果林「私は、みんなのお姉さん…」
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歩夢「しずくちゃん、しずくちゃん」
歩夢「この前話してくれた、タピオカドリンクのお店行ってきたよ」
しずく「歩夢さんも行かれたんですね。どうでした?」
歩夢「うん、とっても美味しかったよ」
果林(意外ね、しずくちゃんがそういう店にいくイメージってあまりなかったけど…)
果林(歩夢におすすめするぐらいだし、有名なお店なのかしら?) 歩夢「あの濃厚さとまろやかさは飲むチーズケーキみたいな感じで、美味しかったなあ…」
しずく「思い出すだけでも、幸せな気分になりますね…」
果林(二人とも幸せな顔してるわね…平和でいいわ…)
果林(最近甘い物とか食べてなかったし、気分転換に私も行ってみようかしら。せっかくだし二人も誘って) 歩夢「味も良かったけど、それ以上に…」
しずく「もしかして、歩夢さんも気が付いてしまいましたか…?」
歩夢「うん…しずくちゃんの言う通りで……」
果林(えっ…?タピオカドリンクの味よりも衝撃なことがあったの?)
果林(一体、どんなお店にいったのかしら) 歩夢「絵里さんって、とってもかわいいね!」
しずく「ですよね!歩夢さん!」
果林(???)
果林(どうして、絵里ちゃんが出てくるの?)
果林(しかもかわいい…?絵里ちゃんってかわいいというよりかは大人で美人なイメージなんだけど) 歩夢「絵里さんってμ’sの中でもしっかりしてて真面目なお姉さんのイメージだったんだけど」
歩夢「ただ真面目なだけじゃなくて一緒に羽目を外して遊んでくれるし」
歩夢「細かい事にも気を使ってくれるし、優しくて、理想のお姉さんみたいで…」
歩夢「でも、羽目を外しすぎたって後悔して落ち込んじゃってる姿が一番印象的で、かわいかった…」
しずく「そうですね…ああいうところが絵里さんの魅力的なところなんですよね…」
しずく「私も絵里さんみたいなお姉さん…憧れます」 果林(話の流れ的に、二人とも絵里ちゃんと一緒にタピオカのお店に行ったって事よね)
果林(随分、絵里ちゃんと親しくなって……)
果林(それに、理想のお姉さん……) エマ「二人とも、絵里ちゃんとお出かけしてきたの?」
歩夢「はいっ」
しずく「エマさんは絵里さんとお出かけしたことありますか?」
エマ「お出かけ…とは違うかもしれないけど、一緒にジョギングしたことならあるよ」
果林(エマ…絵里ちゃんとそんな事してたのね) エマ「ジョギングの後、フルーツサンドが美味しいお店に行ったんだ」
エマ「美味しそうに食べる絵里ちゃんはかわいかったなあ」
しずく「綺麗な絵里さんのあの無防備な表情…いいですよね」
エマ「うんうん。思い出したら、おなかすいてきちゃった」
エマ「よかったら、二人とも行ってみない?」
歩夢「行きたいです!」
しずく「ぜひっ」 果林(あー、だめね。こんなことで動揺するなんて…)
果林(私、もう少しお姉さんっぽくやれてたかなって思ってたけど…)
果林(流石は絵里ちゃんって事かしら……そうじゃないわね)
果林(絵里ちゃんの自然体の姿を見て、理想のお姉さんって言ってるんだもの…)
果林(はぁ…)
エマ「……」クスッ エマ「かーりんちゃん」
果林「…!」ビクッ
エマ「果林ちゃんも一緒に行くでしょ?」
果林「えっ…わ…私は…」
果林「やめておくわ…」
果林(あーもうっ!そうじゃないのに…) エマ「えー」
歩夢「果林さん…」
しずく「残念です…」
果林(ごめんね…二人のこういう顔を見たいわけじゃないのよ…) エマ「果林ちゃん、この後、予定でもあるの?」
果林「えっ?いや…」
エマ「無いよね?」
果林(え…エマの圧が…)
エマ「じゃあ、行けるよね?」
果林「えっ…ええ…大丈夫よ…」 歩夢「本当ですか?」
歩夢「私、果林さんとお出かけってあまりした事が無いから楽しみ」
しずく「そうですね…私もないような…」
果林(えっ…そういえば…そうね…)
果林(もしかして、私避けられてる…?) エマ「大丈夫だよ」ボソッ
エマ「二人とも、果林ちゃんとお出かけしたいって思ってるよ」ボソッ
果林「なっ……!!」 歩夢「実は、果林さんってどんなことが好きか分からなくて…ちょっと誘う勇気がなかったというか」
歩夢「遊びに行っても、楽しんでくれるかなとか」
しずく「体型に気を使っているのも分かりますし、食べに行くのもちょっと…ためらわれるといいますか」
果林「そ…そう…別に気にしなくてもいいのよ?」
果林「同好会のみんなとなら、どこでも楽しく過ごせると思うわ」
エマ「」クスクス エマ「せっかくなら、果林ちゃんに何かお願いしてみたら?」
歩夢「あっ、あのっ!私ずっと果林さんに服を選んでもらいたくてっ」
しずく「私はできれば、コスメを…」
果林「まっ…待って二人ともっ」
エマ「果林ちゃん困ってるみたいだし、最初は果林ちゃんの行きたい場所にしようか」 歩夢「はいっ」
しずく「果林さんの行きたい場所…どんなところでしょうか…?」
果林「……」
果林「…行きたい」ボソッ 歩夢「えっ?」
しずく「すみません、もう一度いいですか?」
果林「タピオカとフルーツサンド…行きたい」
歩夢・しずく「…!」
歩夢・しずく・エマ「」クスクス 果林「…」
歩夢・しずく・エマ「」クスクス
果林「ちょ…ちょっと…!笑ってないで何か言ってよ!」
エマ「果林ちゃん、かわいいよ」
果林「も…もう!」
しずく「それでは行きましょうか」クスッ
歩夢「うんっ!」 エマ「果林ちゃん」
果林「…エマには敵わないわ」
エマ「絵里ちゃんのかわいいところも知ってるけど」
エマ「果林ちゃんがみんなのお姉さんをしているのも、かわいいところももっと知ってるからね」
果林「…ホント、エマには敵わないわね」 おわり
絵里ちゃんがみんなと何かを食べてしまう毎日劇場ほんとすき 良質な同人誌を読んだ後のような満足感
素晴らしい、乙でした 果林ちゃん可愛すぎて最高
エマが素直になれない果林の気持ちを汲み取ってあげるのもほんと好き >>40
34じゃないけど読んできた 可愛い
えりちゃんとかかりんちゃんのこういう面って可愛くていいよね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています