私はその日、スタジアムに舞う女神を見た。

「大会連覇がかかるツバサ選手!今大会決勝の相手は奇しくも同校のあんじゅ選手だ!」

「悪いけどツバサ、今回の優勝は私が貰うわぁ」

「勝負に余計な言葉は要らない。始めましょう?」

「「3、2、1………Goーーーシュート!!」」