彼方「活殺自在な近江彼方の日々」
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※注意事項 基本的な言動に制約はありませんが、言動の表現は近江彼方に依存します 安価の対象レスのコンマ分だけ、彼方の返答にタイムラグが生じます 例:18:00:00.10 なら 10秒 学校を休む……ううん 体調的には本当に何にも問題がなさそうだからさぼるって言った方がいいのかな そのうえ、本来は私がやるべきお料理も今日は遥ちゃんがやってくれるみたい 体調は問題ないからやるって言っても 今の遥ちゃんの様子からして、止められると思う。 1時間の寝坊、起きてからの言動 確かにいつもの近江彼方らしくなかったかもしれない。 彼方「……」 学校に休む連絡は、遥ちゃんがしてくれた 同好会のみんなも、その伝手で知ることができるだろうから 絶対に連絡を入れる必要があるというわけでもないのかな……すべきではあるだろうけど。 A、同好会に休み連絡 B、自由安価 >>31 タイムラグ:3秒 彼方「スマホ……」 同好会に連絡しよう 単体ではなく、グループでみんなに一斉の方がいいかな それとも、変に心配かけるよりも 誰か一人に連絡を入れて、そこから伝えてもらった方がいいかな? 一人にだけだと……大丈夫の確認も個別に来ちゃうかも…… やっぱり、グループが安泰かな 彼方「あった」 メッセージアプリを開いて、ニジガクみんなが入ってるグループを選ぶ 最後の通知は昨日の練習の集合時間連絡 さて……どうしようかな 下手なこと送ると、遥ちゃんみたいにすっごく心配させるかも A、体調不良で休むと連絡 B、体調は問題ないけど、寝坊したから休むと連絡 C、さぼると連絡 D、自由安価 >>35 タイムラグ:33秒 彼方「下手に、心配かけないようにしないと」 遥ちゃんと違って、みんなは目の前で確認できるわけじゃない だから、変に体調が悪いことを伝えちゃうと お見舞いとか、どうとか いろいろと面倒をかけることになるかもしれない 彼方「ん〜……」 >遥ちゃんとイチャイチャするから休む じゃぁこれでいっか。と、気づけば迷わず打ち込んでいた。 体調不良を書かず、 かといってさぼるっていう言葉も使うわけにはいかなくて ……いや 彼方「なん、だろ……」 よくわからないけど、これが一番だと思えた。 打ち込んで、送信して 既読が一人ついて、二人目がつく >璃奈:彼方さん? >侑:えっ? どういうことですか? 既読の二人は璃奈ちゃんと侑ちゃんだったみたい。 状況を読み込めてないような二人のメッセージが飛んできた後、 また、もう一つ璃奈ちゃんから「冗談?」とメッセージが飛んでくる >璃奈:冗談? 既読:4 >歩夢:体調が悪いんですか? >璃奈:冗談だと思う >侑:でも風邪ひいてるから変なこと書いちゃったとか 既読:7 >愛:遥ちゃんとイチャイチャって、どうしたの? 予測変換? 増えていく既読 だんだんとみんなの目に止まっていく私の書きこんだメッセージ でも――誰も信じてない A、問題ある? と書き込む B、とにかくそういうことだから。と、書き込む C、連絡したから、あとは既読無視 D、体調不良。と訂正 E、自由安価 >>39 タイムラグ:49秒 誰も信じてない みんな冗談だと思ってる 私が遥ちゃん大好きなのはみんな知ってることのはずなのに ――なんだか、イライラする >彼方:とにかくそういうことだから 既読:10 >エマ:彼方ちゃん? 募る苛立ちを晴らすように素早く打ち込んで送信 あっという間にみんなが集まって、全員分の既読がつく エマちゃんに疑問符が浮かぶ >果林:なに? どうしたのよ一体 >璃奈:解らないけど、何か変 >かすみ:彼方先輩、大丈夫ですか? >しずく:お母様もいらっしゃるのですか? もし人手が足りなければ午前はそちらに伺うというのも…… >歩夢:さすがに学校休んでまでは逆に迷惑になっちゃうんじゃないかな >愛:いやそういう問題じゃないんじゃない? >侑:えっと、うん。わかりました >璃奈:少しおかしいけど…… >歩夢:おかしいはちょっと、酷いんじゃないかな…… >エマ:誰か彼方ちゃんの家に近い人とか >エマ:あ、ごめんね。送っちゃった >愛:エマのメッセージは削除できるんじゃない? >璃奈:すぐに既読ついたから無理 >エマ:? >エマ:あ、ごめんね。削除? 私が返すのをやめても、次々にみんなのメッセージが入る ぐだついているし、 もはや私のことなんて気にしていないような感じ 彼方「……邪魔、しないで」 遥ちゃんとイチャイチャするって言ったのに お見舞いとかどうとか、すっごく邪魔でしかない ――イライラ、する A、大丈夫だから邪魔しないで。と書き込む B、遥ちゃんがいるから平気。と書き込む C、お願いだから邪魔しないで。と書き込む D、自由安価 >>45 過疎スレだったら一時間黙ってたりするから遥ちゃんが発狂したりすると思う タイムラグはそのまま向こうでのタイムラグっぽい 長いほど心配されたりするようだ タイムラグ:55秒 遥ちゃんとイチャイチャするって言ったのだから 遥ちゃんが一緒にいることくらいわかっているはずで 私が遥ちゃんのこと大好きなこともわかってるんだから 邪魔になるようなことはしないようにって考えるのが当たり前なはずなのに >しずく:伺ってもいいですか? >かすみ:少し我慢して貰えれば看病に行きます ――うるさい 邪魔しないで―― 彼方「イライラする……っ」 >彼方:遥ちゃんがいるから平気 >彼方:遥ちゃんとイチャイチャするって言ったよね? >彼方:そういうことだから >彼方:解るよね? みんなの既読があっという間についていくのも気にせずに、 一方的に書き込む これでもわかってくれないなら…… >果林:そう。わかったわ。でも、放課後にはお見舞いに行かせてくれるわよね? >侑:みんなでとかはしないので……駄目ですか? ――しつこい A、断る B、既読無視 C、邪魔だって言ってるんだよ? D、自由安価 >>50 タイムラグ:40秒 >璃奈:彼方さん? ――もういい 我慢できなくなって、スマホをベッドの端に放り投げる あれだけ言ったのに わかっているはずなのに それなのに私と遥ちゃんの邪魔をしようなんて煩わしい 彼方「遥ちゃんのところにいこっと」 同好会のみんななんて知らない 分かってくれないなら、ただのお邪魔虫 私のために、慣れない料理をしてくれてる優しい遥ちゃん ――遥ちゃんが欲しい。は、伝わらなかったけど 彼方「……体調は問題ないから、怒られないよね〜?」 枕もとで臥せっているスマホが何度か通知を受けて震える でももう、私には関係ない 勝手に言っててくれていいし、来たらカギを開けない 彼方「遥ちゃ〜ん」 今は――遥ちゃんが欲しい 遥「お姉ちゃんっ?」 遥「えっ、なんで」 台所の方から、慌てて駆け寄ってくる遥ちゃん 寝間着にエプロン、下ろしたままの髪 いつもと全然違う遥ちゃんは不安そうな顔をしてる 遥「ちゃんと調べて動画見て作ってるから大丈夫だよ?」 遥「できたら起こすし、持っていくから……」 遥「お姉ちゃんは寝てて良いのに」 彼方「ん……」 遥ちゃんの寝起きの匂い 昨日の夜に入ったお風呂、清潔なボディソープと ほんのり甘いトリートメント 遥「お姉ちゃん?」 ――遥ちゃんが欲しい A、抱擁 B、接吻 C、胸に触れる D、自由安価 >>55 タイムラグ:31秒 遥「お姉ちゃん?」 彼方「遥ちゃん〜」 抱くこともできる距離感の中 視界の外側からゆっくりと伸ばした手は、遥ちゃんのお尻に触れる ナデナデ 遥「――ひゃぁっ!?」 目の前での悲鳴はちょっぴり耳に痛かったけれど びくんっと跳ねた遥ちゃんはとっても可愛くて 遥「お、お姉ちゃん……?」 困惑してる遥ちゃんはちょっぴり顔を赤くしながらも 私から距離を取ろうとはしていない このまま触っても平気かな? でも、心配そうな顔してる……怖がられては、ないと思うけど 遥「どう、したの?」 遥「ほんと……今日、なんだかおかしいよ?」 遥「横になってた方がいいよ」 A、お尻を撫でる B、抱擁 C、接吻 D、自由安価 >>59 タイムラグ:47秒 遥「……」 遥「また……そうやってぼうっとして」 遥ちゃんが私の体に触れる 凄く心配している瞳 でも、それ以上に目を引くのは私の案じる言葉を紡ぐ唇 彼方「遥ちゃん……」 ――欲しい 彼方「遥ちゃん……っ」 ――遥ちゃんの、唇 遥「お姉ちゃん?」 意思とか、意識とか、 とにかく、私自身がどう思っているかなんて関係なく体は動いた。 私に触れてきていた遥ちゃんの手を掴んで、 腰のあたりを強く抱き寄せて 遥「おね――」 彼方「欲しい」 遥「んっ……んんっ!」 遥ちゃんの唇を奪う。 強く押し付けて、貪るように 驚きに戸惑っているからなのか、 私のことを呼ぼうとしたのを遮る形になったからなのか 半開きになって阻むことのない唇と、その奥までもを……私は丹念に味わう 遥「んっ……っ……んんっ……」 びくびくと遥ちゃんの体が震える 掴んだ手は動こうとするけど、振り払うほどの力はなくて もう一方の手は、私の肩に触れるだけだった 遥「んっ……んぅ……」 長い、長いキス 外から聞こえてくる人工的な音が遠ざかっていく 遥ちゃんの唇を押しつぶして、本来なら触れることもないような触れ合いをする 隠れ潜んでいた遥ちゃんの舌と自分の舌を手を繋ぐように絡ませて―― 遥「んっ……っ……っはぁ……」 ゆっくり……離れる。 長くつながっていたせいか、私たちの間を細く頼りない糸が伸びて、消える 普段の遥ちゃんからは絶対に聞くことがないようなつややかな吐息が目の前から聞こえてくるのが 私のことを誘っているかのようで、ドキドキしてくる 遥「おね……お姉、ちゃん……」 遥「なんで……どうして……?」 遥ちゃんは瞳いっぱいに涙をためて、とても、悲しそうな顔をする 遥「どうしちゃったの……?」 A、嫌なの? B、遥ちゃんが欲しい C、もう一度キス D、自由安価 >>64 タイムラグ:58秒 彼方「遥ちゃん……」 どうしちゃったのって……何が。 ただ、私は遥ちゃんが欲しいだけ 私の名前を呼ぶ唇が、 私の身を案じる言葉をはじき出すその舌が 愛おしくて、愛したくてそれができそうだったから……しただけ。 最初に――欲しいって言ったのに。 遥ちゃんは嫌だったのかな 私のことなんていらないのかな でも……突き放されたりはしなかった ――そうだ。もう一回 もう一回、してみれば―― 遥「っ……」 彼方「……え?」 遥ちゃんの手が私の体を押し離す キスをしたいのに、 それを拒む遥ちゃんの心の距離が、許してくれない 遥「や……やだ……」 彼方「やだって……」 遥「お姉ちゃん変だよっ!」 遥「どうしちゃったの!?」 遥ちゃんは泣き叫ぶ 激しく動く体に涙が弾けて、怒鳴って響く声 かと思えば――体の動きが静まって 遥「おかしいよ……」 遥「朝起きなかったり、抱きしめたら元気になるって言ったり」 遥「急にこんな……」 遥「どうしちゃったの?」 遥「お願いお姉ちゃん……元に戻ってよっ」 ――元に戻るって、なに? 私は、私なはずなのに。 A、元に戻るって何? B、私のこと嫌いなんだ…… C、無理矢理キス D、自由安価 >>69 タイムラグ:73秒 彼方「わ、た……」 どうしよう なんて答えたらいいんだろう 元に戻るって何? 私は私なはずなのに……でも、遥ちゃんが違うっていうなら じゃぁ、私は…… 遥「っ……またっ」 遥「またぼうっとしてる!」 遥ちゃんが叫ぶ 私の体を掴んで、激しく揺さぶる がくんがくんっと頭が前後左右に振れ動く 遥「お姉ちゃんっ!」 彼方「ん……すやぴ〜……」 遥「はぐらかさないでよっ!」 遥「やだよ……怖いよ……」 遥「救急車……救急車呼ぶからねっ!」 大慌てな遥ちゃんは、ポケットの中からスマホを取り出す 本気で救急車を呼ぶつもりかもしれない そうしたら、私は遥ちゃんから引き離されちゃう 今みたいに二人きりになることもできない ――でも 私はおかしいのかな 近江彼方になりきれていなかった? ――あれ? 私は私なのに、 でも、遥ちゃんが……私が大好きで私を大好きなはずの遥ちゃんがおかしいって でも……変? 彼方「頭……痛い……」 A、何もしない B、遥を突き飛ばして止める C、救急車はいらないと叫ぶ D、自由安価 >>73 タイムラグ:18秒 私の考えがまとまるまでの十数秒間 遥ちゃんが電話をかけるのは十分な時間だった 遥「も、もしもし、えっと、救急車を――」 体も声も震えてしまっている遥ちゃん 瞬きする間も目元から涙が零れ落ちていく 彼方「遥ちゃん……」 そんな遥ちゃんのことを後ろから抱きしめる 強く、優しく……震えを止めるように 遥「あっ……」 『もしもし? もしもし?』 遥「救急車を……」 彼方「遥ちゃん」 遥「こ、近江……えっと」 戸惑う遥ちゃん でも、救急車を呼ぶ気のようだ A、大丈夫です。と、スマホを奪う B、無理矢理キスをする C、そのまま抱きしめる D、自由安価 >>76 タイムラグ:96秒 彼方「遥ちゃ……」 遥「はい。はい……お願いします」 遥ちゃんを止めることはできなかった 遥ちゃんは結局住所を伝えて、本当に救急車を呼んだ 遅れて動いた体で遥ちゃんのことを抱きしめる キスはしない 無駄に力を入れたりもしない。 普段、スキンシップで近江彼方がやっているときのように、 優しく、ただの姉妹らしく 遥「……救急車、呼んだからね」 彼方「私は……」 遥「大丈夫だよ。検査して……それで……きっと、きっと大丈夫だから……」 遥ちゃんは嗚咽を漏らす 私のことを思ってくれているのか 抱きしめる私の腕を抱くようにしながら……すごく、悲しそうに泣く 遥「早ければ10分もせずに来てくれるって話だから……」 彼方「……」 A、逃げる B、受け入れる C、自由安価 >>79 タイムラグ:17秒 彼方「……分かった」 遥「お姉ちゃん」 遥「……」 遥「お姉ちゃんのことは、好きだよ」 遥ちゃんは静かに言う 優しくて、でも、悲しい気持ちも交じっているような そんな……小さな切ない声 遥「でも……今日のお姉ちゃんは違う」 遥「様子がおかしくて……まるでお姉ちゃんじゃないみたい」 彼方「……そっか」 遥「そんなはず、ないのにね」 遥「……お姉ちゃんは、お姉ちゃんなのにね」 遥「ごめんね……」 遥ちゃんはとても悲しそうに体を震わせる 時々、抱きしめる腕にはぽつぽつと、雫が落ちてくるのを感じて。 私はただただ、遥ちゃんのことを抱きしめて――救急車が来るのを待った 近江遥に近江彼方ではないと判断され、受け入れたため終了します ■result ※近江遥に近江彼方ではないと判断されました ※高咲侑、宮下愛、優木せつ菜、上原歩夢に疑われていました ※中須かすみ、桜坂しずく、天王寺璃奈に疑われていました ※エマヴェルデ、朝香果林に疑われていました ※同好会は近江彼方が犯罪に巻き込まれている可能性を考慮していました WARN:01ログが見つかりませんでした WARN:01が強制終了した可能性があります A、近江彼方を終了する B、近江彼方を実行する >>84-86 ※:再実施を受け付けました。 本日はここまでとなります 再開は明日となります タイムラグ相当小さくキープしないと何やっても心配されてしまいそうではある ※READ ME ※これはチュートリアル後に表示されます。 このスレは、近江彼方の人生を略奪する安価システムによって構築されています。 そのため、選択から行使までにタイムラグが生じます。 タイムラグは、相手の猜疑心が強ければ強いほど不安を抱かせることになります。 言動次第では相手に不信感を抱かせることになりますが、解消することも可能です。 相手の行動次第では、タイムラグによって近江彼方の行動が間に合わない可能性があります。 言動に制約はなく、強制的に近江彼方の言動として反映が可能です。 不信感を抱かせなければ、近江彼方として許される範疇で相手に手を出すことに問題はありません。 なお、 1、猜疑心が高まった相手の疑いを受け入れた場合 2、強制的にロールバック(逮捕・入院等)が行われた場合 3、何者かに近江彼方が殺害された場合 などの場合に終了となります。 正式な終了条件は【同好会9人+近江遥の10名の内1名に近江彼方であることを認めさせる】こと。 なお、これは近江彼方本人が作り出した実績によって定められた初期値により、期日は1週間となります。 また、1週間の間10人に存在を疑われずに終えても正式終了となります。 1日目に遥ちゃんにプロポーズして2日目に同好会メンバーに公認して貰えば残りはハネムーンでえっちしてればクリアだね START:近江彼方を再実行します ※:DATA01が見つかりませんでした END:近江彼方_START START:近江彼方を再起動します ※:DATA00を読込 ※:開始日時は月曜の朝からになります ※:各キャラクタの設定値を初期化 WARN:DATAの一部が破損しています ※:DATA00初期化 WARN:DATA01が不足しています ※:DATA01を削除 START:DATA00を再読込 ※:各キャラクタの設定値を初期状態に END:DATA00_RELOAD ※:各キャラクタのデータ確認 ※:あなたは、近江彼方です。 END:近江彼方_REBOOT ※近江彼方を起動しました。 ピピピピピッ....と、耳になじんだ目覚ましの音が頭に響く 薄く目を開けると二段ベッドの二段目、その底面の木目が見える 彼方「うぅ……」 酷く頭が痛く、体が重い いつもはすぐに止められる目覚ましを止めることさえ……うまくできない 熱を出したか風邪を引いたか寝違えたのか。 どうにか出てくる声は呻き声のようで 這いずるように動かした手でどうにかこうにか、目覚ましのアラートを止める 時間はまだ朝の6時 今日は月曜日なので、起きて自分と妹の遥ちゃんの朝食とお弁当の用意をする必要がある けれど、なぜだろう。 それをしなければならないとわかっているのに――やる気が起きない。 A、自由安価 >>102 タイムラグ:25秒 彼方「ん……」 もぞもぞと布団の中で少しだけ体を動かす。 いつもしていること――いや、やらなければいけないこと 自分のためでもあるけれど やっぱり、一番は遥ちゃんのためにやること。 彼方「……やらなきゃ」 ふっと……体の重みが消える 頭の中にのしかかるように感じられた痛みも失せて すっかり、目が覚めた。 まるで金縛りにあっていたかのようだ 彼方「ご飯と……お弁当」 キシッ....と、ベッドを軋ませながら二段ベッドの一段目から出る 上の段ではまだ、遥ちゃんが寝息を立てている 彼方「……よかった」 いつもより目覚ましを止めるのが遅かったはず。 遥ちゃんを起こしてないかとちょっぴり気になったけれど、どうやら杞憂だったらしい ―――――― ――― カチャカチャカチャ.... トポポポ.... ジューッ.... 顔を洗ったりして軽く準備を済ませてから 朝食とお弁当の準備 朝から揚げ物はちょっぴり重いので、 お昼用に少量のから揚げ……という名目で夕飯用に漬けていた鶏肉の味見。 お弁当を食べるときには衣がふやけてしまっているだろうから、 カリカリのから揚げは控えて、柔らかい上げ鳥のような仕上がりで。 彼方「〜♪」 今朝の不快感は、きっと一過性の何かだろう。 今は不思議なほどに体が軽い。 ――ガチャッ 彼方「ん?」 遥「おはよ〜……」 彼方「おはよ〜遥ちゃん」 遥ちゃんも起きてきた。 顔も洗って、軽い準備も済ませてある もしあのまま、気怠さに押し込まれるままに起きていなかったら 今頃遥ちゃんをびっくりさせていたかもしれない。 いつも起きてる私がまだ寝ていて、何にもしていなかったんだから。 勉強に、スクールアイドル そしてアルバイトと、家のこと いろんなことをしているせいで、過労になったのではと少し前にかなりの心配をかけてしまったから 変に体調不良なんて姿を見せたら遥ちゃんは泣いちゃうかも。 最悪、制止も聞かずに救急車を呼んだりしそうな気さえする 遥「わっ、今日はから揚げ?」 彼方「こっちはお昼の方だよ〜」 遥「じゃぁ、お夕飯はから揚げかな〜?」 彼方「そうだねぇ」 遥「……お姉ちゃん、冷凍食品使った方が良いのに」 彼方「え〜やだ〜」 遥「もうっ」 遥ちゃん曰く、味は落ちるけどお姉ちゃんの負担が軽減される。とのことで。 冷凍食品を勧めてくるけど、私はやっぱり手作りがいい。 カチャッ 彼方「もうすぐできるからね〜」 お料理もひと段落 A、自由安価 >>107 タイムラグ:0秒 とてとてと、歩いて冷蔵庫を開ける遥ちゃん 後姿もかわいくて、 振り返って揺れる横にはねた束ね髪がしっぽみたいでさらに可愛い 彼方「……」 いつもかわいい遥ちゃん 今日もかわいく決めていて さすが東雲学院の1年生センターって感じかな。 ――私の大好きな遥ちゃん カチャッと、火を止めて 彼方「遥ちゃん」 遥「ひゃわっ!」 後ろからぎゅっと遥ちゃんを抱きしめる 遥「お、お姉ちゃん?」 彼方「えへへ〜ちょっとだけ〜」 遥「も〜……」 遥「……」 遥「冷蔵庫閉めさせて」 彼方「彼方ちゃんが閉めるから大丈夫」 冷蔵庫の扉には、こつんっと頭をぶつけて閉める 扉に延びかけていた可愛い手を後ろから掴んで、抱きしめる 私よりもまだ、小さい遥ちゃん もしかしたらいつかは大きくなっちゃうかもしれない遥ちゃん ぎゅっとすると……最初みたいな驚きはなかった。 遥「……どうしたの?」 彼方「ん〜?」 遥「朝からなんて、ちょっと珍しいなって」 遥「帰ってきてからなら……よくあるけど」 遥「今日はバイトだっけ? 帰り遅くなるの?」 彼方「バイトはないよ〜」 A、自由安価 >>110 タイムラグ:53秒 遥「お姉ちゃん?」 彼方「ん〜……」 彼方「えへへ〜」 遥ちゃんの体を抱きとめる腕の一つから力を抜いて そうっと、遥ちゃんの頭の上に、手のひらを持ってくる 朝起きてから、跳ねないようにセットされた遥ちゃんの髪が崩れないように優しく 遥「っ……っ……」 ぽんぽんと撫でるというよりたたくような、 でもどちらかといえば撫でているとも言えるような そんな手つきで、遥ちゃんに頭に触れる 彼方「かわいい」 遥「も〜な〜に〜?」 不思議そうな遥ちゃん でも嫌がるとか困ってるとか そんな様子は全くなくて むしろ抱きしめられる一方だった状態から、私の方に体を委ねるようにしてくれる 遥「お姉ちゃんもかわいいよ?」 彼方「え〜ほんと〜?」 遥「うん」 遥ちゃんは私の胸元に頭をすり合わせるように寄せて 遥「……お姉ちゃん、おいしそうなにおいがする」 彼方「さっきまでお料理してたからね〜」 遥「……食べちゃおっかな〜?」 遥ちゃんの腰に回っている私の腕に、遥ちゃんの手が触れる ただでさえ近い距離感が、 遥ちゃんの受け入れる姿勢によってより密着感が増す 遥ちゃんだっていい匂いがする 柔らかくて、温かくて ――私だって、食べたくなっちゃう いや、落ち着こう。 学校に行かなくちゃいけないのに、これ以上時間を無駄にしちゃいけない A、自由安価 >>113 タイムラグ:22秒 彼方「……遥ちゃん成分、補給っと」 遥ちゃんの頭をもう二、三度ぽんぽんっと撫でてから、 後ろの方に撫で下ろす 下りた腕に力を込めて、ぎゅっと…… 遥「何か、悩みごとでもあった?」 彼方「ないよ〜」 静かに力を抜いて、遥ちゃんの体を開放する 腕の中に残るぬくもりが冷めていく それが少しだけ寂しさを感じさせる 彼方「月曜日だからかな〜」 遥ちゃんから離れて、お料理の続き 続きと言っても、あとは盛り付けて終わりだけど。 遥「月曜日だからかぁ……」 遥「ん〜……じゃぁ」 遥「お姉ちゃん」 彼方「ん〜?」 遥「今週も、頑張ろうねっ」 そう言って、遥ちゃんは私に抱き着いてくる 遥ちゃんからのぎゅっと力強い抱擁 勢いがあった分、ふわふわした匂いが肺にたたきつけられるような感じがした 彼方「……うん」 もう一度だけ、遥ちゃんをぎゅっとする ――かわいい私の、遥ちゃん ※近江家の朝を終了 ※DATA00のログを取得 ※DATA01を作成 ※DATA01を保存 ※続行します ―――― ―― ――お昼休み。 普段通りの虹ヶ咲学園 空に浮かぶ雲は数えきれないほどあるけれど、埋め尽くすほどかといえばそうでもなく。 天気良いよね。と、言おうと思えばいえるくらいの日当たり。 とはいえ、体育を除けば授業中の天気のよさなんて学生には割とどうでもいい話で カーテンが締まっているのに、直接ぶつかってくる日光が目障りだなぁ。なんて 窓際の席になった生徒がぼやく程度だと思う。 それも、お昼休みになれば今日は外で食べようとか、外で○○しようとか。 いろいろと賑わいの種になったりもする 彼方「ふむ……」 近江彼方は基本、そんな天気のいい日は決まって外に出ている。 日当たりがよく、しかし、それなりに陰ってもいて暖かくも心地のいいベストな空間があるからだ そこでお昼を済ませ、そこで横になったり。 せっかくのお昼休みをクラスメイト達と過ごすのは天気の良くない日くらいだったりする。 同じライフデザイン学科に同じくスクールアイドル同好会に所属している朝香果林はいるが、 彼女は専攻している学科が違うこともあって、クラスが別になってしまっている。 A、自動制御 B、自由安価 >>119 タイムラグ:23秒 彼方「……はふぅ」 天気が良いのに、教室にいるなんて珍しいね。なんて声をかけてきたクラスメイト数人が集まって 気づけば長いテーブル上に机が連なっていた 適当に会話に参加しつつ、食事を終える 疲れてるの? と気遣ってくれるクラスメイトには笑みを返しつつも、 今朝感じたような倦怠感に苛まれてうまく返事をすることができない 彼方「ん……」 おなか一杯になるほどのお弁当の量ではなかった。 午後には授業があるし、部活だってある。 場合によってはアルバイトだってあるから、眠くならない調整をしているはずだった。 いつもだって熟睡に陥るというよりも仮眠をする程度だったのに 今日に限っては、なぜだか……深い眠りに落ちてしまいそうな危うさがあった。 彼方「……っ」 いつもの心地いい場所に向かうのすら億劫で、 そのまま机に突っ伏すようにして――彼方は目を瞑った ※近江彼方以外の行動判定_実行 ※コンマ一桁目(15:13:26.6【5】)【】内の部分 ※コンマ二桁目(15:13:26.【6】5)【】内の部分 コンマ二桁目が奇数で訪問あり コンマ一桁目が 2 果林 3 エマ 4 菜々 の時に、表示されているキャラクタの訪問があります コンマが対象外であれば、時間経過で終了します >>123 判定:04 なし ―――― ―― お昼休みは、あっという間に過ぎていく。 机に突っ伏したまま、死んだように動かない彼方をクラスメイトは心配していたが、 昼休み終了の鐘が鳴れば起きるだろうと考えて、そばで見守るだけだった。 万が一誰かの訪問があれば起こすことも考えていたが、 幸い、誰の来客もなく彼方の眠りを妨げるものは何一つなかった。 そうして――昼休み終了の鐘が学校中で響く。 授業が始まるまではまだもう数分残されているものの その授業のための準備時間であって、休んでいていい時間ではない。 彼方「ん……」 それでもまだ突っ伏している彼方の隣の席にいるクラスメイトが、 その肩に触れて、軽く揺さぶる ――起きて、もうお昼休み終わったよ。 授業始まっちゃうよ―― 出来る限り優しく、でも起きてくれるようにと声をかけて、 彼方の前の席にいるクラスメイトは、彼方の机の開いたスペースを、握りこぶしで軽くノックする コンコンッ....コンコンッっと、彼方の頭に響く A、自由安価 >>125 タイムラグ:40秒 昼休みと授業の間の数分間 彼方がそんな時間ということは、遥も同じく休憩終わりの数分間をどうかしている頃だ 体育だとか移動教室だとか 午後一番の授業がそういうものでなければ、遥は教室で暇を持て余しているか 真面目に予習復習しているか 友達と会話しているか、それともお手洗いに……というところだろうか。 彼方「……」 顔を上げて、ポケットからスマホを取り出す あ、起きた。と、周りの女の子たちがほっと一息つくのも気にせず、 スマホのスリープを解除して、メッセージアプリを起動する 同好会のみんなで登録しているグループには、数件の未読が見えたけれど、ひとまず無視 彼方「……遥ちゃん」 ――遥ちゃんに会いたい >遥ちゃんに会いたい そうメッセージを送る ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる