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続くゲームは花陽と凛がなんとかキープする

「ゲーム小泉星空ペア、5-5」

花陽「よし……」

凛「じゃあ作戦いくにゃ!」

果南「何かしてくるよ」

梨子「私も攻める!」

梨子がサーブを打ち花陽がリターンを返すと梨子と果南は目を疑う

果南「っ、飛ばしすぎじゃない!?」

凛が高速で移動してコート前面を駆け回っている

梨子「そんなに長くは使えないはずっ!」

果南「うん、ゆっくり攻めよう!」

果南と梨子は焦ることなくボールを返すも凛はどの方向にボールが飛んでも素早く返球する

果南(いつまで動けるの!?)

梨子(こっちがリズムを狂わされる……)

最後は凛が強烈なボレーでポイントを奪う

凛「やっと取れたにゃ……」

果南「ちょっとちょっと……、ラリー中ずっとそれじゃバテちゃうんじゃないの?」

凛「……」

凛は果南の言葉に不敵に笑みを浮かべる

果南「生意気ぃ……」

梨子「か、果南さん、落ち着いて」

果南(大丈夫、必ずバテるはず……)

果南の考えは裏切られこのゲーム中、凛はずっとシグナル状態を維持してボールを後ろに行かせることなく守り続ける

梨子「っ!」

我慢できずに梨子がロブを上げるも凛は飛び上がってボールを拾う

果南「そんな体力どこにあるの!?」

「ゲーム小泉星空ペア、5-6」