【SS】μ'sがソフトボールをする話
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【001】
海未 「だいたい穂乃果は勝手すぎます!どうして私たちがソフトボール部と試合をしなければならないのですか!!」
穂乃果「だから、何回も説明してるじゃん!ソフト部のキャプテンに頼まれちゃったんだってば」
海未 「それは聴きました。問題は『なぜみんなに相談もせず、軽はずみに返事をしたのか』ということです!!」
ことり「仕方ないよぉ…穂乃果ちゃんは、昔から困っている人がいたら、なんとかしたくなっちゃうんだもんねぇ?」
海未 「ことりは昔から穂乃果を甘やかしすぎです!!」バンッ 一ノ瀬さんが一条さんにお嫁に行ったら一条一条さんになっちゃうのか 【115】
一ノ瀬(しぶとい!)
二本松(いや…最初の打席もタイミングは合っていた…強い当たりならゲッツー取れる!内野、打たせるぞ!)
《カウント2ボール2ストライクからの投球は5球目…》
ボコッ!
《打った!詰まった!ボテボテの当たり!サード前進…取って二塁に送る!二塁フォースアウト!一塁転送!一塁は?…セーフ!一塁はセーフです!!》
真姫 「はぁ…はぁ…はぁ…」
二本松(狙い通りだったが…ジャストミート出来なかったか)
《良く走りました西木野選手!ダブルプレーは、免れました》
穂乃果「うっしゃあ!!」
凛 「ナイスバッティング!ナイスラン!!」
花陽 「真〜姫〜ちゃ〜ん!!」
真姫 (三塁から大声で呼ばないでよ…恥ずかしい…)カオマッカ
花陽 (やったね!)ニコッ
真姫 (でも、ありがとう、花陽…。あなたがいなかったら、今頃私は…)
凛 「さぁ、次は凛の番だね!なんとしても、かよちんをホームに迎い入れるにゃ〜!!」 【116】
凛 「♪リンリンリリン リンリンリリンリン リンリンリリン リ〜リ凛ちゃん!…っと」
#恋のダイヤル6700より
《4回の表、μ'sの攻撃は打順トップに戻って、星空選手。バットをぐるぐる回して、軽快にスキップしながら、打席に向かいます》
《ワンアウト、ランナー三塁一塁、一打同点のチャンス!犠牲フライでも1点という場面》
海未 (…三塁ランナーが、凛でしたら楽勝かもしれませんが…)
《ここは守る方としては難しい場面。一塁にランナーがいるので、ゲッツーが取れれば、その時点で試合終了です》
《ですが、バッターは脚の速い星空選手。そう簡単にはいかないでしょう》
《しかし仮に同点止まりなら、ソフト部は裏の攻撃が残っています。三塁ランナーが帰るのは仕方ないと割り切って守るのか?》
《はたまた、なんとしてもここで試合を終わらせるのか?》
二本松(バッター、脚、速い。セカンドゲッツー、無理。内野、捕ったらバックホーム)パッパッパッ
《キャッチャーの二本松選手が、守備陣に指示を送ります。内野は…前進守備、外野も浅め!絶対に三塁ランナーは帰さない!ソフトボール部の意地が見てとれます》
凛 (野球なら、この場面、スクイズも考えたいところ…。だけどソフトボールは、ピッチャーの手からボールが離れるまでは『離塁』禁止…。かよちんが、どれだけ頑張って走ってくれても、さすがに無理があるにゃ…)
《星空選手、スキップから一転、厳しい表情で左バッターボックスに入ります》
凛 「さぁ!思いっきりくるにゃ〜!」
一ノ瀬「何を…1年生のクセに生意気にゃ〜!」
…
一同 (にゃ〜!?)
五木 (つられてる)ブフッ
二本松「熱くなるな、落ち着け!」
一ノ瀬 「!!…あ、あぁ…私としたことが…」 【117】
《一ノ瀬選手、一旦プレートから足を外し、大きく深呼吸をしました。額の汗を拭います。左右を見回して、守備位置を確認。セカンド、ショートは極端な前進守備》
真姫 (…あ!?…)
《ロジンに手をやり、ボールをグラブに収めます。ワンアウト、ランナー三塁一塁。風は…今は逆風、向かい風。ライトからホーム方向に強く吹いています》
《バッターは俊足の星空選手…ピッチャー、モーションに入る…投げた!投球はボール…》
スタスタスタ…
二本松(!!)
四ノ宮(!!)
六車 (!!)
凛 (!!)
《あっと一塁ランナー走ってる!キャッチャー二塁に送…球できない…ベースカバーに誰も入っていませんでした…これは西木野選手、冷静。前進守備の隙を衝いた見事なディレイドスチールです》
穂乃果「真姫ちゃん、やるねぇ!」
ことり「うん!」
海未 「でも…」
穂乃果「でも…?」
絵里 「そうとも言えないかも…」
穂乃果「?」
《さぁ、μ's…今度は一打逆転のチャンス…ですが…ソフトボール部キャッチャー、二本松選手、立ち上がりましたね…あぁ、敬遠です、敬遠…》
海未 「こうなりますね…」
《ここは一塁が空いたところで、満塁策を取る。会場からは、ブーイングが聞こえます》
凛 「にゃ〜!凛と勝負にゃ〜!!」
二本松「またの機会にな…」
《星空選手、結局歩かされました…これでワンアウト、ランナー満塁》
凛 「この話の主役は凛じゃなかったのかにゃ?」 【118】
《ソフトボール部は、初回にも、5番の東條選手を歩かせての満塁策をとりましたが、その時には6番高坂選手にセンター前タイムリー、7番小泉選手には左中間を破られる2点タイムリーツーベースヒットを打たれ、都合3点を失っています》
にこ (えっ?次、アタシ?…な、なんで、こんな大事な場面でにこなのよ…)ガクガク
ことり「にこちゃん、大丈夫?足、震えてるよ」
にこ 「だ、大丈夫!…な、訳ないでしょ!いまだかつて、こんな状況に、出くわしたことがないんだから…」
ことり「そうだよね…」
にこ 「緊張するなっていう方が…」
穂乃果「にこちゃんらしくないね?」
にこ 「わからない?ネット配信されてるのよ!ここで恥を晒そうものなら、あり得ないくらいボロクソに書かれて、一生立ち直れない程のダメージを負うんだから」
ことり「そ、そこまでは、さすがに…」
にこ 「甘い!SNSの誹謗中傷を舐めてもらっ…」
希 (…)ワシワシワシ…
にこ 「ちゃ…困…る…ひゃひゃひゃひゃ…ちょ、ちょっと…なに…ウヒャヒャヒャ…する…の…ウヒャ…よ!!」ハァ…ハァ…
希 「どう?少しはリラックス出来たやろ?」
にこ 「はぁ…はぁ…打席行く前に、悶え死ぬとこだったわ!!あとで覚えてなさいよ!」
希 「やっぱ、そうでなきゃ。弱気なにこっちなんて…似合わんよ…」
にこ 「!!」
希 「ええやん、ダメでも。全力でぶつかっていけば、誰も文句は言わんやろ?」
にこ 「…」
希 「アイドルっていうのは、笑顔を見せるのが仕事やなくて…笑顔にさせるのが仕事…や、なかったっけ?」
にこ 「…」ジーッ 【119】
にこ 「…ふん!まだまだ、甘いわね。『全国のファンを…』じゃなくて『全宇宙のファンを…』でしょ」ニヤ
希 「…そやね…」ニコッ
にこ 「打ったらイチゴミルクおごりなさいよ!!」
スタスタスタ…
海未 「にこ、バットを忘れていますよ!」
スタスタスタ…
ガシッ
スタスタスタ…
希 (作者もしつこいなぁ)w
《4回の表、μ'sの攻撃は、ワンアウト満塁。バッターは2番、センターの矢澤選手。 最初は送りバント、次の打席は粘りましたが、空振りの三振。今日、3回目の打席》
にこ 「にっこにっこに〜!」
一ノ瀬(ビクッ)
にこ「あなたのハートに、にっこにっこに〜。笑顔届ける、矢澤にこにこ〜…いい?ニコニーは絶対負けないんだからぁ!」
一ノ瀬「何を!…いっちのぉ〜せ〜!三振取る取る一ノ瀬一条!!…わ、私だって…素人相手に絶対負けるわけにはいかないんだ!!」
一同(ブフッ!)
五木 「いっちのぉ〜せ〜?」
三井 「三振取る取る?」
二本松「あほ!張り合うとこが、違うだろ!」
一ノ瀬「…はっ!!…私としたことが…」
二本松(精神的な揺さぶりにきたか…)ポリポリ
五木 (この少しの間で、かなり感化されてる…)
希 (一ノ瀬さんも、えりちと同じ路線を歩むんかな?…) 【120】
《グランド内で、一瞬、ショートコントが展開されましたことを深くお詫び致します…》
花陽 「真姫ちゃん、満塁だからゴロだったら、どこに転がっても、迷わずスタート切ってね」
真姫 「わかったわ」
花陽 「ライナー、フライは飛び出さない!」
真姫 「わかった」
《さぁ、試合再開。同点、はたまた勝ち越しなるか、μ's。ピンチを切り抜けるか、ソフトボール部。マウンド上でコントを終えた一ノ瀬選手、正気に戻って、ボールをセットします》
一ノ瀬(まったく、人をバカにするのも程がある!なにが『いっちのぉ〜せ〜』…だっ!)
二本松(それは、お前がやったんだ!)
《内野は中間守備。打球によってホームゲッツーといった感じ》
にこ (この場面…中途半端が一番ダメ!思い切りいくわよ!)
《注目の初球…投げた!おっと、高め!キャッチャーが立って捕りました。あわやワイルドピッチかというボール…一ノ瀬選手、力が入ってます》
二本松(一条、リラックス、リラックス。肩の力を抜け!)
一ノ瀬(それが出来れば、苦労しない!)
にこ (追い込まれるまでは、際どい球には手を出さない)
《続く2球目…大きく腕を回して…投げた!…ストライク!今度はアウトロー》
にこ (あれは、打ってもファーストゴロ…。とにかく内野の頭を越さないと)
《続く…3球目…投げた!低め外れた…ボール。カウントはツーボール、ワンストライク。よく見ています、矢澤選手》
二本松(矢澤か…なかなか、選球眼がいい。前の打席も、ファールで粘られたし…勝負が長引けば、押し出しの危険性が増す…)
五木 「打たせていこう!」
六車 「ガッチリいくよ!」
四谷 「バッチこ〜い!」
一ノ瀬(わかってるけど、打たれたら、終わりなんだ…よっ!)
《このボールはインハイ!厳しいところ!…主審の手は?…上がらない、ボールです!ボール!さあ、スリーボール、ワンストライク。次がボールなら、押し出し、同点です!》 【121】
一ノ瀬(今のがボールだと?)
二本松(さすがに、今の判定はキツいな。このあとは…クリーンアップか…。簡単には歩かせられないなぁ…。やはりここは…打たせて取るしか)
一ノ瀬(!!…ど真ん中?…)
二本松(自分の力を信じろ!)
一ノ瀬(…)
《さぁ、一ノ瀬選手…覚悟を決めたか?たっぷり間合いを取ったあと、プレートに足を揃えました。ロジンに手をやり…ボールをこねて、グラブに納めます。改めて、キャッチャーのサインを覗き、小さく頷いた。そして…モーションに入る。大きく腕を回して…投げた!》
にこ (き・た・!ど・ま・ん・な・か・!)
キン!
《打ったぁ!》
一ノ瀬(!!)
《う、打ち上げました!レフトに高〜いフライ。これは…犠牲フライは厳しいか…三塁ランナーは、一応タッチアップの構え…ん?風でボールが押し戻されている!?レフト、前進、前進…走って、走って…跳んだ!ダイビングキャッチ!捕った、捕った、捕りました!》
花陽 (いける!!)
《それを見て、三塁ランナー、ホームを狙う!》
七瀬 「させるかっ!!」
《レフト、素早く立ち上がり、バックホーム!!ワンバウンドでいい球が返ってくる!ランナー回り込んでヘッドスライディング!追いタッチになった!!クロスプレー…判定は?…》
…
…
…
【122】
アウトォ!
…
…
…
《ア…アウトです…判定はアウト!…ダブルプレーです…つまりこの瞬間、ソフトボール部の勝利が決まりました。試合は5対4、ソフトボール部の勝利です》
花陽 (…)
《小泉選手、ホームベース上、うつ伏せのまま、立ち上がれません…》
凛 (かよちん…)
《矢澤選手の放った打球は高く上がったレフトフライ。タッチアップするにはやや浅いかと思われました》
《しかしボールは逆風に押し戻され…最後はレフトの七瀬選手が前方にダイビングしてキャッチ》
《捕球体勢が悪いとみるや、三塁ランナーの小泉選手、思いきってホームに突入。回り込みながら左手でベースをタッチしにいきましたが、返ってきたボールもストライク!》
《追いタッチにも見えましたが…判定は無情にもアウト…同点にすることはできませんでした…》
にこ 「ほら、いつまでも寝てるんじゃないよ!整列するよ」
真姫 「肩、貸すわ」
《小泉選手、今、2人の選手に抱えられて、ようやく身体を起こしました。引きづられるようにして、列の最後尾に。選手が整列します》
レイ!
アリガトウゴザイマシタ!
《今、両チームのキャプテン…一ノ瀬選手と星空選手が、ガッチリ握手を交わしました。あぁ、他の選手も握手やハグをしています。…そして、最後まで観戦していた観客からは、惜しみ無い大きな拍手が送られています!》 【123】
二本松「絢瀬さん、本来なら感傷に浸っていたいとこだし、グランド整備もしなきゃいけないのだが、この空模様だ。急いで撤収した方がいい」
五木 「片付けは私たちでやる」
絵里 「わかったわ、お願いするわ」
一ノ瀬「高坂さん、今日はありがとう。色々、勉強になったよ」
穂乃果「いえ、こちらこそ。私たちも楽しかったです」
ポツ
一ノ瀬「ん?…」
ポツ
ポツ
穂乃果「あ…」
ポツ
ポツ
ポツ
ポツ
ポツ
ポツポツポツ…
ザー…
穂乃果「うわっ!降ってきた!」
絵里 「みんな急いで校舎に戻って!撤収よ!」
ウヒャ〜
バシャバシャバシャ… 【124】
海未 「ここで例の台詞ですよ、穂乃果!」
穂乃果「例のセリフ?あっ…アレね!」
穂乃果(スゥ〜)
穂乃果「雨や〜め〜!!」
ザー…
ザー…
穂乃果「今日はやみませんねぇ」
絵里 「でしょうね…」
にこ 「くだらないこと言ってないで、早く中に入るわよ!!」
ことり「待って!花陽ちゃんと凛ちゃんが!」
絵里 「えっ?」
希 「あっ…まだ、あそこに立ったままやん…」
にこ 「まったく世話が焼けるわね!真姫ちゃん、行くよ!」
バシャバシャバシャ
真姫 「ちょっと、待ってよ!」
バシャバシャバシャ
にこ 「花陽、とりあえず、中に入りなさい!ここで突っ立ってても、風邪を引くだけよ!」
真姫 「凛も!」
花陽 「…かえれ…ま…せん…」
にこ 「ちょっと、なに言ってるのよ?」
真姫 「ほら、凛も。花陽を連れて中に行くわよ!」
凛 「…凛も…帰れないにゃ…」
にこ 「いいから、早くしなさいよぉ」 【125】
バシャバシャ…
穂乃果「花陽ちゃん、凛ちゃん!」
ことり「本当に風邪ひいちゃうよ」
海未 「花陽も凛も、気持ちはわかります。でも、今は…」
花陽 「…先に帰っててください…」
にこ 「…花陽…」
花陽 「…私…みんなに迷惑を掛けちゃい…」
バシッ!!
花陽 (!!)
絵里 「にこ!!」
希 「にこっち!!」
にこ 「先輩を差し置いて、自分ひとりで責任取ろうって言うの?いくら作者が花陽推しだからって、いいカッコしないで!」
花陽 「にこちゃん…」
にこ 「冗談じゃないわ!だったら、最後の打席、あのチャンスで凡打に倒れたアタシの責任はどこに行くのよ!」
花陽 「…ち、違うよ…あれは、花陽が、ホームに突っ込まなければ、まだチャンスが続いてたのに…」
希 「そんなん、結果論やん」
花陽 「でも…事実です!」
希 「花陽ちゃんは手抜きして走ったん?アウトになると思って走ったん?違うやん!全力で走って、でも、アウトになってしまった…。そんなん誰も責められないやん」
絵里 「そう、そんなことを言ったら、私がホームランを打たれなければ勝っていた試合…。悔やんでも悔やみきれないわ…」
穂乃果「それを言うなら、穂乃果だってフライを落としちゃったし、ダブルプレーでチャンスを潰しちゃったし」
真姫 「絵里のホームランのきっかけを作ったのは、私のふたつのエラーでしょ!なんで、みんな私を責めないのよ…」
ことり「私がもっと戦力になれれば…」 【126】
海未 「みんな、おかしいです!誰も、誰が悪いなんて思ってません。むしろ、よく闘いました。全員、胸を張って下さい!」
穂乃果「海未ちゃんは、張るほどないけどね」
海未 「あなたに言われたくありません!なんですか、こんなときに!」
凛 (クスッ)
海未 「あ、今、笑いましたね?凛は私の胸を見て笑いましたね!?」
凛 「…いや…笑って…ない…にゃ…」ニヤッ
海未 「あなただって『フラット3』の一員じゃないですか!」
凛 「…だって、にこちゃん!」
にこ 「ぬわぁんでよ!今、アタシは関係ないでしょ!!」
アハハハ…
ワイワイ
ガヤガヤ
七瀬 「アイツらこの雨の中、楽しそうに何やってるんだ?」
三井 「さぁ…でも高坂さんっていつもあんな感じですから」
九里 「それだからスクールアイドルなんてものが出来るんだろうなぁ」
絵里 (まったく…さすが穂乃果ね。ちょっとした一言で、場の雰囲気を変えてしまう)
希 「まぁまぁ、反省会はあとにして、今は中に入らんと…」
ことり「事前に運動部が使うシャワールームを、借りられるよう頼んでおいたから…」
絵里 「そういうことだから…いい?戻るわよ」
凛 「行こう、かよちん」
花陽 (コクッ)
バシャ
バシャ
ビシャ 【126】
穂乃果「いやぁ〜勝ちたかったねぇ〜!」
凛 「勝ちたかったにゃあ〜!!」
海未 「はい、それは悔しくないて言えば嘘になります…」
穂乃果「勝ちたかった…よ」ヒック
海未 「な、ちょっと、穂乃果?」
穂乃果「海未ちゃん、悔しいよぉ」ヒック
海未 「急に何ですか…あなたが…泣くのは…反…則です…よ…」グスッ
花陽 「うっぐ…うっぐ…」
凛 「か、かよちん…」
真姫 「…うぅぅ…やめてよ…花陽…泣かないでよ…」
花陽 「うわ〜ん」ドワッ
凛 「うにゃ〜ん」ブワッ
真姫 「花陽、凛…だから泣かない…で…って…うわ〜ん」
絵里 「もう…みんな…」グスッ
にこ 「にこは泣いてなんて…いないわよ…雨が…目に当たって…そう見えるんじゃない?…」グスッ
ことり「えへへ…にこちゃん…この雨…しょっぱいねぇ…」グスッ
希「目が潤んで前が見えないのも、雨のせいやね…」グスッ
穂乃果「勝〜ち〜た〜かったよぉ〜〜!!」 【128】
………
……
…
ガチャ
穂乃果「やっほ〜!今日も練習頑張ろう…って、どうしたの? みんなでパソコンを覗き込んで…」
凛 「昨日の試合の動画を観てるにゃ」
穂乃果「おぉ!穂乃果も家で何回も見ちゃったよ。やっぱり最後の本塁突入シーンはさ、結果がわかっててもドキドキしちゃうよね」
にこ 「動画の視聴者が選ぶベストプレーランキングでは2位ね」
凛 「かよちんのスライディング、カッコ良かったにゃ〜」
花陽 「あれでセーフなら、もっと良かったんだけどね…」
凛 「そして、凛のダイビングキャッチが…堂々の1位にゃ!!」
真姫 「はいはい。もう何度目よ、その自慢」
凛 「うるさいにゃ〜」ポコポコポコ
海未 「どうやら、いつものみんなに戻っているようですね」
ことり「うん、良かったね!」チュン
ガチャ
絵里 「みんな集まってるみたいね?」
希 「風邪ひいてへん?今日の練習は大丈夫?」
凛 「全然。あのあとちゃ〜んと休んだから、もう、大丈夫にゃ」
にこ (若いわね…)ボソッ
凛 「にゃ?」
にこ 「何でもない…」
トントン
絵里 「はい!?…」 【129】
ガチャ
絵里 「一ノ瀬さん!二本松さん!」
凛 (『いっちのぉ〜せ〜』にゃ!)コソコソ
花陽(凛ちゃん!)シッ!
二本松「まず、昨日はありがとう。最後はあの雨のせいで、ろくに話ができなかったから…」
一ノ瀬「みんな風邪ひかなかったか?」
絵里「ご心配なく、とりあえず無事みたい。そちらは?」
二本松「お陰さまで…」
希「まぁまぁ、立ち話もなんやから、中に入りぃ」
一ノ瀬「あ、あぁ」
二本松「じゃあ…失礼する。…あ、そうだ、その試合に付き合ってもらったお礼というか…、差し入れというか…?」
ガサゴソ
一ノ瀬「良かったら食べてくれ」
一同 (そ、それは!?)
一ノ瀬「『穂むら』という店の饅頭ただ!なかなか美味いらしいぞ」
一同 (クスッ)
一ノ瀬「ん?和菓子は嫌いか?」
絵里 「えっ!?ううん、そんなことないわ」ムフフ
花陽 「確かに、今、流行ってますもんね…『炎(ほむら)』って」
にこ 「時事ネタはやめなさい!」
一ノ瀬「?」
二本松「?」 【130】
海未 「ありがたく頂きます」ニコッ
穂乃果「そ、そうだね」アセアセ
一ノ瀬「?」
花陽 「お茶、いれましょうか?」
一ノ瀬「いや、気は使わないでくれ。そういうのは慣れていない」
花陽 「はぁ…」
二本松「あなたは野球経験者?」
花陽 「わ、私!?え、いや、小さいときにキャッチボールをしてた程度で…」
二本松「そうは見えないな…バッティングにせよ、走塁にせよ、実にセンスがいい」
花陽 「あ、ありがとうございます」
二本松「そして…園田さん…だっけ?」
海未 「は、はい」
二本松「あなたも今すぐ、うちに来て欲しいくらい。才能がある」
海未 「光栄です」
一ノ瀬「試合前にも言ったが…最初は試合といいながら、こっちのバッティング練習に付き合ってもらう程度で考えていた」
にこ 「失礼な話ね」
一ノ瀬「そう思う。ゲームが始まってすぐにわかった。自分が誤っていたことに。正直、スクールアイドルって存在を嘗めていたんだ。だから、まずその事について、謝罪したい」
穂乃果「謝罪なんて…ねぇ?」
海未 「はい。何事も、やるからには全力で行うのが、私たちのモットーですから」
穂乃果「海未ちゃんは、ちょっと度が過ぎるけどね」
一同 「あははは…」 【131】
二本松「お陰で素晴らしい試合が出来た。感謝する」
絵里「こちらこそ。楽しかったわ」
一ノ瀬「間違いなく、練習試合をする予定だった学校よりも…強い」
二本松「断言しよう。あなたたちなら少し練習すれば、地区予選くらいなら、軽く突破できる」
穂乃果「穂乃果たち、そんなにスゴいんだ」
にこ 「お世辞に決まってるじゃない!」
凛 「でも、嬉しいなぁ!」ルンルン
真姫 「…で、あなたたち…何を企んでるの?…」
一ノ瀬「ん?」
二本松「えっ?」
ことり「真姫ちゃん!?」
真姫 「わざわざ、そんなことを言いにきたんじゃないんでしょ?」
絵里 「何か知ってるの?」
真姫 「さっき、うちのクラスの子から聴いたのよ…ソフトボール部が凛を探してたって」
穂乃果「!!…それってまさか…引き抜き?」
一ノ瀬「引き抜きとは、口が悪い。スカウトと言って欲しい」
二本松「単刀直入に言おう。星空凛、ソフトボール部に入らないか?」
μ's 「!!」
凛 (…)
二本松「その脚力、守備範囲、そしてその知識をもってすれば、今すぐにでもレギュラーだ」
一ノ瀬「…そこの生徒会コンビも誘いたいところだが…3年は直ぐに引退だからな」
二本松「勝手なことを言うが、君はステージよりもグラウンドで大暴れする方が似合っていると思う」
にこ 「ホント、勝手ね」 【132】
花陽 (…でもそれは、二本松さんの言う通りかも知れない…)
絵里 (確かに、この3日間、凛はいつもにも増して、元気だった気がする…)
二本松「別に自分の好きなことをやる…っていうのは、悪い話じゃないと思うが」
一ノ瀬「私の好きな詩を教えてあげよう…『遅すぎることなんて本当は、ひとつもありやしないのさ。何するにせよ、思ったときが、きっと、相応しいとき』…どうだ?」
#泣かないで恋人よ
一同 (意外とまともなことを言う…)
凛 「うん…そうだね…」
真姫 「凛!?まさか」
凛 「確かに、凛がスクールアイドルやるなんて、これっぽっちも考えたこともなかったにゃ」
花陽 「凛ちゃん…」
凛 「凛は歌もダンスも下手だし、可愛い衣装も似合わないし…正直、凛がここにいるのは、場違いだと思ったりもしてる…」
希 「凛ちゃん…」
凛 「野球に未練がないって言ったらウソになるし、野球は今でも、大好きにゃ」
海未 「凛…」
凛 「でも、今は、それと同じくらい…ううん、それ以上に、みんなと過ごす時間が、大好きにゃ!!」
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「今、凛は、穂乃果ちゃんと海未ちゃんの漫才見てたり、にこちゃんと真姫ちゃんをからかったりして過ごす毎日に、とてつもない幸せを感じてるんだ」
海未 「さらっと、おかしなことを言いましたね…」
にこ 「聞き捨てならないセリフがあったわ」
真姫 「私も聴いた」
凛 「そ、それに…」チラッ
花陽 「?」
凛 「かよちんと離れるなんて、絶対に無理にゃ〜」
花陽 「凛ちゃん!!」 【133】
にこ 「…ってか、それが一番の理由でしょ?」
凛 「にゃは!…だから、折角だけど…お断りすっるにゃ〜」
一ノ瀬「ふはははは…。そりゃ、そうだ。世の中そんなに甘くない」
μ's (ん?どこかで聴いたセリフね…)
一ノ瀬「大丈夫、断られるのは想定内だ。ダメ元で訊いてみただけだ」
二本松「ただし、戦力として欲しいのは事実。心変わりがあったら、いつでも来てくれ」
凛 「多分ないと思うよ」
一ノ瀬「ダメ元ついでにもうひとつ…いや、あとふたつ、頼みがあるのだが」
にこ「意外と図々しいわね」
一ノ瀬「再来週から地区大会が始まるのだが…我が部はまったく注目もされていないから、応援席がガラガラなんだ」
穂乃果「それは、寂しいですね。誰か観ててくれないと、気合いが入らないというか…」
一ノ瀬「そうなんだ!そこで、時間があれば…で構わないんだが、応援に来てくれないか?」
海未 「ええ、そんなことなら…」
一ノ瀬「チアガールとして」
海未 (ブホッ!)
ことり「ちょっと、海未ちゃん、大丈夫?」
海未 「チアガールはダメです!あんなに短いスカートで、人様の前で脚をあげて踊るなんて…あぁ、ダメです、ダメです!破廉恥すぎます!」
二本松(アイドルの衣装も、そんなに変わらないだろうに?)
希 「まぁまぁ…海未ちゃんの話は置いておいて…もうひとつの頼みって、なんやろ?」
一ノ瀬「あ、あ…その…え〜と…」
希 「?」 【134】
一ノ瀬「曲を…教えてくれ…」
希 「曲?」
一ノ瀬「今度の…お前たちのライブの時に、一緒に歌えるようになりたいんだ…」
穂乃果「それって…」
ことり「来てくれるんですかぁ?ライブ!」
一ノ瀬「応援に来てくれたらな…そのお返しに…だぞ!」
二本松(素直じゃないねぇ)
真姫 「いいわ。あとでスマホに落としてあげる」
一条 「そうか、うん、ありがとう」
二本松「実は私たち、μ'sに嫉妬してたんだ。『アイドルなんて、ルックスだけでしょ』…って。でも、初めてパフォーマンスしてるとこを見たとき『負けた!』…って思ったよ。何だろう、人を引き込むパワーっていうのかな」
一ノ瀬「真っ直ぐな…一途な想いが伝わってきた。それを忘れてたんだ…私たち。そして、昨日の試合を通じて、改めてそれを感じたんだ。『何事も一生懸命取り組む気持ち…それが大事なんだ』って」
二本松「だから競技は違うけど、お互いを…刺激し合える存在になりたいんだ」
一ノ瀬「立候補させてもらってもいいかな?そのライバル的存在に」
穂乃果「もちろんです!」
二本松「ありがとう。では、後輩共々、宜しく頼むよ。…おっと、そろそろ時間だ…じゃあな」
一ノ瀬「たまには一緒に練習しような」
凛 「…」ニコッ
ガチャ
一ノ瀬「邪魔したな」
バタン 【135】
穂乃果「はぁ…なんか、中身の濃い時間だったねぇ…」
花陽 「とりあえず、お茶にしましょう。お饅頭も貰ったし」
穂乃果「穂乃果はいいよ…」
花陽 「えっ?あの『穂むらのお饅頭』だよ?」ニヤニヤ
一同 (プッ!)
穂乃果「花陽ちゃんも意地が悪いなぁ」アハハハ
真姫 「でも凛が向こうに行くって言わなくて、ホント、良かったわ」
凛 「へぇ…真姫ちゃん、心配してくれてたんだぁ」
真姫 「あ、当たり前でしょ!一応仲間なんだから…」カオマッカ
凛 「あ〜照れてるにゃ〜」
真姫 「ちょっと、からかわないでよね…あっ!」
にこ 「そう言えばさっき、どさくさに紛れて、おかしなことを言ったわね?」
凛 「にゃ…?…覚えて…ない…にゃ…」
海未 「私も聴きましたよ」
真姫 「そんなに私のことをからかうのが好きなの?」
凛 「何かの…間違いだよ…かよちん!逃げるにゃ!!」ダッ
花陽 「な、凛ちゃん!引っ張っていかないでぇ!誰か助けてぇ」ヒェ〜
絵里 「まったく、騒がしいわねぇ…」
希 「ホント、相変わらずやねぇ…でもウチには、この賑やかさが心地ええんよ」
絵里 「…うん、私も…」
希 「えりちもウチも、ホンマ、μ'sに救われた」
絵里 「うん…そうね…」 【134】
穂乃果「…あのさ、前々から疑問に思ってたんだけど…アイドル研究部って、文化部?運動部?」
絵里 「それは…文化部じゃない?」
穂乃果「でも、筋トレとかダンスとか、やってることは運動部並みだよね?いや、それ以上かも」
希 「じゃあ間を取って『運化部』はどうやろ?」
穂乃果「『うんかぶ』?…ちょっと、それは響きがあまりキレイでないというか…」
絵里 「そうね…」
希 「なら『文動部』やない?」
穂乃果「おぉ!なんか文武両道みたいだね。じゃあ、それでいいか」
ズズズズ…
穂乃果「…って、ことりちゃん!静かだと思ったら何してるの!?」
ことり「さっき、花陽ちゃんがお茶いれっぱなしで出て行っちゃったから…一服してたんだよ」チュンチュン
希 「ウチももらおかな、お茶」
ことり「はい、どうぞ」
希 「ありがとさん」
穂乃果「なんだか、眠くなって来ちゃった…寝ちゃおうかな」
絵里 「練習は?」
穂乃果「う〜ん…どうしようか…」ドリームカムトゥルー 【135】
コラ〜
マチナサイ!
リン、アナタノネェ
ツカマエラレルナラ、ツカマイテミルニャ〜
絵里 「あの娘たち、まだ、やってるの?」
希 「仲がいい証拠やない?えりちも混ざってきたら?」
絵里 「私が?…ふふふ…今さらこの歳になって『鬼ごっこに混ぜて』なんて言えると思う?」
希 「言えるんやない?今なら」
絵里 「…そっか…そうかもしれないわね…」
穂乃果「だからお饅頭はもう要らないってばさ」ムニャムニャ
希 「…って穂乃果ちゃん、もう寝てるやん!」
絵里 「μ'sのリーダー…よね?」
希 「あはは…」
絵里 「はぁあ〜…なんか私も練習する気が失せちゃったなぁ…」マッタリ…
希 「いいんやない?たまには…ゆっくり休むのも…」
絵里 「そ…う…ね………」zzz…
希 「えりち?」
絵里 (穂乃果…希…みんな…ありがとう。今、私は最高に幸せよ…)
希 「お〜い…ホンマに寝ちゃったん?」ニマッ
ことり「ダメですよ!イタズラしちゃ!」メッ
希 「!!…そ、そんなん、するわけないやん」アセアセ…
マテェ
マタナイニャ〜
【SS】μ'sがソフトボールをする話
〜完〜 ソフトから青春ストーリーにまとめられて、面白かったです ・μ'sの今更感
・設定に無理がある
・ギャグがつまらない
・ストーリーが陳腐
・存在感のないことり
以上 皆様、お付き合い頂きありがとうございました。
お陰さまで、今回は落とすことなく完結することができました。
また、ネタが浮かんだら書きたいと思います。 おつでした。ソフトボールにかなり詳しそうだけど経験者なのかな。というか自分がほぼ無知なだけなんだけど >>225
野球設定は完全にオリジナルです。
※質問の答えになってます?
ただ…以前読んだ『穂乃果が野球部を作って音ノ木坂を廃校の危機から救う』というSSから発想を得た…というのはあります。 >>230
・すみません。μ'sしか書けません。
・承知してます。
・お笑いって難しいですね。
・エロ抜きで書いたらこうなりました。
・もう少し見せ場を作ってあげれば良かったですね。 面白かったけど、メタ発言多すぎなのはちょっと…な気がする >>232
単なるスポーツオタクです。
競技自体は『やったことがある』…程度です。 >>235
ありがとうございます。
書いた内容に不安があったりすると、つい言い訳をしたくなってしまうようです。
以降、気を付けます。 >>197で真姫が一塁から二塁へ盗塁を決めた場面。
これはディレイドスチールとは呼ばない。
ディレイドスチール(Delayed steal)は、走者一塁三塁の場面で、一塁走者と三塁走者により行われる連携プレーである。
1.投球と同時に一塁走者が二塁へ向かう。
2.捕手が二塁へ送球する間に三塁走者が本塁を突く。
三塁走者は一塁走者と時間差を付けて進発するのでこのように呼ばれる。
この場面では捕手が二塁へ送球しなかったので三塁走者はスタートできなかった。
よってディレイドスチールは成立しない。ただのスチールである。 >>239
読んで頂きありがとうございます。
ディレイドスチールについてですが…
【デジタル大辞泉】
野球で、投手が打者に投球しているとき以外のすきをついて行う盗塁。
【精選版 日本国語大事典】
〘名〙 (delayed steal) 野球で、捕手が投手に返球するとき、または投手や捕手が牽制球を送るすきに乗じて行なう盗塁をいう。
…とあります。
その他、調べて頂くとわかると思いますが、だいたい似たような説明がなされています。
本文では(わかりづらいかも知れませんが)真姫はキャッチャーが捕球後(実況がボールと言ったあと)スタートを切っているので上記の例に則り使用いたしました。
尚、ディレイドスチールとはランナー一塁でも使われるプレーなので『ランナー三塁一塁で行われる連携プレー』を指すものではないと理解しております。
ご指摘の場面では「一塁ランナーが『ディレイドスチールを仕掛け』送球、および挟殺プレーの間に三塁ランナーが本塁に突入する」という作戦だと思われます。
仰る通り三塁ランナーは動きませんでしたので、成立しなかったのは「『ダブル』スチール」ではないでしょうか。
間違っていたらすみません。
再度ご教示頂ければ幸いです。
では、今後とも宜しくお願い致します。 >>239及び188、200、227の者です。
調べてみました。
あなたのおっしゃる通りでした。
一塁走者と三塁走者が時間差でスタートを切るので、バレーボールの時間差攻撃(Delayed spiking)のある意味縁類と考え、2人の走者の連携プレーを指してそう呼ぶものと長い間思い込んでいました。
知ったかぶりは私の方でした。ご気分を害されたなら、謝ります。申し訳ありません。
また、私の埒もない書き込みを正面から受け止めて回答して下さったこと、及び私が正しい知識を得るきっかけを下さったこと、感謝いたします。
失礼します。ごっつぁんであります。 >>241
お役に立てて何よりです&多数のレスを頂いたようで感謝です。
逆にちゃんと読んで頂いていたことにお礼申し上げます。
では、また。
次回作を書いた時にはご支援の程、宜しくお願い致します。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています