歩夢「せつ菜ちゃんに侑ちゃんを寝取られた……」
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歩夢「侑ちゃん、せつ菜ちゃんと付き合うなんて……」
歩夢「……どうして?」
歩夢「私の方が、ずっと前から侑ちゃんのことを好きだったのに……」
歩夢「……せつ菜ちゃんも」
歩夢「私が、私が侑ちゃんのこと好きなの、気づいてたよね……?」
歩夢「なのに、どうして、私から侑ちゃんを寝取るなんて」
歩夢「ひどいよ……」
せつ菜「それは違います!!!!!」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ!? 侑「歩夢……泣いて……!」
歩夢「ぁハ、あれ、なんで……?」ポロポロ
歩夢「私、泣くつもり、なんて……」ポロポロ
侑「……っ」
歩夢「待っててね、侑ちゃん」ポロポロ
歩夢「今、泣き止むから」ポロポロ
歩夢「だから」ポロポロ
歩夢「私のこと、嫌いにならないで、ね?」ニコ
侑「……!!」 侑「違っ……!」
───────
侑「そ、そんな寂しそうな笑顔しないでよ……」
侑「私、歩夢の笑ってる顔が好きだから……!」
───────
侑「私、そんなつもりじゃ……!」
───────
侑「歩夢の笑顔を見ると、ドキッとしちゃって」
侑「その……」
侑「まともに、直視できないなって……」カァァァ
───────
侑「歩夢の……!」
───────
歩夢「……そっ、か」
歩夢「……」
歩夢「それなら、嬉しい、な」カァァァ
───────
侑「歩夢の泣き顔なんて、私は……!」 ヨンジュウナナってボカロの曲思い出した。
"笑って 笑って 頬が痛くなるまで" 歩夢「なんで、なんで止まらないの……?」ポロポロ
歩夢「早く、早く止めないと侑ちゃんに嫌われちゃうのに……」ポロポロ
歩夢「止まらない、よぉ……」ポロポロ
侑「……っ!」
歩夢「うぅ……」ポロポロ
侑「だ、大丈夫だよ歩夢!」
歩夢「ぇ……?」ポロポロ
侑「泣き止まなくても、私は歩夢のこと嫌いになったりしないから!」
侑「だから安心し」
歩夢「じゃあ」ポロポロ
歩夢「……それじゃあ、私のこと」ポロポロ
歩夢「好きに、なってくれる?」ニコ
侑「えっ……」 これは一本取られたわ
こんなん歩夢の精神壊れちゃうでしょと思ったけれど、このぽむ凄まじく強い・・・ 侑「それ、は」
歩夢「……侑ちゃん?」ポロポロ
侑「っ、好き!好きだよ歩夢のこと!」
歩夢「えへへ、嬉しいなぁ」ニコ
侑「……ほっ」
歩夢「侑ちゃん、私のこと好きなんだね」グスッ
侑「……うん、好きだよ」
歩夢「えへへ、私も侑ちゃんのこと好きだよ」ニコ
歩夢「私達、両想いだね!」ニコニコ
侑「そ、そうだね」
歩夢「……それじゃあ」
歩夢「せつ菜ちゃんと、別れてくれるよね?」ニコ
侑「!?」 最初割と大丈夫そうじゃんとか思ってたけど盛り上がってきたな 歩夢「……別れて、くれないの?」グスッ
侑「そ、それとこれとは話が……!」
歩夢「え……?」ポロポロ
歩夢「じゃあさっき好きって言ってくれたのは、嘘だったの……?」ポロポロ
侑「う、嘘じゃないよ……!」
歩夢「じゃあ、なんでせつ菜ちゃんと別れてくれないの……?」ポロポロ
侑「それ、は」
歩夢「……」ポロポロ
侑「歩夢への好きと、せつ菜ちゃんへの好きは、違うモノだから……」
歩夢「何が違うの?」ポロポロ
侑「え……?」
歩夢「侑ちゃん、言ってくれたよね」ポロポロ
歩夢「私の告白、嬉しかったって」ポロポロ
歩夢「私の笑顔で、ドキドキしたって」ポロポロ
歩夢「私の、こと、意識してくれたんだよね」ポロポロ
歩夢「だったら」ポロポロ
歩夢「私とせつ菜ちゃんで、何が違うの……ッ!!」ポロポロ
侑「……っ」 侑ちゃんの曖昧な好きという返答に対して丸め込まれたりしない強ぽむ好き 侑「私、は……」
侑「せつ菜ちゃんの、最初に知った"想い"を大事にしたくて……!」
歩夢「……ねぇ、侑ちゃん」グスッ
侑「な、なに?」
歩夢「私は、せつ菜ちゃんよりも……ううん、私達がせつ菜ちゃんと出会うよりもずっとずっとずっとずっとずっと」ポロポロ
歩夢「ずーっと前から」ポロポロ
歩夢「侑ちゃんのこと、好きだったんだよ」ポロポロ
侑「!」
歩夢「それでも、私が十数年ずっと大事にしてきた"好き"よりも」グスッ
歩夢「ここ数ヶ月か数週間かもわからないような……そんな短い期間でパッとせつ菜ちゃんの中に偶然生まれた"好き"を」ヒック
歩夢「ただ"先に伝えられた"っていう理由だけで、優先するんだね」グスッ
侑「……!」
歩夢「私の"想い"は、侑ちゃんにしてみればどうでもいいって」ポロポロ
歩夢「……そういうことだよね?」ニコ
侑「ッッ!!!」 侑「違うッッッ!!!」
侑「歩夢の"想い"がどうでもいいなんて!そんなこと言ってない!!」
侑「ただ、ただ私は……!」
歩夢「……ねぇ、侑ちゃん」グスッ
歩夢「恋愛はね、友情とは違うの」ヒック
歩夢「たった一人だけしか、選べないんだよ?」ニコ
侑「……っ」 侑「でも、でも私にとって歩夢は"大事な幼馴染"で」
歩夢「侑ちゃん」
侑「っ?」ビクッ
侑(な、なに?今のホントに歩夢の声なの?)
侑(歩夢のこんなに怖い声、私聞いたこと)
歩夢「"大事な幼馴染"って────」
歩夢「────ナニ?」ニコ
侑「ひっ!?」ゾクッッ 怖い怖い怖い侑ちゃん地雷踏むのやめてくれないかな!??? 歩夢「教えて?」ニコ
侑「あゆ、む……」ブルブル
侑(な、に……?その笑顔、は……)
侑(表情は、笑ってるのに)
侑(……いつもの、歩夢の笑顔は)
侑(見てると癒されたり)
侑(元気がもらえたり)
侑(あぁ幸せだな、ってそう思えるのに)
侑(今の、歩夢の笑顔は────)
歩夢「侑ちゃん」
歩夢「"大事な幼馴染"の意味」
歩夢「教えて?」ニコ
侑(────怖い、よ) >>344
で心が壊れたのは精神崩壊じゃなくて、タガが外れてしまったという意味だったんだなぁって 侑「それ、は」
歩夢「うん」ニコニコ
侑「昔からずっと一緒で」
歩夢「うん」ニコニコニコニコ
侑「これから先もずっと仲良く一緒にいたいな、って思える大切な存在、で」
歩夢「うん」ニコニコニコニコニコニコ
侑「それ、で」
歩夢「うん」ニコニコニコニコニコニコニコニコ
侑「……」
歩夢「侑ちゃん?」
侑「な、に?」
歩夢「続きは?」ニコ
侑「っ、な、ないよ……!」
侑「私にとって"大事な幼馴染"っていうのはそう意味で!」
侑「それ以上も以下もないよ……!」
歩夢「……そっかぁ」
歩夢「じゃあ、次の質問ね?」
侑「次の、質問……?」
歩夢「うん」
歩夢「"大事な幼馴染"と"恋人"」
歩夢「どっちの方が大事なの?」ニコ
侑「……!」 侑「それ、は」
歩夢「教えて?」ニコ
侑「私、は……」
歩夢「うん」ニコニコ
侑「……」
歩夢「侑ちゃん?」ニコニコ
侑「……ない、よ」
歩夢「?」ニコニコ
侑「……そんなのっ!」
侑「選べないよ……!」 歩夢「なんで?」ニコニコ
侑「……え?」
歩夢「なんで選べないの?」ニコニコ
侑「だって、それは」
歩夢「何か理由があるの?」ニコニコ
侑「理由、って……だって、そんなのどっちを選ぶとかそういう話じゃ……!」
歩夢「そういう話だよ」
侑「!」
歩夢「"大事な幼馴染"と"恋人"」
歩夢「私とせつ菜ちゃん」
歩夢「どっちかを選ぶんだよ」
歩夢「どっちかしか選べないんだよ」
歩夢「だから、どっちかを選んでよ」
歩夢「侑ちゃん」
歩夢「ね?」
歩夢「選んで?」ニコ
侑「……ッ!!」 侑「歩夢とせつ菜ちゃん、どっちかを選べ……って」
───────
歩夢「侑ちゃん!」ニコ
───────
侑「そんな、そんなの……」
───────
せつ菜「侑さんっ!」ペカー
───────
侑「私、私は……ッ!!」
3-1.大事な幼馴染
3-2.恋人
※どちらも書きますので後味を想像して先に見たい方をお選びください
↓2 3-2を選択
侑「私、は……」
侑「……」
侑「……恋人を」
侑「せつ菜ちゃんを、選ぶよ」
歩夢「────」
侑「やっぱり、最初に知った想いを大事にしたい、から」
侑「だから、歩夢のことは選べない」
侑「ごめん」ペコッ
侑「ごめんなさい……」グスッ
歩夢「そっ、か」
歩夢「……ここまでしても、ダメなんだね」ボソッ
歩夢「なら、私は……」ボソボソ
侑「あ、歩夢……?」
歩夢「……侑ちゃん」
歩夢「せつ菜ちゃんのこと、大事にしてね」ニコ
侑「!」 侑(さっきまでの、怖い笑顔じゃない)
侑(私の、私の好きな歩夢の笑顔だ……!)
侑「あゆ、む……」ポロポロ
歩夢「わっ、侑ちゃんどうしたの!?」
侑「だって、だって歩夢が怖かったからぁ……」ポロポロ
侑「でも、でも今の笑顔は私の、私の好きな歩夢だったから……!」ポロポロ
歩夢「……そっか」
歩夢「驚かせて、ごめんね?」ナデナデ
侑「うぅ……」ポロポロ
歩夢「もう、ホントに泣きたいのは私の方なんだけどな〜?」ナデナデ
侑「ごめんなさい……」ポロポロ
歩夢「侑ちゃんってば」クスッ
歩夢「……そういうところも、大好きだったよ」ボソッ 侑「ぇ……今なんて……」グスッ
歩夢「……ううん、なんでもないよ?」
歩夢「それより!何か忘れてない?」
侑「……?」
歩夢「すっかり話し込んじゃってたから忘れてたけど」
歩夢「今日、普通に学校行く日だよね」クスッ
侑「……あぁ!?」 侑「や、やばいよ歩夢!このままじゃ遅刻確定だよ!」
歩夢「あはは、どうしよっか」
侑「どうしよっかじゃないよ〜!そういう台詞言うのは私の役目なのに!」
歩夢「もしかしたら今から走って行けばまだ間に合うかもしれないよ?侑ちゃんファイト!」
侑「侑ちゃんファイト!じゃないよ!歩夢も走るんだよ!ほら!」
歩夢「……ううん」
歩夢「私は、いいや」
侑「へ?だ、だって走らないともう」
歩夢「私は、もう学校行かないから」ニコ
侑「え、えぇ!?」 侑「もしかして歩夢ズル休みする気!?」
歩夢「あはは、ズル休みってひどいな侑ちゃんは」
歩夢「……これでも、私傷心中の身なんだよ?」
侑「うっ……そ、それは」
歩夢「……」ジト
侑「ご、ごめんなさい!私には何の口出しする権利もございません!」
歩夢「わかればよろしい」クスッ
歩夢「それじゃあ、先生と……」
歩夢「それと、皆にもよろしくね」ニコ
侑「……うん、伝えておくね」 歩夢「それと……そうだ、侑ちゃんのお母さんにも」
侑「?うちのお母さん?」
歩夢「……明日からは、起こしに行ったりできないから」ニコ
侑「……そっ、か」
侑「寂しいけど、そうだよね」
侑(これ以上、私のワガママで歩夢を苦しめちゃいけない)
侑(さっきみたいに怖くて苦しそうな歩夢は、もう見たくないから)
侑「……わかった、伝えておくね」
歩夢「……うん」
侑「あ、でも、夜ごはんを一緒に食べたりするくらいは……たまにならいいんじゃないかな!」
侑「ほら!お母さんも歩夢に会いたいだろうし!」
侑「ね!?」ズイッ
歩夢「あはは、そうだね」
歩夢「……うん」
歩夢「覚えて、おくよ」ニコ 侑「よし!」ニッ
歩夢「……侑ちゃん、そろそろホントに時間危ないんじゃない?」
侑「うわ!ホントだ!」
侑「じゃ、じゃあごめんだけど私行くね」
歩夢「うん」ニコ
侑「私が言うのもあれだけど、しっかり休んでね」
歩夢「……うん」
侑「明日……すぐにじゃなくてもいいから、学校でね」
侑「同好会だって、歩夢がいなきゃダメなんだから」
歩夢「……そうだね」
侑「……じゃあ、行くね」
歩夢「…………うん」
侑「またね!」ダッ
歩夢「……いってらっしゃい」ニコ
侑(今までみたいに過ごすことはもう難しいだろうけど……でも、それでも私は歩夢との関係をゼロになんてしたくない)
侑(あの質問ではせつ菜ちゃんを選んだけど、歩夢が大事なことには代わりはない)
侑(今はダメでも、いつかまた歩夢と一緒に仲良く過ごせるようになったらいいな……!)
歩夢「……」フリフリ
歩夢「……行っちゃった」
歩夢「侑ちゃん……」
歩夢「私、ちゃんと笑えてたよね?」
歩夢「侑ちゃんの好きな、私の笑顔で……」
歩夢「ぅ……」グスッ
歩夢「……」ゴシゴシ
歩夢「……バイバイ、侑ちゃん」ニコ 〜エピローグ〜
侑(あの後、結局私は遅刻した)
侑(私としてはめちゃくちゃ走ったつもりだったけど、それでもやっぱり間に合わなかった)
侑(というか途中で体力が尽きたのが一番の原因だと思う……私も皆と一緒にトレーニングするようにしようかな?)
侑(放課後、同好会の練習が始まる前に歩夢が休む旨を伝えた)
侑(……それと、せつ菜ちゃんにだけは朝に歩夢との間で起きた諸々の事情を説明しておいた)
侑(どうやらせつ菜ちゃんは歩夢の私に対する好意を既に知っていたようで、前日に歩夢とそのことで少し口論になっていたことを教えてくれた)
侑(せつ菜ちゃんは自分が歩夢に少し言い過ぎたのが原因かもしれないと私に謝ってきたけど、きっとこれは遅かれ早かれ起きていた出来事なのだと思う)
侑(だからせつ菜ちゃんのせいじゃないよ、とだけ伝えておいた)
侑(……私のせいで、歩夢とせつ菜ちゃんが仲良くできてないかもしれないんだよね)
侑(いつか、二人も普通に友達として仲良くしてくれたら嬉しい……なんて、少し欲張りすぎかな)
侑(……あぁ、早く歩夢と話したいなぁ)
侑(恋人にはなれなかったけど、やっぱり私にとって歩夢は大事な存在なんだ)
侑(歩夢がいないとダメっていうのは、どうやら過言でもなんでもなさそう……でもいつかは歩夢から離れても平気な風にならなきゃなぁ)
侑(こういうことを歩夢に話したら笑われちゃうかな?)
侑(最近なんだか歩夢のことを考えてばっかりだ)
侑(歩夢……早く歩夢に会いたいな……)
侑(早く……)
「……侑さん」 侑「……え?」
せつ菜「……こんにちは」
侑「せつ菜ちゃん、来てたんだ」ニコ
せつ菜「……ずっと、いましたよ」
侑「あれ、そうなの?」
せつ菜「……えぇ」
侑「気づけなくてごめんね、ちょっと考え事をしてたからかな?なんて」ニコ
せつ菜「……それは」
せつ菜「……っ」
侑「せつ菜ちゃん?」
せつ菜「っ、いえ……なんでもありません」
侑「そう?」
せつ菜「……侑さん」
侑「ん?」
せつ菜「……いつになったら、学校に来て下さるのですか!」グスッ >>310
曜のように佳子もルビィもマリーもいないしな 侑「ごめんね、まだ体調が良くならなくて」アハハ
せつ菜「もう三ヶ月ですよ!」
侑「……うん」
せつ菜「このままだと、留年しちゃいますよ!」
侑「それはまずいなぁ」アハハ
せつ菜「それに!修学旅行や文化祭、体育祭などの色んな学校行事も参加できずに終わってしまいます!」
侑「それは惜しいことをしたなぁ」アハハ
せつ菜「まだ!まだ間に合いますから!」
せつ菜「だから……!」
侑「うーん、でも」
侑「体調が、良くならないから」
侑「だから、ごめんね?」アハハ
せつ菜「……っ!」
せつ菜「……」
せつ菜「私、侑さんとしたいことたくさんあるんですよ」
せつ菜「ちゃんとしたデートだって、まだ一回も行けてません」
せつ菜「それにお泊まり会も、夜通しアニメ鑑賞会も、何も……!」
侑「……そうだね」
侑「ごめんね……?」
侑「私、ダメだよね」
侑「歩夢にも、せつ菜ちゃんを大事にって言われたのになぁ」アハハ
せつ菜「……ッ!」 侑「今の状態を歩夢が見たら、なんて言うかなぁ」アハハ
せつ菜「侑、さん……」
侑「歩夢には怒られたくないなぁ」アハハ
せつ菜「あなた、は……」
侑「あ、そうだ」
侑「せつ菜ちゃんは最近歩夢に会った?」
せつ菜「!」
侑「歩夢ってばあれ以来全然連絡返してくれなくて」ゴソゴソ
侑「ほら、これ見てよ」スッ
せつ菜「!!」
侑「毎日、あの手この手で連絡しようとしてるんだけどさ、電話も出ないしメールも返って来ないしSNSも動いてないし」
侑「本当、何してるんだろうね?」アハハ
せつ菜「……ッ!」
侑「もしかして機種変とかアカウント変更してるのかなぁ、だったら教えてくれればいいのに」アハハ
せつ菜「……ッッ」ワナワナ
ガチャ
侑母「待たせてごめんね〜、今お茶とお菓子を」
せつ菜「いい加減にしてください!!!!!」 侑母「きゃっ」ビクッ
せつ菜「はー……はー……」
侑「……せつ菜ちゃん?どうしたのいきなり大きな声出して?」アハハ
せつ菜「いつまで……」
侑「?」
せつ菜「いつまで、歩夢さんに囚われてるんですか……!!」
侑「え?」
せつ菜「……ッ!」
せつ菜「いいですか侑さん!!」
せつ菜「歩夢さんは!!三ヶ月前のあの日に!!!」
侑母「!せつ菜ちゃん、ダメ────」
せつ菜「既に!!!!亡くなっているじゃないですか!!!!!」 侑「…………え?」
せつ菜「いい加減、現実を見てください……!」グスッ
侑「なに、いってるの」アハハ
せつ菜「歩夢さんは、もういないんです……!」ヒック
侑「だって、電話もメールもSNSも」ハハ…
せつ菜「電話もメールも解約済みで届いていませんし、SNSは作成したアカウントが放置されているだけです……!」グスッ
侑「え……」ハ…
せつ菜「もう、何を送っても」ヒック
せつ菜「歩夢さんには、届かないんですよ……!」グスッ
侑「……届か、ない?」
せつ菜「そうです……!」
侑「届か、ない……」
せつ菜「……だから」
せつ菜「お願いだから」
せつ菜「今目の前にいる、私のことをちゃんと見てください……!!」ポロポロ 侑「届かない……」
せつ菜「侑さん……」ギュッ
侑「歩夢は、もういない……?」
せつ菜「……残念ながら、そうです」
せつ菜「でも、私なら、私ならここに」
せつ菜「ここにちゃんといますから、だから」
侑「……嘘だ」ボソッ
せつ菜「私のことを……侑さん?」
侑「歩夢がいない、なんて」
侑「どうしてそんな嘘つくの?」
せつ菜「侑さん……?」
侑「そんなわけ、ないじゃん」
侑「だって、またねって」
侑「また学校でねって」
侑「たまに夜ごはん一緒に食べようね、って」
侑「約束、してそれ、で」
侑「歩夢、と……」
───────
『────あゆむ!?歩夢!?』
『なんでどうして、こんなこと……!』
『またね、って、また学校でね、って言ったじゃん……!』
『なんで……!』
『なんで自殺なんて……!!』
───────
侑「────ァ」 せつ菜「侑さ」
侑「ァあああァアアアアぁぁァァああああ!!!!!!!!!!!」ガタッ
せつ菜「!?」ビクッ
侑「あ、あゆ、歩夢……!!!!やだ、やだよ!!!いかないで、いかないでよ……!!!!」
せつ菜「ゆ、侑さん!?」
侑「やだやだやだいっちゃやだ!!!!!ああああァあああああぁアアアア!!!!!」
せつ菜「これ、は」
侑母「侑!!!!!」ギュッ
侑「ああああぁぁぁアアアア!!!!」ジタバタ
侑母「大丈夫!!歩夢ちゃんはちゃんと生きてるから!!!!」ギュゥッ
侑「ぁあああ……ぁ?」
侑母「あの子が言ったのは嘘だから、ね!」
侑母「だから安心して、ね?」ナデナデ
侑「ぁ、ゆむ、生きてるの……?」
侑母「そうよ、生きてるのよ」ナデナデ
侑母「今はちょっと会えないけど、ちゃんと生きてるから、ね」ナデナデ
侑「そっ、か、なら、よかっ……」
せつ菜「……っ」
侑「……すー……」
侑母「……よかった、眠ってくれた」
せつ菜「あの、これは……?」
侑母「……そうね、せつ菜ちゃんには話しておいた方がいいわね」
侑母「実は────」 せつ菜「────なるほど」
せつ菜「……侑さんの中では、歩夢さんが本当に生きていることになっている、と」
侑母「……ちゃんと説明してなくてごめんなさいね」
せつ菜「いえ……こちらこそご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした」ペコッ
侑母「……真面目なのね」クスッ
侑母「こんなに良い友達がいるのに、この子は本当に……」ナデナデ
侑「ん……」ムニャムニャ
せつ菜「侑さん……」
侑母「こんな子だけど……その、これからも仲良くしてもらえるかしら……?」
せつ菜「……もちろんです!!」
せつ菜「侑さんは私の大事な人ですから!!」
侑母「あら……もしかして友達以上の関係だったりするのかしら?」フフ
せつ菜「……ご想像にお任せします!」ペカー
侑母「あらあら、真面目に加えて面白い子なのね」フフフ
せつ菜(侑さんを見捨てたりなんて、私は絶対にしませんよ)
せつ菜(例え、何年かかったとしても侑さんを過去の呪縛から救い出してみせます)
せつ菜(だから)
せつ菜(だからどうかお願いします)
せつ菜(そろそろ、侑さんを解放してあげてください)
せつ菜(歩夢さん……!) 寝ている間も進めてくれてた( ;ᯅ; )
感謝 ────あのとき
────もしこのまま心臓が破裂して私が死んだらあなたは泣いてくれるかな、なんて考えたけど
────心臓が破裂するのは、凄く痛そうだしさすがに嫌だなぁ
────痛みを感じずにいける方法があればいいんだけど……まあ多少は仕方ないか
────ねぇ、侑ちゃん
────私は、あなたに選ばれなかったけど
────あなたの恋人には、なれなかったけど
────それでも、せめて
────せめて、あなたの心だけは私のモノになってくれないかなぁ
────なんて、ちょっと欲張りすぎかな?
────でも、そうなったら嬉しいなぁ
────そんなこと、無理だってわかってるけどね
────こっちに来たら、いっぱいお話しようね
────それで、今度こそ
────今度こそ、あなたの恋人になれたらいいな
〜ルート3-2:侑のココロNTRルート、完〜 とりあえず乙
心にくるわ……… 他ルートもたのしみ 自分の書いたSSで登場人物が亡くなったのは初めてです……
引き続きルート3-1を書いていきますが、その後ルート1に戻るかルート2に行くかは少し考えさせていただければと思います(後味的な意味で書く順番を考慮したいなと……!) 乙
直接的な手段でせつ菜ちゃんを排除しなかった辺り、歩夢は追い詰められても侑ちゃんから嫌われる行為はしないんだなぁって ここまで壊れてもせつなちゃんへ攻撃に走らなかったのがさすがぽむって感じだわ このストーリー、侑せつで付き合い始めた時点で誰かが幸せになれないのほぼ確定みたいな状況だと思うハッピーエンドあるかも期待 友情じゃなくて恋愛なら、3人で仲良くハッピーエンドな方が不自然だし結局モヤモヤしそうだ >>399>>400
上でも書いてる人いるけど、アニメ時空でゆうせつに限らず侑カプで重めの恋愛系書くなら、出さないという選択肢を取らないなら
歩夢関連をどうにかするのは避けられないしね。友情やノンケにするなり、泣いてもらったり他キャラに救済させるなりで 冒頭でぽむを煽ってたしせつなちゃんも完全な被害者じゃ無いってのがいいね 付き合ってなかった訳だから歩夢が寝取られたって言うのは言い掛かりでしかないけど、せつ菜も煽ってるし歩夢も追い詰められてもせつ菜を排除するんじゃなくて自殺するっていう。
みんな不幸になってバッドエンドじゃん…悲しいなぁ… お待たせしました、それではルート3-1を書いていきます >>367 から
3-1を選択した場合
侑「私、は……」
侑「……」
侑「……大事な、幼馴染を」
侑「歩夢を、選ぶよ」
歩夢「────」
侑「せつ菜ちゃんのことも、大事だけど」
侑「でも、やっぱり私は……私には、歩夢がいないと……」
侑(せつ菜ちゃん、ごめん)
侑(ごめんなさい……!)
歩夢「そっ、か」
歩夢「……侑ちゃん」
侑「……な、に?」
歩夢「ありがとう、私を選んでくれて」ニコ
侑「!」 侑(さっきまでの、怖い笑顔じゃない)
侑(私の、私の好きな歩夢の笑顔だ……!)
侑「あゆ、む……」ポロポロ
歩夢「わっ、侑ちゃんどうしたの!?」
侑「だって、だって歩夢が怖かったからぁ……」ポロポロ
侑「でも、でも今の笑顔は私の、私の好きな歩夢だったから……!」ポロポロ
歩夢「……そっか」
歩夢「驚かせて、ごめんね?」ナデナデ
侑「うぅ……」ポロポロ
歩夢「ふふ、こんなに泣いてる侑ちゃん初めて見たかも」ナデナデ
侑「だってぇ……」ポロポロ
歩夢「もう、侑ちゃんってば」クスッ
歩夢「……そういうところも、大好きだよ」ギュッ 侑「ぅ……あゆ、む……」グスッ
歩夢「……よしよし」ナデナデ
侑「ん……」ギュッ
歩夢「!」
歩夢(侑ちゃん、抱き締め返してくれた……!)
歩夢「……嬉しい」ギュッ
侑「歩夢……」ギュッ
侑(……歩夢に抱き締められると、とても安心する)
侑(それと、ドキドキも……)
侑(……でも)
侑「ねぇ、歩夢……」
歩夢「なぁに?侑ちゃん」ニコ
侑「っ」ギュッ
侑(今の歩夢は、いつもの優しい歩夢だ)
侑(でも、いつまたさっきの怖い歩夢になるか……わからないよね)
侑(でも、でも……!)
侑(勇気を出して、ちゃんと言わなくちゃ……!) 侑「あの、ね……」
侑「さっきは、私、歩夢のこと選んだじゃん……?」
歩夢「うん、とっても嬉しかったよ」ニコ
侑「っ、で、でも、ね」
侑「その……」
侑「今は、私、まだ」
侑「せつ菜ちゃんと、付き合ってるじゃん……?」
歩夢「────」ピクッ
侑「だから、私、その……」
侑「うぅ……」
歩夢「……」
歩夢「大丈夫だよ、侑ちゃん」ニコ
侑「!」 歩夢「侑ちゃんは"先に"せつ菜ちゃんに告白されたからせつ菜ちゃんと付き合い出した」
歩夢「でも、せつ菜ちゃんのことをまだ"恋人として好き"なわけじゃない」
歩夢「そうだよね?」
侑「う、うん……付き合っていくうちに、ちゃんと好きになれたらいいな、って」
歩夢「……それで、その状態で今度は私から告白されて」
歩夢「嬉しく思ったしドキドキもしたし意識もしてくれた」
歩夢「そうだよね?」ニコ
侑「……うん」
侑「正直、自分でも、何言ってるんだろうって感じだけど」
侑「それが、今の私の、正直な気持ち、だから……」
歩夢「うん、正直に言ってくれてありがとう」ニコ
歩夢「大丈夫だよ、侑ちゃんは悪くないから」
侑「え……」
歩夢「侑ちゃんの気持ちをよく理解しないまま付き合い出したせつ菜ちゃんと」
歩夢「既にせつ菜ちゃんと付き合ってるのに告白した私が悪いんだから」
歩夢「だから、侑ちゃんは悪くないんだよ」
歩夢「ね、安心して?」ニコ
侑「そう、なのかな……」
侑(違うような、気がする、けど)
歩夢「侑ちゃん」ギュッ
侑「!」
侑(でも)
歩夢「私を、信じて?」ニコ
侑(歩夢が笑顔なら……それでいっか) 歩夢「……でも、このままじゃ侑ちゃんは苦しいままだよね」
歩夢「本当は、せつ菜ちゃんのことを恋人として好きなわけじゃないのに、これからも付き合い続けなくちゃいけなくて」
歩夢「一番仲の良い幼馴染の私も、そういう意味で意識する存在になってるなんて」
侑「そう、だね……」
侑(そうだ、このままじゃいけないのは確かなんだ)
侑(歩夢が言ってたように、恋愛は一人しか選べない)
侑(歩夢を選ぶなら、せつ菜ちゃんときちんとお別れしなきゃ……)
───────
せつ菜「侑さんっ!」ペカー
───────
侑「……っ」ズキッ
侑(せつ菜ちゃん、私の前ではいつも笑顔でキラキラしてて)
侑(私が、もし別れようなんて言ったら)
侑(どんな顔、するのかな……)
侑「っ」ズキズキッ
侑(でも言わなきゃ、いけないよね……)
侑(だって、そうじゃなきゃ歩夢が……)
───────
歩夢「私のこと、嫌いにならないで、ね?」ニコ
───────
侑(歩夢の、あんな悲しそうな笑顔……!)
侑(もう見たくないよ……ッ!!) 侑「はぁ……はぁ……」ズキズキ
歩夢「侑ちゃん?ど、どうしたの?顔色良くないよ?」
侑「いや……大丈夫……」ズキズキ
歩夢「本当に?凄く苦しそうだよ?」
侑「大丈夫、だから……」ズキズキ
歩夢「侑ちゃん……」
歩夢「嘘ついたら、ダメだよ」ギュッ
侑「!」 歩夢「苦しいなら苦しい、ってちゃんと言っていいんだよ」
歩夢「嘘をついて無理して、それで後で倒れちゃう方が、私やだよ」ギュッ
侑「歩夢……」
侑(……不思議だな、さっきまであんなにズキズキと胸が痛かったのに)
侑(歩夢に抱き締められると、自然と痛みが和らいでいって)
侑(なんだか、とっても落ち着く)
侑「……うん、ごめんね」
侑「苦しくないなんて、嘘言っちゃった」
侑「ごめんなさい」ギュッ
歩夢「……よく言えました」ナデナデ
侑「ん……」
侑(歩夢は、ホントに優しいな)
侑(あまりにも、優しすぎて)
侑(このままじゃ、私は……)
侑「……もう、歩夢なしじゃ生きられないかも」ボソッ
歩夢「……!」 歩夢「……嬉しい、な」ボソッ
侑「え?」
歩夢「……ううん、なんでもないよ」ニコ
歩夢「それより!何か忘れてない?」
侑「……?」
歩夢「すっかり話し込んじゃってたから忘れてたけど」
歩夢「今日、普通に学校行く日だよね」クスッ
侑「……あぁ!?」 侑「や、やばいよ歩夢!このままじゃ遅刻確定だよ!」
歩夢「あはは、どうしよっか」
侑「どうしよっかじゃないよ〜!そういう台詞言うのは私の役目なのに!」
歩夢「もう走っても間に合わなさそうだよね」アハハ
侑「う〜どうしよ〜!」
歩夢「……」
歩夢「ねぇ、侑ちゃん」
侑「なに?良い案でも思いついた?」
歩夢「今日はもう、このまま学校サボっちゃおうよ」ニコ
侑「え、えぇ!?」 侑「あ、歩夢がそんなこと言うなんて……!」
歩夢「ふふ、私だってそういう気分になるときくらいあるよ」
歩夢「それに」
歩夢「今日はお休みしてさ、ゆっくり考えてみようよ」
歩夢「侑ちゃんと、私のこれからを」
侑「!」
歩夢「……今学校に行っても、せつ菜ちゃんと顔会わせづらいでしょ?」
侑「それは……」
歩夢「……」ジッ
侑「……うん」
歩夢「よし、なら決まりだね」ニコ
侑「で、でもサボるったってどこに行くの?」
侑「二人とも制服だし、一回家に帰るわけにも……」
歩夢「……実はね」
歩夢「私の家、今日は夜遅くまで誰もいないの」ニコ 一旦ここまでです!!!!!
続きは今日の深夜か明日にでも書ければと思います!!!!! なんかまどマギのさやかと緑と男の関係思い出すわ
あっちはさやかの想い知ってた緑が先攻譲ってたけど このぽむはせつ菜や他の同好会メンバーに攻められても罪悪感感じなさそう。
そこまで突き抜けてるのもいいけど、個人的には数年後くらいに結婚することになって、その頃には冷静になって罪悪感感じるけどせつ菜や他の同好会メンバーは祝福してくれて精神的にダメージ受けてほしい。 今日は寝ない事にした!!
続きを1分でも1秒でも早く読みたいから..... すみません、深夜帯に更新しようと思っていたのですが眠気が凄まじいので一度寝て起きてからの更新にしたいと思います 了解〜!!!頑張ってください!!!(〃▽〃)
応援してます!!! 〜しばらくして、上原家、歩夢の部屋〜
侑「……本当に、サボっちゃったね」
歩夢「学校に電話してるときの侑ちゃんの声、震えてて可愛かったよ」ニコ
侑「だ、だってさぁ!ああいうの自分でやったことなかったし、しかも嘘ついちゃってるし……!」
歩夢「ふふ、侑ちゃんって意外と真面目さんだよね」
侑「いやいや、歩夢が不真面目ちゃんな方が意外すぎるから……」
歩夢「そうかな……」スッ
ピト
侑「!」
歩夢「……ねぇ、侑ちゃん」
歩夢「不真面目な私は、嫌い?」ニコ 侑「っ」ドキッ
侑「そ、その聞き方は……ずるいよ……っ」フイッ
歩夢「そうかな?」
侑(なんか、変だ)
侑「そ、そうだよっ」
侑(こんな風に歩夢と肩をくっつけて座りながら喋るなんて、今までいくらでもやってきたことなのに)
侑「だって」
侑(歩夢の顔が、まともに見れなくて)
侑「私が、歩夢のこと……っ」
侑(それで────)
侑「嫌いになんて、なれるわけないじゃん……っ!」
侑(────顔が、妙に熱くなっていくのを感じる) 歩夢「……それって」スッ
────私の左手に、歩夢の右手が重ねられる
歩夢「私のこと」
────それと同時に、心臓がどんどんうるさくなっていく
歩夢「好き、ってことかな?」
侑「っ」
────歩夢の声が、やけに艶っぽく聴こえる
侑「それ、は」
歩夢「……ね、侑ちゃん」ソッ
────歩夢の左手が、私の右頬に添えられて
侑「!」
────そのまま、歩夢の方を向くように顎をクイっと持ち上げられる
歩夢「こっち、向いてよ」
侑「ぁ……っ」
────歩夢の潤んだ瞳に、恍惚とした私の顔が映されている気がした ────なに、これ
歩夢「侑ちゃん……」
────歩夢から、目が離せない
歩夢「……私は」
────歩夢の唇の動きに、私の視線は釘付けで
歩夢「侑ちゃんのこと」
────次に紡がれる言葉は何かと、両耳に神経が集中していく
歩夢「好き、だよ」
────告げられた瞬間、心臓が跳ねて
歩夢「侑ちゃんは」
────握られた左手が汗ばんでいって
歩夢「私のこと」
────顔だけじゃなく、全身が熱を帯びていって
歩夢「好き」
────私は、もう
歩夢「……かな?」ニコ
────すっかり、歩夢の虜になっていた 侑(……あぁ、そっか)
────一度気づいてしまったら
侑(この胸の高鳴りが)
────もう、止められない
侑(この熱さが)
────この気持ちを言葉にしたら
侑(友情じゃなく恋愛として)
────もう、戻れないとわかっていても
侑(人を好きになる、ってことなんだ)
────それでも、私は……
侑「……うん」
侑「私も、好きだよ」 侑(ごめんね、せつ菜ちゃん)
歩夢「……それは」
侑(私、凄く軽率だった)
歩夢「幼馴染としての好き、じゃなくて」
侑(付き合う前に、もっとよく考えるべきだったんだ)
侑「……もちろん」
侑(私の周りにいる人と、私自身の気持ちについて)
侑「恋人としての好き、だよ」
侑(本当に、ごめんなさい) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています