X



【戒め系SS】穂乃果「3000怖い」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:32:38.53ID:MuvVLTUc
  3000
       sanzen  
さんぜん            三
      。      。゚      千
   3   ゚ リ ´Д`゚ )っ゚ サ
  0    (つ   /    ン
 0      |   (⌒)     ゼ
0       し⌒         ン
0154名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:35:29.52ID:+05DCbE/
穂乃果「う……」

   「海未ちゃん……」

   「ことりちゃん……」涙ポロポロ

   「〜〜〜〜〜〜〜〜」お口ワナワナ


鼻水をすすり、涙を拭き拭き……


穂乃果「2人の厚意……疎かにはしないよ!!」


3000円を受け取り……


穂乃果「穂乃果、これからお母さんに謝ってくる!!」
0155名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:35:43.80ID:+05DCbE/
〜居間〜


穂乃果「ねぇ、お母さん……」

   「実は、大事なお話が……」


襖スゥーー……


雪穂「……ん?」

  「お、お姉ちゃんっ!?」仰天

  「いつ意識が戻ったの!?」

穂乃果「ゆっ、雪穂っ!?」


(肝心の母の姿は、居間には無く––––)


ほのパパ「…………」テレビ視聴中


(代わりに、寝っ転がりながら雑誌を読みふける雪穂と、仕事が一段落つき、テレビを見ながらくつろぐ父が居るばかりであった)
0156名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:36:01.57ID:+05DCbE/
雪穂「さっきはビックリしちゃったよぉ〜〜!!」

  「お姉ちゃんったら、白目を剥いたまま海未さん達に運ばれてきたんだもん……」

穂乃果「ね、ねぇ雪穂……」

   「……お母さんは?」

雪穂「は?何いってんの?お姉ちゃん」

  「お母さんなら今さっき、お姉ちゃんの学校へ行ったよ」

穂乃果「が、学校!?」

雪穂「今日はPTA会議があるって、ずっと前から言ってたじゃん!!」面倒くさそうに


(学校、PTA会議––––)

(それらのワードが雪穂の口から飛び出た瞬間、穂乃果の足の裏が、嫌な予感でムズムズし始めた)
0157名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:36:22.96ID:+05DCbE/
穂乃果「何を話し合うんだろう……」

   「この時期に、PTA会議って……」


(と––––)

(不安がる穂乃果を見た雪穂が、ニヤリと悪童の顔になり––––)


雪穂「お姉ちゃん、また何か学校でやらかしたんじゃないの?」ニヤニヤ

穂乃果「」



穂乃果(ま……)

   (まさか…………)

   (理事長……ガラスの件を、お母さんに喋るんじゃ……)
0158名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:36:37.61ID:+05DCbE/
(我が身に破滅が近づきつつあることを、予感した穂乃果は––––)


雪穂「お……お姉ちゃん?」


(背後で呼び止める雪穂の言葉など全く耳に入らず、フラフラと自室へ帰還した)
0159名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:36:51.30ID:+05DCbE/
〜穂乃果の自室〜


襖スゥーー……


穂乃果「…………」

ことり「あっ、穂乃果ちゃん!」

海未「どうでしたか?穂乃果」

  「ちゃんと、謝罪できま……」

穂乃果「…………」


穂乃果、両膝ガクリと崩れ落ち……
0160名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:37:06.58ID:+05DCbE/
: : : : :.}=={: : : : :/: : : : : : : : : : : : :, : : : : : : :\
: : : : /  \, : : : : : : : : :../: : : : : : :, : : : : : : : : :,
: : : : |  ,, / : : : : : : : : :/..:..: : : : : :|: : : : : :│: :‘.
: : : : |/  ′: : : : : : : :/:.:..: : : : : : :|⌒¨Z.,__|:.: : :‘.
: : : : |   i : : : : : : : : /.{: : : : : : : : :|     |: : : :..:i
: : : : |___j : : : : : : : / |: : : : : : : : :|     |: : : :..:|
: : : : ハ:..:.|: : : : : :i: :′ ∨: : : : : : l |     |: : : :| |
: : : /: : ',:.:|: : : : : :|: |   ,.斗: : :|: : | | `ー― |: : : :| |
: : /: : : : 。|: : : : : :|: |''"   乂: :|: : |ノ _,.斗ァ}: : : ,}ノ
:.:/: : : :./`|: : : : : :|リ _,.斗rミ \: :/ イノ{::ノ / : : / |
/: : : : :.{ : :.|: : :..:.|ィ )r{:::ノ    }ノ   ¨¨´ //:..:/、,ノ
: : : / /:ゝ|: ハヘ、 :ハ`¨¨´         ::'::':/イ:.:/  ヽ
: : : -=ニ }/ヽ}|\:ヘ ::'::'::      '  彡r ″   }
´       リ \ヽ〉     /―ァ   /      |
          ‘,  丶    {__ /  /    /   .′
         ‘,    `>―r‐ .i    ∨/  /
          \     ∧∧__|___   ‘, ./


穂乃果「もうダメだぁ……」絶望の色

ことうみ「!!!!????」
0161名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:37:36.57ID:+05DCbE/
(穂乃果は居間で雪穂から聞いた話を、一字一句誤らずに、2人に伝えた)


穂乃果「いまごろ学校で、理事長がお母さんに告げ口してるに違いないよ……」

   「お母さんが家に帰ってきたら、きっと3000円の出所を追求してくる……」

   「そうなったらもう、穂乃果はあの世行きだ……」


(頭を抱えて打ちひしがれてる穂乃果を見て、事態が急変した事を察知したことうみは––––)


海未「グズグズしてる暇は無いですよ!!穂乃果!!」

穂乃果「…………え?」
0162名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:37:58.54ID:+05DCbE/
海未「理事長がガラスの件を言い出す前に、おば様を摑まえて謝罪するのです!!」

穂乃果「海未ちゃん……」

ことり「そうだよ!!穂乃果ちゃん!!」

   「他人から知らされるより、自分から自首した方が罪は軽くなるよ!!」



穂乃果「…………そ」

   「そうだね!!」

   「穂乃果、これから急いで学校へ行ってくる!!」奮い立つ


(2人のアドバイスで再び立ち上がった穂乃果は、けたたましい足音を響かせながら、廊下を走り抜け、階段を下り––––)

(そして––––)
0163名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:38:16.62ID:+05DCbE/
玄関の扉ガララッ!!


穂乃果「いってきま〜〜すっ!!!!」


ダダダダダダダダ……


(街灯が輝き始めた夕暮れの道を、学校目指して全速力で突っ走って行ったのである)

(その後ろ姿を、穂むらの玄関で見守っているのが––––)


ことり「ねぇ、海未ちゃん……」

   「穂乃果ちゃん……今から行って、本当に間に合うのかなぁ?」漠然と

海未「さぁ……分かりません……」

  「ですが……」

  「穂乃果の贖罪が本物でしたら、天に願いが届くかも知れません……」


(穂乃果の前途を願う2人の背後から、雪穂の間の抜けた声が流れてくる)
0164名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:38:39.60ID:+05DCbE/
雪穂「ど、どうしちゃったの?お姉ちゃん……」

ことり「あ、雪穂ちゃん!」

海未「穂乃果なら今、おば様を追って学校へ……」

雪穂「えっ?学校!?」目を見張る


(ふと……ふたりの頭に、疑問がもたげ始めた)


ことり「ねぇ、雪穂ちゃん……」

   「さっき、穂乃果ちゃんへ言った話は、本当なの?」

雪穂「??」

ことり「今日のPTA会議は、穂乃果ちゃんについてだって……」

雪穂「ど……どうしたんですか?ことりさん」

海未「ちょっと、お伺いしますが……雪穂」

  「どうして、穂乃果が学校で失敗した事を知っていたのですか?」

雪穂「はぁ?」


(海未はこれまでの経緯を、わかりやすく噛み砕いて雪穂に説明すると––––)
0165名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:39:00.81ID:+05DCbE/
雪穂「やだ……私……」


右手を口に当て……


雪穂「お姉ちゃんが、急に怯え始めたから……」

  「つい面白がって、あんな嘘を……」

ことり「嘘っ!?」

雪穂「ひょっとしたら私……取り返しの付かない事をしちゃったのかも……」声がこわばる

海未「どういう事ですか!?雪穂!!」


(責任を感じ始めた雪穂は、昨日の夕食時に、母から聞かされた事を語り始めた––––)
0166名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:39:20.23ID:+05DCbE/
       〜雪穂の回想〜


ほのママ「ウフフ……」

    「これはまだ、穂乃果には内緒なんだけどね……」

雪穂「え?」

ほのママ「実は明日の、PTA会議でね……」ニヤニヤ

    「学校を廃校から救った穂乃果へ、PTAから特別に栄誉賞を贈ろうって話が進んでるのよ」

ほのパパ「!!」

雪穂「え、栄誉賞!?」


思わず身を乗り出す雪穂……


ほのママ「最初は私の方から、断ったんだけどねぇ」

    「『そんなのを贈ったりしたら、あの子が調子に乗るだろうから、辞めてほしい』って……」

    「でも理事長……つまり、ことりちゃんのお母さんが引いてくれないのよぉ」

    「『あなたの娘さんは、私たちにも出来なかった偉業を成し遂げたんだから、誉められても罰は当たらないわ』って」
0167名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:39:37.24ID:+05DCbE/
雪穂「し、信じられない……」

  「家の中では、自堕落なお姉ちゃんが……」

  「父兄の人達から、賞を貰うだなんて……」


ほのママ「ねぇ……雪穂」囁くように


口に人差し指を当てて


ほのママ「さっきも言ったけど……」

    「この事は、本決まりになるまでは、ゼッタイ穂乃果には内緒よ?」

雪穂「わ、わかってるよ……」

ほのパパ「…………」自分の事のように鼻高々


      〜回想おわり〜
0168名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:39:57.63ID:+05DCbE/
雪穂「私が知ってるのは、ここまでです……」

ことうみ「…………」唖然


              ..ィ⌒¨¨:.:.......
            ...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
         /.:.:.:.:.:.:.:{:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
         .:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:|:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
        /:.:.:./:./|:/  :.:|:.:.:ハ\:.:.:.:.:.:.:.:.:':, :.:.:
         /:.:.:.:.:./、j:| u v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i
       :.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
       |i|:.:i|:.:.| γ_笊`  リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l
       リ .:∨{ 代r少   u  V少 .ノ |:.:.:.|:.:.,
        :.:.:.{\   u   ,      /:.:./.:.:′
        \i「`\.    _   u 厶ィ }:.|!|   
          }:ーヘ    ´  ` u , 、/:ハ:|   
          |:.ハ:个:.|.... u     イ:.:.i:.:.:.| }
          |:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.|  :,
.           __}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \
       / | |    }ニニ「|ニニニ{/   / ./ ヽ \


海未「ま、まずいです……」

  「非常にまずいですよ……」激しく動揺

ことり「え?」

海未「考えても見なさい……」


憂い色を浮かべて……
0169名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:40:20.88ID:+05DCbE/
海未「穂乃果に栄誉賞を送るかどうかという、会議の最中にですよ?」

  「いきなり穂乃果が現れて、『ごめんなさい、お金を盗みました』だなんて、言おうものなら……」

ことり「あ…………」お口ぽっかり

海未「きっと、9割9分まで決まっていた穂乃果の受賞が、取り止めになってしまうに違いありません!!」

雪穂「とっ!!取り止め!?」


(事ここにいたって、せめて最悪の事態だけは回避しようと、海未は––––)


海未「ことり!!雪穂!!」

  「私はこれから大至急で、穂乃果を止めに行きます!!」

  「2人はここで、留守を頼みますよ!!」

ことり「あっ!!海未ちゃん!!」


ダダダダダダダッ……


(先発した穂乃果を掴まえるべく、薄暮に染まった道を走り去っていったのである)
0170名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:40:46.58ID:+05DCbE/
〜学校・PTA会議〜


理事長「で、ありまして……」ハキハキ

   「高坂穂乃果さんの輝かしい偉業に、異論を挟む人はいないハズです」

   「彼女の功績を称えて、我々から何かしらの賞を贈るのは、当然の義務だと考えております」


(会議室内に居並ぶ父兄達へ、理事長が持論を展開する最中––––)


海未ママ「おめでとう、きぃちゃん……」

    「ホント、いい娘さんを育てましたね」

ほのママ「もうっ!昔から皮肉が上手いんだから……」

    「穂乃果が適当に投げたサイコロが、偶然いい目に出ただけよ!!こんなの」

海未ママ「謙遜、謙遜……」ニコニコ
0171名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:41:06.05ID:+05DCbE/
(つとめて平常の様に振る舞うほのママだったが、どうしても顔がほころび、ニヤニヤを隠すことが出来ずにいる)


海未ママ「しかし、こんな事って初めてですよね?」

    「穂乃果ちゃんが、父兄や先生たちから絶賛されるだなんて……」

ほのママ「私だって、今でも信じられないわよ」

    「小中学校の頃の懇談会なんて、いっつも穂乃果の迷惑エピソードが上がって、私の肩身が狭かったというのに……」シミジミ

海未ママ「穂乃果ちゃんの行動力が、成長に追いついたって事なのかしらね……」



理事長「それでは、決を採りたいと思います」
0172名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:41:24.15ID:+05DCbE/
海未ママ「ついにその時が来ましたよ、きぃちゃん」

ほのママ「ああ……」

    「あの穂乃果が……」

    「穂むら創業以来のうつけ者だと思っていた、あの穂乃果が……」


(予想外な娘の成長に万感の思いを馳せ、ほのママの目尻に、熱いモノがこみ上がってくる)


理事長「高坂穂乃果さんの栄誉賞授与に賛成の方は、拍手を––––」


扉ガラララッ!!


理事長「…………えっ!?」


穂乃果「ぜぇ……はぁ……」肩で息

ほのママ「」硬直

    「………………ほの、か?」
0173名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:41:41.52ID:+05DCbE/
室内ザワザワ……


理事長「ど、どうして高坂さんが……」

海未ママ「なんだか、大急ぎで来た様に見えますが……」


穂乃果「はぁ……はぁ……」

   「…………」息を整え

   「お……」

   「お母さん……」

ほのママ「????」

    「何しに来たのよ!?一体……」


(覚悟を決めた穂乃果は、顔をしかめたほのママの前へ歩み寄り––––)

(ポケットから、友情の3000円を取り出し––––)

(そして––––)


穂乃果「…………ご」

   「ごめんなさいっっっっ!!!!」
0174名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:41:57.50ID:+05DCbE/
      リ;`> 口 <)
      γ⌒ヽ <     ガバッ!!!!
     / へ \ヽ
    /    \ \\
   /     / \ \\
 (   ⌒ ̄ ̄ ̄`ヽゝ \\_
  >ー――---  ノ ゝ__フっ__フ
と_,,-――――''"
0175名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:42:11.00ID:+05DCbE/
ほのママ「!!!!????」

    「ちょっと!!他人様の前で何を……」

穂乃果「本っっっっ当に、ごめんなさいっっっっ!!!!」


床に額を擦りつけっ!!


ほのママ「な、何を誤って……!!」


3000円を、手前に置いて……
0176名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:42:46.75ID:+05DCbE/
                i/////////i///  i//////////////./i///i      `ヽi//////// i///////i
              i/////////i.//   .i.//i//////////// .i//,′       i//////// i///////i
                 i i///////.i.i/.i    i./.i.i////i////., ′ i/./          i////////.i///////i
                  i.i///.,'///.レi/i ___!/i .i.///,i/ レ\  //          i////////i///////i
             i.i///.i///.i i.i     Y.∨//ハ.i.   7.<_         i/////// i///////.i
               i i///.i///i  .i .z==.x ヽi ∨/i  ヽ  ′  ゚ .‐ __     i/////// i///////.i
             i i/// i///i _.)zX゚ ̄.ニミx  ∨i     _. -ニ___  ゚      i///////.i///////,′
             /,'i/// i/.i/.i .ハ/ん_,ノヽヽ  ヽ     7= ¨.三¨=ミx    .,'///////i ///////
           //i////i/ii/ii  ! .i  ゝノ. ,           ' .ィ  ._}_`ヽ ゚ミx   ,'///////,'///////
                /.i////ト..ハ.i( ̄ ヽ----'           .{i.` ゝ ノ  i.`iZ` ,'/////i//i///////i
          /  ハ////iヾ ヽ ー '                 ゝ _    .ノ .リ`. .,'/////.i//i//////i.i
             i/ハ∧∧.\//                ¨ =i.゚‐‐.、 ,.'///////i/ハ//// i/i
                i/i ∨/ト i/.i.ヽ       `            > __ノ,.'///////.i/i .i////ト∧
               i.i  i.ヽ∧ヽハ                   // / ///////_」i/i////∧ハ
                i  .i//\ヽ.ハ        __                ////,.'//_ ィ i//∧∧∧ヽヽ
             i  .i////`//_>      ´ `゚゚ ー-- 、           //./// i//.i/.!//∧.∧.∧\ヽ _
                   ∨///  .\                _ z' - //.ハ∧/.ト///__///∧∧`ヽ ̄
                  y       \                  _ ‐ ゚/ '  .,' .ヽヽ ヽ-゚_=`ヽ/∧/∧ヽヽ
                   ハ         .\          ._ - .¨  ./.   ,′   i\ヽ¨  ̄` ヽ_ヽ_∧.i/.i
                 / .i               > 、__  -‐ ¨     ,.′   .,′  i  ヽ.`ー---¨,-- \,'/i
                 ,′ i         /   ././\      /     ,.′   |     `ー‐‐ ゚    ̄`ヽ
                  i  i        /    .,' ,'   i\   /     ./,     .|          _ -‐  ̄`ヽ
               i   i       /    ,' ,'  _.i .iヽ_.ィ゚      ,.'.,'      .|          /      ハ
               |   i      /      .i .i  ./ !.i.∨-、    , ' ,′ .     |      ./        ハ
0177名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:11.99ID:+05DCbE/
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> すべてをお話ししますぅぅぅぅ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
0178名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:33.75ID:+05DCbE/
〜そして、数分後……〜


海未「ぜぇ……はぁ……」肩で息


(遅ればせながら、会議室の前までたどり着いた海未だったが、もはや手遅れである事に、うすうす感づいている)


海未「…………穂乃果」

  「結局、あなたに追いつくことが出来ませんでした……」

  「きっと、穂乃果はもう会議室の中へ……」


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> こぅぉの、おバカァァァァッ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
0179名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:53.34ID:+05DCbE/
海未「ひっ!!!!」ビクン!!


(会議室のドアの窓越しに、恐る恐る中を覗いた海未が見たモノは––––)


ほのママ「どおりで財布の中のお札の数が、記憶と食い違ってると思ったのよ!!!!」

穂乃果「ううううう…………」涙ポロポロ


(頭に角を生やさんとばかりに激昂したほのママが、会議室のカーペットの上にちょこなんと正座している穂乃果へ向けて––––)


ほのママ「しかも、何!?」

    「それだけでは飽きたらずに、学校の窓ガラスを割ったのを、親に隠しておくだなんて……」


ほのママの拳プルプル……


ほのママ「よくもまぁ、こんなに大勢の人が見てる前で、赤っ恥をかかせてくれたわねぇぇぇぇ!!!!」


(果てることのない罵声を、一方的に穂乃果へ浴びせている光景であった)
0180名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:44:22.94ID:+05DCbE/
.           ____
.      x-ハ. : : : : : : : : : :.
     /:(ィ : : : : : : : : : : : :.`:.
.     ,.:/: : : :/: : :L___: : : :',: :.
.    /l|: : : :∧: : :|~⌒',: : :.l: :|
     |从:W- VY-‐ l: :./:.:.|   ヒック……
      ヘ:l━    ━ !ィ ).:人
.       人‖ 皿‖ ィ-、j:/    ヒック……
.         N`≧=チ /   |
        r' |〈へ// /!
        |  |、`。l ′ / .|
        |  |'ヘ / /  |
        |_| _|_」 .′ `}
.         (~⌒) (⌒y7ーイ-、
         (⌒¨/⌒¨ー‐L イ^ 〉
.        ー^ー‐┴─'⌒¨¨


穂乃果「ごべんなざぁい……」鼻水ドバドバ

   「ごべんなざぁぁぁぁい……」大号泣



海未「…………クッ」


自分の未熟さを呪いながら……


海未「…………遅かった」
0181名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:44:46.51ID:+05DCbE/
ほのママ「みなさんっっっっ!!!!」


(怒りと羞恥心で、顔が真っ赤に腫れ上がったほのママが、泣きじゃくる穂乃果の頭を腕ずくで床へ押さえ込みながら––––)


ほのママ「こんな娘が栄誉賞だなんて、とんでもない話ですっ!!!!」

    「どうかこの件は、無かったことにして下さいっっっっ!!!!」


(それまで和やかなムードで執り行われていたPTA会議は、一転して蜂の巣をつついたような騒ぎとなった)


海未ママ「きぃちゃん……」いたたまれない

理事長「こ、高坂さん……」同様


穂乃果「うああぁぁああん……」

   「ごべんなざああぁぁああい……」
0182名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:45:04.58ID:+05DCbE/
(かくして、穂乃果の栄誉賞受賞は幻に消え––––)

(代わりに、校内に出没していたネズミ達を、ホウ酸入りおにぎりで退治した花陽が受賞することになった)


〜おわり〜
0183名無しで叶える物語(えびふりゃー)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:50:27.84ID:g1Q8dQD2
穂乃果…
0186名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2020/02/27(木) 21:15:18.72ID:IOFwOF+y
流石花陽ね
0189名無しで叶える物語(四国地方)
垢版 |
2020/02/27(木) 22:43:26.16ID:vpFMfmlD
>>123
ここずるいわ
0192名無しで叶える物語(SB-iPhone)
垢版 |
2020/02/28(金) 01:43:28.22ID:bNfmtAAa
まってました!!
毎日楽しみにしてます
0193名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/02/28(金) 02:02:43.27ID:Vau4rjfN
>>191
言うほど抜けるSS書いてるか?
0194名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/02/28(金) 03:44:21.90ID:9IFItgdW
海未ちゃんの選曲w
0197名無しで叶える物語(やわらか銀行)
垢版 |
2020/02/28(金) 11:07:07.92ID:BFOxrDHl
今年入ってからのしまむらはダメだね 勘違いしてる
0200名無しで叶える物語(りんご)
垢版 |
2020/02/28(金) 11:42:04.11ID:mUkSgIxR
(‘v^ζハッピーエンドね✩.*˚
0203名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/03/01(日) 15:17:16.09ID:/DXdlECf
一見、妥当な海未ちゃんの判断が全て裏目に出てますね
親鳥は窓ガラスの件を知っていて尚、穂乃果に栄誉賞を与える気でいた。だから会議の場に踏み込むのはヤブ蛇だった訳です
戒め系SSとの事ですが、誠実にいきるべきか、狡猾に生きるべきか、読み手に委ねられています
最も、窓ガラスを割らないように気を付けるべきなんですよね…
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況