0014名無しで叶える物語(らっかせい)
2021/04/15(木) 19:18:32.21ID:yf9Gbt+6彼方「遥ちゃんに、ついていくよ〜」
遥「お姉ちゃん……」
遥「……」
遥「じゃぁ、私この家から一歩も出ない」
遥「お姉ちゃんも一歩も出ちゃダメ」
遥ちゃんはすごく不安そうに言って、私の頭を優しく撫でる
小さな手
小さいけれど優しくて暖かい手。
遥「学校には私から電話するから……ね?」
遥「ついていくって言ってくれたんだから」
遥「そうして貰うからね?」
遥ちゃんはそういって、上のベッドから自分のスマホを手に取ると
私が動かないように見張るためか、すぐに下りて目の前で電話をかける
遥「あ……もしもし、すみません。私ライフデザイン学科3年――」
どうやら、今日は学校を休むことになってしまったらしい
今更大丈夫といっても、遥ちゃんは信じてくれないだろう