0127名無しで叶える物語(らっかせい)
2021/04/16(金) 17:15:00.65ID:tveIQ1Cdふつふつと心の内側から欲求が湧き上がってくる
今朝抱きしめた感触、ぬくもり、匂い
抱きしめられた感触、ぬくもり、優しさ
すっかり記憶の中へと消え失せてしまった肌恋しさに
ほんの少しだけ涙ぐんでしまう
これは、あれだ。
一種の――ホームシックめいた感覚というものだろうか。
彼方「遥ちゃん……」
既読はまだついていない。
遥ちゃんは今学校だから、すぐに見れなくても何も不思議ではないのに
それが逆に、二人の間の距離感を感じさせて、彼方は寂寥感を覚える
周囲の子が、彼方が涙ぐんでいることに気づいてざわつく
何かあったのか、と心配そうに聞いてくる隣の子に、彼方は見向きもしないでスマホとにらみ合う
授業開始まで、あと1、2分
まだ既読はつかない
A、自由安価
>>128