せつ菜「……ふふっ、そんな顔しないでください。もう、私は大丈夫ですから」

あなた「大丈夫……って……」

せつ菜「それに」

あなた「え……?」


せつ菜ちゃんは、私の懐に飛び込んできて、そのまま上目遣いで顔を覗き込んできた。

目と鼻の先に、彼女の顔がある。

甘い香りが鼻腔をくすぐってくる。

シャンプーなのか、それとも、彼女自身のものなのか。