果林「EMMA、今日の夕食は何が良いかしら?」エマ「え?」
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エマ「果林ちゃん、私のこと呼んだ?」
果林「?呼んでないわ」
エマ「おかしいなぁ。確かにエマって聞こえたんだけど……」
果林「もしかしてこれのこと?」スッ
ピコンッ
EMMA「初めまして。私はEMMAです」
エマ「わ、ビックリした!」 ーーーー
果林「随分盛り上がってたわね。せつ菜達と何話してたの?」
エマ「心の怪盗団だよ?」
果林「あー、去年流行ってたわね。何でまた急に?」
エマ「昨日復活したって言ってたよ」
果林「そうだったのね」 エマ「あ、果林ちゃんそっちは──」
ピコンッ
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
エマ「あっ……」
果林「おっと、ありがとうEMMA」
果林「見てエマ!通学路でもEMMAを使うことにしたの!」
果林「今まではなぜか散在通った通学路でも道を間違えることがあったけど、これなら確実に迷わずに済むわ!!」
エマ「確かにそうだね……」 果林「今まで寄り道しちゃって遅刻しかけたり帰るのが遅くなったりしてごめんなさいね?でももう大丈夫よ!高級船に乗った気でいて!」
エマ「うん……」
エマ(道から外れて果林ちゃんと歩くの、それはそれで冒険みたいで好きだったんだけどなぁ)
エマ(もうそれが無くなると何だか寂しい……)
エマ(それに道に外れかけたとき声をかけるのは私の役目だったのに、何だか私がもう必要とされてないみたいで……) ー翌日ー
ガチャッ
エマ「おはよう、果林ちゃん」
果林「おはようエマ!」シャキッ
エマ(今日も1人で起きてる。制服だしそれに)
果林「今エマのために朝ご飯作ってるの。ちょっと待ってて、すぐ出来るから」ジュウジュウ
エマ(……………) 果林「はいどうぞ!と言っても料理らしい事は鮭焼いて味噌汁作ったのだけだけど」
エマ「ううん、日本の和食とっても美味しいから私は好きだよ?ありがとう果林ちゃん!」
果林「そう?エマに喜んで貰えると私も嬉しいわ」 パクッ
エマ「…………」
モグモグモグ
エマ「……………」
果林「エマ?」
エマ「……………」
果林「どうしたの?美味しくない?どこか焦げちゃってたかしら」
エマ「え、あ、ううん!そんなんじゃ無いの!」
ズズーッ
エマ「うん、味噌汁だってとっても美味しい!」
果林「そ、そう?ならいいのだけれど……。急に黙っちゃうから心配しちゃったわ」
エマ「ごめんごめん」 エマ(美味しい。美味しいんだけど)
エマ(何でだろう。とっても悲しい感じがする)
エマ(どうしてなんだろう。普通なら喜ぶことなのに)
エマ(私、おかしくなっちゃったのかなぁ) 果林「あ、そうだエマ」
エマ「ん?何果林ちゃん」
果林「明日から朝起こしに来なくてもいいわよ?」
エマ「……………………」
エマ「え?」 多分ラスダンのとこやってるけど怪チャンとか全然出てこなかったな 一応急にじゃなくて最初からP5ネタっぽかったけどな
にしてもペルソナスレは珍しい エマ「え、どうして…………」
果林「ほら、私今までエマにお世話になってばかりだったじゃない?朝もちゃんと起きれるようになったらエマの負担も減るし」
果林「EMMAがあれば何とかなりそうだから、丁度良い機会だしそろそろ私も自立しなきゃって」
果林「心配しなくても大丈夫!エマが来るまでは一応は自立できてたんだし!」
エマ「………………」 果林「エマ?」
エマ「あ、うん」
エマ「偉いね、果林ちゃん!自立、できるといいね」
果林「うん、私頑張るから!エマも見守ってくれると嬉しいわ!」パァァ
エマ「応援、してるね……」
エマ(私は負担になってるなんて全く思ってない。寧ろもっと私に手を焼かせて欲しい、ずっと私がお世話してあげたい)
エマ(でもそんなこと、成長するために努力しようとする果林ちゃんに言う事なんて私には出来なかった) ー数日後ー
ピンポーン
ガチャッ
果林「エマ、おはよう!」
エマ「おはよう果林ちゃん」
エマ「果林ちゃんの方から来るなんて、ホントに早起きできるようになったんだね果林ちゃん」
果林「えぇ!道にも全然迷わないし、それに勉強だってちゃんとしてるのよ!」
エマ「そうなんだ……」
果林「エマ、私変われたかしら?」
エマ「うん、果林ちゃんは凄いよ……」
エマ(何だろう。果林ちゃんとは毎日一緒なのに、何だか遠くに感じちゃう)
エマ(果林ちゃんとはずっと一緒にいなくちゃいけないのにこれじゃあ……) スタスタ
ドンッ
エマ「きゃっ」
果林「エマ!大丈夫!?」
エマ「う、うん。ぶつかっただけだから平気……」
果林「何よあの人。人にぶつかっておいて謝りもせずに。歩きスマホなんかしてるからよ」
エマ「果林ちゃん、私なら大丈夫だから」
果林「でもっ」
エマ「それに歩きスマホなら果林ちゃんもしてるでしょ?」
果林「わ、私はちゃんと前見てるから……」
エマ「もう、EMMAばっか見てると危ないよ」
果林「でもこれが無いと私……」
エマ「…………」 あなた「ねぇEMMA、今日の練習メニューどうすればいいかな?」
せつ菜「EMMAさん、今日のアニメ何がありましたっけ」
彼方「EMMA、進路どうすればいいかな〜」
エマ(あれから皆はより一層EMMAに頼り切るようになっちゃった)
エマ(自分で考えることを放棄してEMMAばっかり。これって良くないんじゃないかな)
〜〜〜〜
果林『丁度良い機会だから私も自立しなきゃって』
〜〜〜〜
エマ(確かに1人で何でもできるようになったけど、EMMAに頼り切りの現状は自立してるって言えるのかな) あなた「なるほど!EMMAが言うなら間違いないね!」
せつ菜「あ、あのアニメ録画してませんでしたね。ありがとうEMMAさん!!家に帰ったら早速録画します!!」
彼方「EMMAが言うならそこにしようかな〜」
エマ(いや、頼り切りどころがこれじゃあまるで言いなりの人形……)
せつ菜「あーーーっ!!!!!」
エマ「」ビクッ せつ菜「え、え、EMMAが……」
璃奈「強制終了になった……なんで?」
彼方「むー、アプリが開けない」ポチッポチッ
パンッ
あなた「きっとそろそろ練習しなさいってことだよ!ひとまず練習始めよう!」
ハーイ
その後も休憩中に皆スマホを触っていましたが、どうやらEMMAはつかないままだったようです。 あなた「今日はここまでにしよう!皆お疲れ様!昨日より大分良くなったよ!!」
せつ菜「駄目です。まだEMMA使えないみたいです」
璃奈「皆!!このニュース見て!!EMMAの一時利用停止が公式記者会見で正式に発表されてる!!」
エマ「えっ……?」 璃奈「EMMAがハッキングを受けて個人情報が一部流出、サーバー強化のためEMMAの稼働を一時停止」
璃奈「ハッキングした犯人は……心の怪盗団!?」
せつ菜「え!?確かにメンバーにハッカーがいるとの噂はありますがそんな!」
璃奈「それに心の怪盗団には殺人の容疑もかかってるって……」
步夢「殺人だなんて酷い……」 果林「何てことしてくれのよ怪盗団!!EMMAが使えなくなったら皆がどれだけ困るか分かってるの!?」
せつ菜「�イさん、果林さん、ちょっと待って下さい!!まだ心の怪盗団がやったって決まったわけじゃ……」
果林「ニュースでそう言ってるじゃない!警察にも届け出出したって」
せつ菜「怪盗団はそんなことしません!怪盗団はあくまで悪を挫く正義の味方なんですから!」
せつ菜「前も濡れ衣を着せられてましたし、きっと今回も──」
璃奈「せつ菜さん落ち着いて」
せつ菜「璃奈さん!あなたまで怪盗団のせいだっていうんですか!?」 璃奈「怪盗団はひとまず置いておいて、問題はそこじゃない」
あなた「新曲のアドバイス貰おうと思ってたのにどうしよう。次のライブに間に合うかな……」ブツブツ
彼方「どうしよう……。面接の対策とかまだ聞いてないのに〜」
かすみ「わーん!明日の分の宿題いっぱいあるのにEMMAが使えないなんてどうすればいいんですかー!?」
せつ菜「皆さん……」
璃奈「今までEMMAに頼り切りになってた分急にEMMA抜きの生活をするのは難しいと思う。まずは今後の練習の件も含めてその事に関して考えるべき」 せつ菜「……そうですね。すみません璃奈さん」
あなた「ごめん。私も取り乱しちゃって。皆今日はもう遅いし、これからどうしていくか明日ゆっくり考えよう!」
あなた「今日は解散!」
エマ「果林ちゃん、帰ろう?」
果林「えぇ……」 トボトボトボ
果林「…………」
エマ「果林ちゃん、そっちの道反対だよ?」
果林「あっ、そうね……ごめんなさい」
トボトボトボ
エマ「果林ちゃん、道違うよ?」
果林「あっ……」
エマ「果林ちゃん、ちゃんと前見ないと危ないよ?」
果林「ごめんなさいエマ。私ってホント駄目ね」
エマ「そんなこと無いよ果林ちゃん。落ち込まないで?」
エマ「あ、そうだ。今日は私が果林ちゃんの好きな物作ってあげる!」
果林「エマ……ありがとう」 ー翌日ー
エマ「最近果林ちゃん自分で起きてたけど今日は大丈夫かな?」
エマ「EMMAしばらく使えないって言ってたけどどうなのかな……」
〜〜〜〜
『そろそろ私も自立しなきゃって』
〜〜〜〜
エマ「…………」
エマ「ごめん果林ちゃん!私やっぱり心配だよ!!」ダッ ガチャッ
エマ「果林ちゃん!」
果林「zzz」クカー
エマ「まだ寝てる……」
エマ「…………」
エマ「はっ!ちょっと喜んじゃった!駄目駄目!」
エマ「それにしても果林ちゃんの寝顔見るの何だか久しぶかも」 エマ「ほら、起きて〜果林ちゃん〜」
果林「うーん……あと3分〜」
エマ「もう、お布団捲るからね!」バッ
果林「きゃぁぁぁ!!!ってエマ……?」
果林「……………」ジーッ
果林「はっ!私1人で起きられなかったの!?」
エマ「うん、果林ちゃん気持ちよさそうに寝てたよ?」
果林「はぁぁぁぁぁ……」ドヨーン
エマ「え、果林ちゃんどうしたの!?」 果林「私ってホント駄目ね」
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!?そんなことないよ!?」
果林「昨日だって道に迷うし、今日もエマがいなかったら朝起きられなかったし、EMMAを使う前に逆戻り。いえ、EMMAに依存していた分寧ろ前よりダ駄目になった気がするわ」
果林「自立したつもりになってたけど、結局EMMAが無かったら私何も出来ないのよ」
エマ「果林ちゃん……」
エマ「じゃっ、じゃあ、私がEMMAになるよ!」
果林「え?」 果林「何言ってるの?エマは元からエマでしょ」
エマ「そうじゃなくて、アプリの方のEMMAだよ!」
果林「エマが、EMMAに……?」
エマ「うん!私がEMMAの代わりになる!果林ちゃんだけのEMMAになる!」 果林「そんな、悪いわ!私結構しょっちゅうEMMAに聞いてたし」
エマ「それなら私もしょっちゅう答えるよ?」
果林「それに、EMMAが無くなって私もう何を頼りにして生きていけばいいのか分からないの!」
エマ「私を頼って?果林ちゃん!」
果林「それじゃあ駄目なのよ!」
エマ「どうして?」
果林「だって、EMMAと違ってエマはずっと一緒にいるわけじゃないじゃない。私達は3年なんだから、卒業したら離ればなれになるわ」
果林「だからエマに頼り切りになるわけにはいかないのよ」
エマ「私はずっと一緒にいるよ?」
果林「え?」 果林「何言ってるのよエマ……」
エマ「冗談なんかじゃ無いよ?果林ちゃんが望んでくれるなら私はずっと果林ちゃんの傍にいるよ!」ギュッ
エマ「だから安心して私を頼って?」
果林「エマ……」
果林「本当の私知っての通りこんなだけど、こんな私でも受け止めてくれる……?」
果林「ホントにこれからもずっと一緒にいてくれるの……?」
エマ「私は最初からそう言ってるよ?」 果林「うぅ……エマァァァァ……」ギュゥゥウ
エマ「わっ、もう〜果林ちゃん子どもみたい」
果林「今だけはエマの子どもだもん!」
エマ「はいはい、いいこいいこ〜」ナデナデ こうして私は果林ちゃんのEMMAになりました。
怪盗団の方は悪い人かも知れないけど、私の果林ちゃんをEMMAから盗り返してくれてとっても感謝しています!
心の怪盗団さん、ありがとうございます❤
❤ハッピーエンド❤ スレ立て当初はEMMAの設定だけ借りたこのエマかり共依存ルートで考えてましたが、
>>73から分岐でもうちょっと書きます なんかこの前顔文字決めるスレ出来ていちおう全員ある >>73から分岐
果林「そういえばエマはもうEMMA入れたの?」
エマ「え、私?まだ入れてないけど……」
果林「何で入れないの?便利なのに」
エマ「いや、私はいいよぉ」
果林「ほら、スマホ貸して?私が入れてあげる」ヒョイ
エマ「あ、ちょっと果林ちゃん!」 果林「はい、入れてあげたわよ。エマも使ってみて!絶対便利だから!!」
エマ「うん……分かった」
果林「初期認証だけしておいてね?名前を音声入力するだけでとっても簡単だから!」
果林「そこから色んな質問を通して自分に最適なEMMAになっていくのよ!」
エマ「そうなんだ……」
エマ「…………また初期認証しておくね?」
果林「今しないの?もう、エマってばそう言うときは大抵いつもしないんだから……」
エマ「あはは……気が向いたら使うから」
エマ(これがEMMA……)
エマ(果林ちゃんが入れなきゃ、こんな物絶対に入れなかった) ガララ
果林「おはよう」
かすみ「おはようございます。果林先輩、エマせ──」
かすみ「ってエマ先輩どうしたんですか!?」
エマ「あ、うん……ちょっとね」ドヨーン
果林「朝からこんなんなのよ。私にはさっぱりで」 あなた「皆、大ニュース!最後のビリスタ結果が出たよ!!」バンッ
かすみ「へぇ〜まぁどうせかすみんが1位ですけどね〜」
あなた「かすみちゃんは7位だったよ!」
かすみ「何で言うんですか!?って7位!?」
かすみ「嘘ですよ!!こんなに可愛いかすみんが7位だなんて〜!!」
あなた「よしよし、かすみちゃんは可愛いよ」ナデナデ
かすみ「えへへ〜先輩〜」キュンキュン あなた「ってエマさんどうしたの!?もしかして既に結果知ってた!?」
果林「朝からこうなのよ」
果林「……結果知ってたって?」
あなた「あ、知らなかったの?ならこの結果は今のエマさんに見せない方がいいかな」
エマ「…………」 エマ「また、私がビリだったんだね?」
あなた「ヤバっ……」
エマ「大丈夫だよ。もう慣れっこだから……」
果林「エ、エマ!心配しないで?私だって今回8位だったし、エマの魅力を知ってる人だってたくさんいるわ!!」
かすみ「そ、そうですよ!!それにエマ先輩にはかすみんに無い魅力を持ってるんですから!!」
愛「胸のこと?」
かすみ「ギャー!それもですけど、愛先輩!ぼかしたのにそうハッキリと言わないで下さい!!」 あなた「ご、ごめんエマさん……」
エマ「なんであなたが謝るの?私達のやる気を上げるためにやろうって、私達自身で決めたのに」
エマ「だから何回もビリ……でも……あれ?」グスッ
エマ「おかしいな……何で涙なんか……」グスッ
エマ「ごめん、私ちょっとトイレ行ってくるね!」ガラッ
果林「あ、エマ!!」
かすみ「やっぱり今の沈んでるエマ先輩にこの結果を見せるのは酷でしたね……」
あなた「うわぁ、ごめんなさい!!私エマさんがあんな状態だなんて知らなくて!!」
あなた「もうちょっとタイミングずらしたほうがよかったよね!!」
かすみ「先輩のせいじゃないですよ。アイドルって言うのは残酷な格差社会ですから」
かすみ「でもかすみん、今は仮にライバルが減ったって素直に喜べないです。エマさんや同好会の皆とは、一緒に活動していきたいから……」
あなた「かすみちゃん……」 果林「ちょっとかすみちゃん!やめるとか不吉なこと言わないで!」
かすみ「すっ、すみません!!つい……」
果林「ちょっと私エマの様子見てくるわ。練習先に始めておいて!」ダッ
あなた「あ、果林さん!」 ガララ
ピシャッ
エマ「ここの空き教室なら誰も来ないかな……」
エマ「……………」
エマ「」グスッ
エマ「うわぁぁぁぁぁん!!!!」 エマ「結局最後までずっと下だった!ビリだってちゃんと数えてないけど、きっと一番多い!」
エマ「私だって頑張ってるのに!スクールアイドルが大好きで、日本語勉強してやっとの思いで日本に来たのに全然人気でなくて」
エマ「果林ちゃんももう私なんていらないっていうし」
エマ「もう嫌だよぉぉぉぉ!!しんどいよぉぉぉ!!!」
エマ「私、何のためにここにいるの!!!?」 エマ「ママなら話聞いてくれるかな……?」スッ
エマ「あれ、EMMAの画面だ……。いつの間にか間違って押しちゃってたのかな」
エマ「EMMA……これのせいで果林ちゃんが……」 EMMA「初めまして、EMMAです。アナタに会えて嬉しいです」
EMMA「アナタの名前を入力してください」
エマ「私はスクールアイドル、エマ・ヴェルデ!!」
エマ「ねぇ教えてよEMMA!!私はどうしたらいいの!?」
エマ「どうすればあなたから果林ちゃんを取り返せるの!?」
エマ「どうしたらスクールアイドルの人気が出るの!?」
エマ「ねぇ答えてよEMMA!!」
エマ「答えられるものなら答えてみてよ!!」
エマ「………」ハァハァ EMMA「ようこそ。エマ・ヴェルデ」
EMMA「私はEMMA。アナタをサポートするコンシェルジュです」
EMMA「早速ですが、先程のアナタの願いを叶えましょう」
エマ「え……?」
ーーーー ガララッ
果林「エマ!こんなところにいたのね!」
エマ「果林ちゃん!?」
果林「心配したのよ!あなた今朝から気分が優れないようだったから……」ギュゥゥウ
エマ「か、果林ちゃん!?」
果林「ねぇ、スクールアイドルやめないわよね?」
エマ「う、うん。私なら大丈夫だから、とりあえず離してっ?」
果林「はっ……ごめんなさい……」バッ エマ「…………」
〜〜〜〜
EMMA「あなたのEMMAのトモダチキーワードは、『保育園』です」
EMMA「このキーワードを使って朝香果林とトモダチになってください」
エマ「…………」
エマ「…………」
エマ「え、それだけ!?」
エマ「ちょっとEMMAさん、詳しく教えてよ!」
ガラッ
エマ「!」ビクッ
〜〜〜〜 エマ「そういえば果林ちゃん、今スマホ持ってる?」
果林「え?持ってるけど……。でもどうして?」
エマ「私もEMMA登録したから、トモダチ登録して欲しいなって……いいかな?」
果林「あぁ、トモダチ登録ね!勿論いいわよ!」スッ
エマ「私のトモダチキーワードは『保育園』だよ」
果林「保育園ね、さしずめ私は園児かしら、ふふ」ポチポチ
果林「はい、申請したわよ」
果林「…………え?」
エマ「?果林ちゃん?」 果林「…………」ボーツ
エマ「果林ちゃん?どうしちゃったの?」
エマ「おーい」ブンブン
果林「…………はっ」
果林「…………」ジーッ
エマ「どうしたの?果林ちゃん。大丈夫?」
果林「ママー!!!」ギュゥゥウ
エマ「え!?果林ちゃん!?」 エマ「え、ちょっ……えぇ!?」
果林「ママー!」
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!私果林ちゃんのママじゃないよ!?」
果林「…………もう、分かってるわよ。いいじゃない、ちょっとくらい」スッ
エマ「あ、よかった。精神が幼児化した訳じゃないんだね」 エマ「それでホントにどうしちゃったの?急に私に抱きついちゃったりして」
果林「だって、エマに甘えたかったんだもん……」
果林「…………ダメ?」ウワメヅカイ-
エマ「……………!」キューン!! エマ「だ、駄目なんかじゃない!もっと私に甘えて〜!!」
果林「エマ〜」ギュゥゥウ
エマ「果林ちゃ〜ん」スリスリ
エマ「…………はっ!いつまでもこうしてちゃいけない!果林ちゃん、練習行かなきゃ!」
果林「え〜?もう少しここにいちゃ駄目?」
エマ「うっ……可愛いけど皆も待ってるだろうし早く行こ!」ガシッ ガララッ
エマ「皆ごめん、お待たせ!」
果林「……………」ギュゥゥ
あなた「あ、エマさん!よかった!」
せつ菜「その様子はどうやら元気が戻ったみたいですね!」
エマ「うん、皆心配かけてごめんね!」
かすみ「…………」ジーッ
しずく「どうしたの?かすみさん」
かすみ「いや、何でも……」 あなた「はい、朝練終わり!皆、また放課後にね!」
エマ「それじゃあ果林ちゃん、またお昼にね!」
スタスタ
スタスタ
エマ「ん?」クルッ
果林「…………」スタスタ
エマ「えぇ!?果林ちゃん、こっちは国際交流科だよ!」
果林「え、あ、そうよね!ごめんなさい、エマと離れたくなくて……」
エマ「果林ちゃん……!」トゥンク エマ「それじゃあ果林ちゃんの教室まで私が送り届けてあげる」
エマ「それならギリギリまで一緒にいられるでしょ?」
果林「エマ、ありがとう!」
果林「エマ、お手手繋いでもいい?」
エマ「うん、いーよ!はぐれないようにしっかり繋ごうね〜」
果林「ねぇエマ、休み時間も教室に来てね!」
エマ「うん、行くよ〜」
かすみ「…………」ジーッ
かすみ「なんですかあれ……」 エマ(結局果林ちゃんのあれは何だったんだろう。今まで甘えてくることはたまにあったけど、あんな風になったことは一度も無かったし)
エマ(それに急に……)
エマ(…………いや、急にじゃない。果林ちゃんはEMMAでトモダチ登録してからあんな風になったんだ)
エマ(ならあれはEMMAのせい……?EMMAにあんな機能が……?)
エマ(いや、そんなはずないよね。EMMAは誰でもダウンロードできるものだし、トモダチ登録しただけであんな風になるなんて色々とおかしいもん) エマ(きっと私のお願いが果林ちゃんに届いたんだね!きっとそう!)
エマ「さてと、今は授業中だし勉強に集中しなきゃ!」 あなた「はい、今日の練習終わり!皆お疲れ様ー!」
あなた「あ、かすみちゃん、今度新曲の相談するって言ってたけど、明日の放課後でいい?」
かすみ「はい!勿論です!!」
果林「エマ、帰りましょう?」
エマ「うん、待ってて。すぐ準備するから!」 >>140
> あなた「あ、エマさん!よかった!」
何で、エマちゃんだけなの? 果林「エマ、手繋いでもらえるかしら」
エマ「う、うん」
エマ(お外で誰かに見られるかも知れないからちょっと恥ずかしいな///)
エマ「あれ、果林ちゃん今日はEMMA使わないの?」
果林「使わないわよ?だってエマがいるじゃない」
エマ「……!」
エマ「そ、そうだよね!私がいるもんね!」
エマ「安心して!手を繋いでるから道を間違える必要ないもんね!」
果林「ありがとうエマ!」
エマ「ふふ、こちらこそ私を頼ってくれてありがとう!」 エマ「さて、そろそろお風呂入って寝ようかな」
コンコン
エマ「ん?こんな夜中に誰だろう」
ガチャ
果林「こんばんはエマ」
エマ「果林ちゃん!どうかしたの?」
果林「エマと一緒にお風呂に入りたいの……」 エマ(まさか果林ちゃんと一緒にお風呂に入るなんて思ってもみなかったよ……)
エマ(でも妹と一緒に入った時のことを思い出してちょっと懐かしくなっちゃった!)
エマ(果林ちゃんたらでっかい妹みたい)
果林「エマ、一緒に寝てもいいかしら」
エマ「え、泊まり?駄目だよ、寮内はお泊まり禁止だし、ベッドだって1つしか無いし!」
果林「お願いエマ!エマの子守歌が無いと私眠れそうに無いの!」
エマ「え〜?もう、しょうが無いなぁ〜」 >>146
果林は元から元気で、元気が無さそうだったエマが復活した様子だったから、エマだけを気遣う場面のつもり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています