0126名無しで叶える物語(らっかせい)
2021/04/16(金) 17:07:55.79ID:tveIQ1Cd昼休みと授業の間の数分間
彼方がそんな時間ということは、遥も同じく休憩終わりの数分間をどうかしている頃だ
体育だとか移動教室だとか
午後一番の授業がそういうものでなければ、遥は教室で暇を持て余しているか
真面目に予習復習しているか
友達と会話しているか、それともお手洗いに……というところだろうか。
彼方「……」
顔を上げて、ポケットからスマホを取り出す
あ、起きた。と、周りの女の子たちがほっと一息つくのも気にせず、
スマホのスリープを解除して、メッセージアプリを起動する
同好会のみんなで登録しているグループには、数件の未読が見えたけれど、ひとまず無視
彼方「……遥ちゃん」
――遥ちゃんに会いたい
>遥ちゃんに会いたい
そうメッセージを送る