────一度浮かんだ黒い感情は、もはや自分ではどうにもならなくて



歩夢「せつ菜ちゃん……許せない……っ!」



────もしかしなくても、侑ちゃんは元からせつ菜ちゃんのことが好きで快く告白を受け入れた可能性だってあったのに



歩夢「侑ちゃんの優しさを利用して……っ!」



────侑ちゃんもせつ菜ちゃんも、ちゃんとお互いを想い合ってる関係かもしれないのに



歩夢「私が、私が侑ちゃんを助けてあげなきゃ……!!」



────そんな自分にとって都合の悪い可能性を押し潰すように、私の心はどんどん黒く染まっていってしまって



歩夢「……そうだよ、最初からそうすればよかったんだ」



────もう、後戻りはできない



@cメ*◉ _ ◉リ侑ちゃんを私のモノにする