0116名無しで叶える物語(らっかせい)
2021/04/16(金) 13:54:56.70ID:tveIQ1Cd彼方「……遥ちゃん成分、補給っと」
遥ちゃんの頭をもう二、三度ぽんぽんっと撫でてから、
後ろの方に撫で下ろす
下りた腕に力を込めて、ぎゅっと……
遥「何か、悩みごとでもあった?」
彼方「ないよ〜」
静かに力を抜いて、遥ちゃんの体を開放する
腕の中に残るぬくもりが冷めていく
それが少しだけ寂しさを感じさせる
彼方「月曜日だからかな〜」
遥ちゃんから離れて、お料理の続き
続きと言っても、あとは盛り付けて終わりだけど。
遥「月曜日だからかぁ……」
遥「ん〜……じゃぁ」
遥「お姉ちゃん」
彼方「ん〜?」
遥「今週も、頑張ろうねっ」
そう言って、遥ちゃんは私に抱き着いてくる
遥ちゃんからのぎゅっと力強い抱擁
勢いがあった分、ふわふわした匂いが肺にたたきつけられるような感じがした
彼方「……うん」
もう一度だけ、遥ちゃんをぎゅっとする
――かわいい私の、遥ちゃん