かすみ「えぇ!?しず子のお尻からコッペパンを出す能力!?」
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かすみ「そんなのがかすみんの能力なの!?」
璃奈「うん、間違いないと思う」
かすみ「嫌だよそんな能力!」
かすみ「お尻からコッペパン出す能力なんて!」
かすみ「しかもしず子のお尻からしか出せないなんて…!」
しずく(ケツ出し)「…///」
璃奈「でも色々やってみたけど、結局かすみちゃんがコッペパンを出せたのはしずくちゃんのお尻からだけだった」
璃奈「かすみちゃんの能力の正体を解き明かすためにみんなに協力してもらって」
歩夢(ケツ出し)「うぅ…///」
せつ菜(ケツ出し)「かすみさん…ひどいです…///」
愛(ケツ出し)「いや〜…流石の愛さんもコレはちょっと…///」
栞子(ケツ出し)「こんな風にお尻をいじられたのは初めてです///」
璃奈「みんなのお尻をいじり倒したけど、結局コッペパンを出せたのはしずくちゃんのお尻からだけだった」
璃奈「だからかすみちゃんの能力は「しずくちゃんのお尻からコッペパンを出す能力」であるとしか思えない」
かすみ「そんな…!」 かすみがコッペパンをセットし、璃奈が照準と弾道計算を担当し、しずくが尻からコッペパンを発射するこの技は「しずコッペ砲」と名づけられ、ある時はイタズラに、ある時は浮気者への制裁に、またある時は生徒会長の注文で生徒会室にコッペパンを届けるために使われるようになった…
〜生徒会室〜
栞子「もしもし、かすみさん」
栞子「練乳クリームコッペパンと小倉バターコッペパンを一つづつ生徒会室まで送ってもらえますか?」
かすみ(電話)『おっけー!』
ヒューン…
ヒューン…
栞子「…っと」パシパシッ
栞子「…ふふ、美味しい」モグモグ
栞子「もう一個欲しいですね…かすみさんにLINEで頼みましょう」
栞子「追加でもう一つコッペパンを送って下さい、味はお任せします…と」スッスッ
ガチャ
ランジュ「栞子!大変なの!!」
ランジュ「窓からコッペパンが…!」
ヒューン…
栞子「…っと」パシッ
ランジュ「」
栞子「おや、どうしたんですか?」
栞子「コッペパン、食べますか?」スッ
ランジュ「ウ…ウン…」 このスレのせいでコッペパン食いたくなってきたので買いに行きます 〜ある日の放課後〜
かすみ「しず子、かすみんお腹すいたからお尻出してよ」
しずく「…」
かすみ「…しず子?」
しずく「…///」フルフル
かすみ「ねぇ、早くお尻…」
しずく「…///」フルフル
しずく「ごめんなさい、かすみさん…」ダッ
かすみ「えっ!?ちょ…!」
かすみ「しず子…?」
かすみ「…」
かすみ(かすみん、何かしちゃったのかな…?)
璃奈(物陰)「しずくちゃん、何だか様子が変」コソッ
栞子(物陰)「ええ、一体どうしたんでしょうか…」コソッ
璃奈(物陰)「何だか気になる」
璃奈(物陰)「ちょっと調べてみよう」
かすみ「しず子…」 その後も…
果林「かすみちゃん、しずくちゃん、コッペパンもらえるかしら?」
かすみ「えっと…」
しずく「ごめんなさい、ちょっと用事を思い出したので…」
しずく「…///」タタタ…
果林「…?」
かすみ「ちょっ…!?」
かすみ「しず子…?」
果林「どうしたのかしら…?」
栞子「…」
せつ菜「久々にしずコッペ砲が見たいです!」
しずく「すみません…演劇部の用事を思い出したので…!」
しずく「…」タタタ…
かすみ「しず子…」
璃奈「…」
しずくはお尻からコッペパンを出すのを拒み続けた… 〜部室〜
栞子「おはようございます」
璃奈「おはよう、栞子ちゃん」
しずく「おはようございます」
栞子「かすみさんは補修で遅くなるそうです」
しずく「そっか…」
栞子「…」チラッ
璃奈「…」コクリ
璃奈「2人とも、少しゲームをしよう:」スッ
しずく「…それは?」
璃奈「これは璃奈ちゃん特製トークルーレット」
璃奈「話す人と、話題を完全ランダムで指定してくれる優れものだよ」
栞子「…」
璃奈「今日はこれを使ってトークゲームをしようと思う」
璃奈「じゃあ早速スタートするね」ポチッ
ドゥルルル…
ルーレット『話す人:三船栞子』
ルーレット『お題:2人っきりでお風呂に入りたい人は?』
栞子「…えっ!?」
璃奈「わぁ」
栞子「ちょっと璃奈さん!(小声)」
栞子「これはしずくさんから色々聞き出すための小細工でしょう!?(小声)」
栞子「どうして私が…(小声)」
璃奈「いきなりしずくちゃんに振ったら怪しまれるかもしれない(小声)」
璃奈「だからまずはしずくちゃんをうまくゲームに巻き込む方が確実(小声)」
璃奈「だからあのことを聞き出すのはそれから(小声)」
栞子「そ…そうですか…(小声)」
しずく「…?」
栞子「…えっと、私が一緒にお風呂に入りたいのは…///」 そんな感じでゲームは盛り上がり…
ルーレット『話す人:天王寺璃奈』
ルーレット『お題:誰のお尻が一番ナイスか』
璃奈「…であるからして私は愛さんのお尻が一番だと思う」
栞子「確かに璃奈さんの意見もよくわかりますが、私はやはり歩夢さんもなかなかだと…」
しずく「大きいお尻もいいですけど、小さいお尻も魅力的だと思うんです」
璃奈「…駄目だ、この話は決着がつきそうにない」
しずく「じゃあ次行きましょうか」
栞子「…」チラッ
璃奈「…」コクコク…
璃奈「ルーレット、スタート」ポチリ
ドゥルルル…
璃奈「…(机の下で何か操作している)」
ルーレット『話す人:桜坂しずく』
ルーレット『お題:今一番の秘密』
しずく「ええっ!?」
しずく「そんな、今一番の秘密…?」
璃奈「…」チラッ
栞子「…」コクリ
栞子「そういえば、しずくさんがずっと話してくれなかった事で一つ気になるのがあるんですよ」
しずく「えっ…?」
栞子「しずくさん、どうして最近コッペパンを出さなくなったんですか?」
しずく「…!!」
璃奈「それは私も気になる」
栞子「もしかしてかすみさん絡みですか?」
栞子「それなら、かすみさんは補習でしばらく来ませんので大丈夫です」
璃奈「ここでの事は絶対他の人には言わないから安心して」
しずく「うぅ…」
しずく「…わかった」
しずく「…話すから、引かないで聞いてね?」 しずく「この前、夜なかなか寝付けなかったことがあって…」
しずく「それで色々考えてるうちに…」
しずく「私とかすみさんの能力についても考えちゃったんだ」
璃奈「うん」
しずく「それで、かすみさんの小さくて、やわらかくて、指の細い手…」
しずく「手というか、もうお手手と呼びたくなるような、そんなかすみさんのお手手が…」
しずく「コッペパンを出すために私のお尻をいじってるって考えたら…その…///」
しずく「興奮、しちゃって…///」
璃奈「」
栞子「」
しずく「…引い」
璃奈「…引いてないよ」
栞子「…引いてません」
しずく「…それから、気づいちゃったんだ」
しずく「私は、お尻からコッペパンを出されるのがクセになっちゃってる、って…///」
しずく「そう気づいたら、何だか自分が恥ずかしくなって…///」
璃奈「それで、お尻からコッペパンを出すのを嫌がるようになったの?」
しずく「…」コクリ しずく「ずっと、この能力にも慣れたと思ってた」
しずく「恥は捨てたと、そう思ってた」
しずく「でも…」
しずく「わからないんだ、今までずっとこの能力を使ってたのに…」
しずく「かすみさんにお尻をいじられてる、って考えたらどうしようもなくなっちゃう…」
しずく「…今の私は、かすみさんにお尻をいじられて、コッペパンを出されて気持ち良くなる恥ずかしい子なんだ」
しずく「こんな私は…」 璃奈「…」
栞子「…」
璃奈「…しずくちゃんは、かすみちゃんのことが嫌いになったの?」
しずく「そんな!私がかすみさんを嫌うなんて、そんな事…!」
しずく「むしろ私はかすみさんのこと…」ボソッ
璃奈「…?」
しずく「…いえ、なんでもありません」
璃奈「しずくちゃんがかすみちゃんを嫌いになってなかったのがわかって安心した」
璃奈「かすみちゃん、「しず子に何かやっちゃって、嫌われたかも…」って気にしてたから」
栞子「かすみさんと何だかぎこちない感じだったので心配してたんですよ」
しずく「う…ご、ごめんなさい…」
栞子「とはいえ、このまましずくさんとかすみさんが気まずい感じなのもやりづらいですね…」
栞子「…ここはいっそ、さっき私たちに話してくれた事をかすみさんに打ち明けてみては?」
しずく「ええっ!?」
しずく「そんな…そんな事打ち明けられないよ…」
しずく「きっと、かすみさんに軽蔑されちゃう…!」
しずく「そうなったら、私は…」 璃奈「…かすみちゃんは、その程度でしずくちゃんを軽蔑なんてしないと思う」
しずく「でも…!」
ガタッ
しずく「!」
璃奈「!」
栞子「!」
栞子「ドアの向こうから物音が!」ダッ
ガラッ
「わっ!?」
栞子「…!」
かすみ「えっと、その…」
栞子「かすみさん!?補習はどうしたんですか!?」
かすみ「なんか思ってたより早く終わっちゃって…」
かすみ「それで部室に来てみたらなんだかかすみんの事話してたからつい隠れちゃって…」
璃奈「…どこから聞いてた?」
かすみ「えっと…しず子が、かすみんにお尻いじられて…その…興奮する、ってあたりから…かな」
しずく「!!」ガタッ
しずく「…っ!」ダッ
栞子「あっ!」
しずく「っ!」ダダダ…
かすみ「しず子!?」
かすみ「待ってよしず子!!」ダッ
栞子「…大変なことになってしまいました」
璃奈「…」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ファイト!』」 〜廊下〜
かすみ「しず子!待ってよ!」ダダダ
しずく「いやっ!」ダダダ
しずく「来ないで!!」ダダダ
しずく「私のことは…ほっといてよぉ…!」ダダダ
かすみ「そんな、理由も分からずにしず子をほっとけないよ!」ダダダ
かすみ「…捕まえた!」パシッ
しずく「…っ!!」
しずく「やだ!離してっ!!」ジタバタ
かすみ「離さない!」グッ
かすみ「さあ!観念して話しなさい、しず子!」
しずく「うぅ…」
しずく「さっき聞いてたでしょ?」
しずく「私は、かすみさんにお尻をいじられて興奮して、お尻からコッペパンを出すのが癖になってるの!」
しずく「私…そんな恥ずかしい子なんだよ…?」ウル…
しずく「かすみさん、軽蔑したよね?」ウルウル
しずく「気持ち悪い、って思ったよね…?」ポロポロ
しずく「うっ…うぅ…」ポロポロ
かすみ「…」 かすみ「…なんだ、そんな事かぁ」
しずく「…え?」ポロポロ
かすみ「別に、しず子がコッペパン出す時気持ち良くなってるってのはわかってたよ」
かすみ「実際、気持ちよさそうな声出してたし」
しずく「あっ…」
しずく「…で、でも!」
しずく「…かすみさんは気持ち悪くないの?」
かすみ「…?」
しずく「私、かすみさんにお尻触られて興奮…してたんだよ?」
かすみ「それはちょっとびっくりしたけど…」
かすみ「でも、気持ち悪いとかは感じなかったかな」
しずく「…!」
かすみ「…っていうか!何も言わずにしず子によそよそしくされて、コッペパン出すことになりそうな時は用事があるからって言って逃げちゃうし!」
かすみ「そっちの方が辛かったんだからね!」
かすみ「かすみん、しず子に何かやっちゃって、嫌われちゃったかと思ってずっと心配だったんだよ!?」
しずく「あぅ…ごめんなさい…」 >>285
見た目の美醜に囚われないこと
つまりここに描かれているものは真実の愛だね しずく「でも…こんな事かすみさんには…!」
かすみ「えいっ!」デコピンッ!
しずく「わっ…!?」
かすみ「もう!!」
かすみ「そうやってすぐウジウジ抱え込むの、しず子の悪い癖だよ?」
かすみ「つらいこととか、抱え込みそうなことがあったらさ!かすみんに打ち明けてよって前にも言ったじゃん!」
しずく「…!!」
かすみ「はい!この話はもうおしまい!」
かすみ「かすみんはしず子がお尻触られて興奮する事も、コッペパン出して気持ち良くなってるのも気にしてません!!」
かすみ「だからしず子も!気にしない!」
しずく「かすみさん…」
しずく「…うんっ」ニコッ
かすみ「んじゃ、部室に帰ろっか」
栞子「心配になってこっそり様子を見にきましたが…」コソッ
栞子「無事解決したようで安心しました…」
璃奈「…かすみちゃんに任せて正解だった」コソッ
璃奈「…かすみちゃんたちが帰ってくる前に部室に戻ろう」スタコラ かすみ「…」スタスタ…
しずく「…」スタスタ…
かすみ「…隙ありっ!」スポッ
しずく「ひゃ!?」ビク
かすみ「へへへ〜、コッペパンいただき〜!」タッタッタ…
しずく「もう!かすみさんったら…!」ダッ
しずく「…ふふっ」
世にも奇妙な能力を手に入れた2人のコッペパンライフは続いていく… このSSはこれで完結となります。
ここまでの応援、誠にありがとうございました。
ちなみに、かすみんの能力は、
「イメージしたコッペパンを、無数に存在する並行世界から、しずくの尻経由で取り出す能力」ってイメージで書いてました。 ちょっと無理矢理締めた感じになってしまいましたが、どうかご容赦頂きたい… 乙!
やっぱりしずかすなんだオードリー・コッペパーンなあ 乙
しずくのお尻がF◯teの宝石剣みたいなことしてるのかw 問題のシーン見返したら
確かにしずくのケツからコッペパン出してて草
しずく着衣やけど あの1シーンからここまで話を広げてくれてありがとう!!とても面白かったです! ラブコメの最終回みたいで終わり方も良かった
楽しませて頂きました。ありがとう! この荒み切った「現在」(いま)に必要なのはケツコッペではなかろうか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています