穂乃果「ベイブレードで廃校を救うよ!」
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私はその日、スタジアムに舞う女神を見た。
「大会連覇がかかるツバサ選手!今大会決勝の相手は奇しくも同校のあんじゅ選手だ!」
「悪いけどツバサ、今回の優勝は私が貰うわぁ」
「勝負に余計な言葉は要らない。始めましょう?」
「「3、2、1………Goーーーシュート!!」」 火花と共に舞い散る轟音、激しく争うニ機の影、そして戦う二人の女神。
その様が、私にはとっても眩しくってーーーーー
「おぉーっと!ツバサ選手のロンギヌス!勢いを失い始めたかぁー!?」
「やるわね、あんじゅ」
「伊達に同じチームでやってないわよ。さぁ、スタジアムに咲き続けなさい!!」
ヨロヨロとスタジアムを漂う白銀のベイ、それに対して悠然とスタジアムに鎮座するもう一機。
「目覚めなさい………ロンギヌス!!!」 多分、私の他にそれが見えている人は居なかった。
でも、私は見たんだ。
ベイブレードから現れる荒々しくも美しい、白銀の龍を。
息を飲んだ。
そしてーーーーー
「決めるわよ!!ーーーーレイジング………アッパー!!!!!!!!!!」
爆音、凄まじい閃光と砂埃、一瞬の沈黙。
少しした後、王者が拳を突き上げた。
「決まったァー!強い、強すぎる!!チャンピオン綺羅ツバサ、チームメイトにも容赦なし!ベイブレードを完全粉砕してのバーストフィニッシュ!!」 「ってことがあったんだよ〜」
「ベイブレードって男の子の遊びじゃないのかなぁ」
「駒遊びでしょう。やりませんよ」
ことりちゃんはこんなんだし、海未ちゃんは予想通り………。
あ、申し遅れました!
私、高坂穂乃果!音乃木坂高校の二年生!
私の通ってる学校は何とこのままじゃ廃校!
ベイブレードで…廃校を救いたい!
よろしくね私の相棒、ヴァルキリー! 明日普通に仕事の後上司と飯だから寝るわ
なんで立てたんだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています