【戒め系SS】穂乃果「3000怖い」
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3000
sanzen
さんぜん 三
。 。゚ 千
3 ゚ リ ´Д`゚ )っ゚ サ
0 (つ / ン
0 | (⌒) ゼ
0 し⌒ ン 穂乃果「う……」
「海未ちゃん……」
「ことりちゃん……」涙ポロポロ
「〜〜〜〜〜〜〜〜」お口ワナワナ
鼻水をすすり、涙を拭き拭き……
穂乃果「2人の厚意……疎かにはしないよ!!」
3000円を受け取り……
穂乃果「穂乃果、これからお母さんに謝ってくる!!」 〜居間〜
穂乃果「ねぇ、お母さん……」
「実は、大事なお話が……」
襖スゥーー……
雪穂「……ん?」
「お、お姉ちゃんっ!?」仰天
「いつ意識が戻ったの!?」
穂乃果「ゆっ、雪穂っ!?」
(肝心の母の姿は、居間には無く––––)
ほのパパ「…………」テレビ視聴中
(代わりに、寝っ転がりながら雑誌を読みふける雪穂と、仕事が一段落つき、テレビを見ながらくつろぐ父が居るばかりであった) 雪穂「さっきはビックリしちゃったよぉ〜〜!!」
「お姉ちゃんったら、白目を剥いたまま海未さん達に運ばれてきたんだもん……」
穂乃果「ね、ねぇ雪穂……」
「……お母さんは?」
雪穂「は?何いってんの?お姉ちゃん」
「お母さんなら今さっき、お姉ちゃんの学校へ行ったよ」
穂乃果「が、学校!?」
雪穂「今日はPTA会議があるって、ずっと前から言ってたじゃん!!」面倒くさそうに
(学校、PTA会議––––)
(それらのワードが雪穂の口から飛び出た瞬間、穂乃果の足の裏が、嫌な予感でムズムズし始めた) 穂乃果「何を話し合うんだろう……」
「この時期に、PTA会議って……」
(と––––)
(不安がる穂乃果を見た雪穂が、ニヤリと悪童の顔になり––––)
雪穂「お姉ちゃん、また何か学校でやらかしたんじゃないの?」ニヤニヤ
穂乃果「」
穂乃果(ま……)
(まさか…………)
(理事長……ガラスの件を、お母さんに喋るんじゃ……) (我が身に破滅が近づきつつあることを、予感した穂乃果は––––)
雪穂「お……お姉ちゃん?」
(背後で呼び止める雪穂の言葉など全く耳に入らず、フラフラと自室へ帰還した) 〜穂乃果の自室〜
襖スゥーー……
穂乃果「…………」
ことり「あっ、穂乃果ちゃん!」
海未「どうでしたか?穂乃果」
「ちゃんと、謝罪できま……」
穂乃果「…………」
穂乃果、両膝ガクリと崩れ落ち…… : : : : :.}=={: : : : :/: : : : : : : : : : : : :, : : : : : : :\
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穂乃果「もうダメだぁ……」絶望の色
ことうみ「!!!!????」 (穂乃果は居間で雪穂から聞いた話を、一字一句誤らずに、2人に伝えた)
穂乃果「いまごろ学校で、理事長がお母さんに告げ口してるに違いないよ……」
「お母さんが家に帰ってきたら、きっと3000円の出所を追求してくる……」
「そうなったらもう、穂乃果はあの世行きだ……」
(頭を抱えて打ちひしがれてる穂乃果を見て、事態が急変した事を察知したことうみは––––)
海未「グズグズしてる暇は無いですよ!!穂乃果!!」
穂乃果「…………え?」 海未「理事長がガラスの件を言い出す前に、おば様を摑まえて謝罪するのです!!」
穂乃果「海未ちゃん……」
ことり「そうだよ!!穂乃果ちゃん!!」
「他人から知らされるより、自分から自首した方が罪は軽くなるよ!!」
穂乃果「…………そ」
「そうだね!!」
「穂乃果、これから急いで学校へ行ってくる!!」奮い立つ
(2人のアドバイスで再び立ち上がった穂乃果は、けたたましい足音を響かせながら、廊下を走り抜け、階段を下り––––)
(そして––––) 玄関の扉ガララッ!!
穂乃果「いってきま〜〜すっ!!!!」
ダダダダダダダダ……
(街灯が輝き始めた夕暮れの道を、学校目指して全速力で突っ走って行ったのである)
(その後ろ姿を、穂むらの玄関で見守っているのが––––)
ことり「ねぇ、海未ちゃん……」
「穂乃果ちゃん……今から行って、本当に間に合うのかなぁ?」漠然と
海未「さぁ……分かりません……」
「ですが……」
「穂乃果の贖罪が本物でしたら、天に願いが届くかも知れません……」
(穂乃果の前途を願う2人の背後から、雪穂の間の抜けた声が流れてくる) 雪穂「ど、どうしちゃったの?お姉ちゃん……」
ことり「あ、雪穂ちゃん!」
海未「穂乃果なら今、おば様を追って学校へ……」
雪穂「えっ?学校!?」目を見張る
(ふと……ふたりの頭に、疑問がもたげ始めた)
ことり「ねぇ、雪穂ちゃん……」
「さっき、穂乃果ちゃんへ言った話は、本当なの?」
雪穂「??」
ことり「今日のPTA会議は、穂乃果ちゃんについてだって……」
雪穂「ど……どうしたんですか?ことりさん」
海未「ちょっと、お伺いしますが……雪穂」
「どうして、穂乃果が学校で失敗した事を知っていたのですか?」
雪穂「はぁ?」
(海未はこれまでの経緯を、わかりやすく噛み砕いて雪穂に説明すると––––) 雪穂「やだ……私……」
右手を口に当て……
雪穂「お姉ちゃんが、急に怯え始めたから……」
「つい面白がって、あんな嘘を……」
ことり「嘘っ!?」
雪穂「ひょっとしたら私……取り返しの付かない事をしちゃったのかも……」声がこわばる
海未「どういう事ですか!?雪穂!!」
(責任を感じ始めた雪穂は、昨日の夕食時に、母から聞かされた事を語り始めた––––) 〜雪穂の回想〜
ほのママ「ウフフ……」
「これはまだ、穂乃果には内緒なんだけどね……」
雪穂「え?」
ほのママ「実は明日の、PTA会議でね……」ニヤニヤ
「学校を廃校から救った穂乃果へ、PTAから特別に栄誉賞を贈ろうって話が進んでるのよ」
ほのパパ「!!」
雪穂「え、栄誉賞!?」
思わず身を乗り出す雪穂……
ほのママ「最初は私の方から、断ったんだけどねぇ」
「『そんなのを贈ったりしたら、あの子が調子に乗るだろうから、辞めてほしい』って……」
「でも理事長……つまり、ことりちゃんのお母さんが引いてくれないのよぉ」
「『あなたの娘さんは、私たちにも出来なかった偉業を成し遂げたんだから、誉められても罰は当たらないわ』って」 雪穂「し、信じられない……」
「家の中では、自堕落なお姉ちゃんが……」
「父兄の人達から、賞を貰うだなんて……」
ほのママ「ねぇ……雪穂」囁くように
口に人差し指を当てて
ほのママ「さっきも言ったけど……」
「この事は、本決まりになるまでは、ゼッタイ穂乃果には内緒よ?」
雪穂「わ、わかってるよ……」
ほのパパ「…………」自分の事のように鼻高々
〜回想おわり〜 雪穂「私が知ってるのは、ここまでです……」
ことうみ「…………」唖然
..ィ⌒¨¨:.:.......
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海未「ま、まずいです……」
「非常にまずいですよ……」激しく動揺
ことり「え?」
海未「考えても見なさい……」
憂い色を浮かべて…… 海未「穂乃果に栄誉賞を送るかどうかという、会議の最中にですよ?」
「いきなり穂乃果が現れて、『ごめんなさい、お金を盗みました』だなんて、言おうものなら……」
ことり「あ…………」お口ぽっかり
海未「きっと、9割9分まで決まっていた穂乃果の受賞が、取り止めになってしまうに違いありません!!」
雪穂「とっ!!取り止め!?」
(事ここにいたって、せめて最悪の事態だけは回避しようと、海未は––––)
海未「ことり!!雪穂!!」
「私はこれから大至急で、穂乃果を止めに行きます!!」
「2人はここで、留守を頼みますよ!!」
ことり「あっ!!海未ちゃん!!」
ダダダダダダダッ……
(先発した穂乃果を掴まえるべく、薄暮に染まった道を走り去っていったのである) 〜学校・PTA会議〜
理事長「で、ありまして……」ハキハキ
「高坂穂乃果さんの輝かしい偉業に、異論を挟む人はいないハズです」
「彼女の功績を称えて、我々から何かしらの賞を贈るのは、当然の義務だと考えております」
(会議室内に居並ぶ父兄達へ、理事長が持論を展開する最中––––)
海未ママ「おめでとう、きぃちゃん……」
「ホント、いい娘さんを育てましたね」
ほのママ「もうっ!昔から皮肉が上手いんだから……」
「穂乃果が適当に投げたサイコロが、偶然いい目に出ただけよ!!こんなの」
海未ママ「謙遜、謙遜……」ニコニコ (つとめて平常の様に振る舞うほのママだったが、どうしても顔がほころび、ニヤニヤを隠すことが出来ずにいる)
海未ママ「しかし、こんな事って初めてですよね?」
「穂乃果ちゃんが、父兄や先生たちから絶賛されるだなんて……」
ほのママ「私だって、今でも信じられないわよ」
「小中学校の頃の懇談会なんて、いっつも穂乃果の迷惑エピソードが上がって、私の肩身が狭かったというのに……」シミジミ
海未ママ「穂乃果ちゃんの行動力が、成長に追いついたって事なのかしらね……」
理事長「それでは、決を採りたいと思います」 海未ママ「ついにその時が来ましたよ、きぃちゃん」
ほのママ「ああ……」
「あの穂乃果が……」
「穂むら創業以来のうつけ者だと思っていた、あの穂乃果が……」
(予想外な娘の成長に万感の思いを馳せ、ほのママの目尻に、熱いモノがこみ上がってくる)
理事長「高坂穂乃果さんの栄誉賞授与に賛成の方は、拍手を––––」
扉ガラララッ!!
理事長「…………えっ!?」
穂乃果「ぜぇ……はぁ……」肩で息
ほのママ「」硬直
「………………ほの、か?」 室内ザワザワ……
理事長「ど、どうして高坂さんが……」
海未ママ「なんだか、大急ぎで来た様に見えますが……」
穂乃果「はぁ……はぁ……」
「…………」息を整え
「お……」
「お母さん……」
ほのママ「????」
「何しに来たのよ!?一体……」
(覚悟を決めた穂乃果は、顔をしかめたほのママの前へ歩み寄り––––)
(ポケットから、友情の3000円を取り出し––––)
(そして––––)
穂乃果「…………ご」
「ごめんなさいっっっっ!!!!」 リ;`> 口 <)
γ⌒ヽ < ガバッ!!!!
/ へ \ヽ
/ \ \\
/ / \ \\
( ⌒ ̄ ̄ ̄`ヽゝ \\_
>ー――--- ノ ゝ__フっ__フ
と_,,-――――''" ほのママ「!!!!????」
「ちょっと!!他人様の前で何を……」
穂乃果「本っっっっ当に、ごめんなさいっっっっ!!!!」
床に額を擦りつけっ!!
ほのママ「な、何を誤って……!!」
3000円を、手前に置いて…… i/////////i/// i//////////////./i///i `ヽi//////// i///////i
i/////////i.// .i.//i//////////// .i//,′ i//////// i///////i
i i///////.i.i/.i i./.i.i////i////., ′ i/./ i////////.i///////i
i.i///.,'///.レi/i ___!/i .i.///,i/ レ\ // i////////i///////i
i.i///.i///.i i.i Y.∨//ハ.i. 7.<_ i/////// i///////.i
i i///.i///i .i .z==.x ヽi ∨/i ヽ ′ ゚ .‐ __ i/////// i///////.i
i i/// i///i _.)zX゚ ̄.ニミx ∨i _. -ニ___ ゚ i///////.i///////,′
/,'i/// i/.i/.i .ハ/ん_,ノヽヽ ヽ 7= ¨.三¨=ミx .,'///////i ///////
//i////i/ii/ii ! .i ゝノ. , ' .ィ ._}_`ヽ ゚ミx ,'///////,'///////
/.i////ト..ハ.i( ̄ ヽ----' .{i.` ゝ ノ i.`iZ` ,'/////i//i///////i
/ ハ////iヾ ヽ ー ' ゝ _ .ノ .リ`. .,'/////.i//i//////i.i
i/ハ∧∧.\// ¨ =i.゚‐‐.、 ,.'///////i/ハ//// i/i
i/i ∨/ト i/.i.ヽ ` > __ノ,.'///////.i/i .i////ト∧
i.i i.ヽ∧ヽハ // / ///////_」i/i////∧ハ
i .i//\ヽ.ハ __ ////,.'//_ ィ i//∧∧∧ヽヽ
i .i////`//_> ´ `゚゚ ー-- 、 //./// i//.i/.!//∧.∧.∧\ヽ _
∨/// .\ _ z' - //.ハ∧/.ト///__///∧∧`ヽ ̄
y \ _ ‐ ゚/ ' .,' .ヽヽ ヽ-゚_=`ヽ/∧/∧ヽヽ
ハ .\ ._ - .¨ ./. ,′ i\ヽ¨  ̄` ヽ_ヽ_∧.i/.i
/ .i > 、__ -‐ ¨ ,.′ .,′ i ヽ.`ー---¨,-- \,'/i
,′ i / ././\ / ,.′ | `ー‐‐ ゚  ̄`ヽ
i i / .,' ,' i\ / ./, .| _ -‐  ̄`ヽ
i i / ,' ,' _.i .iヽ_.ィ゚ ,.'.,' .| / ハ
| i / .i .i ./ !.i.∨-、 , ' ,′ . | ./ ハ _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> すべてをお話ししますぅぅぅぅ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 〜そして、数分後……〜
海未「ぜぇ……はぁ……」肩で息
(遅ればせながら、会議室の前までたどり着いた海未だったが、もはや手遅れである事に、うすうす感づいている)
海未「…………穂乃果」
「結局、あなたに追いつくことが出来ませんでした……」
「きっと、穂乃果はもう会議室の中へ……」
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> こぅぉの、おバカァァァァッ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 海未「ひっ!!!!」ビクン!!
(会議室のドアの窓越しに、恐る恐る中を覗いた海未が見たモノは––––)
ほのママ「どおりで財布の中のお札の数が、記憶と食い違ってると思ったのよ!!!!」
穂乃果「ううううう…………」涙ポロポロ
(頭に角を生やさんとばかりに激昂したほのママが、会議室のカーペットの上にちょこなんと正座している穂乃果へ向けて––––)
ほのママ「しかも、何!?」
「それだけでは飽きたらずに、学校の窓ガラスを割ったのを、親に隠しておくだなんて……」
ほのママの拳プルプル……
ほのママ「よくもまぁ、こんなに大勢の人が見てる前で、赤っ恥をかかせてくれたわねぇぇぇぇ!!!!」
(果てることのない罵声を、一方的に穂乃果へ浴びせている光景であった) . ____
. x-ハ. : : : : : : : : : :.
/:(ィ : : : : : : : : : : : :.`:.
. ,.:/: : : :/: : :L___: : : :',: :.
. /l|: : : :∧: : :|~⌒',: : :.l: :|
|从:W- VY-‐ l: :./:.:.| ヒック……
ヘ:l━ ━ !ィ ).:人
. 人‖ 皿‖ ィ-、j:/ ヒック……
. N`≧=チ / |
r' |〈へ// /!
| |、`。l ′ / .|
| |'ヘ / / |
|_| _|_」 .′ `}
. (~⌒) (⌒y7ーイ-、
(⌒¨/⌒¨ー‐L イ^ 〉
. ー^ー‐┴─'⌒¨¨
穂乃果「ごべんなざぁい……」鼻水ドバドバ
「ごべんなざぁぁぁぁい……」大号泣
海未「…………クッ」
自分の未熟さを呪いながら……
海未「…………遅かった」 ほのママ「みなさんっっっっ!!!!」
(怒りと羞恥心で、顔が真っ赤に腫れ上がったほのママが、泣きじゃくる穂乃果の頭を腕ずくで床へ押さえ込みながら––––)
ほのママ「こんな娘が栄誉賞だなんて、とんでもない話ですっ!!!!」
「どうかこの件は、無かったことにして下さいっっっっ!!!!」
(それまで和やかなムードで執り行われていたPTA会議は、一転して蜂の巣をつついたような騒ぎとなった)
海未ママ「きぃちゃん……」いたたまれない
理事長「こ、高坂さん……」同様
穂乃果「うああぁぁああん……」
「ごべんなざああぁぁああい……」 (かくして、穂乃果の栄誉賞受賞は幻に消え––––)
(代わりに、校内に出没していたネズミ達を、ホウ酸入りおにぎりで退治した花陽が受賞することになった)
〜おわり〜 最近のしまむらキャラが可哀想なSSばかりで抜けない しまむら最近バッドエンドというか読後感悪いの多いぞ 一見、妥当な海未ちゃんの判断が全て裏目に出てますね
親鳥は窓ガラスの件を知っていて尚、穂乃果に栄誉賞を与える気でいた。だから会議の場に踏み込むのはヤブ蛇だった訳です
戒め系SSとの事ですが、誠実にいきるべきか、狡猾に生きるべきか、読み手に委ねられています
最も、窓ガラスを割らないように気を付けるべきなんですよね… キャプテン翼ごっこをしなければ窓ガラスも割れなかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています