姿もかわいくて、 振り返って揺れる横にはねた束ね髪がしっぽみたいでさらに可愛い 彼方「……」 いつもかわいい遥ちゃん 今日もかわいく決めていて さすが東雲学院の1年生センターって感じかな。 ――私の大好きな遥ちゃん カチャッと、火を止めて 彼方「遥ちゃん」 遥「ひゃわっ!」 後ろからぎゅっと遥ちゃんを抱きしめる 遥「お、お姉ちゃん?」 彼方「えへへ〜ちょっとだけ〜」 遥「も〜……」 遥「……」 遥「冷蔵庫閉めさせて」 彼方「彼方ちゃんが閉めるから大丈夫」 冷蔵庫の扉には、こつんっと頭をぶつけて閉める 扉に延びかけていた可愛い手を後ろから掴んで、抱きしめる 私よりもまだ、小さい遥ちゃん もしかしたらいつかは大きくなっちゃうかもしれない遥ちゃん ぎゅっとすると……最初みたいな驚きはなかった。 遥「……どうしたの?」 彼方「ん〜?」 遥「朝からなんて、ちょっと珍しいなって」 遥「帰ってきてからなら……よくあるけど」 遥「今日はバイトだっけ? 帰り遅くなるの?」 彼方「バイトはないよ〜」 A、自由安価 >>110 タイムラグ:53秒 遥「お姉ちゃん?」 彼方「ん〜……」 彼方「えへへ〜」 遥ちゃんの体を抱きとめる腕の一つから力を抜いて そうっと、遥ちゃんの頭の上に、手のひらを持ってくる 朝起きてから、跳ねないようにセットされた遥ちゃんの髪が崩れないように優しく 遥「っ……っ……」 ぽんぽんと撫でるというよりたたくような、 でもどちらかといえば撫でているとも言えるような そんな手つきで、遥ちゃんに頭に触れる 彼方「かわいい」 遥「も〜な〜に〜?」 不思議そうな遥ちゃん でも嫌がるとか困ってるとか そんな様子は全くなくて むしろ抱きしめられる一方だった状態から、私の方に体を委ねるようにしてくれる 遥「お姉ちゃんもかわいいよ?」 彼方「え〜ほんと〜?」 遥「うん」 遥ちゃんは私の胸元に頭をすり合わせるように寄せて 遥「……お姉ちゃん、おいしそうなにおいがする」 彼方「さっきまでお料理してたからね〜」 遥「……食べちゃおっかな〜?」 遥ちゃんの腰に回っている私の腕に、遥ちゃんの手が触れる ただでさえ近い距離感が、 遥ちゃんの受け入れる姿勢によってより密着感が増す 遥ちゃんだっていい匂いがする 柔らかくて、温かくて ――私だって、食べたくなっちゃう いや、落ち着こう。 学校に行かなくちゃいけないのに、これ以上時間を無駄にしちゃいけない A、自由安価 >>113 タイムラグ:22秒 彼方「……遥ちゃん成分、補給っと」 遥ちゃんの頭をもう二、三度ぽんぽんっと撫でてから、 後ろの方に撫で下ろす 下りた腕に力を込めて、ぎゅっと…… 遥「何か、悩みごとでもあった?」 彼方「ないよ〜」 静かに力を抜いて、遥ちゃんの体を開放する 腕の中に残るぬくもりが冷めていく それが少しだけ寂しさを感じさせる 彼方「月曜日だからかな〜」 遥ちゃんから離れて、お料理の続き 続きと言っても、あとは盛り付けて終わりだけど。 遥「月曜日だからかぁ……」 遥「ん〜……じゃぁ」 遥「お姉ちゃん」 彼方「ん〜?」 遥「今週も、頑張ろうねっ」 そう言って、遥ちゃんは私に抱き着いてくる 遥ちゃんからのぎゅっと力強い抱擁 勢いがあった分、ふわふわした匂いが肺にたたきつけられるような感じがした 彼方「……うん」 もう一度だけ、遥ちゃんをぎゅっとする ――かわいい私の、遥ちゃん ※近江家の朝を終了 ※DATA00のログを取得 ※DATA01を作成 ※DATA01を保存 ※続行します ―――― ―― ――お昼休み。 普段通りの虹ヶ咲学園 空に浮かぶ雲は数えきれないほどあるけれど、埋め尽くすほどかといえばそうでもなく。 天気良いよね。と、言おうと思えばいえるくらいの日当たり。 とはいえ、体育を除けば授業中の天気のよさなんて学生には割とどうでもいい話で カーテンが締まっているのに、直接ぶつかってくる日光が目障りだなぁ。なんて 窓際の席になった生徒がぼやく程度だと思う。 それも、お昼休みになれば今日は外で食べようとか、外で○○しようとか。 いろいろと賑わいの種になったりもする 彼方「ふむ……」 近江彼方は基本、そんな天気のいい日は決まって外に出ている。 日当たりがよく、しかし、それなりに陰ってもいて暖かくも心地のいいベストな空間があるからだ そこでお昼を済ませ、そこで横になったり。 せっかくのお昼休みをクラスメイト達と過ごすのは天気の良くない日くらいだったりする。 同じライフデザイン学科に同じくスクールアイドル同好会に所属している朝香果林はいるが、 彼女は専攻している学科が違うこともあって、クラスが別になってしまっている。 A、自動制御 B、自由安価 >>119 タイムラグ:23秒 彼方「……はふぅ」 天気が良いのに、教室にいるなんて珍しいね。なんて声をかけてきたクラスメイト数人が集まって 気づけば長いテーブル上に机が連なっていた 適当に会話に参加しつつ、食事を終える 疲れてるの? と気遣ってくれるクラスメイトには笑みを返しつつも、 今朝感じたような倦怠感に苛まれてうまく返事をすることができない 彼方「ん……」 おなか一杯になるほどのお弁当の量ではなかった。 午後には授業があるし、部活だってある。 場合によってはアルバイトだってあるから、眠くならない調整をしているはずだった。 いつもだって熟睡に陥るというよりも仮眠をする程度だったのに 今日に限っては、なぜだか……深い眠りに落ちてしまいそうな危うさがあった。 彼方「……っ」 いつもの心地いい場所に向かうのすら億劫で、 そのまま机に突っ伏すようにして――彼方は目を瞑った ※近江彼方以外の行動判定_実行 ※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分 ※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分 コンマ二桁目が奇数で訪問あり コンマ一桁目が 2 果林 3 エマ 4 菜々 の時に、表示されているキャラクタの訪問があります コンマが対象外であれば、時間経過で終了します >>123 判定:04 なし ―――― ―― お昼休みは、あっという間に過ぎていく。 机に突っ伏したまま、死んだように動かない彼方をクラスメイトは心配していたが、 昼休み終了の鐘が鳴れば起きるだろうと考えて、そばで見守るだけだった。 万が一誰かの訪問があれば起こすことも考えていたが、 幸い、誰の来客もなく彼方の眠りを妨げるものは何一つなかった。 そうして――昼休み終了の鐘が学校中で響く。 授業が始まるまではまだもう数分残されているものの その授業のための準備時間であって、休んでいていい時間ではない。 彼方「ん……」 それでもまだ突っ伏している彼方の隣の席にいるクラスメイトが、 その肩に触れて、軽く揺さぶる ――起きて、もうお昼休み終わったよ。 授業始まっちゃうよ―― 出来る限り優しく、でも起きてくれるようにと声をかけて、 彼方の前の席にいるクラスメイトは、彼方の机の開いたスペースを、握りこぶしで軽くノックする コンコンッ....コンコンッっと、彼方の頭に響く A、自由安価 >>125 タイムラグ:40秒 昼休みと授業の間の数分間 彼方がそんな時間ということは、遥も同じく休憩終わりの数分間をどうかしている頃だ 体育だとか移動教室だとか 午後一番の授業がそういうものでなければ、遥は教室で暇を持て余しているか 真面目に予習復習しているか 友達と会話しているか、それともお手洗いに……というところだろうか。 彼方「……」 顔を上げて、ポケットからスマホを取り出す あ、起きた。と、周りの女の子たちがほっと一息つくのも気にせず、 スマホのスリープを解除して、メッセージアプリを起動する 同好会のみんなで登録しているグループには、数件の未読が見えたけれど、ひとまず無視 彼方「……遥ちゃん」 ――遥ちゃんに会いたい >遥ちゃんに会いたい そうメッセージを送る 一度思ってしまうと、 ふつふつと心の内側から欲求が湧き上がってくる 今朝抱きしめた感触、ぬくもり、匂い 抱きしめられた感触、ぬくもり、優しさ すっかり記憶の中へと消え失せてしまった肌恋しさに ほんの少しだけ涙ぐんでしまう これは、あれだ。 一種の――ホームシックめいた感覚というものだろうか。 彼方「遥ちゃん……」 既読はまだついていない。 遥ちゃんは今学校だから、すぐに見れなくても何も不思議ではないのに それが逆に、二人の間の距離感を感じさせて、彼方は寂寥感を覚える 周囲の子が、彼方が涙ぐんでいることに気づいてざわつく 何かあったのか、と心配そうに聞いてくる隣の子に、彼方は見向きもしないでスマホとにらみ合う 授業開始まで、あと1、2分 まだ既読はつかない A、自由安価 >>128 大丈夫だよ、心配しないで。と隣の子に言って、スマホはもう気にしない タイムラグ:85秒 二度目の鐘が鳴って、学校中が静まり返っていく。 廊下に響く数人の足音 一つ、一つ その音が止まっていくたびにどこかの教室の扉があけられる音がする 彼方「……」 結局私のメッセージに既読はつかなかった。 遥ちゃんからのメッセージが来た時に通知が鳴るようになっているかを確認してから、 スマホをポケットにしまう 彼方「大丈夫……心配しないで」 彼方を見守る周囲のクラスメイトに、穏やかに言ってほほ笑む。 情緒不安定というのだろうか。 ついさっきまで遥ちゃんに会いたくて仕方がなかったのに 今はもう、なぜか、そうでもない。 時間的に仕方がないって諦めたのか、それとも、なんか……変なのか。 彼方「……大丈夫」 足音の一つが教室に近づいてくる。 授業の準備をしよう ※虹ヶ咲学園の昼を終了 ※DATA01のログを取得 ※DATA01を保存 ※続行します ―――――― ――― 午後の授業も乗り越えて、放課後 なんどか通知で震えたスマホを取り出すと、 スリープ中の画面には遥ちゃんからのメッセージが届いたことを知らせる通知が表示されていた。 >遥:ごめんね? 気づくの遅くなっちゃって >遥:もしかして体調悪い? >遥:同好会の練習には参加する? >遥:もしあれなら、侑さんに頼んで見学させてもらうこともできるかもしれないけど >遥:でも、体調悪いなら休んで欲しいな 私のメッセージの後に、遥ちゃんのメッセージが並んで…… >遥:HR終わったかな? どうする? >遥:もしあれなら、今日は練習お休みして一緒に家に帰る? また新しく、遥ちゃんからのメッセージが飛んできた A,自由安価 >>132 ひとまず遥ちゃん以外の人からもメッセージが来ていないか確認する タイムラグ:51秒 彼方「……」 遥ちゃんのメッセージに一通り目を通してから 一度閉じて、ほかのみんなからの通知g来ていないかどうかを確認する 昼休み終了後に確認したときに同好会グループには連絡が来ていたけれど 個別の連絡は、どうやら来ていないようだ 彼方「……なんだろ」 >せつ菜:すみません。生徒会の業務があるため、本日の練習には遅れると思います。最悪、欠席の場合もあります >しずく:私も、演劇部の方で集まりがあるため、本日は欠席とさせてください。すみません。 >かすみ:しず子も〜? スクールアイドルと演劇部どっちが大事なの〜!? >しずく:両方です >愛:二人いないのかー >侑:りょうかーい! どうやら、しずくちゃんとせつ菜ちゃんの二人が今日の練習には参加できないらしい せつ菜ちゃんに関しては遅れてでも来る気みたいだけど この流れなら……私も休むって言っても問題ないかな? ううん、休みたいわけじゃないけど でも……なんだろ。 5限目までは遥ちゃんに会いたくて仕方がなかったし でも今はそうでもなくて 遥ちゃんのことを考えちゃうとこんな風になるなら 今日は練習に打ち込んだ方がいいような気がしなくもない 彼方「……」 遥ちゃんも練習あるだろうから遥ちゃんに会うなら 遥ちゃんに連絡が先の気がするけど……遥ちゃんを選んだら 遥ちゃんに心配かけちゃうかな? 甘えすぎて A,自由安価 >>135 タイムラグ:45秒 彼方「……とりあえず、休もうかな」 遥ちゃんのことを抜きにしても、 今朝からだるかったり、お昼はなぜか熟睡してしまったり 体調不良を疑われるような状況にあるのは間違いない HRが終わった後、クラスのみんなから今日の練習のことを聞かれたり、 帰るなら一緒に帰ろうって誘われたりもした 今は万全だけど 練習中に唐突に意識を失ったりする可能性を考えると ここはおとなしく、休んでおくべきだと思う。 >彼方:悪いけど、彼方ちゃんも今日はお休みさせて〜 >彼方:大したことはないけど、ちょっと体調が悪いみたいなんだ 既読:9 >璃奈:体調不良? 大丈夫? >エマ:家まで送っていくよ〜? >歩夢:大したことないんですか? メッセージを送って早々 みんなからの体調を気遣う連絡が殺到する この時間に家に帰れば、 遥ちゃんがいなければ私が一人きりになっちゃうってみんな思ってるからか 今日の練習は中止して、私に付き添うっていう提案まで出てきてる でも、大人数じゃ迷惑だって意見もあって、 お見舞いで簡単な食事を用意できる人が行くべきじゃないかって意見もある。 >侑:エマさんと歩夢が適任かな? >歩夢:彼方さんが迷惑じゃなければですけど >せつ菜:生徒会がなければ、私が代表して伺いたいのですが―― >璃奈:生徒会優先すべき >果林:そうね。生徒会は大事よ。エマと歩夢の二人なら何の問題もないわ 歩夢ちゃんとエマちゃんの二人なら確かに安心かな? でも……遥ちゃんはどうしよう A、自由安価 >>138 タイムラグ:82秒 彼方「……遥ちゃんは、心配かけたくないな」 ならみんなはいいのかって話になっちゃうけど みんなには体調不良だって伝えちゃったし、 遥ちゃんにはそれを伝えたわけじゃないし……それに 遥ちゃんは私のために大好きなスクールアイドルの活動の一つを諦めようとしてる 1年生のセンターとしてとっても大事なことなのに。 彼方「……ありがとね」 みんなのグループからいったん離席 遥ちゃんとふたりっきりのグループに戻って、お断り >彼方:遥ちゃん、ありがとう大丈夫だよ 既読 >遥:本当? 無理してないよね? >彼方:うん、大丈夫 >遥:今日はできる限り早く帰るから 遥ちゃんはそう書き込んでから、かわいらしいスタンプを送ってくる 本当は休んででも、私に付き添いたいんだろうなって、思う。 私じゃなくて遥ちゃんが体調不良だったら間違いなくそうする 今度は同好会みんなの方に戻って >彼方:エマちゃん、歩夢ちゃんありがとう >彼方:申し訳ないけど、お願いしていいかな? 歩夢ちゃんとエマちゃんの二人は、 私の連絡をすぐに見て、二つ返事で承諾してくれた。 >エマ:彼方ちゃんのおうち、一度行ってみたかったんだ〜 >歩夢:家に材料とかってあったりしますか? なければ、彼方さんはエマさんにお任せして >歩夢:私は材料を買いに行こうと思うんですけど…… 歩夢ちゃんは帰りに寄っていくんじゃなく 自分一人で行こうって考えてるみたい 私の体調を考慮して、無駄に寄り道させずに家に帰そうとしてくれてるんだろう でも、お料理のための食材なら家には十分ある ――歩夢ちゃん、優しいなぁ >彼方:家には十分あるともうよ〜。ありがとね〜 >かすみ:今日練習どうします? >侑:残ったみんなは基礎練習して、各自の次のライブに向けての確認とかしよっか >果林:エマと歩夢なら大丈夫だと思うけれど、彼方のことお願いね >彼方:果林ちゃんお母さんみたいなこと言ってる〜 >果林:クラスは違うけど、同級生で同じ同好会のメンバーだもの。 >エマ:そうだ。今どこにいるの? >果林:えっと、図書室が通路の先にあるけど >エマ:あ、ごめん。 >エマ:彼方ちゃんのいる場所 >歩夢:下駄箱のところで待ち合わせでどうですか? >かすみ:図書室……あ、果林先輩動かないでくださいね >果林:え、図書室に行こうと――あら? >かすみ:果林せんぱーい!!! >侑:私も行くね >璃奈:私も行く だんだんと賑やかになっていくメッセージ 歩夢ちゃんの提案を承諾して、足早に生徒玄関口へと向かった >かすみ:東にはいないです! >侑:あれぇ!? >果林:今、東にいるんだけど >愛:愛さん登場! >愛:カリン捕まえたー! >璃奈:さすが愛さん >かすみ:え、どこですか? >愛:西棟 >かすみ:東……? >璃奈:棟 ⇒ 東 賑やかなグループの流れを見守っていると 少し離れたところから声が飛んできた 歩夢「彼方さーん」 エマ「大丈夫〜?」 少し駆け足気味に私のところにきてくれた二人 私を心配して、急いでくれたのかな A、自由安価 >>144 タイムラグ:63秒 エマ「彼方ちゃん?」 彼方「あ、うん……ありがとね〜」 少し、ぼうっとしちゃった 意識が飛んじゃったかのような感じ お昼が終わった後にも、似たようなことがあったっけ…… 彼方「体調が悪いって言っても、すっごく悪いとかじゃないんだけどねぇ」 歩夢「……」 彼方「あ、歩夢ちゃん?」 じぃっと見つめてくる歩夢ちゃん 数秒間私の顔を覗き続けた歩夢ちゃんは不意に離れて、困った顔をする 歩夢「侑ちゃんなら、こうするとある程度体調が分かったりするんですけど……」 彼方「え〜? どうどう?」 歩夢「……寝不足、とか」 彼方「おお〜そうだねぇ」 歩夢「なんて……」 いつもそんな感じですよね。と、歩夢ちゃんは笑ってごまかす 私とエマちゃんは3年生、歩夢ちゃんだけ2年生 でも歩夢ちゃんは大丈夫そう……かな? 彼方「二人とも、今日はありがとね〜」 エマ「いいよ〜」 歩夢「私も大丈夫です。彼方さんのためですし」 ――――― ――― 何事もなく家に帰ってきて、二人を案内する 手狭な玄関口を進んでリビングへ 歩夢「遥ちゃんは今日は普通に練習なんですね」 彼方「うん。彼方ちゃんのこと気にして休むって言ってくれたんだけど……」 歩夢「遥ちゃんも彼方さんも本当に仲良いですね」 彼方「えへへ〜」 遥ちゃんとの仲を褒められるのは嬉しい 以前、喧嘩をしちゃったこともあるけど 今はそれのおかげで今まで以上に距離が近づいた感じさえする エマ「彼方ちゃんたちを見てると、わたしもみんなに会いたくなっちゃうな〜」 歩夢「エマさんもご兄弟がいるんですよね?」 エマ「うんっ」 エマ「私を入れて8人兄弟なんだ〜」 彼方「すごいよねぇ」 歩夢「兄弟かぁ……」 望むようにつぶやく歩夢ちゃん 私の視線に気づいてはっとしてほほを染めるのがちょっと可愛らしかった 歩夢「か、彼方さんは休んでいて大丈夫ですよっ」 歩夢「何か簡単なもの、おつくりしますから」 A、自由安価 >>148 ありがとねぇ、冷蔵庫のものはなんでも使っていいから タイムラグ:39秒 彼方「そうだなぁ……卵焼きが食べたいなぁ」 歩夢「卵焼きですか?」 エマ「確かに栄養はあると思うけど……」 エマ「卵がゆとかにした方がいいんじゃないかなぁ?」 彼方「大丈夫だよ〜」 風邪を引いてるとかでもないし お夕飯は正直、普通にしても問題ないかなって思ってる それを素直に話すと、 エマちゃんと歩夢ちゃんは少し心配そうにしたけど、 私の顔色に問題は感じなかったからか、頷いてくれた おかゆにしても、遥ちゃんの分は別に作ればいいといえばいいんだけどね。 歩夢「じゃ、じゃぁ……卵焼きは私が頑張ります」 彼方「ありがと〜」 エマ「他のは、わたしが……」 エマ「そうだ、彼方ちゃん」 エマ「作る予定だった……使う予定だった食材とかあるの〜?」 エマちゃんには使う予定だった食材と作る予定だったものを話して、 歩夢ちゃんには卵焼きを作ってもらう と言っても、一気に全部作るのは難しいから、少しずつ いつもは私が立っている場所 最近になって遥ちゃんもたつようになったけれど、 二人並んでる姿を見るのは、今日が初めて。 歩夢ちゃんとエマちゃんっていう取り合わせもちょっと珍しい 彼方「……」 エマちゃんもそうだけど 歩夢ちゃんもキッチンに立つ姿が似合うような感じがする 後姿もかわいいし、 エプロンをつけると……すっごく新妻さんみたい でも二人がやってくれちゃうと 私が手持ち無沙汰になっちゃうなぁ…… A、自由安価 >>152 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる