【安価SS】彼方「>>3ちゃんが妹に……?」
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〜〜〜チュンチュンッ
彼方「……zzz」スヤピッ
バタンッ
エマ「お姉ちゃーん!朝だよー!」
彼方「ぅ〜……あと5分……」
エマ「ダーメッ!もうご飯出来てるんだから、早く起きてー!」
彼方「むぅ……ふわぁっ……」
エマ「おはよう、お姉ちゃんっ!」
彼方「おはよう、エマちゃん……」
エマ「ほらほら、遥ちゃんはもう起きてるよ? 彼方ちゃんも早く顔洗ってきてねー」トテトテ
彼方「はぁーい……」トテトテ
彼方「……ん?」 遥「あっ、かなお姉ちゃん、おはよう!」
彼方「……うん、おはよー……」
エマ「ほら、二人とも今日朝練でしょ? 私もだけど、彼方お姉ちゃんも早く食べちゃってね!」モグモグ
彼方「……お、おけまる〜……いただきます……」
エマ「召し上がれ〜。あっ、遥ちゃん、ほっぺたにご飯粒ついてるよっ」ヒョイッ
遥「わっ! あ、ありがとうエマお姉ちゃん……///」
エマ「うふふっ、いいんだよー」パクッ
彼方「……」モグモグ
彼方「……ちょっといいかな?」 遥「ん?」キョトンッ
エマ「どうしたの、お姉ちゃん?」キョトンッ
彼方「んん……どこから突っ込めばいいのやら……まずエマちゃん。なんでここにいるの?というか、なぜ私のことをお姉ちゃんって呼んでるの?」
エマ「えっ……だってそれは、↓3だからだよっ!」 エマ「妹だからだよっ!」
彼方「……誰が?」
エマ「私が」
彼方「…………誰の?」
エマ「彼方お姉ちゃんの」
彼方「………………いや、いやいやいやいや、いやいやいやいやいやいやいやっ!!!」 遥「わっ! び、びっくりした……」
エマ「彼方お姉ちゃん、今日はおめめパッチリでえらいねー」
彼方「そりゃパッチリにもなるよ! え、エマちゃんが私の妹!? だ、だって、年齢は……!?」
エマ「? 私は今年で↓3だよ?」
↓3コンマ
1〜33→15歳(遥と双子の姉)
34〜66→16歳
67〜99→17歳(彼方と双子の妹)
ゾロ目→17−ゾロ目の一桁目 歳 エマ「私は彼方お姉ちゃんの一個下だよ?今年で17歳」
彼方「ちょ……えぇ……?」
彼方(そういえば、いつものエマちゃんより若干幼い気が……)
遥「もう、どうしたの?かなお姉ちゃん。私たちずっと三姉妹だったじゃない」
彼方「は、遥ちゃん……?」
彼方(遥ちゃんの様子から、嘘を言っているようには見えない)
彼方(エマちゃんが妹……? そんなはずはない、はずなのに、なぜか強く否定できない自分がいる)
彼方(なにより、エマちゃんに『お姉ちゃん』って呼ばれるのも、遥ちゃんに『かなお姉ちゃん』って呼ばれるのも)
彼方(悪い気は、しなかった)
彼方「……そう、だったね。ごめん。彼方ちゃん、寝ぼけてたみたい〜」 〜〜〜
彼方「―――ふわぁっ、いい天気だねぇ〜」
エマ「ぽかぽかで、お昼寝したくなっちゃうね〜」
遥「かなお姉ちゃん、また練習中にお昼寝しないでね?」
彼方「大丈夫大丈夫〜」
エマ「ふふっ……あ、もう分かれ道だねっ!」
遥「そうだね。じゃあ―――」
コンマ↓3
偶数→「行こっか、エマお姉ちゃん」
奇数→「またねっ。エマお姉ちゃん、かなお姉ちゃん」 遥「またねっ。エマお姉ちゃん、かなお姉ちゃん」
彼方「気を付けてね〜」
エマ「またね〜」
遥「うんっ!」タタタッ
エマ「私たちもいこっか、お姉ちゃん!」
彼方「おーっ!」
―――ンッ!
彼方「……?」
エマ「……お姉ちゃん、どうかした?」
彼方「……んーん。なんでもない……」 〜〜〜
侑「―――それじゃ、今日の練習はここまでにしよっか!」
[お疲れ様でしたー]
彼方(それから、特に何かあるわけでもなく放課後になった)
彼方(いつも通りの、変わらない日常。唯一変化があるとすれば……)
エマ「ねぇねぇ歩夢ちゃん見て見て! このまえ教えてくれた編み物、うまくいったんだー!」
歩夢「わぁ、すごい! この前教えたばっかりなのに、『エマちゃん』飲み込み早いねっ!」
エマ「えへへーっ、歩夢ちゃんの教え方が上手だったから―――」
彼方(いつもよりも、エマちゃんと二年生の距離が近いような気がする……)
彼方(……なんて、自分で思って、違和感。『いつも』よりなんて、いったい何を基準にした『いつも』なのだろう)
彼方(考えてみてもわからなくて、頭がぐるぐるする。彼方ちゃん、疲れてるのかな……?)
果林「かーなた。どうしたの? 浮かない顔して……」
彼方「……ねぇ果林ちゃん。果林ちゃんはどうして、同好会に入ったんだっけ……?」
果林「な、なに急に……そんなの、↓3が誘ってくれたからよ」
↓3アニガサキ同好会メンバー 果林「せつ菜が誘ってくれたからよ」
彼方(そうだ。スクールアイドルに興味があるのに、自分のイメージを壊せないでいた果林ちゃんを説得したのは、せつ菜ちゃんだった……)
せつ菜「お二人とも、なんのお話をしているのですか?」
果林「な、なんでもないわよっ!///」
彼方(そう、私も二人の仲が良かったのを覚えてるはずなのに……なのになんで、こんなに違和感を覚えているんだろう……?)
彼方「う〜ん……」アタマカカエ
果林「ちょっと……大丈夫、彼方?」
せつ菜「今日はアルバイトもお休みした方がいいのでは……?」
彼方「バイト? ……はっそうだった!」ガバッ
エマ「あっ、お姉ちゃん、バイト行くの?」
彼方「うんっ! エマちゃんは先に帰っててっ。みんなもお疲れ様〜!」タタタッ
エマ「えっ、お、お姉ちゃ―――」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています